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雨に打たれながら悲しい表情で店の前に座っていた犬。SNSがきっかけで8か月ぶりに飼い主と再会

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(著) (編集)

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 去年12月、雨のなか道端に座り込んで、とても悲しそうにしている犬が通りすがりの人々の心を打った。最低でも 4日間は、そこに座っていたという。

 背中に悲しみを背負いながら、うつろな目で座っている犬の姿は、通行人に撮影され、SNSに投稿された。

 その動画が注目を集めたおかげで、飼い主が判明した。犬は、8か月前に飼い主のもとから行方不明になっていたこともわかった。

 必死で犬を探していたが見つけることができなかった飼い主は、犬と再会することが叶い、喜びの涙を流した。犬も同じ思いだろう。

悲しそうにたたずむ犬が目撃される

 去年の12月、マレーシアのネグリ・スンビラン州スレンバンの商店街の前で、土砂降りの雨の中、じっとたたずむ犬が目撃された。

 商店街の店主の話によると、犬は最低でも4日連続で外に座っていたという。

 誰かを待っているのか、目の前の通りをうつろな目で見つめる姿は、大きな悲しみを抱え込んでいるように見え、通行人たちの注目を集めていたようだ。

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 普段から路上で出会った迷子の犬猫たちに、定期的に餌を与えている動物好きのジムさんは、その犬にも餌を与えようとした。

 しかし、犬はなかなか心をひらいてくれなかった。それでもジムさんは根気よく、適度な距離を保ちながら犬を見守り続けた。

 やがて、犬はジムさんが与えた食べ物を口にするようになったが、悲しそうな表情が消えることはなかったという。

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 ジムさんは、そんな犬の様子を撮影し、TikTokでシェアした。すると、「こんなに悲しそうな犬を見たことはない」と、たちまち動画は拡散した。

@jimjimmie

Replying to @ciktarusma Kesetiaan yg tiada penghujung. kesian dia😌 #anjingjalanan

♬ Kiss the Rain – Elise Bechstein
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SNSの拡散で飼い主が判明

 TikTokの動画が注目を集めたことで、犬の飼い主が判明した。

 犬は、ヌグリ・スンビラン州スレンバンに住むヴァーニさん(40歳)という女性に飼われていたようだ。

 動画を見たヴァーニさんは、ジムさんに連絡し、バイラバと名付けられたメス犬が間違いなく自分の飼い犬であることを伝えた。

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 ヴァーニさんによると、バイラバは5年ほど前に野良犬だったところを保護し、そのまま飼うことになったという。

 バイラバがいなくなったのは、去年の5月10日だったそうだ。

友人に世話を頼んだところ、爆竹の音が怖くて逃げだしてしまった

 当時、ヴァーニさんは体長を崩して病気になり、療養のために実家があるマラッカに1か月間帰ることになった。

 気がかりだったのは、バイラバのことだ。すると、ヴァーニさんの夫が「会社の敷地内で面倒みるから心配しなくていい」と言うので、その言葉に甘えた。

 ある日、夫は1日出張でペナンに出向かなければならず、友人にバイラバの世話を頼んだ。

 餌をやりに来た友人は、会社の門をきちんと閉めることなく去った。

 その日は休日で、爆竹が鳴り響き、恐怖で怯えたバイラバは開いていた門から逃げ出してしまったという。

 夫が会社に戻ってきた時には、すでにバイラバの姿はなく、家族は1か月間バイラバを探し回った。しかし、どこにも姿を見つけることはできなかった。

 愛犬が行方不明になったことを聞いたヴァーニさんは、泣き崩れた。

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pixabay

私は、実家から戻って来て、バイラバの名を呼びながらあちこち探し回りましたが、バイラバはどこにもいませんでした。

1か月捜索して、私は自動車事故で死んでしまったかもしれない、または誰かに連れ去られた可能性もあるかもしれない、という思いが沸き上がり、「バイラバはもう戻ってこないのだ」と、愛犬を失った事実をゆっくりと受け入れていきました。(ヴァーニさん)

8か月後の奇跡で愛犬と再会

 バイラバが行方不明になってから8か月後の昨年12 月、ヴァーニさんの妹が、ジムさんのビデオを偶然見つけた。

 動画の犬がバイラバだと確信した妹は、すぐにヴァーニさんに連絡した。

 去年末、姉妹はバイラバが行方不明になった場所から約4km 離れたセンダヤンの近くまで車を走らせた。

 バイラバは、当局に保護されていた。ヴァーニさんは、バイラバが避妊去勢手術を受けていたために、店舗に配置される前に当局に連行された可能性があるのではないかと思っている。

 そうなる前に無事に再会できたヴァーニさんと家族は、安堵のあまり号泣した。

私はそこに行ってバイラバの名前を呼びました。家族でみんな泣きながら、犬を抱きしめました。(ヴァーニさん)

 8か月という不安と恐怖の期間は、ようやく終止符を打った。

 飼い主と再会したバイラバは、もとの家に戻って今は安全に暮らしている。

 ヴァーニさんは、このように話している。

バイラバはとても甘やかされています。子供たちと一緒に寝るのが好きで、めったに騒ぎません。

本当に、再会できてよかった。バイラバと、また家族として一緒に暮らせることができてとても幸せです。

References:Lost Dog Reunites With Her Owner In Seremban After Viral Video Shows Her Waiting Every Day/ written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 14件

コメントを書く

  1. ちょっと姿が切ないけど
    人通りの多そうな場所に居座っている所を見ると
    人に不信感を持つまではなさそうだし、飼い主さんに見つけてもらおうとしてる感じがあるね。

    • +26
  2. 心細かっただろうね。家に帰れて良かったよかった。

    • +30
  3. こういうことが普通にあるから他人にペットの世話を頼むことが怖いんだよな
    家に戻れて本当に良かった

    • +44
  4. よくない

    野良犬への餌やり絶対ダメ

    さっさと保健所に連れて行けば、マイクロチップ情報登録から飼い主にすぐ連絡があったはず

    • -41
    1. >>5 タイの遺失物管理や保健所が、迷子犬猫対応してるといいけどね。

      >>6 ヴィーガンじゃないけど、
      犬猫同様に人間を愛する動物を食べている、
      命を頂いている、っていう事を忘れないのは大切だと思う。

      • +3
  5. 戻れて良かった。
    そして多くの人が共感する優しい世界にも安堵感。

    ただ、牛にも馬にも感情があるので、多くの人がさらに共感の輪を牛馬豚あたりにまで広げてくれたらどんな安心な社会になるだろうって思ったんだ。

    • -21
    1. >>6 その共感とはどの感覚を誰にだい?牛肉豚肉桜肉おいしいねぇ~じゃないよね?
      無理、全人類意識の統合は。その発想の時点で他者から自分への共感を切り捨ててるからね。
      そこを理解出来る人間が増えると今よか少し争いは減るかもねぇ

      • +1
  6. うちが飼っていた犬や猫も突然の大きな音はすごく苦手だった
    でも逃げ出したりはしなかった、たいてい私のベッドの真下とかクローゼットのある隅の方で小さくなってた
    保護犬や保護猫だからなのかな、だとしたら世話をするとき知っておかないとむずかしそう

    • +2
  7. >当時、ヴァーニさんは体長を崩して病気になり、療養のために実家があるマラッカに1か月間帰ることになった。

    体長を崩して病気になるって聞くとめちゃくちゃ恐ろしい病気に感じる(笑)

    それはそれとして、怖くて絶対に他人のペットの預かりなんてしたくない
    ペットホテルに預けるお金貸して欲しいって言われたほうがマシ

    • -9
  8. 8か月もどこにいたのかな?
    たった数日、悲しそうな顔で座り込んでいたってことは
    それまでは誰かに飼われていた可能性が高いけど…
    自らの意思で逃げ出したのではないのかもしれない

    • +1
  9. ペットでも子供でもそうなんだけど普段面倒を見慣れていない人はどうしても必要な注意やお世話に欠けが出がち
    犬に食べさせてはいけないものだとか記事の例のように門扉は必ず閉めるだとか猫でも窓開ける子がいるから鍵までしっかり閉めるとか、飼い主からしたら日常になってて当然すぎて預けるときに一々注意したりしない部分で事故が起きる

    もしものときは専門の人に頼むか慣れた人にお礼を払ってお願いするのが良いと思う

    • +5

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