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母親の亡骸から離れなかった孤児のロバ。保護してくれた男性を慕い抱きつくのがやめられない

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(著) (編集)

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image credit:mertakkoek/Instagram
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 トルコの路上で母親を亡くしたロバの子供がいた。孤児になったロバは何日も何日も母親の亡骸から離れようとせず、誰かが助けの手を差し伸べてくれるのを待っていた。

 悲しそうなロバに心を痛めた学校教師が、保護区を運営する男性に相談し、引き取ってもらうこととなった。

 そこにはたくさんの仲間たちがいた。もともと愛情深いロバは、注がれた愛情にたっぷりの愛情を返した。男性の姿を見ると犬のように慕い、立ち上がって抱きしめるようになったという。

死んだ母親のそばを離れようとしなかった孤児のロバ

 去年12月の寒い時期に、幼いロバが道路脇にいることに気付いた近くの村の学校教師たちは心を痛めた。

 ロバのそばには母親とみられるロバの亡骸があった。母ロバは妊娠中に路上に捨てられ、子供を産んで死んでしまったようだった。

 孤児となった小さなロバは混乱し母親のそばを離れようとしなかったが、誰かに助けを求めているようで、何日も同じ場所に立っていた。

 ロバの窮状を知った教師らはなんとかしてロバを救ってやりたいと、保護区を運営しているメルト・アコックさんに連絡した。

 メルトさんはホームレスになった犬猫たちやロバ、山羊、馬、鳥など、特にまだ幼くか弱い動物たちを保護区に引き取って献身的に世話をしていることで知られていた。

保護区へやってきたロバに仲間ができる

 連絡を受けたメルトさんはすぐにロバを引き取りに来た。

 カディフェ(メス)と名付けたそのロバを保護区へ連れて行き家族の一員として迎え入れると、めいっぱい愛情を注いで世話をした。

1匹の犬と特別な友情を結ぶ

 メルトさんはさっそく保護区にいるたくさんの仲間たちにも紹介した。

 やがてカディフェは犬たちと特別な友情を育んだ。周りにいつも犬たちがいることから、カディフェの行動はロバよりも犬に似るようになった。

 遊び半分で追いかけたり食べ物をこっそりかじろうとしたり、追いかけっこやキスの愛情ゲームに参加したりとカディフェは犬たちの世界にスムーズに溶け込み、すっかり群れのリーダーになった。

 そのうちカディフェにベネックという犬の親友ができた。

 印象的な毛並みと魅惑的なグリーンの瞳を持つベネックと、カディフェは切っても切れない絆で結ばれ、朝目覚めた瞬間から夜までいつも一緒に寄り添う姿が見られるようになったという。

 カディフェの成長を見守り続けているメルトさんは、カディフェが少し変わった愛情表現をすることに気付いたそうだ。

カディフェはなぜかベネックの首輪を噛むのが好きなんです。ある日ハーネスと首輪を新しいものに代えるとカディフェはすぐに気付いて、早速噛みつきました。

ユニークな愛情の示し方でベネックにすり寄ったりします。

 ロバはとにかく愛情深い生き物だ。群れで行動するため仲間に対して思いやりの気持ちを持つ。

 自分に愛情を注いでくれる人や動物を認識し、倍返しで愛情を返してくれる。その愛情は永遠で、長く会えない日が続いても消えることはない

 カディフィは孤児となってしまったが、今や大切な家族がいる。カディフェにとってメルトさんや犬のきょうだいたち、ロバや馬はみな大切な家族なのだ。

 そしてメルトさんにとってもディフェにとって特別な存在だ。

ハグでメルトさんに愛情を示すカディフェ

 現在3歳になったカディフェは、まだ幼い子供のような無邪気さと遊び心にあふれている。

 そんなカディフェをメルトさんはかわいがり献身的に世話をしてきた。

 メルトさんから日々愛情をたっぷり受けているカディフェは、甘やかされながらも受けた愛情の分、またはそれ以上にメルトさんにお返しをするかのように、ハグをしてくるようになったそうだ。

カディフェはとにかくハグが好きでね、私が仕事前にきちんとした服装で保護区に立ち寄ると、カディフェが喜んで乗りかかってくるからいつも服が泥だらけになってしまうんですよ(笑)

 カディフェにとってタイミングなど問題ではない。そこに大好きなメルトさんがいるからハグをするのだ。

 そしてもちろんカディフェのおどけた行動にはメルトさんへの愛情があふれている。

 ハグをしてくれるカディフェにやさしくハグを返すメルトさん。彼がどれだけカディフェを大切にしているかはシェアされているSNSの投稿からも明らかだ。

永遠の家となった保護区で仲間たちと幸せに暮らす

 保護区には多くの仲間が一緒に暮らしている。メルトさんはそれぞれの動物たちにまんべんなく愛情を注いで世話をしている。

 だが、カディフェは間違いなく保護区で女王のような存在だと笑う。

要求が多く支配的な性格のカディフェが愛情や遊びを求めると、周囲の者はそれに応じています。保護区ではカディフェがボスですね。

私が他の馬やロバを相手にしていると、気を引きたくてたまらないような態度で割り込んできたりもしますよ。

でもついつい甘やかしてしまうんです。

 生まれたときは困難と傷心、孤独に満ちていたが、幸運にも保護区に引き取られたことで愛とケアを与えられたカディフェは、性格を大きく開花させることに成功した。

 この先も永遠の家と呼べる素晴らしい保護区で、カディフェは自分の居場所を見つけて仲間たちと幸せに暮らしていくことだろう。

References:Orphaned donkey saved from side of road can’t stop hugging her rescuer/ written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 17件

コメントを書く

  1. またしてもヒゲメンと毛玉がイチャイチャしとる……。

    どちらも、幸せであれ!

    • +24
  2. 生まれてすぐに立ち上がったものの お母さんが目の前でタヒんでるって・・・ 君に幸あって良かったよ(´;ω;`)

    • +20
  3. ロバのハグは鍛えた下半身が必要だな
    でもちょっと羨ましい

    • +15
  4. 愛が重い・・・(物理)

    馬もそうだけど、顔擦りつけてくれるのはうれしいのだが、たまに頭突きになっちゃってクラっとするよね。あっちはノーダメージなのにこっちは青タンだよ。

    • +19
  5. ロバはロバでも自分が知っててイメージ出来るロバの姿じゃないからちょっとびっくりしちゃった。
    ロバと言っても種類が多いのだろうね。

    • +5
    1. >>7
      自分の場合は知ってるロバそのものだったw
      嬉しさが鼻息に出るのもあるある
      ロバネタは懐っこい甘えん坊ばかりで可愛いよー

      • +5
  6. お母さんロバ心残りだっただろうな…
    保護されてよかった

    • +12
  7. 「連絡を受けたメルトさんはすぐにロバを引き取りに来た」にうるっときた
    歳をとると何が涙腺のトリガーになるのか分からんな

    • +2
  8. ロバ子良かったね~~頭ナデナデ( * ‘ᵕ’ )ノ(◦ˉ ˘ ˉ◦)

    • +2
  9. ロシナンテを思い出すね。
    元気にしてるのか?

    • 評価
  10. ハグというかぶつかり稽古みたいになってて草 大型の動物を飼うには体力が必要だ

    • +1
  11. メルトさんの御顔をみると、言葉が通じなくても助けてくれそうな気がしてくるわw

    • +1

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