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実の母と父は姉弟だった。驚愕の事実を10代の頃に知ってしまった女性の物語

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(著) (編集)

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 誰だって秘密はあるし、たたけば埃がでるものだが、世の中には、他人には絶対に言えない辛い秘密を抱えながら生きている人がいる。

 イギリスのラジオ番組で、64歳の女性が自身の出生の秘密を打ち明けた。愛情溢れる家庭で育ってきた女性は、18歳の時に実は養子であることが打ち明けられる。

 女性は、出生証明書を手掛かりに実の両親について調べたところ、実の母と父が姉弟であることを知ってしまったのだ。

 その衝撃に打ちのめされたが、支え続けてくれた養父母のおかげで、自分が大切にされていることを実感できたそうだ。

18歳の時、自分が養子であることを打ち明けられた女性

 これまで内に秘めていた衝撃の事実を、イギリス・BBCラジオ4の番組『Life Changing』のインタビューで告白したのは、テレサ・ウェイラーさん(64歳)さんだ。

 ウェイラーさんは幼少期、ミドルセックス州(現在のカウンティ・オブ・ロンドン)に住む上級公務員とその妻のもとに養子として引き取られた。

 愛情ある家庭で育てられたウェイラーさんだったが、18歳になった時に自分が養子であることを両親から打ち明けられ、出生証明書を見せられた。

 そこには、テレサ・モーリーン・オライリーという実母の名が記名されてあった。

 当時、ロンドンのセント・パンクラスに住んでいた実母は、ウエイトレスの仕事をしていたという。

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photo by Unsplash

実の両親のことを調べたところ、姉弟であることが判明

 数年後、20代半ばになったウェイラーさんは、市のソーシャルサービス(社会福祉課)に連絡し、養子縁組ファイルを取り寄せた。

 そこで初めて、実母テレサさんが自分を出産したのは16歳の時だったことを知った。

 さらに父親について調べてみると、当時15歳だった、実の母親の弟であることが判明してしまう。ウェイラーさんは自分の親は実の姉弟だったことに驚愕した。

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photo by Pixabay

恥と嫌悪と衝撃に苦しみ続ける

 BBCラジオのインタビューで、ウェイラーさんはこのように打ち明けた。

最初、その事実を知った時はショックと嫌悪と恥を感じました。

養父母は厳格なカトリックの家庭の中で私を育てたので、結婚前の性行為は禁止だったし、なにより実の両親がきょうだいなんてタブーもいいところだと思いました。

でも、事実を知り、なぜ自分が生みの親に見捨てられたのか理解できました。

同時に、もし自分がこの先子供を産めば、私と同じように早期発症の関節炎など、健康問題を抱える可能性があるのかもしれないとも思いました。

 ウェイラーさんが入手した書面には、テレサさんと弟が合意の上で性行為をしたのか否かという詳細は記されていなかったという。

私は他の誰よりも劣っている、他の誰にも受け入れられない。多分、私を生んだ人は良い家庭に育たなかったのかもしれない。

だって普通の家庭ではそんなことなんて起こるはずがないのだから。それに、そんな親に生まれた自分だって、いい家庭に恵まれる価値なんてない。

私は、罪悪感と嫌悪感でそう考え、このことは絶対に誰にも言えないし、誰にも知られてはならないと思っていました。

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photo by Unsplash

 「この事実のせいで、実の親は自分のところに戻っては来なかった。自分は生まれてきてはいけない子、必要とされない子」と強く思い、深く傷ついたウェイラーさんは自分を「汚物」と呼ぶようになり、自身の恋愛でも苦しむことになった。

男性と交際したこともありましたが、真剣になり始めるとすぐに関係を終わらせました。そうすれば、家族を作りたくない理由や秘密を明かしたくない理由を話し合う必要がなくなるからです。

カウンセラーに打ち明けたことがきっかけで心境に変化

 だが、時が経つにつれ、ウェイラーさんは心に抱えた秘密を重荷に感じるようになった。

 ついに、自分1人では耐えられなくなり、30代になった時にカウンセラーとして働いていた親しい男性の友人に打ち明けたそうだ。

そしたら、驚くべき反応がありました。その人は、こう言ってくれたんです。「君という存在はこの世で君だけだ。この世に生を受けるべき存在だから生まれてきたんだ。この世にどのようにしてもたらされたかなんてまったく関係ないし、その定義づけは間違っている」と

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pixabay

自分は愛されている存在であることを知る

  ウェイラーさんは、その言葉を繰り返し自身に言い聞かせることに努めた結果、最終的に自分自身がそう信じられるようになったという。

その時点で、養父母に話すべきだと決心しました。実の親について、自分の将来についてを打ち明けることはとても辛かったですが、実際には養父母は非常に協力的でした。

ただ、私がもっと早くに話せなかったのはそれだけ悩んでいたからだと知って、彼らも非常に苦しんでいました

 ウェイラーさんは、長い間悩みに悩んで、子供を持つことを断念した。

子を持つことが私の唯一の願いと言えるほど、私は子供を望んでいました。だけど、自分の出生の事実を知り、もし子供が私と同じように健康問題を抱えることになったらと思うと、辛かったけど、生涯子供を持たないという決断を下しました。

 しかし、長い間心の中で持ち歩いていた「秘密の箱」を、ウェイラーさんはついに開けた。その時の心境をこのように語っている。

打ち明けて良かったです。時間が経てば経つほど、より一層その気持ちが強くなっています。そして人生で初めて、私は自分が誰かにとって大切な存在であるのだと実感することができました。

References:Brave woman tells BBC about discovering her parents are brother and sister | indy100/ written by Scarlet / edited by / parumo

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この記事へのコメント 34件

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  1. 両親が赤の他人同士なのに肉体関係があると初めて知ったときは驚いた

    • -36
  2. 実際に健康問題があるっていうのが可哀想だ
    やっぱ近縁はだめなんだな

    • +45
  3. 日本でも古墳時代の皇族で
    木梨軽皇子(きなしのかるのみこ)と妹の
    軽大娘皇女(いらつめちゃん)が兄妹なのに
    ラブラブになっちゃって島流しにされて
    セルフでララバイした歴史がある。

    • -5
    1. ※4
      古代日本は、たしか、同母兄弟はタブーで、異母兄弟はOKだったんですよね。

      聖徳太子の親世代が、異母兄弟夫婦ですねー。

      • +20
    2. >>4
      昔は異母きょうだい同士は結婚して子供を作るのはオッケーだったんだよね。

      聖徳太子の両親も異母兄妹。皇族とか身分の高い人達は、むしろ同族婚を奨励してたようなところがある。

      でも同母のきょうだい同士だと『同胞戯け(はらからたわけ)』と呼んで忌み嫌われてたらしい。

      • +22
  4. 自分がしたわけでもないんだしそんなに気に病まなくても良くない?が第一印象

    • -17
    1. >>5
      そうか?
      自分の両親が実の兄妹や姉弟だったらショックだわ…
      異性のきょうだいがいるしリアルに感じて忌避感が強い
      一人っ子や兄弟・姉妹しかいなかったら感じ方違うのかもだけど

      • +11
      1. >>24
        実の両親を知ってるか否かにもよるかな
        すぐに養子に出されてるから他人も同然だと思うけど、厳格なクリスチャンだとそうもいかないんだろうね

        • +1
  5. キリスト教の思想を植えつけられてるからめちゃ悩みぬいたんだろうな。
    俺だったら、誰かに話せば騒がれるちょっとした秘密程度にしか思わない。

    • +9
    1. >>8
      宗教は助けにもなるけど、厳格なのも重荷になるよな

      • +4
  6. どういう事情で養子に出されたのか
    本人としてはどうしても気になるけど
    どんな理由でも本人のせいではない
    だから罪悪感や劣等感を持たないで欲しい

    • +22
  7. 養子には自分の出自を知る権利があるとはいえ
    これは知りたくなかっただろうな

    • +18
  8. なぜ養子に出したのか、理由まで知った方がまだ納得出来たかもしれませんね。世間体を気にして養子に出したのか、若すぎて育てられなくて養子に出したのか…実の親に会うという選択をする人もいるけど、複雑すぎてつらいでしょうね。

    • +12
    1. >>14
      16才と15才で、若くて育てるのは難しいかもしれないし、親の援助があったとしても世間体があって育てづらいと思う。
      養子に出して幸せに育ててもらった方がよいのではないかな。
      自分なら親には合わないかな。もし分かったとしても遠くから眺めるだけで。知らないふりして幸せに生きることを実の親も望んでいるんじゃないかな?人によるかもしれないけど。会ったところで罪みたいなのを蒸し返されるような気がする。

      • +4
  9. この人自身が何かしたわけでも落ち度があったわけでもないのに人生かけて悩まないといけないのは辛かったね
    周りの人にも恵まれて愛情をかけてもらってたからギリギリ耐えられた感じする
    助けも愛情も安全な生活もないなかで似たような悩みを抱えてる人はどうしたらいいんだろうね

    • +24
  10. 岩井志麻子の「ぼっけぇきょうてぇ」を思い出した

    • +3
  11. どこにでも理解ある彼くんが現れるなw

    • -15
  12. イギリス版リアル暗夜行路か…
    暗夜行路はインセストではないけど、出生の秘密とその苦悩という点で

    • +1
  13. 知るタイミングがもっと後ならマシだったのかな
    若いころは良い意味でも悪い意味でも、自分に人と違う点があると特別視しがちだし

    • +12
  14. 近親相姦絡みの記事だと障害なんて滅多に発生しないし別にいいじゃん的な意見よく見るけど、実際に生まれる子供のこと全く考えてないよなと前から思っていた
    めちゃくちゃいい記事だ

    • +23
  15. 今やってる大河の義時と八重はおばと甥の関係だけど、恐らく母親同士は異母姉妹だからセーフってこと?
    日本だと異母兄弟はセーフなとこあるよね

    • +4
  16. 日本でももちろんタブーだが、こういう熱心なキリスト教徒の場合よりはダメージが小さいだろうな

    • +7
  17. コレは宗教とか関係なく普通に精神にクリティカルヒットだろう
    本当の親だと信じて育ってた場合自分が実は養子だったってだけでも結構ダメージあると思うぞ
    養父母やカウンセラーなど周りにいい人たちがいたからこそ受け入れられたんだろうな

    • +7
  18. >自分の両親が実の兄妹や姉弟だったらショックだわ…

    偏見から発生している差別である

    同性婚が認められているのように、近親婚も認められれば差別は消える

    愛があればいいじゃない。同性婚よりも近親婚が自然な行為だ

    • -15
    1. >>30
      果たして本当に愛があったのかどうやって分かるんだろう
      もしかしたら少しずつ洗脳していったり無理に圧かけて思い通りにしていったのかもしれないじゃない

      • +8
    2. ※30
      近親婚が多くの国で違法となってるのは血が濃くなりすぎるがゆえに子がなんらかの障害を負って生まれてくる率が圧倒的に高いからという根本的な問題があるからなんだよ
      実際記事のテレサさんも健康に問題を抱えてらっしゃるようだけどそれだって親の近親婚が原因かもしれないわけ
      その辺同性愛と一緒にしてもらっては困る

      • +9
    3. ※30
      未成年の近親相姦の場合は多くは性的虐待にあたる。

      • +4
  19. 虐待されて育ったわけでもないのに贅沢な悩みって思っちゃう。悩みや苦悩は人それぞれなのはわかるけど、「お前さえいなければ私は幸せになれたのに」なんて言われて育つより百倍マシだと思っちゃうよ。養子に出されなければそういう目に遭っていたかもしれないわけだし・・・妬み嫉みなのは百も承知だけどさ。

    • -11
    1. >>31
      そんなあなたの悩みも他の人にとっては自分より100倍マシと思われてるよ

      • +5
  20. 養父母がめちゃくちゃいい人たちでよかった

    • +11
  21. 私も、知っていますよ。子供の
    聞いた事有ります。
    子供が生まれた場合、奇形児が生まれる確率が高いとか。
    でも、そこの家庭は、そんな事ありませんでした。
    美男、美女の、ご兄弟でした。

    • -1
  22. 本人になんの落ち度罪もないのに辛いですね。

    私のおばは従兄弟と結婚して子供が四人産み1人足の悪い子がいました。
    私の夫の叔母も従兄弟と結婚して2人産み、子供は健康でした。
    知り合いも従兄弟同士で結婚して3人兄弟ですが、1人足の悪い兄弟がいるそうです。

    従兄弟同士の結婚は違法ではありませんが血が濃くなりがちなので、避けた方がいいのは本当なのかもしれないと思いました。

    • +2
  23. 「実の親が」を読み落とし、「親が」きょうだいだったが為に自分たちは子供を作らず養子(私)を取ったという話だと思って読み進めてしまった

    • 評価
  24. 中国とロシアは合法。
    まあ、世界中王族とかは叔父姪叔母甥姉弟兄妹父娘母息子の行為も結婚も当たり前だったから。
    カリギュラとかハプスブルク家とか歴代ローマ法王とか。

    • 評価

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