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たくさんの子供を産んで種の保存に貢献してくれたスーパー母さんトラの葬儀が盛大に行われる

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(著) (編集)

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image credit:Pench Tiger Reserve – Madhya Pradesh, India/Facebook
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 インドのマディア・プラデーシュ州にある保護区で、たくさんの子を産み、個体数増加に貢献してくれたメスのトラが、老齢による合併症によりその生涯を閉じた。16歳だった。

 トラがいた自然保護区では、国立公園の生態系の維持に役立ってくれたこのトラを敬い、最後のお別れのために盛大な葬儀を執り行った。『Metro』などが伝えている。

“スーパー母さん”と呼ばれたメスのトラが旅立つ

 1月15日、インドのマディア・プラデーシュ州のペンチタイガー自然保護区にいた野生のトラ「カラーワリ」が亡くなった。

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 2005年生まれ、推定年齢16歳とされるカラーワリは、保護区で29頭もの子を産んだ。地元メディアや全国の人々に広く知られ、“スーパー母さん”と呼ばれていたという。

 カラーワリの名前は、「首輪をつけた」という意味だ。

 保護区にやってきた大型ネコ科の野生動物の中で、初めて追跡できる首輪をつけたことに由来するそうだ。この首輪のおかげで、保護区は多くの記録を残すことに成功した。

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 小説「ジャングル・ブック」のモデルになったこの保護区にいるカラーワリを一目見ようと、全国から多くの観光客が訪れた。

 また、BBC(英国営放送局)のドキュメンタリー番組『Spy in the Wild』にも2年にわたり出演し、カラーワリが4頭の子供を育てる様子が伝えられた。

Supermom: Collarwali Bhaghin of Pench Tiger Reserve, a Tigress like no other

カラーワリの功績を称え盛大な葬儀が執り行われる

 老齢による腸の合併症を引き起こし、この世を去っていったカラーワリは、保護区でたくさんの子を産んで、生態系の維持に貢献し、トラの個体数を活性化させてくれた。

 保護区職員や地元の人々は、カラーワリの亡骸を多くの花で飾り、ヒンドゥー教の儀式に沿って、盛大に執り行った。

 その後、遺体は荼毘に付した。

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 カラーワリの死についてシェアしたペンチタイガー自然保護区のFacebookには、多くのユーザーらからその死を悼むコメントが寄せられだ。

 また同保護区フィールドディレクターのアロク・ミシュラさんも、「カラーワリは保護区や地元の人々に非常に人気がありました」と偉大なスーパー母さんの死を悼んだ。

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 インドには世界のトラの70%以上が生息しており、その数は減少傾向にあったが、政府の最新の推計によると2,976頭にまで増加しているという。

 カラーワリが産み育てたトラの数は、保護区の個体数を増やしたとされており、SNSなどでカラーワリの死を知った多くの人々が、その功績は死後も称えられるべきだという声を寄せているようだ。

 ちなみに、野生のトラの平均寿命は10歳ほどだが、飼育下では22歳前後とされている。16歳以上を生きたとされる野生のカラーワリは、大往生と呼べるだろう。

 スーパー母さん、たくさんのトラの子供たちをありがとう!

written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 23件

コメントを書く

  1. スーパー虎母さんの後を継ぐスーパー虎娘がいてほしいね!

    • +22
  2. 女子高生がトラを飼育する部活アニメとかが
    ヒットして世界中でトラ需要が高まれば
    養殖されまくって滅びる心配なくなるんだけどな。

    • -23
    1. >>2
      飼育下での繁殖は難しいし、人工受精などの技術も確立されてるとは言いがたいし…
      残念ながら単に需要が高まっても絶滅の危機から脱するのは難しいはず
      (そもそも動物園のスターであるトラの需要はめちゃくちゃ高いし)

      高度成長期みたいないまのインドで開発による棲息域の縮小分断を止めるのも限界があり
      だからこそ保護区でのスーパー母さんトラの存在は現地で保護活動をしてる人の希望になったんだろう

      • +12
    2. >>2
      いやいや、簡単に数を増やせるとトロフィーハンティングの獲物にされてしまう。イギリスがインドを支配していた頃、実際そうだった歴史がある(急激な個体数減少の要因の一つ)。

      • +10
    3. ※2
      あの・・・仮に養殖できたとしても野生復帰という大変な課題が残っているのでね。。。
      一番いいのは野生動物が自力で健全に繁殖できるよう自然環境を整え手助けすることですよ
      (もし養殖されて大人しいトラばかりになればそれはもはや猫化したトラ・・・)

      • +3
  3. 色々あるインドだけど動物とのこういう付き合い方は好きだよ

    • +37
    1. >>3
      わかる。人間同士だと猿以下の事件が頻発しているが、動物には優しいイメージがある。実際密猟とかもあるのだろうけど、アフリカほど酷くはないしね。アフリカは種が絶滅寸前でも密猟しまくるからね。

      • +7
  4. 産むのも育てるのも上手だったんだなあ
    赤ちゃん猫のお世話で十円ハゲ出来たので尊敬するよ

    • +25
  5. 自然保護区であれば、荼毘にふすより自然に還すほうがよさそうだけどね
    食べたい獣も多かろうし

    • -8
  6. 動画を見たらなかなかカッコイイ母ちゃん虎だった
    南無南無

    • +17
  7. 虎は1度の出産で1匹か2匹しか子供を産まず大切に育てることから秘蔵の宝のことを虎の子っていうと聞いたことある
    4匹もいっぺんに産み育てる虎ならやっぱりスーパー母ちゃん虎だろうね

    • +28
  8. 寿命は猫とそんなに変わらないんだな

    • +9
    1. >>10
      野生下ノネコの平均寿命は3年未満、乳幼児に死亡しなかった個体も5年生きないから全く違うぞ
      結局イエネコ(ノネコ)は小型肉食動物で中間捕食者だから寿命は短い

      • 評価
  9. 全然知らない子なんだけど、花に囲まれてる姿見ると胸がいっぱいになる

    • +32
  10. 老衰で長生きしたとはいえ、痩せて横たわる姿、昨年死んだ愛猫の様でただただ悲しい。今後は火葬という事で空に舞い上がり自由に暮らして下さい

    • +16
  11. 穏やかな顔してるように見える
    お疲れさま
    ゆっくり休んで

    • +17
  12. たった1世代で29頭産んだのは凄いな
    2世代目は並だとしても
    たった2世代で一個大隊ぐらいになるんじゃないかな

    • +5
  13. 種が何であれいっぱい産み育てるのは生き物として称賛されるべきことだと思うのよ
    人に害があろうがなかろうが

    • +2
  14. 沢山の愛を育んで、沢山の愛に包まれて逝ったんだね。
    花に囲まれた写真で涙出た。
    ありがとう、おやすみなさい。

    • +1

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