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犬を手放さざるをえなかった教師、保護施設で別れの時、その場を離れられずにいた

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(著) (編集)

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image credit:Villalobos Rescue Center – Life 4 Paws, Inc./Facebook
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 路上をさまよっていた子犬が、やさしい男性教師に保護された。しかし、男性は大家に犬を飼うのなら出て行って欲しいと言われてしまった。

 救済施設に助けを求めた教師の話を聞いたスタッフは、施設が満員であるにもかかわらず、手を差し伸べた。その思いやりに心打たれたのだ。

 別れの時、教師はしばらく立ち去ることができなかった。愛おしそうに見つめるその姿が、施設スタッフの涙を誘った。

男性教師に保護された野良犬

 アメリカ・ルイジアナ州ニューオーリンズの路上をさまよっていた生後4か月のオスの野良犬が、地元の学校で教師をしている男性に保護された。

 男性は犬を飼うつもりだった。ところが、大家は男性に犬を追い出すか、飼うなら出て行ってほしいと告げた。

 アメリカの公立学校の場合、給料はあまり良くはない。正規雇用でない場合もあり、すぐに首を切られてしまうこともある。そう簡単に引っ越しすることはできないようだ。

 苦しい決断を強いられた男性は、7月24日の朝、動物救済保護施設『Villalobos Rescue Center』に子犬を連れて行った。

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施設スタッフ、男性と子犬の別れに涙

 施設のスタッフが出勤してきた時、男性は犬と施設の前で待っていた。

 スタッフは、施設が既に定員をオーバーしていることを知っていたが、話だけ聞いてみようと男性に耳を傾けた。

 事情を聞いて、男性のやさしさに胸打たれたスタッフは、なんとかして子犬にいい飼い主を探してあげたいと思い、犬を引き取ることを伝えた。

 書類記入などを済ませた男性は、すぐにその場を立ち去ることができなかった。最後に犬に「さよなら」を言おうとしたが、なかなか言えず、しばらくの間一緒に過ごしていたという。

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 その光景を見たスタッフは、再び胸が締め付けられ、涙を溢れさせずにはいられなかったそうだ。

今日、私たちはあることを学びました。

全てのヒーローが、マントを身に着けているわけではありません。

犯罪と無力感に満ちた街のどこかで、この男性は知識を武器にして、日々教壇に立ち、人として大切なことは何かを教えているのです。

 その後、スタッフは男性教師に敬意を表して、犬を「スカラー(学者)」と名付けた。

このストーリーが、みなさんの心を豊かにし一緒に学ぶことで、ほんの一瞬でも違いを生むことができることを願っています。

 施設のFacebookにこのように綴られたスタッフの思いは、多くのユーザーの心を動かしたようだ。

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第2のチャンスに向けてステップを踏んだスカラー

 現在、スカラーは施設で元気にしているという。

 元教師でもある施設創設者のティア・トーレスさんによると、スカラーは教師たちによって運営されている別の施設『The Pet Pack Rescue Initiative』に移動したそうだ。

スカラーの物語は、今始まったばかりです。この救助はスカラーが永遠の家を見つけるためのステップに過ぎません。

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 路上の野良犬に対し無私無欲な行動を取った男性教師や、親切な救済施設の援助のおかげで、この先スカラーが「第2のチャンス」を得られる永遠の家を見つける可能性は、そう遠くないかもしれない。

References:New Orleans Teacher’s Emotional ‘Goodbye’ With Dog Has Happy Ending – The Dodo/ written by Scarlet / edited by / parumo

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この記事へのコメント 33件

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  1. 貧乏ってやだな

    金がなければ愛すら手に入れられない

    これが現実

    • +33
  2. スカラー、キリッとして賢そうな可愛い顔してるね
    離れ難いの分かるわ

    • +19
  3. 切なすぎて泣く…どんな想いで預けたかと想像したら辛い。。。これから先2人とも幸せでありますように。

    • +34
  4. すべての物語がハッピーエンドにはならない。でも、少しでもそこに近づけることは出来る。
    まだまだ結末は先なんだ、変えられるさ!

    • +16
  5. やむを得ない理由で愛犬と別れるのは辛いな
    このふたりに良い出会いがありますように

    • +17
  6. この男性は昔愛していたワンコがいたのかなぁ

    • +5
  7. 悲しいけれど人生にはままならないことも数多くある
    この男性にも、このワンちゃんにも幸せになって欲しい
    そしてどちらも報われる社会であって欲しい

    • +28
  8. ちょっとウルッときた
    別れてもお互い幸せな生活になるといいな

    • +14
  9. 切ないけど

    飼えるかどうかくらい先に確認してから保護しようぜよ…

    • -21
    1. ※9
      いや…先に保護したれやw
      1時間後も同じ場所にいるかわかんねーだろうがw

      • +10
  10. 何兆も稼いでる人がいる一方で、まともな職に就いてても多くの人はこんな生活なんだろうな…

    • +7
  11. きっと裕福で子供のいるご家庭と巡り会えるんじゃないかな?だって名前がスカラーだよ絶対賢い子になるよ

    • +1
  12. (教師) 貧しさに負けた
    (犬)  いえ世間に負けた
    (教師・犬) この家も追われた
    いっそ施設にいこうか
    力の限り生きたから
    未練などないわ
    花さえも咲かぬ
    二人は枯れすすき

    • 評価
  13. 非常に悲しいけど、犬や猫は絶対病気になるから金がないと飼ってもかわいそうな目にあわせる事になるのも事実
    北欧のようにペット用の保険がもっと盛んになってほしい

    • +3
  14. 良い引っ越し先があれば
    ワンちゃんと暮らせるんだけどね…

    • +5
  15. 大人になってから分かる、犬を飼うハードルの高さよ…
    可愛いだけじゃ飼えないは至言だ

    • +14
  16. 犬との別れもだけど、1匹の犬を飼うこともできない自分の無力さも辛いんだろう
    でもこの人は施設に託すところまでちゃんと責任を果たした

    • +17
  17. アメリカの悪い面と良い面の両面を感じた
    貧困、格差、思いやり……
    (日本が進んでいる道でもあるんだけど)

    • +1
  18. 普通ペット可物件に引っ越すよね
    教師なら職も安定してるやろし
    大家に反対されただけが理由じゃないと思うけどなあ
    独身だと世話もできんやろしそういうことも含めてじゃないの?

    • -19
    1. ※23
      アメリカの公立学校はあまり給料がよくないと書かれてるよ
      それにあなたにとっての普通と他者にとっての普通は様々な背景により違ったりもするから
      もう少し相手の事情などに思いをはせてみるほうが様々な人を追い詰めたり傷つけたりしないで済むかも

      • +19
  19. アメリカでも公立教師は悲惨な待遇なのか…

    • +1
  20. 私はあるアメリカ人に人生をめちゃくちゃにされたけど、それは良い人も悪い人も世界中に散らばっていることを理解しています。

    • -2
  21. 結末は、ネットユーザーが動いて心優しき教師に引っ越し代と家賃支援になるかと思ったら、そうはならなかったとは。
    でもお犬様だけに、まだそうなる可能性、ワンチャンあると思います。

    • 評価

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