この画像を大きなサイズで見る動物の世界において、異種間の友情は存在する。稀に捕食者と被食者が仲良くする光景が捉えられることもある。
インドの田舎にて、今から20年ほど前に撮影されたというある写真が、去年ソーシャルメディアで拡散した。
それは、1頭の牛とヒョウが仲睦まじく寄り添っている姿で、捕食者と獲物という異種間の美しい友情(もしくは愛情)に心温められるユーザーが相次いだ。
しかし、この2者の友情関係は本物なのか。今回、ファクトチェックを行うウェブサイト『smhoaxslayer.com』が事実を検証した。
牛とヒョウが仲良く寄り添う写真がソーシャルメディアで拡散
2020年5月、Facebookで牛とヒョウが寄り添っている数枚の写真がシェアされた。その投稿内容は、次のようなものだった。
これは、インドのアッサムにある村で撮影された写真です。この村の男性は、隣村から1頭の牛を買い、自分の村に連れて来ました。
その後、夜中に犬の吠える声が続いたので、村人たちはロックダウン(都市封鎖)を利用した窃盗犯がうろついているのかと思い、監視カメラを設置することにしました。
しかし、住民らは確認した映像に驚かされたのです。そこには、隣村から買い入れた牛に寄り添うようにしている1頭のヒョウの姿がありました。
牛を買った男性は、隣村に行ってこのことを話しました。隣村の住人によると、そのヒョウは生後20日後に母親を亡くしたため、牛の傍へ連れて行ったところ牛が世話をし始めたというのです。
やがてヒョウは成長し、森に返されましたが、育ての親となった牛のことを忘れられず、森から毎晩牛に会いにやってくるようになったそうです。
この投稿は、Facebookだけでなく当時Twitterでも拡散。多くのユーザーが「なんていい話」「心温まる」というコメントを寄せた。
しかし、この話は真実なのか?
写真は19年前の2002年に撮影されていた
ソーシャルメディアのファクトチェックを行うウェブサイト『smhoaxslayer.com』が、この投稿について検証したところ、2014年4月に投稿された情報により、この写真は最近のものではなく2002年の10月に撮影されたものであることがわかった。
また、アッサム地方として伝えられているが、実際にはグジャラート州アントリの村であることが発覚。更には、このヒョウの母親が死んだという事実も、この牛がヒョウの育ての親だった事実もなく、Facebookの投稿内容の信ぴょう性がかなり薄いことが伝えられている。
ヒョウと牛が寄り添っていたのは事実だった
では、実際にヒョウと牛の友情関係は成立するのか?
『The Times of India』が2002年10月25日に掲載した記事では、当時1歳というまだ若いヒョウと3歳になる牛の「ラブストーリー」として伝えられている。
それによると、2002年10月、アントリの村人たちは1頭のヒョウが姿を現し始めたことに怯えていた。
しかし、そのヒョウは家畜や人を襲うことはせず、村に被害を引き起こすことはなかった。
その代わり、1頭の牛と交流を持ち始めたことに村人らは驚かされた。設置された監視カメラには、毎晩夜の10時~夜中にかけてヒョウは牛のもとを訪れていたという。
この画像を大きなサイズで見るなぜ、ヒョウが獲物となり得る牛を襲わずに寄り添っているだけなのか、その理由は誰にもわからなかった。
ただ、この予期せぬ異種間の仲睦まじい逢引の様子は、たちどころに隣村や広い地域に知られるところとなり、珍しい光景を一目見ようと村人が集まるようになったため、警戒し始めたヒョウはそれ以降あまり牛を訪れることはなくなったそうだ。
グジャラート州の名誉野生生物保護者ロヒト・ビアスさんは、このように述べている。
なぜ、ヒョウと牛に友情が芽生えたのかは、誰にもわかりません。
ですが、このヒョウが人間の周りで育ったという可能性はあります。家畜に慣れ親しんでいたことから、牛を襲わなかったのではないでしょうか。
とはいえ、牛にとってヒョウは天敵であり、普通ならば本能的に恐れて逃げるはずです。全く持って不思議な光景です。
ちなみに、こちらはYouTubeで2008年9月に伝えられている。
理由が何であれ、異種間の友情というのは存在する。20年ほど前の光景が未だインターネット上で出回るということは、それだけ多くの人が牛とヒョウの友情(愛情)に心温められたからかもしれない。
written by Scarlet / edited by parumo
















ともだちなのに、おいしそう---。
食べないでくださーい!
100%自然界の野生動物ならあり得ないだろうけど、
飼育されてるなら可能性はあるのかもね。
心温まるというよりは摩訶不思議って感じ。
世にも奇妙な物語を見た後のような気分。
状況が豹変しませんように
まあ、やきもきしても20年前の話だしな。
うひょう!びっくり。
牛とヒョウだけに。
20年前だから、もうどっちもいないのか
アッチでも一緒かもしれない
牛も怖がってる様子がないもんね
不思議だなあ
警戒してた住人はヒョウシ抜けでしたでしょうね
人がめずらしがって見物に押しよせて
あまりヒョウが来なくなったっていうの
すごい切ない終わり方
そんなに不思議ではない
牛は食料
これはやっぱり人に飼われてたヒョウが逃げ出して、たまたまこの村に来たんだろうね
もしかしたら元飼い主のとこには牛もいて馴染みがあったのかもしれないし、
あるいは世間知らずでなんか寂しいからと寄り添いに行ったのがたまたま牛だったとか
野生動物はたまに異種族の子供を拾ったりすることあるけど(大概悲しい結果に終わるけど)、
こういうのってどういう心理状況なんだろうなぁ
人間に警戒心を持たない事が果たしてヒョウにとって良い事なのかどうか…
迂闊にハンターに近付いて撃たれなければ良いが……
>>16
警戒して姿を表さなくなったと書いてあるじゃん
嵐の夜に は現実だったのか