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もれなく予言者の幽霊が憑いてくる、スコットランドの廃村がまるごと売り出し中

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(著) (編集)

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 かつて伝説的な予言者、レディ・ローワーズが住んでいた家があるスコットランドの湖畔にある廃村がまるごと売り出し中だ。

 このローワーズ村全体が、12万5000ポンド(およそ1900万円)ほどで買えるというのだから、かなりお買い得ではある。

 更に、未だにこの村をさ迷っている予言者、レディ・ローワーズの霊ももれなくついてくるというのだからマニアにとってはたまらない物件だろう。

幽霊付きお買い得物件

 かつては人が住んでいたローワーズの村は、スコットランド、パースシア州テイ湖の北岸にある。

 いかにもスコットランドらしい雰囲気の広さ1万2000平方メートルほどのこのエリアは、半古代の原生林に囲まれたプライベートビーチがあり、マス釣りも楽しめるのが自慢だ。

 オールド・ローワーズ教会は1669年に建てられた。当時、水車と石灰窯が備えられていた予言者の家は、1645年にモントローズ公爵によって破壊された古い土地に建てられているという。

 購入に至った場合は、「列車や蒸気船の発明を予想した17世紀の予言者の幽霊が出る」という点を頭に入れておかなくてはならない。

 1万2000平方メートルの村が1900万円で買えるというのはかなりお買い得だが、幽霊に恐怖を感じる人にとってはあまり良い買い物とは言えないが、幽霊と近づきたい人によっては更にお得感が倍増するだろう。

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オールド・ローワーズ教会の廃墟 / Kim Traynor / WIKI commons

考古学的価値のある遺物が発見できる可能性も

 1996年3月、グラスゴー大学考古学部門は、ベン・ローワーズ調査プログラムの第一シーズンに取り掛かり、テイ湖北岸の地形調査と考古学評価を行った。

 考古学者たちは、ここを「17世紀以降に建てられた保存状態のいい石の建造物が残る廃村で、1473年以前にさかのぼる考古学遺物が埋もれている可能性が高い」と言っている。

 1841年のイギリスの人口調査リストには、「17人が住んでいる」とされているが、20世紀始めには完全に廃村になったようだ。

 不動産販売業者ゴールドクレストランド・アンド・フォーストリーグループのパートナー、ジョン・ランバートは、ここがスコットランドでもっとも美しい場所であるだけでなく、スコットランドの歴史遺産の一部を買うことのできる、めったにないチャンスでもあると売り込む。

 さらに、ローワーズの廃村の新たなオーナーになれば、湖にボートを浮かべて釣りを楽しんだり、ピクニックやキャンプをすることもできる、特別な場所なのだという。

Goldcrest Land & Forestry Group | The Old Village of Lawers

予言の的中率は?

 村そのものよりもよく知られているのは、おそらく予言者の家の最後の住人のことだろう。レディ・ローワーズがいくつかの予言を行ったことが、歴史文書に記録されている。

 霊能者にはよくあることだが、こうしたお告げのいくつかは実際に起こったものもあれば、まだ明らかになっていないものもある。

 これはもちろん「彼女は正しいこともある」とも言えることで、当たるのはおそらく半々の確率か、ただの偶然であることが、これまでの研究で証明されている。

 この女予言者の予言が当たったのは、”教会のための棟石は決して置かれることはないだろう”というもの。彼女の言葉どおり、これらの大きな石は岸辺に放置され、結局は流されてしまった。

 彼女はまた、”近くに植わっているトネリコの木が教会の尖塔の高さに達したら、教会は倒壊する”と予言していた。

 伝承や歴史書によると、実際にこの木が教会の尖塔の高さに達したとき、激しい雷で教会が壊れてしまい、二度と使い物にならなくなったとある。彼女の予言どおりになったわけだ。

Weir’s Way – The Lady of Lawers Part 1

 懐疑主義者に言わせれば、この予言者が、”教会の庭に張った木の根のせいで、いずれ教会は倒壊するだろう”と庭師が話しているのを聞いたことがあって、雷はただの偶然にすぎないと、言うかもしれない。

 しかし、彼女の予言の中には、こうした疑いを覆すようなものもある。例えば、”炎の馬車がドラモックター峠を越える”という予言は、鉄道の到来を予測したものと言われている。

 ”煙で動く船”という予言もある。霊能者の力を信じる者によれば、これは未来の蒸気船の発明のことだという。

 結果的に、彼女のもっとも有名な予言は、17世紀にヒツジのための道を作るのに、村の住民が立ち退きさせられ、村全体が廃れてしまった「土地清掃」を幻視したことかもしれない。

 幽霊となった予言者が新たに予言を与えてくれるかどうかはわからないが、環境的には最高の場所なので、セレブリティな人たちの場合には、別荘として購入を検討してみてはどうだろう。

Top image:nz_willowherb, Wikimedia Commons / References:Ruins of ancient village ‘haunted by a seer’ go up for sale – STV News / For Sale: Abandoned Scottish Village “Haunted By A Seer” | Ancient Origins / written by konohazuku / edited by parumo

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この記事へのコメント 18件

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  1. こういう所に最低限の大きさの家を建ててのんびりひっそり暮らしたい。
    霊の影響がどんな感じなのか、想像もつかないけど…。

    • +15
  2. いろんな最先端のデジタルや化学知識を与えてもっと具体的な表現ができるようにさせて大儲けをたくらみたい。

    • -8
  3. 生活インフラとかどうなってんだろ
    日本で言うと限界集落なのかも

    • +10
  4. いい景色の所だね
    霊がどんな風に現れるのかわからないけど予言してくれるならなんかお得だし、買い手が殺到しそう
    ホテルでも建てたら結構儲かるんじゃないの

    • +8
  5. え、村って売れる物なの?
    売り主は個人?だとしたら個人が村の所有者って事か?

    • 評価
    1. ※5
      もう廃村して村としての機能はないんじゃないの?
      ただ村と呼ばれた地区全体の土地ってことじゃないかな

      • +5
  6. 羊のための道で村民立ち退きかぁ。時代とお国柄を感じますね。

    • +6
  7. ブラックサバスのアルバムみたいな風景だなと思い比べてみたら違った
    でも似てる 雰囲気がね

    • 評価
  8. 俺ん地の近くの山(東京ドーム1個分)も売りに出してる
    同じぐらいの値段

    • +3
  9. イギリスでは幽霊の出るお屋敷は不動産価値が上がるからね

    • 評価
  10. 最近だとキャンプ愛好家の方たちが山を買うのが流行ってるらしいから、
    そういう目的ならインフラが整備されてなくても需要がありそうね

    • +4
  11. 美しくていい所じゃないか!
    すぐ売れそう

    • +4
  12. 廃村になるのはちゃんと理由がある。
    日本でも夕張でどんなに土地が安くても売れないのと同じ。

    • +4
  13. 購入してリフォームすると実績が解除されるやつ。

    • +1
  14. たったの1万2千平米?
    100m×120m程度の大きさ?
    それで村?

    • 評価

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