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84歳男性が行方不明に。救助隊をおじいさんの元へ導いたのは愛犬だった

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(著) (編集)

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image credit:Debora Mtz/Facebook
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 メキシコで、84歳のおじいさんが、近くの街に行くといって自宅を出た。ところが数日たっても帰ってこない。

 心配になった家族は警察に連絡し、大掛かりな捜索活動が始まった。救助隊が訓練を施した捜索救助犬と共に懸命に捜索したが、どこを探しても見つからない。

 行方不明になってから1週間後、当局は、一縷の望みをかけておじいさんの愛犬「パロモ」をおじいさんが最後に目撃された場所に連れていった。

 するとパロモは、おじいさんの残り香を敏感に嗅ぎ取り、砂漠で途方に暮れているおじいさんの元へ救助隊を導いたのだ。

近くの街に行くと言い残し、行方不明になったおじいさん

 11月27日、メキシコ・ソノラ州モクテスマに住むドン・グレゴリオ・ロメロさん(84歳)は、近くの街に行くと言って自宅を出たまま、行方がわからなくなった。

 心配した家族は町中を捜索したが、ロメロさんを見つけ出すことができず、家族は地元当局に助けを求めた。

 捜索救助隊は訓練された捜索救助犬を使って、ロメロさんの行方を求めて砂漠地域を捜索したが、ロメロさんについての手がかりは全くなく、1週間経っても発見されなかった。

 このままでは、生死さえも危うい。そう思った当局は、一縷の望みを託して、ロメロさんを誰よりもよく知っている彼の愛犬、パロモ(2歳)の協力を仰ぐことにした。

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お手柄パロモ、ロメロさんを発見する

 パロモは 1 週間前にロメロさんが最後に目撃されたとされる場所の近くに連れてこられた。

 すると、飼い主の残り香に気づいたようで、パロモは救助隊を率いて不毛の砂漠に足を踏み入れ、奥へと進んでいった。

 人気のない砂漠だけの風景を3km以上進むと、パロモは更に救助隊を導くように丘や峡谷の間を通り抜け、進んだ。

 そしてついに、パロモはロメロさんの姿を発見した。

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 ロメロさんは、脱水症状に陥っていたが、幸運なことにまだ余力があった。

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 その後、救助隊はロメロさんを砂漠から救出して安全な場所へと移動させ、治療のために地元の病院へと搬送した。

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飼い主を見つけたヒーロー犬パロモ

 パロモは、もちろんロメロさんについて一緒に病院へ行った。

 病院では、病室にはいることは許されず。パロモはドアの外に立ち、じっとロメロさんが治療を終えて出てくるのを待っていたという。

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 ロメロさんの捜索には、多くの人々が集まり尽力したが、なんといっても最終的に居場所を突き止めたのは、愛犬のパロモだった。

 救助隊は、このように締めくくっている。

主人公は、ヒーロー犬パロモです!普段からの飼い主との絆があればこそ、この発見につながったのでしょう。

今回の件から見てとれるように、動物が飼い主に対して抱いている愛情に、疑いの余地はありません。特に、パロモのロメロさんへの愛情は予想以上のものでした。私たち捜索隊を導いて、飼い主の命を救ったのです!

 家族の話によると、ロメロさんはすこし認知症の傾向が出ていたようで、その症状の1つである「見当識障害」があったかもしれないという。

 見当識障害になると、時間や季節がわからなくなったり、今いる場所がわからなくなったり、誰なのかわからなくなるといった症状が現れる。

 ロメロさんは、出かけた先で、今いる場所がわからなくなってしまい、家に帰れなくなってしまい、砂漠の方まで迷い込んでしまったようだ。

References:Rescuers Fail To Find Man Lost In Desert — So They Ask His Dog For Help/ written by Scarlet / edited by / parumo

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この記事へのコメント 21件

コメントを書く

  1. 愛犬パロモが居なかったら確実に助からなかったな・・御祖父ちゃん(;^ω^) 良かった良かった。

    • +10
  2. こういうワンちゃんを名犬と呼ぶのだね。

    そしてオジイチャン、84歳の高齢ながら何日も砂漠にいて、普通なら◯んじゃっててもおかしくない状況なのに、衰弱しつつも意識ははっきりしてて、
    支えられながらも自力で歩いている。

    タフガイだぜオジイチャン!

    • +16
  3. 大好きなおじいちゃんの香りをしっかり覚えてたんだね
    1週間も砂漠でさまようなんて相当過酷だったろうにご無事で良かった

    • +9
  4. だから犬が大好き
    犬の嗅覚は数キロ先までかぎ分けるっていうから砂漠での3kmなんてほんの鼻先なんだろうね
    てか最初からこの子に託せばよかったんじゃねっていうのは野暮か

    • +2
  5. 冬場とはいえ
    84歳のオジィが1週間どうやって生き延びたんや…
    夏場やったら半日でアカンようになるけど…

    • 評価
    1. ※6
      しかも自分の足で歩いている
      不可能だな

      1週間は盛っている
      よくあることだ

      • -8
      1. ※8
        盛ってるとか作ってるとか俺はわかってるとか
        ここでしょっちゅう書いてるのきみ?寒いし痛々しいから気づいたほうがいいよ

        • +2
      2. ※8
        それだと最後の目撃者も家族と口裏合わせて話を盛ってるんでしょうか?しかしたとえそうでも私は家族による姥捨て山失敗事件なんじゃと思ってしまったので、それよりははるかにマシですね。それに家を出たのが本当に一週間前だったとして、最初から砂漠にいたかは定かでなく最後の飲食はずっと後だったのかも。

        • +1
  6. パルモ姉さん、パロモがロメロを見つけたんだってさ!

    • +5
  7. 先月の出来事か。
    もうおじいちゃんも家に帰ってワンコと過ごせてるんやろな。

    • +7
  8. 砂漠で1週間はあまりにも辛い
    見つけてくれて本当に良かったけど、もうちょっと早く名犬探偵の助力を仰いでいればと思ってしまった

    • +2
  9. 実家は新興住宅地だが
    駅まで車で20分程のクッソど田舎
    徒歩なら1時間くらいかかるだろう
    そんな場所で犬の散歩中に
    「駅はどっちですか❓」って80前後の男性に
    訊かれた事あったよ…
    しかもその住宅地の住民ではないそうで
    「山の上から来た」って言ってたw
    もちろん住宅地は山の麓などではないw
    服装はきちんとしている人だった…

    • +5
    1. >>11
      そういうときは
      「さあ?私もわかりませんので、交番で聞きましょうか?」
      と交番へ誘導するか、
      「今タクシー呼びますね」
      と言って110番すると良いらしい

      • +10
  10. ラブミックスだね。警察犬情報では、ラブはシェパより嗅覚が良いそうだ。

    • 評価
  11. 家の前に突っ立っているご老人がいたので、心配で中に入れて話をきいたら、タクシーで来たとか言うので、その辺まで連れて行ったがどうもはっきりしない。
    結局警察にお任せしたら、家の後ろのマンションの人だったとか聞いたことがある。
    他にも、家に帰りたい、家は〇〇町で、と歩いてすぐの町なのに真逆の方向行こうとしたとか。

    • +7
  12. 中米といえば、麻薬カルテルがヒャッハーして○し合いしているイメージがあるけど(偏見)、こんなほっこりニュースもあるんですね。目から鱗でした

    • 評価
  13. 天寿を全うする時、何もわからなくなって彷徨って大地に抱かれてこの世を去る、
    個人的に割と理想の去り方…なんて思ってしまった。ワンコにまで探しに来られちゃあ帰宅するしかないよなあ。

    • +2
  14. 日本だったら担架に乗せてもらえるか、自衛隊員さんが背負ってくれるところ。
    でもお祝の歌はついてた。

    • 評価
  15. たった2年でこれ程までの絆ができるんだな。
    犬の2年て人間だと10年くらいなんかな?

    • +3

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