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世界初、人間のように考えて反応する素材を開発

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 アメリカの研究グループが、外部の刺激を感じて、考えて、反応する人間の脳のような新素材を開発したそうだ。

 あなたが誰かに左肩を叩かれたとしよう。すると、皮膚にある感覚受容体がそれを検出して、脳に触られたというメッセージを送信。脳はこの情報を処理して、左を向くようあなたに指示を出す。

 米ペンシルベニア州立大学と米空軍が開発した新素材は、まさにそのような処理を内部で行うことができるのだ。

 シリコンベースの集積回路に取って代わる新たな材料として、さまざまな応用が期待されるという。

脳のように振る舞う新素材

 スマホ、車、ロボットなど、現代のほぼあらゆる電子機器には、シリコン半導体で構成された集積回路が使われている。

 今回、ペンシルベニア州立大学の研究グループが発見したのは、シリコン半導体でなくても、あらゆる構成で集積回路を実現できるということだ。

 これによって、ほぼあらゆる材料がまるで考えているかのように機能するだろうことが明らかになった。

 この発見をもとに開発された導電性のソフトマテリアルは、外部の刺激をとらえて電気情報に変換。これをさらに処理して出力シグナルにする。

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導電性と非導電性のゴム素材で作られており、圧力の加わり方を感じて、それに応じて振る舞うことができる/Credit: Charles El Helou/Penn State/

 ライアン・ハーン氏は、「機械的な圧力がくわわると、それを感知し、思考して反応します。シグナルを処理する余計な回路なしでこれをやってのける工学材料の初の事例です」と説明する。

 脳は外からの情報を受け取ると、これを処理して、新しい情報を作り出し、適切に反応することができる。ハーン氏によると、彼らが開発したソフトマテリアルは、この脳の動作に似ているそうだ。

 この考える材料は、自律化された捜索救助システムやインフラの修復などに応用できるとのこと。生体ハイブリッド材料に組み込み、空気にただよう病原菌を検出して除去するといった応用も期待されている。

Novel material capable of ‘thinking’

触覚 + 視覚 = 自律移動

 現在、研究グループは、この材料で触覚だけでなく、視覚データも解釈できるよう進化させようと試みている。

 ハーン氏は、「現在、これを”見る”ための手段に変えようとしています。それで今回作成した”触覚”を補強するのです」と話す。

 最終的な目標は、標識を見て、その案内にしたがいつつ、何かに踏まれそうになったらそれを回避する、そんな自力で移動してしまう材料を開発することであるそうだ。

 この研究は『Nature』(2022年8月24日付)に掲載された。

References:Researchers engineer novel material capable of ‘thinking’ / written by hiroching / edited by / parumo

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この記事へのコメント 32件

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  1. これはヤバいやつだ…もうすぐスカイネットの足音がきこえて来そう。
    ターミネーターのあれ。

    • -5
  2. 勝手にハエなどの害虫をパックンし、食ったかすはきれいな空気に換えて放出
    そういう機能あったら是非一台欲しい

    • +5
  3. 機械生命体でも作り出そうと言うのかね? 実に興味深い。

    • +4
  4. 潰すことで電子回路のつながり方が変わって出力が変わる程度のことじゃないのか?

    • +4
    1. ※6
      回路が変わるとかそんなのもなくて◇の接続部が曲がると圧電効果で電線に若干電流が流れるからそこに変化があったってわかる程度じゃないの?
      ふわっとした説明しかないから何もわからんけど、一風変わった入力デバイスにしか見えないな…
      想像しかできない

      • +3
  5. 「考える」のか「考えているように」なのか、どっちやねん

    • 評価
  6. そのうち痛がる車とかできそう
    ん?まさに痛車?w

    • +4
  7. なんか有機的な見た目でいいですね
    そのうち自律進化しそう

    • 評価
  8. 古くは魔法のじゅうたん。

    ちょっと前では鬼太郎のちゃんちゃんこ。

    最近ではドクター・ストレンジのマントというわけか。

    • 評価
  9. 完全なスタンドアローンで?
    反射反応はそれでも出来るかもだが今後の展開考えたら外部からの命令必要なのでは
    それなら矢っ張りハッキングとか警戒しなきゃだね

    • 評価
  10. 考えて反応してるのかただの反射じゃね

    • +4
  11. 仕組みがわからん。
    この素材がスイッチの集まりってこと?
    もしくはトランジスタやダイオードの代わりってこと?

    • +1
  12. すごいっちゃすごいけどこれにしかできない新しいことが全然思いつかない

    • 評価
    1. ※14
      触覚として使うのだそうだけど
      それは凄いと思う
      触覚だよ? あの触覚

      • -1
  13. 何言ってるのか全く分からん
    加算回路と乗算回路と比較回路が埋め込まれてる?
    それを物理的な変形で表現したって事?

    • +1
  14. 人間脳のように考え、動く……考える筋肉……寄生獣?

    • +1
  15. ピンポイントバリア用のセンサーに使えそう

    • 評価
  16. 「考える」ってw
    「人に近い反応をするプログラム」を「考える」とは言わないぞ。
    勘違い、計算違い、思い違いができて初めて「考える」って言えるんだよ。

    • +1
  17. 電子回路になるスマート素材開発したでいいじゃんか…
    考えるってどういうこと

    • +2
  18. 最初の知性を持った生物が触覚に触れたら二回目はひっこめるというものだし
    一応知能の欠片かな
    AIならプログラムでいくらでもあるけどハードで作った点は新しい

    • +2
  19. ここまで何やってるのかまるで分からんテクノロジー系のトピックも珍しい…

    • +2
  20. 仮にこういう素材が車に使われた場合
    使用者の扱いが悪いと「コイツワシに対する扱いがひどい!どうやって○ろしたろか」とか考えそうで怖い(SF脳)

    • 評価
  21. この手の自律性のあるものは、間違った判断をしそうで怖いわ。

    • 評価
  22. 叩かれたらそっちの方確認するのは微生物みたいな反射じゃないの?

    • 評価
  23. これ単に変な構造のコントローラーでしかないよね。
    自分で何かを考えてるわけでは決して無い。

    • +1
  24. ちょっと…何言ってるのか分からない…

    • +1

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