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実写版映画『バービー』の影響で世界的なピンク塗料不足に!

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(著) (編集)

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 好きな色だけ使いがち。ってお絵描きに熱中した子どもみたいな話だが、大胆な一色使いを映画でやっちゃうと消費量もハンパない。場合によっては業界を圧迫する色不足につながってしまうようだ。

 日本では8月11日に公開予定の、バービー人形を実写化した映画『「バービー(Barbie)』では、その世界観を再現するため、おもちゃのドリームハウスそのままに、建物から道路に至るまでピンク一色で彩られている。

 その結果、国際的な大手塗料メーカーのピンク色が品薄状態となってしまい、世界規模でピンク色足らない事案が発生したというのだ。

とにかくピンク!バービー人形の実写映画はピンクのクセがすごい

 アメリカで今年7月21日(日本は8月11日)公開予定の映画『バービー』は、あのバービー人形の世界観を実写化したもので、ファンタジー感が突出する夢のような作品としてすでに話題になっている。

 本作のセットを担当したプロダクションデザイナーのサラ・グリーンウッドさんによると、この映画の舞台はカリフォルニア州パームスプリングスをイメージしたそう。

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 建物はミッドセンチュリーとも呼ばれる1950年代前後のモダンな様式がお手本。そこに本来はおもちゃの人形であるバービーの世界をリアルに再現している。

 実際のロケ地はロンドン郊外のワーナー・ブラザーズスタジオだが、それを感じさせないほどの仕上がりと評判なのだ。

映画せいでピンク色の塗料不足?

 それでだけでもかなりの本気度がうかがえる作品だが、近ごろメディアで物議をかもしているのはグリーンウッドさんが発した「(バービーの)世界がピンクを使い果たした」という一言だ。

 ピンクの海に溺れそうなほどのピンク色使い、CGで合成されているわけではなく、実際にセットには、ピンクの塗料を大量に使っているのだ。

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 脚本兼監督のグレタ・ガーウィグ氏は、自身も子ども時代に大好きだったバービーを忠実に再現するため、とにかくピンク色にこだわったようだ。

 それはフューシャ(またはフクシャ)ピンクと呼ばれる目にも華やかなピンク色である。そこまではいいのだが、ガーウィグ氏はそれをバービーの家「ドリームハウス」のいたるところに多用した。

 あえて過剰に見えるよう、壁から家具から何からありとあらゆるところにピンクをつぎ込み、いたるところピンクだらけのセットを作り上げたのだ。

映画「Barbie(バービー)」の予告動画

Barbie | Main Trailer

国際的な塗料メーカーのピンク色だけが品薄に

 そこで起きたのがピンク色の不足だという。

 メディアによると、映画やテレビのセットや小道具の塗料を専門とする国際的な塗料メーカーRosco(ロスコ)社で、この色だけが品薄になったというのだ。

 にわかに信じがたい話だが、一回の映画がメーカーの想定を超えるほど大量のピンクを使ったことになる。

映画以外の事情もあったが映画の影響が大きいのも事実

 では本当にバービーの「夢の世界」が「現実の世界」のピンクを枯渇させてしまったのだろうか?

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 この件について、後にインタビューを受けたRosco のグローバルマーケティング担当でバイスプレジデントであるローレンプラウド氏は、この映画が撮影中に「我々の在庫と同じくらい大量の塗料を使用した」とコメント。

 ただ同氏は、Rosco社のピンク色の塗料問題の原因はバービーの映画一つではないとし「新型コロナのパンデミック」と「2021年の冬にテキサスで起きた氷の嵐」から始まった世界的なサプライチェーンの問題にも関係があると述べている。

 その2つの影響で、同社では製造の停滞や材料の損傷、または不足といったトラブルに見舞われた。つまり塗料の生産量もまだ回復途中だったため、在庫も通常より少なめだったのだ。

 とはいえバービーの映画の影響はまちがいなく大きかった。同氏はこう続けた。

実際不足してました。こちらでできる限りの量は差し出しましたが、それで映画がどうなるかはわかりません。彼らはわが社の塗料を使い切りました。

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ピンク色に包まれて世界がすこしやさしくなるかも?

 なんかもうギネスになりそうな話だわ。そこまで徹底的にピンクを使ったんならむしろ一体どれほどの映画なのか観てみたくなる。

 ピンク色の塗料不足は公開前の話題作りとしては十分に効果がありそうだ。

 ちなみにピンク色は攻撃性を抑制する効果があるとして、スイスやドイツ、アメリカなど複数の国の刑務所内の独房の壁などがピンク色に塗られているそうだから、この映画がヒットしたら、世界がやさしくなれるのかもしれないし、そうでもないのかもしれない。

 本作に興味がある人は映画『バービー』公式サイトをチェックだ。

References:designtaxi / businessinsider / latimesなど /written by D/ edited by parumo

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この記事へのコメント 29件

コメントを書く

  1. 日本でのPR大使には
    林家パー子さんを起用して下さい

    • +23
    1. >>1
      絶対試写会には夫婦呼んで欲しいw主演の二人と一緒に記念写真もw

      • 評価
  2. バービーで遊んだことはないけど予告編見る限り単純に楽しそうだから観に行く。

    • +6
  3. さて、問題です リメイク邦画「リカちゃん」では何色が不足するでしょうか?

    • 評価
  4. 日本も便乗してジェニーもしくはリカちゃんの映画化をしたりして

    • 評価
    1. >>4
      「現実を生きるリカちゃん」の映画化

      • +1
  5. やること豪快
    こういうアメリカは大好きだ

    • +8
  6. 天下のハリウッド、かつ単色集中攻撃とはいえ
    映画のセット製作費程度で世界的な品薄になるのに驚いた

    • 評価
    1. >>7
      まあ世界的っていっても映画やテレビのセット用塗料のメーカー一社分らしいし。
      一般の住宅や建物の外壁用とかとして納入されてる塗料には影響無いんじゃない?

      • 評価
  7. 突き抜けた映画は面白い!はずだ!
    ちょっとかなり興味がわいた。

    • +5
  8. 日本には20年以上前にスーパードールリカちゃんというアニメがあってだな

    • 評価
  9. こういうただ楽しむための映画が観たかった!

    • +2
  10. もう正しい意味でピンク映画だろ、これ

    • +9
  11. 壁もベタじゃないのはいいね
    ピンク色の石材(風)も

    • 評価
  12. CGだけじゃなくこういうスケールのでかいアナログ手法も取れるのがハリウッドなんだよなぁ

    • +8
  13. なんか、ギャグというかシニカルというかセルフパロディというか…
    テリー・ギリアム風味。

    • +5
  14. いい感じの狂気を感じる
    色もだけど建物の構造も。バービー風を残しつつも

    • +5
    1. >>23
      途中投稿失礼。
      バービー風を残しつつも合理的な形に再構成するとかじゃなくまんまプラスチックの玩具のとおりなんだもん
      細い支柱に支えられた階層とか、柵も無い屋上に置かれたビーチチェアとか

      • +3
  15. 新しい頭脳を手に入れて世界征服を目論んでいるファービーの映画かと思ったらバービーだったでござる

    • -2
  16. まぁ需要って案外少ない色だろうな。

    • +2
  17. 赤色の不足の次はピンク色の不足かこれではますます暖色系の塗料が使いにくくなるな

    • 評価
  18. ピンクパンサーが大喜びしそうな世界観だ

    • +1
  19. 目に痛いくらい、ピンクばっかの世界なもんだから
    ほぼ全部、同じ色を見続けなきゃいけないのが辛い。

    • 評価
  20. ピンクがなければ赤と白を混ぜればいいじゃないか

    • 評価
    1. >>32
      なお、世界的な規模の赤色の塗料の顔料不足問題が発生してる模様

      • 評価

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