
そんな家族の元に今年1月、ゴールデン・レトリバーのツェペリンが迎え入れられた。すぐに友情が芽生えた2匹。ボウイの妹分となるツェペリンは、犬として生きる術の全てをボウイから学んでおり、絶大なる信頼を寄せている。
階段の降り方もボウイから学んだようだ。ボウイが3本脚で階段を下りている姿を見て、ツェッペリンも同じように3本脚で階段を降りるのだ。
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病気の合併症で後ろ脚を失ったボウイ
ノースカロライナ州シャーロットに住むカリサ・マクスウェルドさんが飼っているアラスカン・クリー・カイのボウイ(オス 5歳)は、長期にわたる健康問題を抱えており、去年8月に合併症を患ったことから後ろ脚の1本を失った。3本脚になったボウイは、家族のサポートを受けながら新たに3本脚で生きていく方法を学習しなければならなくなった。
しかし、ボウイは障がいをものともせず、すぐに3本脚での生活に適応するようになったという。
新しくやってきたツェペリンと絆を育む
飼い主は、今年1月新しい犬を家族に迎え入れた。ゴールデン・デトリバーのツェペリン(メス 3歳半)だ。ツェペリンは、ボウイとあっという間に絆を育み、ベストフレンドとなった。妹分のツェペリンは、兄貴分となるボウイからたくさんのことを学び始めた。
犬種が異なることから、最初はツェペリンが大きくなればボウイが怖がってしまうのではと心配したのですが、ツェペリンはとても優しくボウイに接していて、ボウイのペースで遊び、お兄ちゃん的存在のボウイをいつも守っているようです。(カリサさん)
ボウイと同じようで3本脚で階段を降りるツェペリン
ある日、カリサさんはツェペリンが家の階段を降りる姿を目撃してはっとした。それと同時に心が温かくなったという。ツェペリンは、普段ボウイが階段を降りる仕草を真似、3本脚で階段を降りてていたのだ。
ツェペリンはボウイの階段の降り方を見て学び、それが一番かっこいい降り方だと思ったに違いない。だって大好きなお兄さんがやっていることだもの。My six-month-old puppy learned how to walk down the stairs by watching her brother.
— Karisa Maxwell (@KarisaMaxwell) June 7, 2019
Her brother only has three legs.
This is the end result 😂 pic.twitter.com/ITpBcbg7EK
カリサさんがどれだけもう1本脚を使うように教えても言うことを聞かない。
ツェペリンはボウイがしているのと同じように、壁に体をもたせかけ、脚を3本だけ使って階段を降りるのだという。
その光景は2匹のゆるぎない信頼関係を伝えているようで、カリサさんは心が洗われる気持ちになったという。
ツェペリンは、何よりもボウイのことが大好きなようです。ツェペリンにとってボウイの脚が3本しかないことなど問題ではありません。
ツェペリンはこれから成長する度、ボウイの仕草を真似し続けていくことでしょう(カリサさん)
References:Puppy Goes Down Stairs Just Like Her Three-Legged Brother - The Dodo/ written by Scarlet / edited by / parumo
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コメント
1. 匿名処理班
犬の笑顔ってなんでこんなに可愛いんだろう
2. 匿名処理班
寄り添う気持ちがそうさせるんだろうね
ちょっと思ったけど人間同士だとそういうつもりでも
障害のある人をバカにするなとか悪ふざけするなとか
言われがちになりそう
3. 匿名処理班
ずっと3本足だと過度に負担かかって問題あるけど階段ぐらいなら大丈夫かな…?
4. 匿名処理班
いいなぁ素敵な信頼関係
以前骨折した飼い主の歩き方を真似して健康なのに片足上げて歩いてたワンコとかも話題になってたけど、犬って尊敬する相手のこと真似したくなるものなのかな
5. 匿名処理班
前にもカラパイアで松葉杖の飼い主と同じ歩き方をするワンちゃん紹介されてましたよね!
ボウイとツェペリン…飼い主はロック好きなのか!?笑
!Σ( ̄□ ̄;)
6. 匿名処理班
幸せそうな顔してるのがいいね
こちらも最高にほっこりしたよ
7. 匿名処理班
なんか、涙出た・・・TT
8.
9. 匿名処理班
階段の降り方って後天的に学ぶものなんだなー
飼い主が足怪我してゆっくり階段降りてたら、飼い犬もゆっくり降りだしたって記事も前にあったよね
10. 匿名処理班
こんなに共感性が高い動物は他にはいないわな
まあ仕草とか性格とか人間が品種改良してきた結果なんだろうけど、だからこそ責任を取って守りたいと思う
11. 匿名処理班
※2
そうですね…このわんこのケースと人間が障害の真似をする、それはなんか違う気がする。そこに親愛の情があっても。
12.
13. 匿名処理班
ストーンズ君とかフロイドちゃんも飼ってそうだな
14. 匿名処理班
>>4
人間も割と幼い頃は尊敬?親愛?する相手を自然に真似する気がします。兄弟姉妹で下の子が上の子の真似をしたり、子供が親の真似をしたりというのもありるような。
成長と共に真似っこは薄れていくんだけど。
15. 匿名処理班
最初の画像だけ見たら「左の犬!右の犬の足を噛みちぎった!?前面にある長いもの、あれ右の犬の足じゃね?」とかオモタ。左の犬の前面にあるのって「ちくわ」か?
16. 匿名処理班
とんでもなく可愛い!海パン似合いすぎ!!
アラスカン・クリー・カイという犬種を知らなかったのだけど、小さいハスキーなのね。
17. 匿名処理班
ウチにいた奴も、病気で後ろ脚を切断しました。
今でも、手術前の悲しそうな上目遣いを忘れることが出来ません。
医師から「犬は前足に重心がかかるので、三本脚になっても大丈夫」と説明を受けました。
が、長生きは出来ませんでした。
18. 匿名処理班
いまはわんこも再生治療あるから。もし通える距離の動物病院でやってたら診察うけてみてほしい。切断の決意をするまえに・・・
19. 匿名処理班
ほっこりしますね^^
20. 匿名処理班
ボウイの表情の豊かさよ