この画像を大きなサイズで見る最新の言語学の研究によれば、暖かい地域の言語ほど、声が大きく聞こえるのだそうだ。
南国の人たちは何だかやたらと大声で、反対に北国の人たちはぼそぼそと小さな声で話す。もしもそんな印象を持っているとしたら、案外正しいかもしれない。
『PNAS Nexus』(2023年12月5日付)に掲載された研究では、世界中の国の言語を分析し、平均気温が言語の大きさに影響することを実証している。
ドイツ、キール大学の言語学者ソーレン・ヴィヒマン博士は、「一般的に、温暖な地域の言語は寒冷な地域の言語よりも音が大きいのです」と話す。
空気が性質が言葉に影響する
ヴィヒマン博士らの仮説の基本的な根拠は、私たちの周囲にはいつも空気があるということだ。
だから言葉を発すれば、それは音波として空気中を伝わる。そのため空気の物理的性質が、発声のしやすさや聞き取りやすさを左右すると考えられる。
例えば、冷たく乾燥した空気は、声帯を振動させて作り出す有声音の発音を難しくする。一方、暖かい空気は、高周波エネルギーを吸収するため、無声音を抑える傾向がある。
言語学では、声が遠くまで届く度合いのことを「ソノリティ(聞こえ度)」という。
そして今説明した理由のために、暖かい気候な地域ではソノリティが大きくなる、つまりよく聞こえると考えられるのだという。
この画像を大きなサイズで見る温暖な地域ほど声が大きく聞こえる
ヴィヒマン博士らは、この仮説を確かめるために、5293言語の基本的な語彙が登録されている「Automated Similarity Judgment Program」のデータベースを分析した。
その結果、赤道付近で話される言語はソノリティが高いことが判明した。とりわけ当てはまったのが、オセアニアとアフリカの言語だ。
それとは対照的に、世界でもっともソノリティが低いのは、北アメリカ北西海岸(カナダ・ブリティッシュコロンビア州や米国ワシントン州など)の先住民たちが話すセイリッシュ語族だった。
ただしこうした傾向には例外もある。例えば、中央アメリカや東南アジアの一部で話される言語は、温暖な地域だというのにソノリティがおしなべて低い。
「それでも全体としては、言語の平均ソノリティと年間平均気温との間には明らかな関係が見られます」(ヴィヒマン博士)
一部地域に例外があったのは、気温がソノリティに与える影響がゆっくりとしたもので、数百年、何千年という長い時間をかけて、言葉を形作るからと考えられるそうだ。
この画像を大きなサイズで見る言葉の成り立ちが人類社会を理解する手がかりに
今回の研究が示唆するように、環境が言語に影響することは本当にあるのだろうか? これについては議論があるが、それを支持する研究はだんだんと増えてきているという。
長い間、言語構造は自己完結的なもので、社会環境や自然環境に影響されたりはしないと考えられてきました。ですが私たちの研究をはじめ、最近の研究では、このことを疑問視しはじめています(ヴィヒマン博士)
このような研究は、私たちの祖先が歴史を通じてどのように移動してきたのかなど、人類社会について理解を深める新たな手段にもなるかもしれない。
もしも言語が長い年月を経てゆっくりとしか変化するのなら、言語にはその元となる言語が形成された環境を伝える手がかりが残されていることになります(ヴィヒマン博士)
References:Temperature shapes language sonority: Revalidation from a large dataset | PNAS Nexus | Oxford Academic / Linguistics study claims that languages are louder in the tropics / written by hiroching / edited by / parumo
















太陽に住んでいる人だとどういう風に聞こえるのだろう(無理)
寒いところでは冷たい空気を肺に入れないように口を開かず、暖かいところでは体温調節の意味もあって大きく開ける、と思ってた
>>2
コレだと思っていたけど、別の視点もあるのだなと思った
結果というのは複合的だろうから、一つの視点ではなく複数の視点が必要なのだなと
「冷たく乾燥した空気は、声帯を振動させて作り出す有声音の発音を難しくする」
なるほど。
だから、元々北方系のゲルマン語派などでは、母音よりも子音が目立つ発音体系に傾いたのでしょうかね。無声子音ならば声帯を振動させずに済むから。
(母音と有声子音は声帯を振動させる)
一方、日本語は母音依存度が高いので、南方系の影響が強いのかな?
例えば、子音だらけでもともと一音節である単語 straight (無声子音3つ、有声子音1つ)が日本語に入ると sutore:to と、それぞれの子音に母音を付加した4音節になってしまう。
(もっとも、関東などでは「ス」の母音を落として発音する方が多いですが)
>>3
>日本語は母音依存度が高いので、南方系の影響が強いのかな?
一般的には、日本語は
むしろ逆に北方系のアルタイ語族と同じ括りにされない?
(これらの各語は同族ではないとする反論もあるが。)
青森県出身の方々
必要も無いのに声を潜めて喋ることに気が付いてた。
>>4
確かに!
そして極力口を開ける時間を短くしてる気がする。たとえば津軽弁なんかだと、
わたし→わ
あなた→な
ってなるのよね。
あと、寒くて乾燥っていうとロシア語を思い出すんだけど、あれは大きな声のイメージだけどなぁ。喉の奥や鼻も使うのよね。
>>19
>わたし→わ あなた→な
これに関しては、元は畿内などの主要日本語もそうで、
代名詞は時代が下るとともに新しい尊敬語・謙譲語を発明していかないと どんどん敬意が低下していく現象があるから、
「古語は辺境に残る」の蝸牛考の法則に由るものかと。
中国ってそんなに暖かったっけ
寒い地域出身なんですけどね、冬なんか大きな口あけて喋ってると口が凍りそうになるんですよ…
小さな声で話すしかない
あと温暖な地域では鳥や虫が元気で騒がしいから負けないように大声で話さないと聞こえないなんてこともあるかもしれない
中国は例外なのかなw
あれは多分発音が複雑すぎて音量を上げないと細部がよくわからないからだろうけれど
活舌とかは呼吸のしやすさの関係で気温由来な気がするけど大きさも気温なの?
住んでる所の広さとかかと薄っすら思ってた
狭い地域で暮らしてる人等は大声要らないとか
御隣が遠ければ行くより声張った方が早いし
どさ? ゆさ!
寒い所では小さな声の方が熱が逃げなくていいのかと思ったけど
考えてみれば寒い地域に適応した動物でも
かなり大きな声を出すものは少なからずいるから
(ペンギン、オオカミ、白鳥、ナキウサギ、ツル等)
人間がまだ寒さに適応しきれてないだけなのかな。
実際に声が大きいかどうかではなく、大きく聞こえるかどうかという話なのでちょい注意。
確かに北海道と沖縄だと声量というか、コミュニケーションの熱量が違う気がする。
宗教にまつわる音楽では建物の構造や場所で一番響く発声法が選択されてきたと聞いたことがある。石造りの教会とかモスクでは頭声で反響するし 野外や木造ならホーミーのような喉声が届く。
でも沖縄の言葉に「やかましい」とか「うるさい」とか、そういうイメージ全然ないけどな。
>>17
喋り方も熱を逃がすようにゆったりしてるからじゃないかな
ハワイアンもそうだけど、アロ~ハ~!ってゆったり言われて
騒がしいとはあまり感じない
>17
それは大阪弁のほうがね、、、
沖縄方言を多少解するネイティブだけど
私(わー)君(やー)っていう重要語彙が半母音というか曖昧母音なのはそのせいなのかな
最初なかったwyが後から付け足された語族って外国語にもよく見るイメージ
気候の変化で生まれた差なのかもと思うと面白いなー
>>20
あんまり関係無い事ですが、”私”をワーと言うと『お前はブタか?』ってオジーとかにからかわれますよ。
ブタを方言でゥワーというので。
“私”はワンの方が良いかもです。
余計なお世話失礼しました。
>>21
お決まりのギャグですよね
皆言われるんだなあ
寒い地域の方言は、寒さのために、あまり頬回りの筋肉を早く動かせないので、あまり口を空けなくても話せる言葉遣いになっていたと聞いたことがある。
それに寒い時って近くに人とは喋るけど、遠くの人と積極的に声出して喋ろうとは思わないかも。冷たい空気たくさん肺に入っちゃうし。