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ケンタッキーの埋蔵金。トウモロコシ畑で19世紀の金貨700枚以上を発見、総額は数億円

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(著) (編集)

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 徳川の埋蔵金は依然として不明のままだが、地面を掘れば、そこにお宝がザクザク、というような夢のような出来事は、稀にだが現実に起こり得る。

 希少な硬貨や遺物が埋まっていた場所には、意図的に隠蔽されたという歴史があり、知られていない歴史を紐解くカギになる可能性もあるのだ。

 アメリカで、「ケンタッキーの埋蔵金」と呼ばれる、驚くべき数の隠し硬貨がトウモロコシ畑に埋められていたのを男性が発見した。

 土の中には、数百ドルの紙幣を含む、700枚以上の南北戦争時代の大量の金貨と銀貨が埋まっていて、専門家の鑑定によると、埋蔵金の価値は数百万ドル相当(数億円)と推定されている。

トウモロコシ畑でケンタッキーの埋蔵金を発見

 今年初め、ケンタッキー州の男性がトウモロコシ畑を掘っていたとき、南北戦争時代の700枚を超える硬貨の隠し場所を発見した。

 発見物は「Great Kentucky Hoard(ケンタッキーの埋蔵金)」と呼ばれる、これら埋蔵金を認定した「Numismatic Guaranty Company(NGC)」によると、1863年のダブル・イーグルのグループと、1850年から1862年までの数百ドルの米ドル紙幣、および数枚の銀貨、さらには1840 年から 1863 年までの数百枚のドル金貨が含まれていたという。

 アメリカ最大の収集コイン販売業者の1つ「GovMint」が投稿したYouTubeビデオでは、男性が土の中から金貨を掘り出す様子が映し出されている。

 埋蔵金を発見した男性(その身元と具体的な場所は一般公開されていない)は、「これまでの人生で最もクレイジーだ!ここにあるのは、1ドル金貨、20ドル金貨、10ドル金貨だ!」と、興奮した様子で土の中から転がり出てくる遺物にカメラを向けた。

The Great Kentucky Hoard Unearthing!

6桁の価格が付く可能性の硬貨も

 政府造幣局によると、見つかった硬貨の95パーセントは金だそうだ。

 1840年から1862年までの10ドルリバティ硬貨約20枚と、1857年から1862年までの20ドルリバティ硬貨約8枚も含まれている。

 男性が発見した最も希少な硬貨の一部「1863-P 20ドル リバティゴールド」は、造幣局によると1枚で6桁の価格が付く可能性があり、その驚く価値の硬貨はこれまでに18枚掘り出された。

 1850 年から 1907 年まで流通した 20ドルのリバティ硬貨は、カリフォルニアで金が発見された後、財務省によって鋳造されたものだ。

 発掘された20ドルのリバティ硬貨は、南北戦争終結後の1866 年に追加された「In God We Trust」というフレーズが含まれていないため、さらに希少となる。

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pixabay

埋蔵金の隠し場所は専門家にとって歴史を辿る重要なカギ

 ジョージア・サザン大学の紛争考古学者ライアン・マクナット氏は、この貯蔵庫について聞いたことはあるが見たことはない、と語っている。

埋蔵された期間と、当時中立国だったケンタッキー州の場所を考慮すると、1863年6月から7月にかけて南軍のジョン・ハント・モーガンが襲撃する前にこれが埋められた可能性は十分にあります。

 多くの裕福なケンタッキー州民は、南部連合による盗難を防ぐために、巨額の金を隠していると噂されたが、それらの埋蔵金のほとんどが今でも発見されていない。

 マクナット氏は、貯蔵されていた硬貨が連邦通貨であることを考慮すると、それはケンタッキー州民と連邦政府との取引、つまり「南軍の襲撃隊から隠すことが賢明な取引」の結果である可能性があると述べている。

南北戦争の影響を受けた多くのアメリカ人は、物品や貴重品を隠すことに慣れていたようです。

私有地で発見された歴史的遺物のほとんどは、最終的に市場に流通するか、考古学的相談なしに収集されることになるので、紛争考古学者としてはこの情報の喪失は特にもどかしいことです。

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南北戦争の様子を描いた絵画 / image credit:public domain/wikimedia

 埋蔵金が隠された場所には、その品物を収集した人物に関する信じられないほどの量の情報が含まれていて、歴史を紐解く重要な証拠のひとつにもなるため、考古学者にとってはかなり興味深いようだ。

 また、希少な硬貨を取り扱うディーラーのジェフ・ギャレット氏は、「珍しい硬貨の発見についてアドバイスを求める電話が来るといつも興奮しますが、”Great Kentucky Hoard(ケンタッキーの埋蔵金)”を扱う機会は、私のキャリア中のハイライトの一つである」と語っている。

700枚を超える驚くべき数は、ダロネガ造幣局(金貨のみを造るジョージア州支局)の硬貨を含む、南北戦争時代の硬貨の仮想タイムカプセルを表しているため、この発見の重要性はいくら強調してもし過ぎることはありません。

新品同様の1863年製ダブルイーグル(20ドル金貨)を1枚見つけることは、重要な貨幣学的出来事となるでしょう。膨大な数の素晴らしい例を見つけるのは容易ではないですからね。

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pixabay

金貨の保存状態も良好だった

 南北戦争中、ケンタッキー州は北軍と南軍の両州の境界に位置していた。

 ミドルクリーク国立戦場跡によれば、1861年に州議会は戦争における中立を宣言したが、1862年には大部分が北軍の管理下にあった。

 専門家らによると、多くの家族が互いに対立していて、硬貨が失われた可能性があるため、今回トウモロコシ畑で発見された埋蔵金は、当時ケンタッキー州で起こっていた紛争の結果だった可能性があるという。

 NGCの傘下となる『Certified Collectibles Group(サーティファイド・コレクティブルズ・グループ)』副社長のアンディ・ザルツバーグ氏は、次のように述べている。

地中で発見され、驚くほど保存状態の良い硬貨は、驚くべき光沢と、この種の硬貨ではめったに見られない新たな新鮮さを備えています。

NGCは、一生に一度の、本当に例外的な出来事と言えるこの驚異的な発見の認定先に選ばれたことを非常に光栄に思っています。

 なお、硬貨はGovMintで販売されることになるそうだ。

 ちなみに、イギリスでも2019年に、自宅キッチンの床下から日本円にして4000万円相当の希少な金貨を発見した夫妻のニュースが伝えられた。

 やっぱ日本でも、徳川の埋葬金とかどっかにあるんじゃない?って思ってしまうわけで、AI先生の力を借りれば、たどり着くことができるのだろうか?

References:Kentucky man finds over 700 Civil War-era coins buried in his cornfield/ written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 15件

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  1. サザエさんの原作に、埋蔵金発掘のニュース聞いて自宅の庭掘り返すオッサンの話あったわ。

    • 評価
    1. >>4
      思わせぶりな言葉をつぶやきつつ穴を掘るだけの番組で視聴率稼いでたんだから
      バブルの頃のテレビ番組は凄かったな
      今はもう視聴者の方も知恵がついていて
      出る訳ないって分かりきってるからこういうのは作れないけど

      • 評価
  2. ケンタッキーのコーン畑ならKentucky Corn FieldでKCF…

    • +3
  3. 歴史的に重要な物のようだけど、掘り当てた人はいくらかもらえるのかな?

    • 評価
  4. (;゚Д゚)ブロンディーーーーーーーーーーー!!

    • +2
    1. >>8
      詳しくは「続・夕陽のガンマン 地獄の決斗」で

      • 評価
  5. 埋めたあと何があったにせよ金貨の主が掘り返しに戻ることはなかった。中立の意味…

    • -2
    1. >>9
      きっと、苦難の時が戸を叩いた(By’n by hard times comes a-knocking at the door)んだよ…

      懐かしのケンタッキーの我が家よ、おやすみ!

      • +1
  6. ビットコインが入ったHDDを捨てちゃった人を思い出したわ

    • 評価
    1. >>12
      ワシもエースコインの入った袋を捨ててしまった事が有った気がする

      • +1
  7. うちの畑を掘ってもmy雑巾くらいしか出ないだろうな・・・

    • 評価
  8. わっしも金貨を山程見つけて手に入れてみたい
    いいなぁ金貨
    すごいワクワク感ある
    本当にキラキラじゃん
    いいなぁ
    皮袋に入ってるんだろ?知ってるんだ

    • +1

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