
隣どうしの囲いにいる2匹の犬は、間にある壁に身を乗り出し、鼻と鼻を押し付け「大丈夫、ひとりぼっちじゃないよ。」と慰め合っているという。
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壁ごしからお互いを慰め合う保護犬たち
アメリカ、ワシントン州パスコ にある動物保護施設「トライシティーズ・アニマルシェルター」に、今年8月にやってきた白いメス犬のソフィアは、明るく元気な性格で、施設暮らしが快適になるようにがんばってきた。だが時に寂しくなる時もある。でも大丈夫。そんな時は壁から身を乗り出せば、隣の囲いにいるオスのデュークが彼女を励ましてくれる。

サラセノさんが2匹のこの行動に気づいたのは、デュークのビデオを撮っていたところ、壁の向こう側のソフィアが出てきた時だ。サラセノさんは、このふたりの甘い交流に心を打たれた。

保護犬たちはお互いに支え合っている
ソフィアは、以前から隣犬に対して、甘えるような態度を示すことがあるそうで、「保護犬たちが、少しでも悲しさや寂しさを和らげる方法を見つけると、私はいつも嬉しくなります」とサラノセさんは語る。ソフィアとデュークの絆は、思いがけないものだったという。
ソフィアは明るく元気いっぱいなことで知られていたが、デュークは物静かで、クールな性格の持ち主だという。
ソフィアは愛すべきおバカさんで、撫でてもらいたくて体ごと寄りかかってくるのが大好きです。デュークは生真面目であまり感情を表しませんが、時折やさしい一面を見せてくれますデュークはソフィアの明るさと愛情に心を許したのだろう。2匹とも通りをさまよっていた野良犬だった。境遇も一緒なので分かり合える何かがあるのかもしれない。
ソフィアはとにかく犬の友達が欲しかった。その執念と魅力的なダンボのような耳で、デュークに積極的にアプローチを繰り返し、素敵な友情関係を結ぶことができたのだろう。

ソフィアに永遠の家が見つかる
ソフィアは9月末に永遠の家族を見つけることができた。彼女はきっとデュークの心地よさと優しさを忘れることはないだろう。だがデュークはまだ施設にいて、家族に愛情を注いでもらえるような家を探している。施設の中で最も長く暮らしている、物静かで心優しいデュークにも早く良い家族が見つかるといいね。
References:Shelter Dogs Comfort Each Other By Touching Noses Over Their Kennels - The Dodo / written by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
このあと
デュークも同じ家に引き取られてくれないかな〜…
2. 匿名処理班
デューク…デュークぅー‼︎(ToT)
3. 匿名処理班
2匹一緒に…とまではいかなかったのね
ご近所さんが引き取ってくれたら万々歳だなあ
4. 匿名処理班
今後の展開によっては映画化できそう
5. 匿名処理班
これは可愛い
6. 匿名処理班
デュークもこのあと引き取られて、この話を知った飼い主さんが二匹を会わせてあげたらいいな。
それか、後からこの子も飼います!が最高なんだけどね。そうなればいいな…
7. 匿名処理班
2頭とも立ち耳で、なんとなく顔立ちも似てる気がする。
野良犬だったのに人懐こいソフィアは、飼われてた子なのかなあ。
ソフィアの里親さんとお隣さんとかが、デュークを引き取ってくれたら素敵だな。
「またお隣さんだね!」って。
8. 匿名処理班
デュークめちゃくちゃ好みなんだが
大型犬の雄がすこ