障がいを抱える猫と仲間の猫の友情物語
 アメリカに住む女性が飼っている3匹の猫のうちの1匹は、生後しばらくして、神経性の疾患を抱えていることが判明した。

 徐々に病は進行し、上手に歩くこともできなくなってしまった猫だが、仲間の猫が支えとなり、その励ましにこたえるかのように力強く生きている。
広告
This special needs cat has an emotional support cat

進行性の障がいを抱えた灰色猫ピップ

 アメリカ在住のTJさんは、家族経営の農場を中西部に所有しており、ある日その農場で迷っていたオレンジ色の子猫を引き取った。
 その後、マーフィーと名付けられたやんちゃで遊び心がある子猫に、仲間を迎え入れてあげようと思ったTJさんは、ピップという灰色猫を飼うことにした。
 生後8週間だったピップを迎え入れたTJさんは、ピップを飼い始めて3〜4週間経った頃、ピップの動きが正常でないことに気付いた。
歩く時に足元がふらついて、壁にぶつかることが多くなったんです。心配して複数の治療を試みましたがよくならず、その後カリフォルニア州のUC Davisアニマルクリニックに連れて行って精密検査を受けさせたところ、病気がわかりました。(TJさん)
 ピップは、早発性の小脳アビオトロフィーという進行性神経疾患だと診断されたのだ。
 小脳が形成不全となり、可動性に影響を与えるため、ピップはまっすぐ歩くことができず、バランスを取ることが困難となる。

 例えば餌を食べる時、その疾患により体が動いてしまうため、TJさんがピップの体をやさしく抑えてやり、餌を食べやすくしてあげるなど、日常生活において細やかなサポートが必要となる。
 しかし、ピップは障がいをものともしない。

 動きにくい手脚を使って、キャットタワーにも必死で登る。「ピップが普通の猫が当たり前のようにする行動を、自分もあたりまえのようにしようと頑張る姿を見ていると、私の方が逆に元気づけられる」とTJさんは言う。

仲間の猫に支えられ、力強く生きるピップ

 その後、TJさんは3匹目の猫インディを家族に迎え入れた。

 インディは、マーフィーとは走り回ったりプロレス遊びをしたりして、やんちゃぶりを発揮するが、ピップには常に寄り添い、体を舐め、愛情を注ぎ労わる役割を果たしているという。
インディは、ピップが大好きなようです。いつもぴったりとくっついて今では離れられない絆を育んでいます。

そんな2匹はとても愛らしく、見ている方も癒されます。
 しかし、TJさんが心配するのは、やはり今後のピップの容態だ。
いつか、ピップは動くことが全くできなくなってしまう状態になることでしょう。それを考えるととても辛いし、どうしていいかわかりません。

でも今は、精いっぱいのことをしてあげたい。それだけです。私は、この子たちのママでいることが何より大好きなんです。

あと20年は元気に生きてほしいなと思います。私の子供たちは既に成人ですが、自分の孫を愛するように、この3匹の子たちを愛しています。
 進行性の障がいを抱えていても、TJさんからの愛情を受け、2匹の仲間の猫たちからもやさしい労わりを受けているピップの毎日は、幸せそうだ。

 この愛らしい3匹の日常は、TJさんのインスタグラムアカウント『murphy.pip.indy』から閲覧できる。

written by Scarlet / edited by parumo
あわせて読みたい
2本足の猫。カンガルーキャットと呼ばれた子猫は今、愛をふりまく存在に(アメリカ)

障がい抱えながら保護された猫、母親代わりに選んだのは心やさしい犬だった(アメリカ)

炎天下でぐったりしていた盲目の子猫が保護され、永遠の家を見つける

生まれながらにして二本足の子猫、愛ある家族の元もうすぐ1才に。

前脚のない猫と下半身不随の猫のきょうだいが、毎日を楽しく生きている光景

この記事に関連するキーワード

キーワードから記事を探す

コメント

1

1. おリク

  • 2022年02月17日 12:19
  • ID:XpkrRz170 #

見ているだけで勇気づけられました。
ピップ君が少しでも良くなるように祈っております。

ちゃんと寄り添ってくれるインディちゃんも素晴らしいです。
私達も見習って少しでも側にいる方に優しく接していけば、
戦争なども無くなるのでは、と考えたりします。

このニャンコちゃん達が幸せでいっぱいになりますように。

2

2. 匿名処理班

  • 2022年02月17日 12:54
  • ID:H4zVvE2R0 #

+北海道にピップって駅があったな、、
ピップエレキバンのCMに使われてた、、
すぐそばにライダーハウスって安宿が会って猫もいたぞ、、
25年前の話だけど、、

3

3.

  • 2022年02月17日 14:23
  • ID:womkXTXm0 #
4

4. 匿名処理班

  • 2022年02月17日 16:20
  • ID:6lAGHk3w0 #

相手の猫が舐めてるとき、ちゃんと舐め返してあげようとしているところが可愛い
ただ、猫を冷蔵庫に入れるのはちょっと…と思ってしまう

うちの死んじゃった猫も、野良でいた時は片目見えない、耳遠い、鼻が効かないで獣医に「よく野良で生きてたね」って言われたけど、やっぱハンディおってても必死に生きてるのを見るとウルッときちゃう

5

5. 匿名処理班

  • 2022年02月17日 17:37
  • ID:NJ0x..xT0 #

>>4
冷蔵庫は油断して入られちゃった、という話で目くじら立てることもないと思うよ
ちょうどねこかますの動画で脳障害の仔猫育成やってるけど、障害があっても活発だったりするんだよね
くるねこの白猫2匹も活発だし

なんにせよ、頑張って欲しい

6

6. 匿名処理班

  • 2022年02月17日 17:40
  • ID:L4dzeapF0 #

アメリカ人なんかは特にこういう話が大好物だもんな

7

7. 匿名処理班

  • 2022年02月17日 19:06
  • ID:XzLqcFiI0 #

>>6
そういう斜にかまえた発言はどうかと思うぞ

8

8. 匿名処理班

  • 2022年02月17日 21:57
  • ID:XzLqcFiI0 #

進行性なのか。なんとか治療法が見つかるといいなあ。

9

9. 匿名処理班

  • 2022年02月17日 22:02
  • ID:PoJ.Tk2Q0 #

>>5
そうだったのか
英語分からないから、映像だけ見て判断しちゃったよ

ごめんね

10

10. 匿名処理班

  • 2022年02月17日 22:21
  • ID:XUrKjk5o0 #

障害に負けずやんちゃで可愛いな
進行性とは辛いね… せめて痛みがないと良い

11

11. 匿名処理班

  • 2022年02月18日 00:53
  • ID:CYzILSoO0 #

※1
でもこれこそ共依存ってやつなんだぜ
精神的自立を促す奴らにとっては目の上のたん瘤のような出来事

12

12.

  • 2022年02月18日 04:16
  • ID:jPySh4an0 #
13

13. 匿名処理班

  • 2022年02月18日 09:43
  • ID:pd2jYh820 #

>>11
君に友達がいない事は、自立していることの証明にはならんのだぞ

14

14. 匿名処理班

  • 2022年02月18日 10:40
  • ID:ilbNzm8H0 #

インディさんみたいな茶色のハチワレ靴下の猫がうちにもいる。
本当に面倒見がよくて、甥っ子が0歳の時から傍にいてべったり。
遊び相手になってたなあ。

15

15. 匿名処理班

  • 2022年02月18日 14:44
  • ID:VIZeThPY0 #

※4
我が家でも冷蔵庫開けて中のものを両手で取り出して閉めようとする間に入られてしまったことがある
猫は常に新しい領土に入り込むことに関心を持っているし、それが狭くて高いところにあるのならなおさらだ

その後掃除はちゃんとしたしもちろんわざと入れたわけでもないんだけど忍者のようにそっと背後に忍び寄る猫を相手に完全なディフェンスをするのは難しい

16

16. 匿名処理班

  • 2022年02月22日 19:40
  • ID:ZtRIucOo0 #

可愛いなぁ〜。
うちで保護した猫(今ではうちの猫になったが)は
虐待されて目も潰れちゃってうろうろさまよってたのを保護。
(小学生の男の子にお願いされた)

これまでいろんな動物飼ってきたけど
障害のある子も何匹かいたから全然気にならないわ。

お名前
ADVERTISING
記事検索
月別アーカイブ
ADVERTISING
ADVERTISING