熱気球が道路の真ん中に不時着するという珍事が勃発

　想像してごらん？道路を走行中大きな気球がプカプカと近づいてきて、路上に着陸する瞬間を。そんなファンタジーめいたハプニングが本当に起きたようだ。

　アメリカ、テキサス州で緊急着陸を余儀なくされた熱気球は、道路の真ん中に不時着。これにはドライバーたちも大びっくりだったそうだよ。 hot Air Balloon Stops Traffic With Unscheduled Landing

熱気球レースでのハプニング

　テキサス州ロングビューでは毎年「グレートテキサス・バルーンレース」という熱気球レースが開催されている。レース2日目、6月19日のこと。

　日没に近づき風は穏やかになり、ついに止まってしまった。上空で楽しい飛行を行っていた熱気球の1つは緊急着陸を余儀なくされた。

　あたりを見渡したところ一番安全に着陸できるのは道路しかない。

　そこでパイロットのマイケル・セレンターノさんは、ドライバーたちが通路を譲ってくれることを祈りながら道路への着陸を試みた。 　セレンターノさんは送電線や木などの障害物をうまく避けながら、ゆっくりと道路の中央へと降りて行った。 　突如巨大な熱気球が目の前に現れたことに驚いたドライバーたちだが、みんな好意的で道路を譲ってくれた上に、安全に停止できるよう車から降りて気球を支えてくれるドライバーもいた。 　こうして怪我人を1人もだすことなく、気球は道路に着陸することに成功したそうだ。いつ何が起きるかわからないのが人生だが、目の前に気球が舞い降りたりすることもあるんだね。
あわせて読みたい
フォースの力？ダースベーダの巨大頭部が宙に浮く。ヨーロッパ最大級の熱気球イベント（イギリス）

CIAがかつて行っていた、地上の人間を航空機によって回収する驚きのシステム「スカイフック」とは？

21世紀の風船おじさん。奇術師デビット・ブレインが風船で上空7600メートル飛行にチャレンジ（アメリカ）

150万個の風船を空に飛ばした1986年のアメリカ・バルーンフェスト。あの大惨事はどうして起きたのか？

機長の体が窓ガラスの外へ吸い出されるも全員無事。本当にあった航空機不時着事故

この記事に関連するキーワード

キーワードから記事を探す

• 気球
• 不時着
• 道路
• 仰天ニュース
• 面白