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炭鉱事故で亡くなった飼い主に再び会えることを信じて、3週間以上毎日炭鉱に通い続ける犬

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(著) (編集)

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 犬と人間との絆は強い。たとえ、飼い主が亡くなってしまっても、犬の飼い主に対する忠誠心には揺るぎがない。

 メキシコで、先月に起こった北部の炭鉱事故で、犬の飼い主は帰らぬ人となってしまった。だが犬は再び飼い主と会えることを信じて、3週間以上毎日炭鉱に通い続けているという。

 地元では「メキシコの忠犬ハチ公」と呼ばれ、多くの人の涙を誘っている。

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image credit:15 Sabinas/Facebook

炭鉱の爆発事故で飼い主を失った犬が現場で毎日目撃される

 6月4日、メキシコ北部コアウィラ州の炭鉱で爆発事故が起こり、作業員7人が命を落とした。

 自宅から1kmほどの距離にある炭鉱に毎日仕事に出ていたゴンサロ・クルスさん(53歳)も、その事故に巻き込まれ亡くなった。遺体が運び出されたのは事故から2日後の6日だった。

 事故発生以来、現場では6日間にわたり炭坑内で事故に遭った作業員らを救出する作業が行われてきたが、亡くなった作業員の遺体が全て運び出された後も、毎日現場に姿を現す1匹の犬が目撃されている。

 その犬は、ゴンサロさんの飼い犬クチュフレートだ。

 クチュフレートはゴンサロさんといつも散歩がてら炭鉱にやってきていた。ゴンサロさんが炭坑内で作業中は外で待っているほどゴンサロさんによくなついており、ゴンサロさんもクチュフレートを我が子のようにかわいがっていたという。

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image credit:15 Sabinas/Facebook

 今回の事故で夫を失った妻のサンドラさんは、地元メディアの取材に涙ながらにこのように話している。

夫は、事故の半年ほど前に捨て犬だったクチュフレートを保護し、飼い始めたんです。

毎朝6時半には、夫はクチュフレートを散歩がてら炭鉱に連れて行っていました。

クチュフレートが暗い炭坑内に怖がりもせず夫と一緒に入る時もあれば、炭鉱の外で夫の仕事が終わるのをじっと待っている時もありました。

夫の帰りが遅い日には、先に家に戻って来ることもありましたが、クチュフレートは必ず炭鉱まで夫を迎えに行っていました。

 事故があった当日も、クチュフレートは炭鉱へ行き、作業員らが救出される様子を見ていた。

 しかしこの日、ゴンサロさんが炭坑内から出てくることはなく、クチュフレートは困惑したようだ。

 ゴンサロさんの遺体が運び出されるまでの2日間、クチュフレートは昼も夜も炭鉱へ行き、飼い主が姿を現すのをひたすら待ち続けていたという。

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image credit:15 Sabinas/Facebook

悲痛な鳴き声をあげ、3週間経っても炭鉱に通い続ける犬

 ゴンサロさんの遺体は発見された日には埋葬されたが、クチュフレートは異変を察したのか、その日の夜家に戻って来なかった。

 事故から3週間経っても、クチュフレートは毎日ゴンサロさんの姿を探して炭鉱へ通い続ける。においを嗅いだり、土を引っ掻いたりしながら、じっとゴンサロさんを待っているのだ。

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image credit:15 Sabinas/Facebook

多分、クチュフレートは夫がまだそこ(炭坑内)にいると思っているのでしょう。とても悲痛な鳴き声をあげて、まるで夫の不在に痛みを感じているかのようです。(サンドラさん)

 また、ゴンサロさんの娘イエセニアさんも、次のように語っている。

父の葬儀後、クチュフレートは食欲がほとんどありません。水だけは飲んでいますが、いつも悲しそうな目をしています。

1日のほとんどを玄関前で過ごし、毎日必ず炭鉱に足を運んでいます。きっと父を探して、帰ってくるのを待っているのでしょう。

 そんな忠実なクチュフレートの姿に胸を打たれた多くの人から同情の声が寄せられている。

Top image:15 Sabinas/Facebook / References:Dog makes daily visit to Mexico coal mine where his owner was killed in tragic accident | Daily Mail Online / written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 19件

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  1. >地元では「メキシコの忠犬ハチ公」と呼ばれ、

    メキシコ人ハチ公知っとるんか

    • +5
    1. >>1
      忠犬ハチ公の話しは、「HACHI」という映画になったから、割りと海外でも知ってる人がいる。

      それにしても辛いわ。こういう犬の忠誠心は。
      ( ノД`)

      • +9
  2. 切ないね
    ある時諦めたり吹っ切れたりするのだろうか

    • +7
  3. 葬儀に立ち会わせてあげたら犬も死を理解できるというけれど…。
    これからずっと通い続けるんだろうな…。

    • +6
  4. お墓連れてってあげなよ。メキシコなら土葬が多いでしょ。お父ちゃんの臭いから亡くなったのを判断できるんじゃないかな

    • +3
  5. 子供にとって無償の愛を与えてくれる母親は神そのもの、って聞いた事があるけど
    一度人に捨てられてから心ある人に再び拾われて無償の愛を貰って心を開いた動物達にとっては拾ってくれた飼い主こそが神様なんだろうな

    • +5
  6. 家に戻らなかった時点で察してそうだな

    • 評価
  7. ちゃんとご飯を食べて、お家に帰って暖かくして寝てほしい
    君が健康で天寿を全うすることが、優しかったお父さんへの恩返しになるよ

    • +15
  8. そこで待ってればいつか炭鉱から出てくると思ってるのかも知れん

    • +2
  9. どんなに待っても、もう二度と会えないんだもんな。
    死って重いわ。

    • +6
  10. この犬の銅像を作って置いてやれ
    忠犬ハチ公も生きてる間に銅像が作られてたはずやぞ
    ちなみに忠犬ハチ公が映画に生きてた時に出演してて映像も残ってるのよね

    • 評価
  11. せつない
    新たに信頼できる関係の人ができたらいいね

    • +2
  12. この子は墓に連れて行って「飼い主はここにいる」を教えたら理解するかもしれない

    19世紀にスコットランドで14年間飼い主の墓を守った犬「グレーフライアーズ・ボビー」や、アルゼンチンで11年間飼い主の墓を守った犬「キャピタン」みたいな墓守犬になるかもしれないが

    • 評価
  13. 役割を入れ替えたのさ
    飼い主が先に虹の袂で待ってるんだ

    にしても切ないなぁ

    • 評価
  14. きちんと説明してあげて欲しいな。言ってると思うけど、きちんと目を見て、もう会えないのって。
    動物ってきちんと話したら理解するんだよ。多分この子もわかっていると思うけど。諦めきれないんだよね。
    すんごい素敵な飼い主さんだったんだろうな。
    すごすぎる。
    だからこそ、この子がもっと幸せになれます様に。いつかは天国にいる飼い主さんに会えるから、それまで犬らしくいっぱい遊んでいっぱい食べていっぱい幸せに寝れる様に。

    • 評価
  15. 愛犬をのこして先に逝ったらだめです。

    • 評価

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