
image credit:instagram
これが地球のもの?知性ある何者かが創造したと思いたくなる、透明感のある虹色のマントのような体をなびかせ、優雅に泳ぐブランケットオクトパス。天女ってこんな感じなんじゃないの?知らんけど。そして最近、オーストラリアのサンゴ礁でその神秘の姿に遭遇した海洋科学者が間近で撮影することに成功したという。
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Extremely rare ‘rainbow-like’ blanket octopus spotted in the wild on Great Barrier Reef
虹のように色とりどりの蛍光色。ブランケットオクトパスのレア映像
映像は今年1月6日に海洋生物学者のジャシンタ・シャックルトンさんが遭遇したブランケット・オクトパスの様子だ。場所はオーストラリアのクイーンズランド州沖にあるレディーエリオット島。その周辺のサンゴ礁でシュノーケリングをしていたらゴージャスなマントをまとったタコにばったり出会ったそうだ。
若いメスとみられるこのタコは、虹のように色とりどりの透明感溢れる蛍光色の膜をなびかせて海を巡っていた。
それがかの有名なブランケット・オクトパスと気づいたジャシンタさんは、こんな所で出会えるなんて!と歓喜の声を上げつつ撮影に没頭。

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一方ブランケットオクトパスも悪い気はしなかったのか、一目散に逃げるでもなくわりとのんびり泳いでくれたみたいだ。
珍しいタコの動画をシェア。オスのトリビアも披露
その後ジャシンタさんは幸運のおすそわけとばかりにインスタグラムで動画をシェア。すると透明度ばつぐんの海に現れた美しいタコに誰もが目を奪われた。絶好のシュノーケル日和にブランケット・オクトパスに出くわしました! この種はめったに遭遇できない遠洋のタコの1種です。彼らは生涯のほとんどを外洋で過ごします
さらに彼女は「オスのブランケット・オクトパスの生体は2002年以降一度も発見されてないんです!」とトリビアを披露。
なおオスがなかなか見つからないのはオスの体がメスに比べて格段に小さいせいもあるのだろう。
実はメスの体が2メートル近くになる一方で、オスは3センチ未満。体重もメスの1万分の1から4万分の1しかないのだ。
生涯あるかないかの出会い。幸運に感謝!
ジャシンタさんはこの出来事を振り返りこうコメントしている。彼女は本当に見事な色彩でした。泳ぐ姿もすごく魅力的。まさに私にとって生涯にあるかないかの出会いです。この幸運に心から感謝してます!
なお写真で見るとわかるように、この種のタコは一部の腕の間に膜がある(腕間膜)。この伸縮性がある網目状の膜がブランケットの由来になっているそうだ。
ほとんど人に姿を見せないブランケット・オクトパスの泳ぐ姿はまるでファンタジー。もし自分が同じように遭遇したらカメラも忘れてうっとり眺めてしまいそう。でもぜひ一度会ってみたいものだ。
References:indy100 / youtubeなど /written by D/ edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
この素材を使ったマントはすべての属性攻撃を吸い取りそう
2.
3. 匿名処理班
ミミックやがな
4. 匿名処理班
流石にインテリジェント・デザインと思えるほどではないが、きれいだのう
宇宙より遠い場所、という南極より実質的に更に遠いのが深海だなあ
火星生物についての調査が一段落する未来になっても、深海は未知のままと思えばロマン
5.
6. 匿名処理班
足はどうなっているんだろう
外側に2本がくっついている×2、長い部分に一対、真ん中に短いものが2もしくは4本?
こんな長くてひらひらで、獲物はうまく捕らえることができるのかな
7. 匿名処理班
おいしいのかな?
8. 匿名処理班
天女の羽衣みたいだ…
9. 匿名処理班
タイラバ
10. 匿名処理班
美しい・・・
11. 匿名処理班
で、味は?