
image credit:West Lancashire Freemasons/Facebook
10代の頃に初めてオートバイの免許を取ってからというもの、バイクに乗るのが大好きだったおばあさんは、歩行に介助が必要な高齢になっても、バイク愛が冷めることはなかった。「90歳の誕生日には、憧れのハーレーダビッドソンに乗りたいわ」数年前に夢を語ったおばあさんの願いは、今年4月についに実現することとなる。
息子たちの呼びかけで、オートバイ協会のバイカーたちがサプライズで、おばあさんのために何台ものハーレーに乗ってやってきたのだ。
バイクに乗せてもらい、何十年ぶりかに風を切って走る体験ができたおばあさんの誕生日は、素晴らしい1日になったようだ。粋だね〜。
Bike-mad great-grandma rides Harley Davidson on 90th birthday | SWNS
バイク好きのおばあさんの夢「ハーレーに乗りたい」
イギリスのグレーター・マンチェスターのウィガンにある老人ホームに入居しているバーバラ・モリスさん(90歳)は、1950 年代初頭、大学生だった19 歳の頃に初めてオートバイの免許を取得した。当時は、バイクが一番簡単な移動手段だったことから、最初は125ccの小さなバイクに乗って大学に通っていたというバーバラさん。
その後、「ロイヤル・エンフィールド350」を手に入れ、親友だったマックさんと一緒に、バイクに乗って走ることを何よりも楽しんだ。
やがて、今は亡き夫のピーターさんと出会って、58 年間の結婚生活を送った。
バーバラさんの3人の息子たちは、バーバラさんのバイク好きを受け継ぎ、全員がバイクを所有して、バイクレースや同好会に参加するほど熱心なバイカーだ。
自身がバイクに乗るという生活は、すっかり過去のものとなってしまったバーバラさんだったが、年老いてもバイク愛が冷めることがなかった。
2022年、健康と運動能力の低下により老人ホームに入居した時にも、「90歳の誕生日に、大好きなハーレーダビッドソンに乗りたいわぁ」と、その夢を口にしていたという。
だがその夢が、今年の4月、現実のものとなる。

ハーレーに乗ったバイカーたちがバーバラさんにサプライズ
バーバラさんの息子の1人マーティンさんは、4月30日に90歳を迎える母のために、夢を叶えてあげようと、オートバイ協会「ウィドウ・サンズ・ノース・ウェスト・チャプター(The Widows Sons North West Chapter)」北西支部に協力を依頼した。同協会は、オートバイが大好きな人々が集まっている友好団体で、定期的にチャリティーのために募金活動を行っている。
バーバラさんの誕生日の願いを聞いた彼らは、快く承諾してくれた。
30日当日、バイカーたちが14 台のハーレーに乗って、バーバラさんの老人ホームにサプライズでやって来た。
息子たちはたくさんのハーレーが間近で走っているところをおばあさんに見せてあげたいという願いもあったのだ。
ホームの職員に体を支えられて外に出てきたバーバラさんは、息子とともに集まっているバイカーたちを見て驚いた。
だが、自分の夢を叶えてくれたことを知ると、興奮の表情を浮かべた。

ホームの職員に、誕生日用にと綺麗にお化粧を施され、ドレスを着せてもらっていたバーバラさんだったが、バイクにまたがってドレスの裾がまくれ上がってしまっても気にせず、久々に味わう爽快な走りを思いっきり楽しんだようだ。

image credit:West Lancashire Freemasons/Facebook
最高の誕生日を過ごすことができて喜び露わに
バーバラさんの孫娘カースティ・ハービーさん(34)は、地元のバイカー支部とともに、祖母へのサプライズ企画を手伝った1人だ。叔父は、おばあちゃんに「90歳になったらハーレーに乗りたいって言ってたよね」と言ったら、おばあちゃんは「あれまぁ!そんなことを覚えていたのかい?」とびっくりしているようでした。
おばあちゃんは目が悪いので、最初たくさんのバイカーたちを見てもそれがハーレーだとは気づいていませんでした。やっと気づくと、言葉にならないほど驚いて喜んでいました。
それにしても、90歳でバイクに乗りたいなんて、おばあちゃんは恐れ知らずというか…(笑)
昔から、おばあちゃんは鋼の精神を持って、強く生きてきた人でした。きっと、おばあちゃんたちの世代の女性ならではという感じで、恐いものなんか何一つないのでしょうね。
ハーレーでのツーリングを楽しんだ後、バーバラさんは感動と喜びをこのように語った。
風に吹かれると、なんだか年月が溶けていくように感じたわ。若い21歳の頃に戻ったような気分だった。顔に風が吹くのを感じるのは、信じられないほど素晴らしい経験だったわ。パワフルなハーレーダビッドソンに初めて乗る夢が叶った90歳の誕生日。バーバラさんにとって、まさに特別な1日になったようだ。
References:Wigan great-grandma's wish to ride a Harley-Davidson on her 90th birthday comes true/ written by Scarlet / edited by parumo
あわせて読みたい





コメント
1. 匿名処理班
バイク好き
かわいいババア
BKB イェイ!
2. 匿名処理班
この夢の為に動いた人達も楽しんだお婆ちゃんご本人も本当に素敵だ
3. 匿名処理班
意味が分からない
バーバラさんの3人の息子たちは、全員がバイクを所有しているのなら、なぜすぐにおばあさんの夢をかなえたやらなかったのか?
ハーレーにこだわるのならレンタルするなり同好会で借りれよ
4. 匿名処理班
目から水が…
自分もできるうちに老父母に沢山お土産持たせてあげたい
5. 匿名処理班
トップ写真のハーレーはバイクではなくトライクだね。
日本ならメットなし、普通自動車運転免許や旧制度からの移行の中型免許で乗れるやつ。
メチャ高いけど。
6. 匿名処理班
嬉しい悲鳴「は〜れぇ〜〜〜」
7. 匿名処理班
高齢でバイクに乗るのも凄いけど
若い頃にバリバリにバイクを乗り回してたのもカッコイイ
年齢的にロカビリー世代とかだったりするんだろうか
良い息子さんと協力者の人たち持ったね
8. 匿名処理班
>>3
「誕生日にハーレーに乗りたい」なのに誕生日でない日にハーレー乗せてどうするんだい?
9. 匿名処理班
カラパイアで、海外で呼びかけで集合というのはよく見るけど、日本は無いものなのかな?
10. 匿名処理班
>>3
お祝いをみんなでするっていうのがわからんのか
サプライズパーティーなんだよ
11. 匿名処理班
>>9
Twitterとか有志の集まりとかあるけど、チャンネルを自分が広げるかどうかよ
古の2chではゴミ拾いとかしてたわけで
12. 匿名処理班
表現が詩的だ。カーペンターズを思い出した
13. 匿名処理班
>>12
どこ?と思って記事を読み返してみた
たぶん最後のおばあさんのコメントのことなんだろう
なんか気分わかる(勘違いだったらゴメン)
14. 匿名処理班
>>3
ばあちゃまの憧れが大型のハーレーだったら、持ってるバイクや安全に乗りこなせるのがせいぜいで400くらいの場合には叶えてあげられないよなぁ。
どうせならばあちゃまと同じバイク好きの人たちに協力してもらって盛大にやろうってことかもしんないし
15. 匿名処理班
バミューダ海域、ハワイはワイキキ
16. 匿名処理班
>>6
素晴らしいハレの日だったんだな
17. 匿名処理班
>>3
日頃大型バイクに乗ってないのかもよ
自分一人ならともかくばあちゃんの命もかかるとなると、大型バイク運転は躊躇する
18. 匿名処理班
>>3
バイク好きな人たちって沢山の人たちとの集団ツーリングとか大好きだったりするんだよ(人にもよるとは思うけど)。
同じバイクで沢山の人たちと連れ立って長距離移動して出先の風景や食事楽しむのが最高らしい。そういう同好会というかイベント的な集まりもあるみたいよ。
一度だけ私も家族が乗ってるハーレーの後ろに乗せてもらったけど、若くても普段乗ってないから振動やかかるGとか結構疲れたのでおばあちゃんなら尚更周りのフォローしっかりしてないと危ないとおもうから入念に計画しないといけなかったのもあるんじゃないかな。