この画像を大きなサイズで見る飲んでいる時は夢見心地でも、飲みすぎてしまえば辛い二日酔いが待っている。後悔しても後の祭りだが、しばらくするとまた懲りずに二日酔い。そんな人に朗報かもしれない。英国で「飲む前に飲む」二日酔い防止サプリが発売されたそうだ。
スウェーデンの「DeFaire Medical」社が開発した「Myrkl」は、アルコール分解細菌を配合したプロバイオティクスサプリメントだ。Myrklに含まれる細菌(微生物)が小腸内でアルコールを水と二酸化炭素に分解する。
服用して60分で最大70%のアルコールを分解する力があるのだという。
お酒好きには夢のようなサプリかもだが、ちょっと待ってほしい。その効果についてはまだまだ不確かなところがあるからだ。
細菌が小腸でアルコールを水と二酸化炭素に分解
「Myrkl」は、人体に有益な作用をもたらす細菌の力を利用した、いわゆる「プロバイオティクス・サプリ」だ。
発酵させた米ぬかから得られた2種類の細菌、枯草菌と有胞子性乳酸菌(バチルス・コアグランス)が含まれており、その作用でアルコールを水と二酸化炭素に分解する。
細菌たちをそのまま飲んでは胃酸でやられてしまうので、カプセルに包んで、アルコールが人体に一番吸収されやすい腸に届けられる。
この画像を大きなサイズで見るMyrklの効果は、『Nutrition and Metabolic Insights』(2022年6月23日付)に掲載された研究で紹介されている。
この研究では、健康で若い白人成人24人に7日間Myrklかプラセボを飲んでもらった後、体重に応じて50~90mlのアルコールを与え、それからの2時間、血中のアルコール濃度を検査した。
その結果、Myrklを飲んだ人は、プラセボの人に比べて、最初の60分で血中アルコール濃度が70%低くなることが確認されたのだ。
これはアルコール度数40%のお酒を50ml飲んだとしても、15mlしか飲んでいなのと変わらないくらいの効果があるということだ。
ただし効果は限定的で、個人差があります
この結果を見て、Myrklがあればいくらでもお酒が飲めると大喜びするのは少々早いかもしれない。だがちょっと待ってほしい。
そもそも二日酔いの苦しみとは何だろう?
1つにはアルコールの脱水作用による頭痛が挙げられる。それからアルコールが直接胃に作用したことで起きる、胃のムカつきや吐き気だ。
だから腸から吸収されるアルコールが減れば、脱水症状が軽くなり、頭痛はマシになるかもしれない。だがMyrklがアルコールを分解するのは腸内なので、その胃への悪影響を和らげることはできないはずだ。
そもそも人体に吸収されるアルコールが減れば、お酒の醍醐味の1つである酩酊感は得られないことになる。
この画像を大きなサイズで見るそれから先ほどの研究では、参加者24人中14人の結果しか報告されていないという気になる点もある。残りの10人は開始時から血中アルコール濃度が低かったため除外されたのだという。
さらに人によって結果にバラツキがあるために、研究結果は正確かと言われると心もとない。
ついでにこの研究では、被験者に一杯お酒を飲んでもらう前に、7日間毎日Myrklを服用し続けてもらっている。
だがMyrklの推奨される飲み方は、お酒を飲む1~12時間前に2錠で、研究での服用法とかなり条件が違う。
この画像を大きなサイズで見る最強の二日酔い予防法は飲まないこと
ほかにも、今回の研究対象とされた若く健康な白人以外にも効果はあるのか? 腸や肝臓に病気のある人ではどうか? 男女による効果の違い、食事をしながらお酒を飲んだ場合、ほかの薬を飲んだことによる影響などなど、気になる点はいくつもある。
「プロバイオティクス」は私たちにとっても身近なもので、それをセールスポイントにしたヨーグルトやサプリは普通に売っている。
Myrklに含まれる細菌もほとんどの人にとっては安全だ。だが病気などで体が弱っている人の場合、腸内細菌のバランスが崩れて感染症になったり、腸の調子が悪くなったりする可能性はあるかもしれない。
決してMyrklを否定しているわけではない。きちんと二日酔い予防効果が発揮される人はいるだろう。
だがいくつも不明な点があることを考えれば、最善の二日酔い対策は「お酒を飲みすぎないこと」を肝に銘じておくのがよさそうだ。
References:Myrkl: new anti-hangover pill said to break down up to 70% of alcohol in an hour – what you need to know / written by hiroching / edited by / parumo
















米ぬかで発酵分解する感じか。米ぬかって
フグの毒やらなんでも消してしまえるな。
米ぬかの研究なら日本の方がいいの作れそう。
これ単にお酒に強い人になるだけで、どんどん強いお酒を飲み様にならないんですかね…
※2
そうです、アルコールを分解するのを助ける
つまりは、アルコールが少ないお酒を飲んでるのと同じこと
従って、のん兵衛は、お酒に酔うのが目的なので
サプリを飲んだら、酔いが薄いのでもっと飲むことになる
のん兵衛からしたら、酔う前に分解してしまうので
非常に無駄なことをしてるに過ぎない
このサプリは、お酒を飲めない人用ってことです
※2
しかもこのサプリは小腸でアルコールを水と二酸化炭素に分解するって言うから
飲めば飲むほどオナラ&ゲップが出るって事だよね
それはそれでちょっと嫌だ
たくさん飲まなきゃ酔わないって損な気がする。
そこまで呑む必要性が感じられない
自分が酔うためじゃなく付き合いや仕事で飲む人はまだまだいるから、(アルハラにならない限りで)負担が少なく飲めるならいいことなんじゃないかな
本来なら肝臓で分解されて排出されるはずだったアセトアルデヒドは大丈夫なのかな
そのままだと毒物にしかならないけど
最大70%
実際は1%
ただし効果は限定的で、個人差があります
この免罪符を書いている製品の信頼性は限りなくゼロ
これって逆効果では?
お酒を飲むのは酔いたいからでしょう?
それよりも
「ほんの少しのお酒で脳は充分に酔って満足感を得る一方、肝臓にはほとんど負担がかからない」
という、つまりは上戸を下戸に変えるような薬の方が役立つのではないですかね。
そういう薬が開発可能かどうかはわかりませんが。
>>9
世の中には無理矢理酒を飲ませる犯罪者がいるのだよ。
全く飲まないけど
他人との席で飲まざるを得ない場合があるから隠し持っておくのはあり
上手く断るのが一番だけど中々ね…
有用に使う人よりも、酔っ払わないからガンガン飲むぜウエ〜イ的なアホが増えるだけな気が
スウェーデンの会社がイギリスで発売開始するの?
先ずスウェーデンで発売開始やないの?
なんか胡散臭いね
>>12
イギリスの方が新規ビジネスに対する法律の許容度が高い、とぎ理由?
ダイエット〇〇に連なる、人類の欲深さが生み出すマッチポンプ製品の罪深きことよ
コレに手を出す程の人は抑々呑兵衛だよな
量が増えるだけで終わりそう
体にちゃんと作用するものなら医薬品で、サプリという名の時点で効果がない
日本でもウコントかヘパリーゼとかあるけど、飲みすぎるために薬飲むっていうのはよくわからんな… 長く酔いたいなら強い酒をちびちびやればいいじゃん 大量に飲めるという自分を誇示したいのか?死ぬぞ?
今の日本で、大酒対策のサプリなんて需要は微々たるモノだろう
若者は「飲酒の習慣がない」&「大酒を呑める金銭的余裕がない」だし
年寄りはそもそも「大酒を呑める体力&体調がない」んだから
>>17
お水の人限定ですかね。
お酒が弱すぎて飲み会に行きたくてもいけない私みたいな人は使ってみたいけど、数回だけでいいかな。
何が嫌ってあの吐き気が嫌だからそっちで開発してくだしあ
お酒を飲まないので興味は無かったのに、サムネが面白過ぎて読んじゃった。
その態勢反則だw
呑みたい人が飲む薬ではないね
呑まされたくない人・酔わされたくない人が自己防衛のために飲む薬ですわ
ボトル稼がにゃいけない
ホステス ホストにとっては
朗報じゃないか!
イギリスじゃなく日本先行なら
需要見込めるのに
酔いが弱くなるから酒量自体は増えそうだけど、分解は腸でやるから胃には今まで以上のアルコールが届いて痛めつけられるってことでしょ。
酒代を増やしつつ胃から来る二日酔いのリスクは高めるってことになるじゃないか…。
ちゃんと分解してくれりゃいいんだけど…
分解が進まずアセトアルデヒドばかり生成されちゃって、酔う前に二日酔い状態になっちゃったりすると悲惨だぞ。
酔うために飲む多くの人はその分たくさん飲むんだから無意味な薬だな
二日酔いがつらすぎて酒やめた勢からすると期待。しかし効果が薄そう…
本当にお酒(アルコール)の味が好きな人ってどれくらいいるんだろう。
ノンアルコールビールとかあるけど、あれは苦味のホップ&麦水を飲みたいわけでしょ。
40年くらい前の強制飲みニケーションのバブリーな時代だったら売れたかもしれん。