この画像を大きなサイズで見る魅力的な人物に心を奪われるのは人間界ではよくあることだが、その中にも好みがある。では動物のメスの場合、どうやって好みが決まるのだろう?
新たな研究によると、動物のメスは経験豊富なメスがどんなオスを選ぶのかを観察して真似ているという。そうなると特定のオスだけにメスが集中してしまうのでは?と思われがちだがここに動物界の面白さがある。
メスが他のメスから観察するときに勘違いをしてしまうのだ。元のメスは「赤い羽根がかっこいい」と思っていたのにそれを見た別のメスは「長い尻尾がかっこいい」と解釈してしまう。
こういったミスのおかげで多様性が生まれているという。
動物界のメスが好みのパートナー選びにうるさい理由
動物界のメスはパートナー選びにうるさい。つまりストライクゾーンが狭いのだ。それには理由があるという。
一般的に、オスはいかにしてメスに気に入られるかだけに心血を注ぐ。
例えば、クジャクのオスの壮麗な羽を見てみればいい。彼らはただメスの関心を引くために、実用性はほとんどないゴージャスな羽を進化させた。
この画像を大きなサイズで見るそんなことができるのも、オスが子作りのために費やすエネルギーは、多くの場合、精子のみだけだからかもしれない。
それに対して、メスは精子よりも大きな卵を作り、妊娠し、種によっては子育てをすべてすることになる。そうした努力はオスに比べてずっと大変なものだ。
だから、一夫一妻制を除く、交尾をすればすぐに次のメスに種のオスよりも、メスの方がパートナー選びに慎重になるのは当然のことだ。
メスがオスの進化に与える影響に注目
こうした「性淘汰(異性をめぐる競争で、有利な形質が子孫に伝わることで生じる進化)」を研究する学者たちは、これまでオス同士の競争にばかり注目し、メスの進化については見落としがちだった。
だが、そもそもクジャクのメスが、ゴージャスな羽のどこに惹かれているのかも、とても興味深いテーマだ。
クジャクのメスだけでなく、オランウータンのメスは、オスの頬のフランジ(頬にある出っ張り)にときめくし、ツルギメダカのメスにとっては、オスの”剣”のように長い尾ビレこそがイケメンの証だ。
また外見だけではなく、ワオキツネザルの臭い、極楽鳥の歌とダンス、フグのオスが作る”ミステリーサークル”など、もっと複雑な特徴に黄色い声をあげるメスたちもいる。
現在の性淘汰理論では、メスたちがそうした特徴に惹かれるのは、美しい尾やダンスのうまさなどが、優れた遺伝子をもっているサインであるからと説明する。
そうしたオスとなら、丈夫で健康な子供を作れる可能性が高いのだ。
あるいは、邪魔な特徴がありながらも厳しい自然界で生き残れるオスは、優れた個体だからとも考えられるだろう。
また自然淘汰(性淘汰とはまた別の進化メカニズム)の副産物として、そうしたメスの好みができたのかもしれない。
例えば、ツノガエルのメスには低い音のほうがよく聞こえるが、これは彼女たちが低い鳴き声を出す体の大きなオスを好むという事実と一致する。
だが、だとするなら、動物たちのオスはどれも同じようなタイプばかりで、メスも同じオスばかりを好むようになるのではないだろうか?
現実にはさまざまなタイプのオスがおり、メスの好みもさまざまだ。その理由をどう説明すればいいのだろうか?
この画像を大きなサイズで見るメスは経験豊富なメスの好みを観察して真似している可能性
米国フロリダ州立大学の研究チームは、その秘密を数学的モデルで探っている。
彼らは、若いメスが経験豊富なメスの好みを観察して、それを真似しているのではとの仮説を唱えている。
動物は仲間の行動から学ぶことが知られているが、メスたちは他のメスの好みを見て、自分が選ぶべきオスを学んでいるのかもしれない。
例えば、経験豊富なメスが明るい色のオスと一緒にいるのを見た若いメスは、自分も明るい色のオスを好きになることだろう。
もしそうなら、いずれは明るい色のオスばかりになっていくはずだ。だがすでに述べた通り、現実のオスには様々なタイプがいる。
では、もしも経験豊富なメスから学ぼうとする若いメスが、勘違いするとしたらどうだろうか?
好みのタイプを観察中、間違いが生じてしまう
この画像を大きなサイズで見るこの図では、経験豊富なメスは赤い羽毛のオスが好きで、3番のオスと交尾することを表している。
だがじつはこのオス、赤い羽毛だけでなく尾が長いという別の特徴までもっていた。この特徴は他のメスにとっては珍しい特徴で、赤さよりも尾の方が目立つ。
すると、それを見ていた若いメスは、経験豊富なメスが赤い羽毛ではなく、よく目立つ長い尾に惹かれたのだと勘違いする。
研究チームは、このような場面をシミュレーションし、それがメスの好みや、オスの特徴に与える影響を調べてみた。
その結果、若いメスが経験豊富なメスの好みと同じオスを選ぶと、そのオスの特徴は集団の中で一般的になり、オスはどれも同じタイプばかりになることがわかった。
ところが、若いメスが勘違いをすると、それまで珍しかった特徴が増えて、やがてそうしたオスの魅力が低下することがわかった。
すると、メスはたった1つの魅力に夢中になるのではなく、時間の経過とともに好みが変わっていったのである。
これが自然界でも本当に起きているかどうかは、実際に動物たちを観察してみなければわからない。
だがこれは、なぜメスの好みやオスの特徴がさまざまなのかを説明するはじめての性淘汰理論だ。
だから、あなたの好みが全く友達に理解してもらえなかったとしても、進化のせいなのかもしれない。
この研究は『PLOS Biology』(2023年10月3日付)に掲載された。
追記:(2023/10/11)(2023/10/12)本文を一部訂正して再送します。
References:Female animals teach each other to choose unusual males – new research / written by hiroching / edited by / parumo
















まさに見て覚えろの世界なんですね。
つまりハゲは植毛に金掛けるより「ハゲはイケてる」という広告費に金掛けろと
>>2
ジェイソン・ステイサムを見習うということか・・・
>>2
ステイサムみたいに頭髪がなくてもかっこいい路線を地道に堅実に目指せばええんやで
>>12
ジェイソン・ステイサムを持ち出すまでもなく、日本にはケン・ワタナベがいるだろう!
数十年前ならショーン・コネリー、マッチョならロック様ことドウェイン・ジョンソンも
誰もが認めるカッコいいハGeだ!
てか、ハゲってそんなに気にすることなの?というのが正直な気持ち
ハゲ=女の子の胸まな板と同じ位置づけで、全く気にしない人もいるし
むしろその愛好者もいるんじゃないかな?と思う
私はハゲるくらい男性ホルモン多い方が好みだわ
>>2
でもハゲはダサいという口コミに負けるよね
>>2
付け加えるなら、女性に対してそう刷り込めるメディアでないと
>>11 >>12
のようにちょっぴり勘違いしてしまうのだ。
ジェイソンステイサムがかっこいいことには同意だが、女性のかっこいいと男性のかっこいいは違うので、この記事のようにほかの女性も学習できるようにしないとイカンですよ。
安易に人間に当て嵌めるのは危険というか安易だけど色々示唆的では有る。
>>3
人間の場合、有史以降は美形の基準がコロコロ変わるから
特定の方向に進化し難くなってる気がする。
江戸時代には細い目が美人とされてたけど
今はパッチリした目の方が好まれる、みたいに。
そう考えるとクジャクなんかは随分と長いこと
同じ流行が続いてるんだろうな。
>>3
まあそうなんだけど、こういう記事だと達観した「人も他の動物も同じ動物、特別扱いしてはいけない」さんが出てこないのよね。自然保護とかの話だといっぱい現れるんだけど
オスの立場が狭いのが自然の摂理、ってのがやっぱ感情的に受け入れられないのかもね
勘違いする鳥のイラストが可愛すぎてw、
読み飛ばし気味だったけどちゃんと読んでみる事にする
まずは書き込んでから笑
可愛い笑
>すると、それを見ていた若いメスは、経験豊富なメスが赤い羽毛ではなく、よく目立つ長い尾に惹かれたのだと勘違いする。
なぜ経験豊富なメスが赤い羽毛に惹かれたのだと断定できるのか?
>>5
これは仮定としての例え話だから、分かるのでは無く、前提として設定された事だよ。
赤い羽毛に惹かれるメスの真似をする、若いメスの説明をする為の例え話だね。
そもそも記事の話は生態学的に確認された事では無くて、性淘汰によりオスの特徴が同じにならない矛盾の説明を考えた仮説について書いてる。
勘違いの多様性は有るとしてもオスのデザインが大体特定の何かを強調していくって事はある程度は多数決で方向性定まってる訳だよな
勘違いのブレってどの程度なんだろうな
>>6
上の画像で言えば、モテたオスは「真っ赤な羽毛」と「長い尾羽」と言う2つの「他のオスにはない強調された特徴」を持っていた結果、尾の長いオスがイケメンと言う勘違いが発生した様に思える。
つまりは大前提として「他の個体と比較してより特徴的な身体部位や習性」と「元々認知されていたモテ要素」の両方が揃って初めて勘違いが発生するんじゃ無いかと思う。
その後、例えば「白い羽毛の尾の長いオス」を見た若いメスが「白い羽毛」がイケメンポイントと勘違いする、と言う連鎖によって多様性が保たれると。
つまり、あまり高確率に発生するものでも無さそう。
鳥や動物にも言語があり、性格があるんですよ。
シジュウカラの研究者は日本人なので日本語でも研究が読めます。彼らには文法があり、異種属の言葉も多少は理解する能力もあります。
また、カラスに至っては、会話ができる研究者によると4300語の単語を使ってるそうです。歴史や縄張り、役割分担などがあり、多岐にわたって教育も施されるそうな。
だから、見た目だけじゃないんだってば。
一方で外見から好みを分類するこの研究者たちは異性の外見に騙されやすそうだなぁ。
※7 外見以外の説明もされてるよ。「また外見だけではなく、ワオキツネザルの臭い、極楽鳥の歌とダンス、フグのオスが作る”ミステリーサークル”など、もっと複雑な特徴に黄色い声をあげるメスたちもいる。」
文章をきちんと読まずに批判される研究者もかわいそうよな
>>7
この記事からじゃそう勘違いしても無理はない。
リンクの元論文のアブストでも読むとわかるけど、この研究は鳥は外見から好みを分類する、なんて事は書いてなくて。あなたの言う正に歴史的に(個体から個体へ伝わって)獲得された好みのポイント(オスの形質)は、メス個体の性格や集団性に起因するズレに引っ張られて世代を通じて一つに安定することが無い。このおかげで現実のオスの魅力の多様性が保たれている。というモデル(仮説)を立ててシミュレーションしたらうまくいきましたよ、という論文です。だからオスの形質は外見に限らず、言語や行動、臭いなども範疇です。外見にしろ鳥にしろ、記事で取り上げてるのはあくまでイメージしやすいようにした例えなのです。
そもそも、動物はどうやってオスメスを区別しているのかな?
人ほど視力が発達していないと見た目で区別ができなかったり、そもそも見た目で区別がつきづらい動物もいる。
まだまだ謎だらけで楽しいな。
>>8
一番多い識別方法は匂いじゃないかな。
犬等の哺乳類から蛾等の昆虫まで嗅覚で相手を探す生物は多い。
昆虫だとセミやコオロギなど聴覚に頼る種も少なくない。
記事にあるクジャクなど、鳥類だと視覚で識別する種が多いだろう。
ただ動くもの手当たり次第に抱き着くヒキガエルや
人の手とでも交尾しようとするカブトムシなど
あまり正確に相手を識別してなさそうなのものチラホラ。
他人(他鳥)が「イイね!」って言うものがよく見えるってやつ?
>>14
哲学には「人は他人が欲しがっているものを欲しがる」という欲望の模倣理論って考え方がある
ジラールの欲望の三角形理論とか、セジウィックの性愛の三角形理論とか
この記事はそのへんを連想させるところがあって興味深かった
人間のオスもこのくらい必死になってアプローチすればもっと婚姻率も出生率も上がるだろうな
「人気がある理由は人気があるから」ってのは人間と変わらないな
特に女性は仲間内の評価を真似する方向が強そうだ
>>24
メスの評判次第でオスが量産型になるとも書いてあるから男にとってもあるあるよ
男だってそりゃあイケメンを手本にするからな
女子ウケ気にすると自然とそうなっていくのか
鳥は一夫一妻が多いからか色々重なるわ
高校の時初めて付き合いだしたら
自分も相手もいきなりモテ始めて、もう大変だった
2人ともそれぞれ突然プレゼントもらったり、呼び出されたり
しないでいいけんかもしたし、もうこりごり
顔も変わらないし、人間も変わらないのにね
人間でもイケメン、スポーツ出来る、勉強できる、金持ちとかどれを重要視するか全然違うじゃん
かなり多様性あると思う
人間は良さを言語化出来るから経験豊富なメスの選択理由を間違えないけど
自分ははじめは素敵と思っていなくても、周りの人が褒めちぎってモテてる人からアプローチされたらまんざらでもない感じするもんね。
なんかわかる。