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他にもあった。死ぬことを禁じている村と遺体の埋葬が認められない島

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(著) (編集)

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 世界には、驚くようなルールや法律を定めている国が存在する。前回、スヴァールバル諸島では死ぬことを禁じられているという話をしたが、他にも同様のルールが存在する場所があった。

 今回は、死ぬことを禁じているスペインの村と、遺体の埋葬が認められない島を、その理由とともに紹介しよう。

死ぬことが禁じられている、スペインのランハロン村

墓地が過密状態だった

 1999 年、スペイン南部のグラナダ州にある人口4000人の村ランハロンのホセ・ルビオ村長(当時58歳)は、死を禁止することを発表した。

 勅令の理由は、地元の墓地の過密状態だった。つまり、誰かが死んでも埋める墓地スペースがなかった。

 また村長は、故人の魂が混雑した墓地で、まともな永遠の休息を得ることができないと感じていたようだ。

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pixabay

 そこで、村長は村人たちに皮肉的に、かつユーモアを含んで「故人が安らかに休むのに適した土地を取得するために、地方自治体が必要な措置を講じるまで、健康に細心の注意を払って、生き続けること」と発表した。

 これが、「ランハロンでは死ぬことを禁じる」となったわけだ。

 保守派で知られているルビオ村長は、前任者が墓地を拡大する業務を怠ったと非難し、「死の禁止」を出した理由について、当時このように述べていた。

この禁止令は、政治家が何年にもわたって頭を抱えてきた問題に対する迅速な解決を促すための反応にすぎません。

私はただの村長であり、傲慢ではありません。私の頭上には神がいて、最終的に物事を実行するのは神です。

 最終的に、この勅令はルビオ村長いわく、「誰もがユーモアのセンスとそれを遵守したいという強い願望を持って受け入れた」ということだが、墓掘り人や花屋、葬儀場のオーナー、地元の司祭などから、生計についての心配や不満の声が寄せられたそうだ。

現在も死ぬのは違法

 2003年、この村に導入された法律によって、新しい墓地の建設が禁じられた。

 国の環境評議会が、保護区や地下水位の高い地域で、墓地を新設または拡張することを禁止したのだ。

 というわけで、今も死んでも故人を埋めることができるスペースが不十分で、地元の人々は困りに困っている。

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pixabay

 人間いつか死ぬ。どれほど健康に気を配るよう呼びかけられても、またそのように生活しても、突然の事故や病気は起こり得る。

 それでも、新たな墓地ができるまで、なるべく健康に生き続けなければならないのだ。

 この村ほど、健康でいることへのプレッシャーを強烈に感じる場所はないかもしれない。

 また、「死ぬこと禁止」の法に違反する者への処罰は明らかにされていないが、違反者は明らかにその行為に責任を負わなければならないという。

 ただし、死んでしまったら、違反者であってもどんな処罰も受けることはできないのではないか?

 なんだか村人を困惑させるに過ぎない法律のようだが、結局は新しい墓地の建設を禁じている環境法の修正が必要だろう。

 「政府を説得するための、より良い戦略を思いつくことができるかどうか」ということが、今の村の課題になっているそうだ。

遺体の埋葬が禁止されているロングイェールビーン

島での埋葬は認められない

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 ノルウェーのスヴァールバル諸島、ロングイェールビーンでは、死自体は違法ではない。しかし、埋葬に関しては法的に認められていないという。

 ウェブサイト『TheNorwayGuide』によると、このような記述がある。

死体の腐敗を防ぐ永久凍土のため、スヴァールバル諸島に遺体を埋葬することは許可されません。

通常、死の危機に瀕している人々は、より良い治療のためにノルウェー本土に運ばれます。

 極寒地のため、100年以上前の死体でも腐敗しないのだとか。

 ちなみに、スヴァールバル諸島には他にも奇妙な法律があるので、こちらを見てみよう。

References:Reason why some towns around the world have tried to make dying illegal/ written by Scarlet / edited by / parumo

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この記事へのコメント 12件

コメントを書く

  1. ゾンビパニックになったら、これらの島に逃げ込めばいいのだな!

    • +7
  2. 遺体を燃やす事を浄化にしてくれた我が国の宗教に感謝だな
    でなけりゃこっちもあっという間に埋葬地尽きてたわ

    • +6
    1. >>2
      日本の信仰って本物の仏教じゃなくて他の神様混ざってるけど「今回はそこまでの最高傑作じゃなかったと認めて、魂だけやり直してこい」的な輪廻が散見されるのが、滅した肉体への諦め的な意味でとても都合が良いよね
      すっごい神様とかご先祖に死後仕えるとして…そんな絶対的なお役目に見合うほど100%の肉体じゃないっていう謙遜とか自信のなさなのかもしれないけど。
      使い古して老衰した肉体はお気に入りではあるけど、防腐保存してあの世に持ち越すほどの神格はないんだよなぁ。

      • +2
    2. ※2
      火葬なんて、かなり大量の薪で
      長時間じっくり焼かなきゃ骨にならないし
      (火事みたいに短時間の激しい炎で黒焦げになっただけでは
      中身の肉はまだ生焼け)、富裕インテリ層でないとなかなかだよ。

      平安時代ぐらいは、庶民は河原とかに遺体を捨てに行って
      野犬やカラスが片付けてくれてたし、
      江戸時代とかも土葬が一般的で、
      ていうか戦後も’60年ぐらいまで半数ほどは土葬だった。

      • +6
  3. 火葬も結構コストかかるからね
    単純に50kg~70kgの肉の塊はそうそう燃やし尽くせんよ

    • +7
  4. 墓地スペースが少ないことを反映して
    墓地代が高騰する日本

    • +4
  5. やっぱバイオの力で肥料になりたいな、死後は。

    • +2
  6. 我が国にも「まだ完結していない作品を執筆中の漫画家や小説家は死ぬことを禁止する」法律が必要だと思うの( ;∀;)

    • +5
  7. 土地は増えないんだから焼けばいいと思うの

    • 評価
  8. 火葬の環境への負荷はいかがなもんだろう?

    • -1
    1. ※12
      生きてる間にかけてる負担に比べれば微々たるもんでは。土葬する土地作るために伐採とか無理な整地工事とかするよりよほどエコなんじゃ。

      • -1

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