この画像を大きなサイズで見るそこは日の当たらない薄暗い世界。地下都市というと、なんだか歴史を影から操る秘密組織のようなものを想像してしまうが、地下を利用してきたのは闇の権力者などではなく、ほかに選択肢がない人々だった。
そもそも人間の体はそもそも地下で暮らすようにはできていない。それでも止むに止まれぬ事情で地下に逃げ込まねばならないことがあった。
敵から逃れるため、あるいは厳しい気候をやり過ごすため。建物を作る資材がなく、穴を掘るしかなかった場合もある。
歴史的に見れば、人は地下都市を積極的に求めたわけではなかったかもしれない。しかし最近ではそれも変わりつつあるようだ。Live Scienceでは、そんな人類の地下都市の歴史について詳しく解説している。
奇岩の内部に築かれたカッパドキア
世界的に有名な地下都市はトルコ、カッパドキアにある。奇岩に穴を掘って作られた地下都市は、気候と戦争から身を守るために作られたと、地下都市の歴史に詳しいウィル・ハント氏は説明する。
彼によると、カッパドキアの人々は常日頃から地下で暮らしていたわけではないようだ。緊急事態が迫ったときに地下に逃げ隠れ、数週間ほどでまた地上に戻った。
カッパドキア最大級の地下都市は「デリンクユ」で、7世紀から8世紀頃には2万人が暮らしていた。
だが最近では、113メートルの地下で、46万平方メートルもの地下都市が発見されている。これが本当ならば、デリンクユより3分の1も大きいということになる。
現在も洞窟の中で人々が暮らすオーストラリア「ダグアウト・ハウス」
カッパドキアには及ばなくとも、天然あるいは人工の洞窟で暮らしてきた人々はほかにもいる。
柔らかく、掘りやすい火山岩(凝灰岩)で形成された場所など、地形が適したところならば、むしろ人造洞窟は世界のどこにでも見られるのだ。
しかもそれは大昔だけの話ではない。オパールの産地として有名なオーストラリアのクーバーペディでは、今でも人口の半分が「ダグアウト・ハウス」という丘の脇に掘られた洞窟で暮らしている。
ニューヨークのトンネルの中で暮らす「モール・ピープル」
また都市部にも地下で暮らす人々がいる。貧困層が主で、ニューヨークでは1000人ほどがトンネルの下で暮らしており、「モール・ピープル(モグラ人の意)」と呼ばれている。
そうしたホームレスは、ラスベガスにもいるし、ルーマニア、ブカレストにも地下に大きな孤児のコミュニティが存在する。
半地下(バシンバ)で暮らす韓国の人々
また、韓国映画「パラサイト 半地下の家族」に登場する「半地下(バンジハ)」と呼ばれる住居は実際に存在し、首都ソウルでは大勢がそこで暮らしている。
半地下ができたきっかけは数十年前の南北朝鮮の対立だ。武装した北朝鮮工作員が次々と韓国へ侵入しテロ事件を起こしたため、韓国政府は1970年、建築基準法を改定、新築の低層住宅に、国家非常事態に備えて地下室の設置を義務づけたのだ
これがのちの半地下となる。1980年代、ソウルの住宅不足が深刻化をうけ、政府は半地下の住宅使用を合法化した。
お金のない若者や低所得者は家賃の安い半地下に住むようになった。
最大の障壁は心理的な要因
都市へと移り住む人が増えれば、やはり地下で暮らす人たちが増えるかもしれない。実際、国土が限られたシンガポールなどでは、建物は地下へと広がりつつある。
それは技術が発達したからこそ可能になったことだろう。だが可能であるということと、実際に人が地下を選ぶということとはまた別の問題だ。
ノッティンガム大学マレーシアキャンパスのウン・ヒー・リー助教によると、人々を地下に移り住まわせるうえで最大の課題は技術ではなく、心理的なものだという。
日の光が確保され、ある程度の広さが整っていれば、地下が人間の心理に悪影響を与えるという証拠はない。
太陽の光ならば、採光口や反射性の素材で確保できるし、孤独感はあるものの、日光の不足から生じるうつ病にはどうにか対処できるだろう。
だが、そうであったとしても地下で暮らすことに抵抗感じる人はいるのだ。
この画像を大きなサイズで見る地下で暮らす人は増えていく可能性
とは言っても、リー助教は、近いうちに人々は地下に居場所を求めるようになるだろうと予測する。
たとえばカナダには、世界最大の地下街「モントリオール地下街(RESO)」がある。地下に張り巡らされた総延長32キロの通路には、ショッピングセンターやオフィスだけでなく、マンションや大学、博物館までが整備されている。
そこは地下から連想される暗く狭いイメージとは程遠い。冬になれば1日に50万人もの人々が利用する広く明るい場所だ。
リー助教によれば、今後30年でこうした流れはさらに一般的なものになるとのこと。地下はいっそう楽しい場所になるに違いない。
References:Have any human societies ever lived underground? | Live Science / written by hiroching / edited by parumo














地下都市、ロマンがあるけど住みたいかと言われると地震や浸水など災害対策が気になっちゃうな
>>1
地震が少ない国々も多いからなあ。
猛烈な砂嵐、吹雪や寒波、台風などから逃れるのに適しているのは地下かもしれない。
コスト的な話かもね。
人間の夢の跡だな
>>2
(ブエックショイ!!)
何から退避か。紀元前一万二千年前に起きたマイクロノバによる被害から逃れるためだ。これにより広大な砂漠地帯が出来上がった。
俺は飽きっぽいから天気による風景や気候の変化とかないとメンタルに支障きたす自信がある
山の斜面をくり抜いて人が住めるようにした住居とかね。
夢があるしちょっと憧れるけど、日本でやるには湿気がしんどい。
人類の祖先に地底人がまざってるのよ
日光が過剰になれば割と普通に潜って行くかもね
じきに火の鳥の太陽編みたく上級国民は地上、それ以外は地下に暮らすことになったりして・・・
夏は暑くて地上歩くの大変だから地下道歩いた方が楽だよね
すげえ勘違いしている
ホームレスが地下に行くのは雨風がしのげるからだよ
気温も外よりは安定してるからな
金があれば、空気が悪くてホコリまみれの危険な地下なんて
好き好んで行かない
子供の頃から、
地下核シェルターで一人で暮らしたいと思ってた。
廃棄された海底ドームとか、宇宙ステーションとかで
ひっそりと暮らす夢を何度も見る。
最後、ミルハウザー思い出す
カッパドキアは気候と戦争から身を守るため以外にも地下水を求めてだったかな
顔色の悪い宇宙人に地上を壊滅させられたから?
来世紀にはガミラス攻めてくるから、人類はみんな地下に住むことになるけどな。
>>15
空飛ぶ戦艦に乗ってコスモクリーナーを取りに行く事になる。
クーパーズピディーに昇る朝日です
別に地下じゃなくても
都心のマンション、いや一軒家でも1Fは真っ暗よwwww
勿論、庭なんて無い
こういう地下都市には、やっぱり銀行があったり、アイドルがいたり、プロレスやってたりしたんだろうか(その地下じゃない)
そういえば第1次大戦中は、戦地の近くに住む一般人は地下に住んでたと聞いたことがあるな
あと映画の「命をかけた伝令」に出てくるドイツ軍の塹壕は、かなり本格的な地下生活空間だったのを思い出す
※19
アジアじゃペトコンという例もありましたね。
いずれにせよ古今東西地下生活ってのはあちこちであって、今もあるってことですね。
面白い記事だったわ
地震洪水の少ない地域なら良い選択肢だと思うよ
我が国では無理だが
それは最近噂に上がってる地底人(元宇宙人)の事じゃないの?
太陽の光は人間には大事だよ。ビタミンDが体に作られるから。
地下室と屋根裏部屋(ロフト含む)は心をくすぐる!
総統、私は歩けます!
半地下・ドーム建築はかなり合理的だと思うんだけど少ないよね
トルコのカイマクル地下都市とポーランドのヴィエリチカ岩塩坑に行ったことがあるけど、カイマクルは圧迫感があって閉所恐怖症の私には無理だった。
ヴィエリチカ岩塩坑は中に教会もあって意外と広いし外が雪でも暖かくて割と快適だった。
どちらも中二心がくすぐられるスポットだとは思うけど。
ぼったくりバーって、狭い階段を下りてく地下の店ってイメージがあるな。
何にせよ地下って暗くて湿気が多くてカビ臭いイメージなのは、日本だからかな。
気温が一定で、夏は涼しく冬は暖かという利点はあるな
ポールシフトでオゾン無くなって焼け死ぬからだろ。定期的に。
地震と気温に対しては地下は有効なんだよな
排水だけどうにかなればもっと広まると思う