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救出された雀のヒナ、野生に返そうとしても助けてくれたカップルの元を離れようとしない

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(著) (編集)

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image credit:chibi_the_sparrow/Instagram
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 スロベニアで、路上に落ちていた雀のヒナが発見された。親鳥の姿はどこにもなく、弱り果てていたヒナは発見者に保護され、その後、発見者の知り合いのカップルがお世話をすることとなった。

 愛情を注いでヒナをお世話した結果、ヒナは元気に成長した。そこでカップルは野生に返そうとしたが、すぐに戻ってきてしまう。

 雀とカップルは深い絆が生まれていたようだ。カップルは雀が自ら旅立つようになるまで、ずっとそばで見守り続けるという。

Couple rescues wild sparrow. Now she refuses to leave.

孤児の雀のヒナが発見・保護される

 去年の5月、スロベニアの都市コペルで幼い子供と歩いていた女性が、生まれて間もない様子の雀のヒナ2羽を路上で発見した。

 周りを見渡しても親鳥の姿はなく、女性は小さな2羽を保護。しかし、そのうちの1羽はすぐに死んでしまった。

 生き残った1羽の世話をすることができなかった女性は、友人カップルに世話を依頼。カップルは、野生の雀の飼育法など全くわからなかったが、ひとまず世話を引き受けてヒナを自宅へ連れ帰った。

 生後10日ほどと推測された小さなメスのヒナには、「チビ」と名付けた。

 雀のヒナの育て方を調べたカップルは、とにかくチビが冷えないようにと温かな寝床を作ってやり、スノーマンのぬいぐるみを箱に置いてやった。

 そして、30分ごとに餌を与え、献身的に世話を続けた。

何をすべきで、何をしてはだめなのか、雀のヒナの世話については全く知識がなかったのですが、情報ならいくらでも調べられるし、一番ヒナが必要なのは愛情だろうと思い、一生懸命愛情を注いで世話をしました。

 当時を振り返り、このように語るカップル。やがて2人は、チビと強い絆を育むようになった。

野生に戻らずカップルと離れることを拒否したチビ

 やがてチビが成長し、完全に飛べるようになった頃、2人はチビを野生に帰してやろうと、初めてチビを連れて外出した。

 しかし、チビは肩から飛び去っていったものの、ほんの少しの距離を飛んだだけで、すぐにカップルのもとに戻ってきた。

これでチビとはお別れだと思い、覚悟をしていたのですが、チビは去ろうとはしませんでした。

 それほど、チビとカップルの間には強い絆が結ばれていたのだ。

 それからは、カップルが度々肩に乗せて外出すると、チビは木がある場所まで飛んで行ったりしてそばを離れることがあっても、必ず戻って来るということを繰り返した。

過去に一度、キャンプ場に連れて行って、チビがどこかへ飛んで行ってしまい、11時間ほど戻って来なかったことがあります。

雀の仲間を見つけて一緒に飛んで行ったのですが、迷子になって戻って来られなくなったようです。探したけど見つからず諦めかけた時、チビがビーチで散歩をしていた男性の肩に乗っているのを見つけました。

男性によると、レストランで友人たちと食事をしていた時に、チビが飛んできたそうです。

 この時、チビと再会できた女性は思わず安堵で涙してしまったという。

他人が聞いたら馬鹿げていると思われるかもしれないけど、今やチビはすっかり我が子のような存在になっています。

いつでも飛び立てる自由と安全な家を持ち、幸せに暮らすチビ

 過去の迷子の1件以来、カップルはチビがいなくなっても、誰かの肩に止まっている可能性が高いことを知った。

 実際に、その後も姿が見えなくなったチビを探していたら、散歩中の高齢女性の肩にしっかりと止まっていた、という出来事があったそうだ。

 カップルは、自宅リビングに大きなケージを設置しているが、ドアはいつも開けてあり、基本的にチビは室内のどこにでも移動が可能だ。

 室内で暮らすことに適応したチビだが、外に出ることも楽しみのようで、連れ出してやると好奇心を露わにして外の雰囲気を楽しんでいるという。

もし、野生に帰りたくなっても、好きな時にいつでも飛んで行けるように、私たちはできるだけチビに自由な空間を与えています。でも休みたくなったら、チビはいつでも安全な家を持っています。

 自分を育ててくれたやさしい2人のことが大好きで、いつも2人の後をついて回るチビを、カップルはかわいくて仕方がないといった様子だ。

世話をし始めた時はとても小さかったけれど、今は、成長してすっかり個性が開花しました。

傘や箒、カラフルな棒などがなぜか嫌いで、椅子やテレビ、窓辺などどこででも居眠りしています。

私たちがキッチンにいるとキッチンについてきて、朝は寝室にいる私たちを起こすことを習慣としています。

 愛情をたっぷり受けて育ったチビは、これからもやさしいカップルのもとで、自由な暮らしを満喫していくことだろう。なお、そんなチビの日常はインスタグラムアカウント『chibi_the_sparrow』から閲覧できる。

written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 33件

コメントを書く

  1. 「チビ」って名前、記事化の際に意味から和訳したのかと思ったら本当にChibiって名前なんだね

    • +37
    1. >>1
      話ちがうけど
      歴代ペットでちびって名前つけると必ずでっかく育つジンクスある

      • +4
      1. >>26
        ほな今日から息子スティックはチビって名前になったわ

        • -1
  2. 日本の雀と少し違うなー
    日本の雀の方が個人的には柄が好き

    しかし、日本では野鳥を勝手に飼ってはいけない法律があるが、大丈夫なのだろうか…

    • -5
    1. ※2
      日本も保護動物の引き取り先を調べる間に一時的に
      家に置いているのは違法にならない。基本的には
      警察・保健所に連絡して連れて行ってもらうのが
      手っ取り早い。我流で世話して野生に返した事例は
      たまに聞くけど本当はアウト。

      • +5
    2. ※2
      日本では許可を申請しないと野鳥は飼えないんですよね
      自分は雀のヒナを保護したとき、近所の動物園に連絡して持ち込み、
      引き取ってもらいましたよ
      (日本の在来種は引き取って保護してもらえるみたいです、
      外来種の土鳩はだめでした

      • +9
    3. >>2
      海外の事情はまた違うと思いますが、国内では基本的に「落ちてるヒナは拾わないで」というのが野鳥の会などの推奨です。親鳥がいないのではなく、人間がいると近寄れない、という場合もあり、結果的にヒナをさらってしまうことに。
      その後の育て方も難しく、育ったとしても自力で餌をとる能力が不足するなど好ましくない事もあります。

      • +6
    4. ※2
      同意
      スズメちゃんは日本のすずちゃんがいっちゃんかわいいね
      ほっぺの黒丸と可愛い姿に似合わぬ凶悪な目つきがたまらん!

      • 評価
    5. >>2
      記事の雀はイエスズメのメスだね。イエスズメはオスとメス羽色や模様が異なるから見分けやすいね。

      • 評価
  3. 飼うなら飼うでもいいんだけど
    還すつもりだったなら慣れすぎないようにするノウハウ調べとくべきだな

    • +10
  4. デフォルメキャラみたいな投身低いキャラをchibiって言い方するサブカルがあるね(kawaiiと同じ語感?ニュアンス?)
    それに近い感じだろうか

    • 評価
  5. ママ、ママ(´・ω・`)
    パパ、パパ(´・ω・`)

    • 評価
  6. 野生だと巣だってしばらく親の世話になったあと生まれた土地を離れて数十キロ移動するけれども人に育てられてその時機を逃したら一生家に居つくと思う

    • +1
  7. 鳥の社会もとてもシビアだ
    飛ばない鳥の親は、発育の悪い雛を置き捨てる。
    高い所に巣を作っている鳥は、雛同士が親鳥の見てない時に押し合いや蹴り飛ばして兄弟を巣の外に放り出す。雛鳥を巣に戻すのは鳥夫婦にとって迷惑な事なのかも知れない。
    だから野鳥には余計な手出し無用ってことなんじゃないのかな?

    • 評価
  8. 人の顔とかニオイで見分けているわけではないのね?

    • +1
    1. >>14
      鳥は人の顔や声質を識別できるよ。そして人間も鳥を長年飼育していると、同種の鳥の顔の違いを識別出来るようになる(←インコ飼い)

      • +1
  9. 普通は人に育てられたら野生には帰れないよ
    すぐに死んじゃうから外に出しちゃダメ
    でもこの子は上手に適応したね
    外に散歩に出て一緒に帰ってくるなんて鳥飼の夢だよね~、絶対無理だけど

    • +19
  10. こういう話見ると助けなかったカラスの雛と蝙蝠思い出して微妙に罪悪感がぶり返すわ。まぁカラスは虫の息だったし、蝙蝠も咬まれたらたまらんし、しょうがなかったと言い聞かせるしかないね。

    • +4
  11. そういえば日本のスズメとヨーロッパのスズメは種類が違ってて、後者は前者より人馴れしてるらしいね。
    長年に渡って友好的な関係を育んできた結果…とかではく、根本的に性質が違う。
    どこかで、「日本でスズメがすぐ逃げるのは日本人がスズメを乱獲したからだろ」って想像で発言する外国人にそういう反論がされているのを見たことがある。

    • +10
    1. >>17
      実際乱獲が原因だろ 日本スズメだってヒナから育てば懐くし
      性質が違うだのと都合のいい解釈だこと

      • 評価
  12. 高確率で誰かの肩にとまってるって…
    色々心配な点はあるが、あまりにもかわいこちゃん

    • +11
  13. オレが巣から落ちたピーちゃん一緒だな
    呼べば飛んできて、頭にも乗る
    成長過程は凄かったよ
    昨日跳べなかったのが、翌日に飛んでるんだから
    逃げて心配で探し回った気持ちはよくわかる

    オレのピーちゃんも窓から逃げて
    マンモス団地だから、部屋の位置も分からないから帰ってこれなくてそのまま
    外で暗くなるまで探した・・・生きていて欲しい ただそれだけ

    • +19
  14. 雀ってみんな同じに見えるんだけど
    雀から見た人間もみんな同じに見えるのね

    • +6
  15. 文鳥も雀の仲間だけど慣れると人の方の上で眠ったりする。
    一番安心できる場所なんだろう。

    • +4
  16. 同じ雀だけど日本のと姿が違う
    まさにスパロウだな

    • 評価
  17. ちょっと調べたら雀って飼育下だと10年くらい生きるんだね
    体のサイズにしらためちゃくちゃ長寿じゃないか?
    哺乳類でこのサイズだと寿命は数年ってとこじゃない?
    オウムは数十年生きるし、鳥ってご長寿なんだな

    • +2
  18. 幸せだね!なんだかホッコリしたし安心した。
    ものすごく可愛いーー!

    最後らへんの文でカラフルな棒が嫌いとあったけど、蛇に見えたりしてるのかな?本能が避けてるとか?

    • +2
  19. お名前日本語のチビちゃんなのか。そういえば一昔前柴犬が向こうで流行ったとき、ちびって名づけるのも流行ったと聞いたような…(ウロ)
    いつまでもお幸せにね。

    • +1

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