ポリープ、傷、潰瘍、多少の大便はつきものだが、腸内に生きたテントウムシがいたのである！
腸内に生きたテントウムシが発見された症例報告書
2019年、 ACG症例報告ジャーナルに、59歳の男性の大腸内でテントウムシが発見されたケースが報告された。私たち人間は食べることが好きだ。進化の過程で食べ物を消化するための高度なシステムを手に入れたが、そうした消化管の多くはねじれ、複雑に入り組んだスライダーになっているために、ときに老朽化してガタが生じることがある。
現代の進んだ医療のおかげで、そんなときはお腹を切り開かなくても内視鏡という道具を突っ込んで、腸内の状態を見ることができる。
なんとも気まずい検査だが、肛門から上流へとカメラを送り込み、大腸全体をぬうように撮影するのだ。ときにそれがガンなどの病気の証拠を見つけ、命を救うことにもなる。
だが、ついでに、テントウムシまで発見してしまうこともある。
Continuing the tour of insects found during colonoscopy, I present Exhibit B: ladybird 🐞 https://t.co/LLwIZTFPF9 pic.twitter.com/GXJAnsmyH3
— Keith Siau (@drkeithsiau) August 1, 2021
腸内の内視鏡検査をしていたときの証拠物件B。テントウムシだ。
下剤により腸が活性化され生き残った可能性
大腸の内視鏡検査を受けるための準備は、経験者なら誰も知っている大変な作業だ。最高の画像を撮るために、腸内をできるだけきれいにしておかなくてはならない。写真のような完璧な大腸写真を撮影するには、食事制限と下剤攻撃の繰り返しだ。使われる下剤は、便秘治療に使う浸透性下剤ポリエチレングリコール。
大腸内の内視鏡検査をした研究者たちは、テントウムシが消化過程の最後の段階まで生き残り、ピンピンしているように見えるのは、排便を促す下剤のおかげで、腸内の旅が普段よりもスピードアップしたせいではないかと考えている。
報告書にはこう書かれている
内視鏡検査の準備のために、患者は検査日の前の晩にポリエチレングリコールを3.7リットルも飲まなくてはなくてはならない。
この患者の検査結果自体は異常はなかったが、こうした検査準備のおかげで、消化処理が加速され、このテントウムシは胃や小腸の消化酵素を免れて、溶かされずに済んだと考えられる
なぜテントウムシが入り込んだのか？
そもそも、なぜテントウムシがこの59歳の男性の消化管に入り込むはめになったのかは、よくわかっていないが、男性が眠っている間に侵入した可能性があるという。論文によると、このテントウムシは、1900年代初頭に害虫駆除の手段として北米に持ち込まれたナミテントウという種類で、オレンジがかった赤からくすんだクリーム色の色彩がとくに目を引くという。大腸の壁を彩るにはうってつけの色かもしれない。
photo by Pixabay
腸内にはゴキブリも！
人間の腸内を元気に旅してこられた虫は、テントウムシだけではない。消化器系の専門家キース・シャウは、内視鏡検査中に発見されたゴキブリの写真をツイッターに投稿している。こちらは、組織検査で見つかった別のゴキブリ。Another day, another cockroach diagnosed on colonoscopy 😱 🪳🔦https://t.co/tv3zGlbgrE pic.twitter.com/lqhdlFcecZ
— Keith Siau (@drkeithsiau) July 31, 2021
蟻もいた。Another cockroach, but this time it’s sent for histology 😅🔬 https://t.co/AQo305JvSD pic.twitter.com/v494nLkeBU
— Keith Siau (@drkeithsiau) July 31, 2021
これは、科学や医学がいくら進歩しても、ときに私たちは文字通り自然とは縁が切れないものであることを証明しているのかもしれない。Jejunal Hymenoptera Tourism, by courtesy of @FranRuizStoa @DHgua @EndoscopiaH @SEEDendoscopia @aegastro @sage_gastro @ESGE_news @ASGEendoscopy @KM_Pawlak #GITwitter @my_ueg @AmerGastroAssn #UEGambassador #SpanishAntExplorerAssociation pic.twitter.com/WqYL5yw0vB
— Enrique de-Madaria (@DeMadaria) July 28, 2021
References:An Unusual Finding of a Ladybug on Screening Colonoscopy / One Ladybug's Surprise Appearance During A 59-Year-Old Man's Colonoscopy | IFLScience / written by konohazuku / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
>色彩がとくに目を引くという。大腸の壁を彩るにはうってつけの色かもしれない
なんでよｗ
腸内たテントウ大歓迎！みたいじゃん
2. 匿名処理班
入った経緯が知りたい
3. 匿名処理班
腸内の虫よりGへの注意喚起が欲しかった。
4. 匿名処理班
いやああああああああああっ！
5. 匿名処理班
ＧＦしたことあるけど…
アメリカにナミテントウがいなかったこと知らんかった。
6. 匿名処理班
ある調査研究発表によると、人間は生涯に平均して5匹から7匹のゴキブリを食べているとか
睡眠時に水分を求めて口によって来たゴキブリがそのまま
私も過去に、寝ているときに口に違和感を感じて閉じたところジャリっという音とともに、茶色いあの虫の脚が口内から…
7. 匿名処理班
腹の虫は実在した！w
（「回虫は？」ってツッコミは無しで）
8. 匿名処理班
はじめて、人体の内側を「空間」として意識した…
9. 匿名処理班
てんとう虫はまだ良いんだが
Gはやめて…やめて…
10. 匿名処理班
いやあああああーーーー！！！
11. 匿名処理班
他に何もないくらい綺麗に空っぽなのに…なんで虫さんが…？
検査準備のため流れが早くじっくり消化できる状態じゃないからってのがわかるようなわからないような…そもそもどこから…
12. 匿名処理班
そんでどうなったんじゃ。出されたのかな。
13. 匿名処理班
知りたくなかった
14. 匿名処理班
閲覧注意くれー
15. 匿名処理班
寝ている間に口からGが入っていくのか
朝起きて歯にGの脚が挟まっていたら嫌だななんて想像したことがあったけど、現実は丸呑みしてるのか…
16. 匿名処理班
テントウムシも無事に摘出されたのかな
17. 匿名処理班
記事では、あくまでも上から降りてきた体で書かれているが…果たして？
18. 匿名処理班
で、見つけたこの虫達はどうなるの…？まさか取らずに放置？
19. 匿名処理班
上からじゃなくて下から入ったんじゃないのかな？
20. 匿名処理班
テントウムシが~しゃしゃり出て~♪
21. 匿名処理班
※6
怖い話すんなよ！！！！
22. 匿名処理班
（腸内虫出演中）よりも
(※ゴキ閲覧注意)の注意書きがあればよかった。
23. 匿名処理班
>>19
寝ている間に虫を飲み込むのも嫌だけど
肛門からよっこらしょと入ってくる方がなんか嫌だわ
せめて前者であってくれ…
24. 匿名処理班
口から入った場合、胃酸(pH2の強酸)に溶かされる為に、生体活動が不可能になるはず
このテントウムシを見るに酸による浸食も見られないことから、口から侵入したとは考えにくい
25. 匿名処理班
いやーーーぁぁぁーーーー
無理無理無理無理カタツムリですわ…
26. 匿名処理班
ちょ・・・よくもそんな画像をっ！
27. 匿名処理班
酸で犬の口の中にへばりつくのも本当か?
28. 匿名処理班
※12※16
ソース元にひっくり返って座禅組んでる画像があるんでお亡くなりになった模様
29. 匿名処理班
ゴキはやめろ
てんとう虫と同じで寝てる時に・・・だったらもしかしてって考えちゃうじゃん
30. 匿名処理班
※2
不衛生なだけだと思う
31. 匿名処理班
>>19
ツイッターでも言及されてるけど、肛門の括約筋の圧力をこの虫たちが掻い潜ることはできないらしい…
32. 匿名処理班
Looks alive? Was it? という質問に対して
Sorry, it didn’t make it! と答えてるので
生きてはいなかったんじゃないかな…と思いますがどうでしょう
33. 匿名処理班
>>2
>男性が眠っている間に侵入した可能性があるという。
起きていれば飲み込まないはずなので、寝ている時に入ったと推察はできるが、寝ていても流石にゴキブリは飲み込まないよね？どんだけ熟睡していたのか…。
34. 匿名処理班
寝てるときに尻から潜り込んだんだろ
胃を無事に抜けられるとは思えない
35. 匿名処理班
※31
世の中には求道者と呼ばれる人たちもいるから…
修行の途中で何かあったのかも…、ニンジン使うとか
36. 匿名処理班
酸やその他の刺激に強い卵の状態で胃を通り抜け
腸で孵ったんじゃないのかなあ？
兄弟たちは消化されたんぱく質として吸収、
タフな個体だけ生き残った
とかかな？
37. 匿名処理班
※24 君はちゃんと記事を読んだのかい？
38. 匿名処理班
死んでるなら食べた野菜に付いてたとかで分からんでもないけど普通に生きてるのが草
マジでどうやって入ったんだよ
39. 匿名処理班
何でわざわざ自分から食われに行くかな。
虫って馬鹿…
40. 匿名処理班
虫さんが走るｗ
41. 匿名処理班
外で運動中、口の中にテントウムシが飛び込んできたのを思いだした。
タイミングによっちゃ飲み込んじゃうかもな。
42. 匿名処理班
ご腸内の皆様
43. 匿名処理班
※6
どーやって統計取ったのか謎過ぎるし
ネットの都市伝説じゃないかなぁ
44. 匿名処理班
世界はまだまだ人類の知りたくない情報があふれている
45. 匿名処理班
生きて腸に届くっ！
46. 匿名処理班
生きて腸まで届く乳酸菌もびっくりドンキー。
47. 匿名処理班
>>33
口や目の水分をゴキブリ達は目指しているんだよ
48.
49. 匿名処理班
>>36
テントウムシの幼虫見たことないのかな
そして成虫になるためには、一度蛹になる
随分長期間居たんだなぁ
50. 匿名処理班
>>43
いや、カラパイア過去記事にあるよ
51. 匿名処理班
>>37
では、論理的にテントウムシが生きたまま腸内に侵入したのか説明したまえ
52. 匿名処理班
前に小笠原でメジロに間違って食べられたカタツムリが島から島へ運ばれて移動するという事例が実証された。また、水中甲虫の一種も鴨などに食べられても生きて脱出する耐性を身に着けて他の虫より生存率を上げているという研究があった。もしかすると人間の体内を利用して移動する昆虫も・・・なんて思う話だった。
53. 匿名処理班
睡眠時にもマスクを、、それも嫌だな。
54. 匿名処理班
※7
「三尸」といって
人間の体内には3匹の虫がいるそうですよ
55. 匿名処理班
>>3
マスクして寝りゃあいいじゃん
56. 匿名処理班
人は寝てるとき知らぬ間に虫とか食べてるみたいだからね
57. 匿名処理班
※47
納得！
うちの母ちゃんは寝ている時、顔の上で何かが動いてたので寝ぼけながら握りつぶして捨てたら、翌朝枕元にでっかい便所コオロギの死骸があったそうな。（青森のど田舎の話です）
肉食のくせに野菜の潰れてジュクジュクになった部分にもよく集まるから、父ちゃんや婆ちゃんの推測ではやはり水分を求めて顔に来たのでは？って話だった。
58. 匿名処理班
※39
自分がそいつの指先に乗ってしまうくらい超巨大な生物の存在って、どれくらい認識できるんだろう
何かのはずみで口の中に入って（入れられて）しまっても何が起こったかわからないんじゃないだろうか
異世界に放り込まれたようなもので、テントウムシはテントウムシで災難だったと思う…
59. 匿名処理班
>>57
自然界では、飲む事ができる水ってのは少ないからね
確実に安全な水分としては有効な入手手段だと思う
60. 匿名処理班
>>31
本来の括約ができる状態だと誰が決めた？w
61. 匿名処理班
※2
「えと、その、尻もちをついたんです。偶然アスパラガスの上に。それで一緒に入り込んじゃったんだとおもいます。偶然なんです、ほんとに」
62. 匿名処理班
さすゴッキー
63. 匿名処理班
>>20
ワロタwww
64. 匿名処理班
>>3
ピレスロイド系のワンプッシュスプレーと蚊帳
部屋の清掃と食品の管理は当然として定期的にバルサンとか
65. 匿名処理班
>>24
大量に飲んだポリエチレングリコール3.7Lで腸の蠕動運動促進と合わせて薄まったのなら胃酸で溶かせなかったということだろう
蛙に食べられた虫も一定割合で生還するらしいし、肛門から。ゴミムシダマシだったかの記事なかった？NHKの番組でもやってた
66. 匿名処理班
いびき防止を目的に口を止めるテープがあるが、別の意味で需要がありそうだな
67. 匿名処理班
>>57
何か楽しそうな家族ですねw(*^^*)
68. 匿名処理班
※3
君の意見に賛同が得られない事に同情するよ
69. 匿名処理班
3.7リットルも飲むの？
ニフレック2リットルで辛かったのに…っ！
しかもそんな洪水に耐える虫…どこに隠れてたのか知らんが凄いな。
70. 匿名処理班
てんとう虫「太陽を目指していたら大腸に迷い込んでしまったでござる」
71. 匿名処理班
>>33
飲み込んだら胃にまず行くからなあ
そこを無事に通過出来るとは思えん
お尻から入ったのでは…
72. 匿名処理班
おええええええええ
で、取り出したの？( ´ﾟдﾟ｀)
73. 匿名処理班
>>6
嘘やろΣ(￣□￣;)
74. 匿名処理班
野菜に紛れて、ゴックン
かもね
ゾッ(´∀｀;)
75. 匿名処理班
転んだ拍子に入ったんかな？
てんとう(転倒)虫だけにねｗｗｗｗ
あ、すいません…
76. 匿名処理班
>>6
信じない
信じたくない
77. 匿名処理班
>>3
ヒノキやフランキンセンスのエッセンシャルオイルを水を使って拡散させるタイプの芳香器で焚くと1週間ほどで皆さんお亡くなりになります。
部屋の掃除はマストなのは言うまでもないけど。
どんな殺虫剤よりもママ◯モンよりも効果があるヒノキオイル、フランキンセンスオイル、超絶オススメ。
一軒目の引っ越しでは夜な夜な数十匹が這い回ってて、冷静にアロマを焚いて掃除をしたら、ある日、キッチンのボウルの中で皆さん死滅。ボウルごと廃棄。ヒノキ万歳！
二軒目はアパートの外の廊下をGが夜な夜な歩いてたんだけど、ヒノキスプレーとフランキンセンスを室内で使って1週間。廊下側で室内に入り込んだ1匹が。
樹木系のアロマはいいのかな？
ヒノキはダニも出なくなった。
78. 匿名処理班
※70
字にてるよね
大腸肛門すぱぱーんだとおもってたら太陽だったときの衝撃ｗ
（だって肛門ときたら大腸だろうよ）
79. 匿名処理班
ううう、テントウムシさん可哀ソス
ゴキブリいやああああああああああ
なにこのルッキズムの極致