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お酒を飲みすぎるとなぜお腹の調子が悪くなり、下痢や便秘になる理由

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(著)

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 年末年始とお酒を飲む機会が多くなるこの時期、お腹の調子がすぐれない人が増えているはずだ。お酒を飲むと下痢になりやすいといわれている。逆に大量に飲酒すると便秘になる人もいるようだ。

 これにはちゃんとした理由があるそうだ。アルコールが胃や小腸の筋肉に影響を与え、食べ物が腸内を通過する時間に干渉しているのだという。つまり消化に影響を与えているのだ。

 ここではアルコールとお腹の中で起きていることの関係性について見ていくことにしよう。その対策法も学んでいこう。

腸の動きを活発にし、食べ物がを通過する時間に影響を与える

 アルコールは腸の運動を活発にする。ということは、食べた物が普段より腸内を早く通過してしまうことになる。つまり腸が水分を吸収する時間が短くなり、下痢につながってしまうのだ。

 長期的なアルコール摂取は小腸の通過時間に影響を及ぼす。ラットでの実験では、長期的なアルコール摂取が胃と小腸を通る食物の通過を加速させることが示されている。

 これは人間でも同様であり、多量のアルコール摂取は小腸の通過時間を短縮させるため、十分な消化がなされず下痢になりやすいのだ。

 またアルコールは十二指腸における炭水化物、タンパク質、脂肪の吸収を減少させることもわかっている。特に糖分を多く摂取する人は下痢のリスクが高まるという。

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photo by iStock

暴飲暴食が便秘につながることも

 また、急激に大量のアルコールを摂取(暴飲暴食)することは、下痢よりも便秘を引き起こす可能性があるという。

 507人の大学生を対象にした最近の研究では、学生らに便を採取してもらい、ブリストルスケール(糞便の形態を7つのカテゴリーに分類するために設計された診断医療ツール)でどれに当てはまるかをチェックしてもらった。

 その結果、大量に飲酒した学生は乾燥してコロコロとした便秘の時にみられるタイプの便が多かったことが判明した。

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photo by Pixabay

おなかの調子を壊さないおようにするには?

 当たり前のことだが、飲酒後にお腹の調子を崩しやすい人は、アルコール摂取を制限することが最善の策である。

 だがそれが難しいのならば、特定の飲料を飲んだ後に問題が発生する傾向があれば、それらの種類のお酒を控えることが賢明である。

 また、下痢を起こす場合、カフェイン入りの飲み物とアルコールを混ぜることは避けるべきだという。

 カフェインは大腸の収縮を刺激し下痢を悪化させる可能性がある。

 また、飲酒後の便秘が問題となる場合は、水分を十分に摂取し、飲酒前、飲酒中、飲酒後に水を飲むことが重要である。

 さらに飲酒前にはタンパク質や繊維が豊富な食事を摂ることが、アルコールの負の影響から腸を保護するのに役立つという。

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飲酒後しばらくお腹の調子が悪い場合は医師に相談

 飲酒後の便の異常は通常、短期間で自然に解決する。だが、アルコールを止めても数日以上下痢が続く場合は、炎症性腸疾患などの他の病気の可能性もある。

 研究者はアルコール摂取と過敏性腸症候群の発症との関連も指摘している。もし、下痢や便秘などの症状が数日続く場合や、便に血が混じるなどの症状がある場合は、病院に行って医師に相談しよう。

References:Why does alcohol make my poo go weird? / written by parumo

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この記事へのコメント 15件

コメントを書く

  1. 酒飲みすぎるとたまに緑色の下痢が出るわ

    • 評価
  2. 正月明けにタイムリーな記事だ。しばらくはお酒を控えて消化にいいお粥にしよう。七草粥はいい風習だよね。

    • +3
  3. 「酒は百薬の長」ってのは飲んべえがひねり出した言葉らしいな

    • +2
  4. 酒は少量でも健康によくないので最近は全く飲まなくなった

    • +3
    1. >>5
      ただまあ、料理とかお菓子、調味料にすらにもお酒は入ってることよくあるんで完全シャットアウトはできないものと割り切ったほうがよほど精神の健康にいいですけどね…
      ブランデーボンボン程度の量でも健康に悪いって思うなら、比率で同じくらいお酒以外でも健康に良くないことになる食品は多数ある(砂糖というか糖分や、脂質なんかも体に良くないが、いっさい摂取しないとそれはそれで病気になって死ぬジレンマだし、カフェインなんかも内蔵には負担、胡椒や山椒なんかの香辛料も刺激物なので寿命を削っている)し、それらのメリットデメリットを勘案して相殺しながら食べて生きてるものですから人間って。

      • +1
      1. >>10
        ていうか、醤油なんかでも2~3%のアルコール度数あるし。
        まぁ、塩分濃度からして、使用量は知れてるが。

        • +2
    2. >>5
      同感で私も飲まなくなりました。
      カラパイアの記事「1日1杯のお酒でも脳が委縮。飲めば飲むほど脳の老化が進むことが判明」を皆さん読んでみて下さいね。

      • 評価
  5. 体質によっては、ラムレーズンのチョコなんかでもなるんですか?

    • 評価
  6. 「飲酒前にはタンパク質や繊維が豊富な食事を摂ること」
    店行く前に飲むヨーグルトを飲み、まず初めにサラダを注文する私は正しかった☺️

    • 評価
  7. 兼好法師「百薬の長とはいへど、萬(よろづ)の病は酒よりこそ起れ。」

    • +3
  8. 被験者が大学生か…
    いずれにしても腸は大事よ いろいろと繋がってるからね (今4杯目…)
    まぁお酒飲まない人からすればちょっとした依存症です
    ってか先日キムチ食べて翌日39度の熱出た
    急性腸炎だって(若干暴飲暴食…)
    とにかく腸は大事よ

    • 評価
  9. 年末年始の1週間
    水を飲まないで缶レモンハイだけで過ごした。
    アルコールを含んだ水分は胃から吸収されるそう。
    水分だけで飲むと腸から吸収されるのだが
    逆に軟便になって調子悪くなるのはワタシだけか?

    • 評価
  10. 知ってた。酒は緊張を解く=副交感神経優位になるから下痢すんだよね
    俺の父ちゃんアル中で酷い下痢が続いた結果栄養不良でウエルニッケ脳症(アルコール性痴ほう症)になったかんね。 
    アル中がぼけやすいのって脳がアルコール漬けになるだけじゃないよ、
    下痢からの栄養不良の側面も見逃せない。

    • 評価
  11. 酒は毒だけどストレスはもっと毒だから、神経毒で麻痺させる事でストレスの緩和になるから一概に悪いとは言えない
    そもそも毒と薬は表裏一体の関係で、たいていの薬というのは弱毒で、過剰摂取する事で毒となるものが多い
    予防接種もウイルスの死骸から作り免疫を反応させる事により、弱い毒で先に耐性を作るというもの、ホルミシス効果

    • +1

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