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保護したハチドリを世話するため、自宅アパートを病院兼保護区にした女性

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(著) (編集)

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image credit:Aldo Hernandez/Unsplash
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 鳥の中で最も小さい品種として認識されているハチドリは、足が退化してほとんど歩くことができず、蜂のように飛んで花の蜜を主食としている。

 受粉媒介者でもあるハチドリは、メキシコの生態系の非常に重要な部分を占めているが、現在は都市景観の拡大により、あらゆる種類の深刻な脅威に直面しているという。

 メキシコに住むある女性は、傷ついたハチドリに自宅アパートを病院として開放し、保護して世話をし続けている。元気になったハチドリは野生に戻されるが、そうでないハチドリは女性が最期まで世話をし、看取っているという。

 これは、ハチドリの保護に人生を捧げた女性の物語である。

Catia tiene 44 colibries en casa y esta por liberar a otros 16

ハチドリとの出会いで生き方が変わった女性

 メキシコの首都メキシコシティに住むカティア・ラトゥフ・デ・アリダさん(73歳)は、過去11年間、自宅アパートをハチドリの病院および保護区として使用している。

 ハチドリ看護師としてのカティアさんの物語は、彼女の人生において非常に困難な時期にあった2011年に始まった。

 2009年に夫を亡くし、自身も結腸がんで闘病中だった2011年のある日、偶然カティアさんは道を歩いていて1羽のハチドリを見つけた。

 おそらく、そのハチドリは他の鳥によって負わされたのだろう、目にひどい怪我を負って苦しんでいた。

 気の毒に思ったカティアさんは、そのハチドリを自宅に持ち帰ったが、鳥の世話についての知識はなく、まして、ほかの鳥よりも小さなハチドリについては、まったく何も知らなかった。

 しかし、友人の獣医師からそのハチドリの世話をするよう勧められたことから、カティアさんは独学でハチドリの世話の仕方を学んだ。

 助けたハチドリは、カティアさんのメガネケースのブランドからインスピレーションを得て、「グッチ」と名付けられた。

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写真はイメージです

グッチをきっかけにハチドリの保護に専念

 グッチは、カティアさんの献身的な世話のおかげで、怪我も回復し元気になった。だが、カティアさんはグッチが自分を救ってくれたと主張している。

グッチは、私に新しい人生を与えてくれたのです。

 癌との闘いに専念するため、カティアさんは市内にある5軒の高級ブティックの売却を余儀なくされた。うつ病にも陥っていた。

 だが、ハチドリのグッチが、人生を襲った悲しみと孤独から救い出してくれたのだ。

 そう感じたカティアさんは、これからもハチドリの保護を続けていくことを決心した。

 やがて、ハチドリの世話をするカティアさんの噂を聞きつけた人たちは、負傷したり捨てられたりしたハチドリを連れてくるようになった。

 その中には、まだヒナのハチドリもいた。

 カティアさんは、どんなハチドリでも受け入れ、自分の時間をほとんど費やして、献身的にハチドリの世話をした。

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自宅アパートをハチドリの病院と保護区に開放

 11年間、数百羽というハチドリの看護と世話をしてきたカティアさんは、自宅アパートをハチドリの病院かつ保護区として開放している。

 現在、カティアさんはハチドリの習性に対する豊富な知識を持っていて、世話においてもベテランの域だ。

 そのため、専門家としていくつかのイベントでの講演にも招待されているそうだ。

 また、メキシコにおけるハチドリの窮状への意識を高めるため、ハチドリの動画をTikTokなどのSNSでシェアし始めたところ、注目を集めるようになった。

 それ以来、ますますハチドリの看護サービスに対する需要が急増したようだ。

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野生に戻せないハチドリは責任をもって最期を看取る

 カティアさんのアパートの保護区には、最大50羽のハチドリが住んでいたことがある。

 さすがに1人では世話が大変なため、今はセシリア・サントスさんという協力者と一緒に、ほぼすべての時間をハチドリの世話に費やしているという。

 カティアさんは、看護したハチドリの健康が回復した後、メキシコシティ南側の森林地帯に鳥たちを放すことにしている。

 あくまでも、カティアさんの目的は世話したハチドリを野生に帰すことだが、それが叶わない場合は、ハチドリが尊厳ある死を確実に迎えることができるように、必要な緩和ケアを提供し、最期の瞬間まで看取った後は、アパートの近くに埋葬しているということだ。

References:Kindhearted Woman Turns Her Apartment into a Hummingbird Hospital/ written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 10件

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  1. 本来は死ぬはずだったハチドリを助ける事によって
    他のハチドリが食べる花の蜜が減る
    弱い個体を助ける事は種にとっては良い事ではない面もある
    感情として助けたいのはよく理解できるが
    本当に助けて良いのかはしっかり考えたほうが良いと思う

    • -38
  2. >2
    自分の住処のために植物や動物も根こそぎ根絶しまくりの人間に比べたら弱ったハチドリの救助の影響なんて毛ほどもない

    しかも自分の都合良い環境やらのためだけにのたまうわけで

    散々潰しておいてなんの恥ずかしげも躊躇もなく高みの動物トリアージを語るあたりがすでに傲慢な人間と自称してるね

    と思いました

    • +28
  3. 野生動物への餌やりや保護は原則的にはしてはいけない事
    するのならば最後まで責任を持って飼育し、再び野に返してはいけません
    絶滅危惧種等で種の存続の為に行う場合は例外ですが

    • -32
    1. >>5 自分も野生動物への餌やりは基本反対。
      今回の場合絶滅危惧種とは書いてないけど、

      >受粉媒介者でもあるハチドリは、メキシコの生態系の非常に重要な部分を占めているが、現在は都市景観の拡大により、あらゆる種類の深刻な脅威に直面しているという。

      とあるからどうなんだろう。

      • 評価
      1. >>9
        野生動物への餌やり?
        ケガ等で保護してるのは違うでしょ?

        • +6
  4. いい話だよほんとに

    なのに何故か日本の法律に当てはめてどうこう言ってる人がいるが、このおばあさんは11年公に保護活動してて何のお咎めもないんだから黙ってた方がいい
    あと種別を問わず怪我をした野生動物等の保護はいろんな国で多かれ少なかれやっていることです
    ここのサイトに書き込んでるのに今まで何の記事を見てきたのかと

    • +28
    1. >>6
      ヒント:夏休み終了

      この時期ふてくされたキッズや永遠に夏休みのおっちゃんが暴れ出すのよ

      • +15
  5. これはハチドリの保護の話でもあり、ひとりの女性が生きがいを見つけて輝く話でもあるんだよね。
    カティアさんは夫を喪って闘病中で心身ともに弱っていたけれどハチドリを助ける事で前向きになって、使命を感じて人生が豊かになった。素晴らしい事だと思う。
    全体主義で種が、自然が、というのも解るけど優しい気持ちになれるこの記事を私は非難したくない。
    目の前で傷ついている動物がいる時に手を差し伸べる事ができるのは人間だけで、それで救われる個としての動物/人間がいるという事にも少しだけ思いを巡らせてみてほしい。

    • +18
  6. 自分の住んでるアパートにこんなんしてる方が居たら日参してお手伝いしてしまうわ。

    • +8

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