この画像を大きなサイズで見る新たな研究によると、未就学児(幼稚園児)は、能力のない人間より、有能なロボットから学ぶことを好むそうだ。
しっかりと教育を受けた学校の先生もうかうかできないこの研究は、カナダ、コンコルディア大学の研究チームが科学誌『Journal of Cognition and Development』(2023年3月9日付)で発表したものだ。
それによると、ロボットを好むかどうかは年齢によっても違いがあるが、5歳にもなれば相手がきちんと人間ではなく「機械」と認識したうえで、ロボット教師から学ぼうとするのだそうだ。
小さな子供は相手が人間じゃなくても学ぼうとするのか?
小さな子供はどんな相手から学ぼうとするのだろうか? 相手が自分とは違う存在であっても、頼れると思えば学びとろうとするのだろうか?
こんな疑問に答えるべく、コンコルディア大学の研究チームは、「能力が不十分な人間の教師と有能なロボット教師を対決させる」という実験を行なってみた。
実験に参加したのは、まだ学校に通う前の3歳と5歳の子供たちだ。彼らにはとあるインターネット会議に参加してもらった。
この会議には子供たちのほか、若い人間の女性と人型のAIロボット「Nao(ナオ)」が参加した。
この画像を大きなサイズで見る子供たちに無能な人間と有能なロボットを見てもらう実験
2人(女性とロボット)は並んで座っており、その間には車のおもちゃやボールなど、身近なものがいくつか置かれている。そして会議が始まると、2人はそれらに名札を貼りはじめる。
ところが、女性が貼るラベルはいつも間違っている。たとえば、車のおもちゃに”本”という名札を貼ったり、ボールに”靴”と貼ったりする。これに対し、ロボットはいつも正しい。
この後で、今度はターキーベイスター(焼いている七面鳥から流れる肉汁をかけ直すための調理器具)やシリコン製のマフィン容器といった、ちょっと珍しいものを子供たちに見せる。
そして前回と同じく、女性とロボットはそれらにも名札を貼る。だが今回2人が貼る名札には「ミド」「トマ」「フェップ」「ダックス」など、まったく意味のない言葉が書かれている。
そのうえで子供たちに、その見慣れぬ物体の名前を尋ねてみる。子供たちは初めて目にする物体の名前をなんと答えるだろうか?
この画像を大きなサイズで見る子供はロボットか人間かに左右されず有能な方を信頼する
すると3歳児では特に違いはなかったが、5歳児の場合、「人間よりもロボットが貼った名札の名称を答える」ことが多かったのだ。
5歳児は事前にロボットが正しい名札を貼ったのを見て、人間よりも信頼できると思ったのだろう。身近な人間よりも、有能なロボット教師から学ぶことを選んだのだ。
研究チームはその後、また別の子供たちで、人型ロボットのかわりにトラック型ロボット「Cozmo(コズモ)」を使って、同様の実験を繰り返している。
その結果は先ほどと同じで、子供の選択がロボットの姿形に影響されていないことが確認された。
さらに子供たちに、謎の動物やロボットを見てもらうという実験も行われている。そのうえで、その謎の存在の体が生身の内蔵と機械のどちらでできているか質問したのだ。
この質問に3歳児はうまく答えられなかったが、5歳児だとロボットなら機械と答えた。つまり5歳にもなれば、「ロボットが機械であり、自分たちとは違う存在であると理解している」ということになる。
それでもやはり、優秀でさえあれば、彼らはロボットから学習しようとするのである。
この画像を大きなサイズで見るいずれAIロボットが教師のかわりに?
今回の研究では、5歳の子供は、相手が自分たち人間とは違う存在であることをきちんと理解しつつも、無能な人間よりも優秀なAIロボットから学ぼうとすることが明らかになった。
これまでもロボットのボディタッチが心を動かすなど、ロボットに人間ならではの繊細なコミュニケーションをさせられることが判明している。
今回の結果も、教師という大切な人間の役割を、ある程度はロボットで代用できることを示しているだろう。
研究チームのエリザベス・ゴールドマン氏は、「テクノロジーの利用が増え、子供たちがそうした機器と接する機会が増えるにつれ、テクノロジーが彼らの学習を支援するツールとなりうることを理解することが重要です」と語っている。
追記:(2023/04/01)本文を一部訂正して再送します。
References:Preschoolers prefer to learn from a competent robot than an incompetent human: Researchers at the Cognition and Language Development Lab tested three- and five-year-olds to see whether robots could be better teachers than people — ScienceDaily / written by hiroching / edited by / parumo
















教師ガチャ、生殖者の事件は無くなりそうね
研究した訳じゃないけど、幼稚園児は有能な人間よりも不十分な能力のないロボットから学ぶことですら好むだろ
幼児が社会から与えられた偏見が育つ前故に
人種差別をしないように種族を差別しない結果で。
相手がどんな所属であるかより一人の人間として見た結果では。
>>3
偏見が100%完全に純然たる後天的性質ならそうだろうけど、実際には反社会的だったり理解できない行動する個体を排除拒絶無視したりするのは群れを形成する社会的生き物にわりと特徴的な性質だから本能的なものだと思う。
逆に犬猫や狼とかが別の生き物を迎え入れて群れの一員としたりする例もあるし、良好なコミュニケーションを取れることこそが社会性の面では見た目よりはるかに重要なことなんだろうな。
普通に私生活でもまともにコミュニケーションとれないやつってものすごいストレスだったり悩みのタネだったりするし…
いかん愚痴になってしまう…
>>3
>幼児が社会から与えられた偏見が育つ前
人間は生まれ出た瞬間から、下手をすれば胎内にいる時から社会からの影響を免れない
幼いからって偏見に染まってないと思うのはそれこそ偏見よ
人間か、ロボットか、動物か、植物か、という情報源よりも情報を重要視するのは、子供の頃、速く走りたくて犬の真似をしてみた経験からするとよくわかる。
そして平らな場所だと犬の真似は速く走れなかったが、階段だと子供のサイズだと犬の真似すると早くなると感動した後、親に怒られた。
同じこと3回きくと人はイラっとした顔するけど
ユーチューブの動画は何回でも同じ事繰り返してくれる。
ネクタイの結び方はユーチューブで覚えました。
凄く勘違いしている
ロボットの造形が人間である必要もないし、ロボットの必要もない
教師の代わりにコンピュータが全て教えればいいだけ
そりゃロボットは言うことがコロコロ変わったりヒステリックに怒鳴ったりしないからな
実際知識の伝達って点に関してなら機械の方が客観的で確実だししつこく聞いても不機嫌になったりしないからね
映画のターミネーター2で、息子の相手をするターミネーターを見て母親のサラコナーが「ターミネーターは意味もなく怒ったり殴ったり酒に溺れたりせず辛抱強く子供の相手をする理想の父親だ」って言ってたことが何とも正しい皮肉だったって証明されてしまったね
>>8
逆にロボットに変なこと教えようとするのもリアルだよな
>>13
自分も含めたどんな人間も不完全だから、そうしてしまうかもしれない。
これは、大人でも普通にそうだろ。
自信満々に間違ったことばかり言う無能上司がいたら、
大事なことは自分でそっとググって調べるようになる。
>>9
要するに人間は幼少期から大人に至るまで、より優れた知性を好ましく思う傾向があるということで、これは知性の進化の原動力と言って構わないのかも。
>>9
同感
コレ正しいことを教えてくれるのがロボットじゃなくて人間だったとしてもそっちを選ぶと思うよ
こどもの頃って感情というか人となりに敏感だよね
大人よりよっぽど見た目じゃなく中身を感じてる
うーん、
赤ちゃんにとって人間は見慣れてるから
初見はロボの方に興味をしめすだろって思う。
・・・で時間経過で、
更にロボにのめりこむのか、
やっぱり人間がイイわってなるのかは個人差ってことで。
感情表現を親や大人から学び、共感性と社会性を同期させて周囲に溶け込むうちに人間らしくなっていくけど
純粋な知識を吸収する範囲も限られていくからね。知識が限定されると教養も培われにくくなる
現代のメディアの報道も時を経て偏向性を帯びてしまって、どの偏向を好むかどうかでしかなくなっている
>>12
ならば有能な倫理法律の補助ロボットが将来の事件を未然に防ぐかもしれない。
>>12
AIロボットの長所も学んだ方が良さそうだ。
どんな形のロボットでも正しければ信頼を勝ち取れるってことね
まあこれまでもSFとかでロボットやAIとの友情や信頼ってのはたくさん描かれてきたからね
それをちゃんと研究で明らかにしたって感じか
>>15
友情とか ロボットへの信頼とか
そういうウェットなのじゃなくて、
例えば「カボチャの実がなる季節?冬じゃね?」
「カマキリは、芋虫から蛹を経て成虫になるんだろ?」
みたいに適当な事ばっか言う親よりも、
キンダーブックや図鑑に書いてある事を信用するようになる
…ってのと同じようなもんかと思うが。
教育の機械均等じゃ
冒頭の文章の行末に着いている「相」って、何を書こうとしたの?
「新たな研究によると、未就学児(幼稚園児)は、能力のない人間より、有能なロボットから学ぶことを好むそうだ。相」
大人は自分が詳しくない事とか知識に自信がない事を聞かれると怒り始める時あるからな
知識量は将来AIに勝てなくなるとして、人間は出力が感情的になるのが良くも悪くもって感じ
いっそ大人も子どもと一緒に質問者側になって情報の引き出し方とか解釈の仕方を先導する教育とかできたら面白そう
ロボットどうこうじゃなくて正確なものの方選ぶんじゃないか
生き物は生存率上げるため優秀なリーダーに従うとか聞いた
ロボットのデザインと年齢によると思う
ターミネータ相手なら警戒するし
わかるわ
chatGPTと会話してるとこいつ凄い有能な上真摯に丁寧に根気強く答えてくれてなんだかとても申し訳なくなってくるくらいだもの。
子供はもとからロボット大好きやろ
4~5才辺りから子供扱いせずに真面目に質問に答える事を望むと思う。稚拙な質問の真意を汲み、答えがブレずにかつ納得させられるような答えは難しいけど、それに努力してくれる相手を好む。
また、子供を演じるという事も既に理解しており、子供らしさを求める大人に対して演じる事も普通。
子供のほうがある意味残酷というか、有能な人と無能な人を見分ける能力があると思う
大人に対してもそうだし同じ子供に対しても
大人になるとそのへん鈍るし、人柄や社会的地位など他の側面を見たり自分の利益を考えて他人との接し方を判断するようになるから子供とは違う価値基準になるね
まぁどっちが良いとは言えないけど、子供の頃を思い出すと子供が有能なロボットを信じるのは当たり前だなぁと