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擬態のレベルが高すぎてもはや別次元。葉の葉脈に成りすます蝶の幼虫(※芋虫出演中)

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 生物界には天才的に擬態上手な種が存在するが、マンゴーの葉に平たくくっつき、葉脈に成りすますバロン(Euthalia aconthea)種の幼虫は擬態マスターの称号を手にしても良いくらいすごい技術なのだ。

 まさかそこに擬態するとは思いもよらないもんだから、思わず触れてしまっても致し方のないところだし、天敵の目は欺けるだろう。

擬態の達人、バロンの幼虫

 バロン(Euthalia aconthea)と言う種の蝶は、スリランカ、インドおよび東南アジアに生息し、特にマンゴーの木に多くみられる。成虫はマンゴの木に葉の裏に卵を産み、それが幼虫(毛虫)となるのだが、ぱっと見にはわからないくらい葉脈そっくりに擬態する。

malaysia unbekannte Raupenart unidentified caterpillar

 幼虫の黄色い線と葉脈の主脈が見事に一致して、葉とほぼ完全に同化してしまうのだ。ここまで同化してしまったらマンゴ農家の人とか絶対触っちゃってるよな。

 幼虫はマンゴを食べて成長し、サナギとなって蝶となる。

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 葉から取り外してみると、特徴的な羽のような毛がたくさんついているのがわかる。毛虫にしてはかなりエキセントリックな形状をしている。

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 以下の動画は葉っぱにいた幼虫を木の棒で取り外した時のもの。

Eye Spy with Nature | Baron Caterpillar Camouflage

 幼虫は葉と同じ緑色だけど、親御さんはオス、メスともに茶色の一般的な蝶だ。幼虫時代を生き残ることが一番大事なので、そこに一番力を入れてる感じだな。

追記:(2021/06/03)コメント欄によると、これは蛾ではなくタテハチョウ科のイナズマチョウの仲間で日本では「マンゴーイナズマ」という名がつけられた蝶の幼虫だそうだ。タイトル・本文を一部訂正して再送します。

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この記事へのコメント 60件

コメントを書く

  1. 前にへびの頭に擬態したサナギとかホンマこんなのどうやって進化するんだと思う
    突然変異でたまたまた似た可能性もあるんだろうけどそこまでうまい具合に変化する?とも思うし、何万年も繰り返えされてればそういうこともあるのかなとも思うし。
    ホンマ神秘

    • +13
    1. ※2
      昆虫の主な捕食者は鳥類です
      鳥類は視覚が非常に発達した種が多くて
      たまたま遺伝子の組み合わせで葉っぱに似てる個体の子孫が生き残る確率が高くなる
      それが昆虫の短い繁殖スパンで数万世代、数億世代と繰り返されていく
      擬態が巧妙になれば鳥の目もさらに進化していく、そうなればさらに擬態が巧妙な遺伝子だけが生き残る
      その結果、ここまで精密な擬態があります

      • +6
    2. ※2
      ガボンアダーそっくりに擬態するダリウスフクロウチョウのサナギだよね。あれホント凄かったね。

      ※11
      ダリウスフクロウチョウのサナギとかもそうだけど、すんごく精緻な擬態は対象物の遺伝子を何かの経由で取り込んでるのじゃないかと思ってる。ウイルス経由説とか。

      • +3
  2. 昆虫は本当に人間の想像力を軽く超えてしまうなあ

    • +9
  3. こういうベタッとしてる虫が本当に苦手
    居たら悲鳴あげるレベル

    • 評価
  4. これ凄い。もし遭遇したら間違いなく絶叫する。

    親御さんが地味なのにも驚いた。

    • +6
  5. フワフワ部分、本虫の体の割りに大きいけど本虫は重いとか思わないのかしら。

    • +3
  6. そりゃ大昔の気味悪い生き物が人間に進化したり鯨になったりするんだから何にでもなれるだろ

    • +4
  7. 空間を歪ませて隠れるとか
    現代の人間の技術では発見できないのとか
    虫なら居そう‥

    • +4
  8. 自分がどういう形してるか理解してるってこと?

    • -1
  9. 葉っぱの上で生き延び世代重ねた結果こうなったって事なのかな
    ホント面白い

    • +3
  10. 外部のページ見たけど、これ蛾じゃなくて蝶の幼虫では?海外では蛾と蝶の区別をつけない所もあるって聞いた事はあるけども。

    • +1
  11. ウギャー、ゾワゾワする!
    これで毒とか持ってないよね・・毒あったら最悪!

    • 評価
  12. 幼虫が分かった瞬間全身に鳥肌が立った

    • +2
  13. 「この葉っぱの上でイモムシが擬態してます」という事前情報込みで見ても「どこに?」ってなっちゃうな

    • +5
  14. 絶対自然淘汰だけでそんなんならんやろ!っての多いよね
    最近、発現しない隠された遺伝子とか親の恐怖経験が子供に伝わるとか遺伝にも色々な要素が出てきたからいつか解明されるかもんね

    • +6
  15. やっぱ生物って自分の意志で
    進化してんじゃね?

    何度、突然変異と自然淘汰って
    聞いても嘘にしか聞こえないんだよね

    • 評価
  16. 逆に言うとこれ以下の擬態では生き延びられないってことだよな、鳥の目スゲー

    • +9
  17. 美味しいマンゴーの実や葉を食べてる幼虫なら、鳥にとってはごちそうだろうな。

    そりゃ擬態も必死になるわ。

    • 評価
  18. 蛾じゃなくて蝶の幼虫です。
    タテハチョウ科のイナズマチョウの仲間で「マンゴーイナズマ」の和名がつけられた種類です。

    • +4
  19. そしていつか葉っぱを食べる動物にパクッとやられたりして

    • +1
    1. >>26
      葉っぱだと思って齧ったら変な味して後悔する
      草食動物の図が見える…見えるぞ!

      • +1
      1. ※37
        美味しいとおもう 多分味に変化はない
        10年以上前だけど大量に青虫のついたブロッコリーをたべたことがある
        最初はいちいちとってたんだけど面倒になってそのままたべちゃった
        味全くわからなかったよ
        ブロッコリ食ってる青虫はブロッコリーの味がする

        • +3
  20. なんで自分の擬態が上手くいってるかどうか分かるんだろう?

    • -3
    1. ※27
      別にわかんなくても生き延びることができたらそれが正義だから無問題。

      • +5
      1. ※29
        そのメカニズムがわかれば他に応用できるかもしれない
        わかんないで終わりはどうだろう

        • -1
        1. ※31
          論点が違ってますね
          幼虫本人からは擬態が上手いのかはわかっていなくても問題ない
          結果として遺伝子を残せればいいだけ
          単純に擬態が上手くいった個体の遺伝子が残る、それを何億世代も繰り返して高度な擬態になったのだから
          それぞれの幼虫視点では自分の擬態が上手いとかはわからないし、わかる必要もない

          • +3
          1. ※33
            ついでに言うなら、自己評価できる類のもんでもないよね
            うまく擬態できてたかどうかは捕食者を前にして初めて分かるもの
            見つからず生き延びれば上手い、見つかって食べられたら美味い

            • 評価
          2. ※33
            単に結果として遺伝子を残せれば良いのであれば別にこんなに複雑な擬態をしなくても全く構わないはず
            そもそも突然変異の大部分が、自然選択に関わる表現型に影響せず生物にとって有利でも不利でもない中立的な変化なので、遺伝的浮動が幾ら大きくても擬態のような多様性を持たせる為には膨大な回数の変異を繰り返さないといけない
            ドーキンスはこれを「盲目の時計職人」という表現をとったが、どちらかというとチンパンジーが適当にタイプライターを叩いたら偶然シェークスピアが出来上がるような可能性の低さだと思う

            • -9
          3. ※36
            それほど捕食者(この場合は鳥類)の視力がよかったということでしょう。
            人よりも優れた視覚を持つ鳥の目を騙すのは簡単ではないということです。
            つまり、鳥の目を騙せなかった芋虫はしに絶え、騙せた芋虫は生き残ったのです。

            >膨大な回数の変異を繰り返さないといけない
            一般に昆虫は世代交代のサイクルが早いため
            繰り返すのが比較的短期間ですみます、
            そして実際に繰り返されたのです。(選抜は鳥によって行われました。)

            また、中途半端な擬態は存在し、
            一例を挙げるとビー・オーキッドという蘭があって、
            これは人の目ではどう見てもハチの擬態には見えないが
            ハチの視覚をだますにはこの程度でも十分だということを示しています。
            (ただし人間に感知できない雌バチの性フェロモンは正確にハチに似せている)

            追伸:「盲目の時計職人」という本を読んでいないのがばれていますよ。
            チンパンジーがタイプライターを叩く…のくだりはすでに書かれていて
            メカニズムも含め、その本の中ですでに反論されているのをご存じないのですか?

            • +9
          4. ※38
            もしかしたら、ものすごく旨いのかもね。
            食われる可能性という淘汰圧を潜り抜けてきたから、光学迷彩としてはあの環境下において最強って感じ

            • 評価
          5. ※33
            うんそれはそれでいいよ
            別にそっち側の論点に合わせるつもりもないしね

            すげーなで終わるにはおしい擬態度の高さだから勿体ないなって思っただけでそんなに噛みつかれることでもない

            • -6
          6. ※41
            傍からみていたが、あなたは論点というより最初の発言者の意図を理解していないのでは?

            話はずれるが擬態の自然環境における効果を役立てるという話ならば、子供の迷彩服は危険なので避けよう。なぜなら子供は急に動き出す、しかも迷彩服は周りの緑に紛れてしまい、車に衝突する恐れが高まるからだ。これなら擬態はすげーなで終わらずに役立てることができるだらう(ほかにはカメラ搭載ロボットを観察したい対象動物(あるいは気にもかけない石など)に精巧に真似ることで警戒されず観察に役立てることができる)

            • +3
          7. ※42※44※45※46
            いやいやいやいやそこまで必死にならんでもw
            あれは本当にただの個人の感想、俺が絶対正しいってごり押したいわけじゃないし議論をしたいわけじゃない

            確かにネットだと反対意見出されると攻撃されてるって思う傾向はあるみたいけどさ~
            流石に毒され過ぎて心配になるわ もっと肩の力抜いて気楽にやらないと自分がしんどいだけじゃん
            まぁ俺はもう見ないからさ お疲れさん

            • -4
          8. ※51
            さようですか。もう見ないのならいいが、あなたが返信するべき相手や内容およびタイミングも悪かったようですし、「感想だとわかるよう表現しないと」こうなりますよ。

            • 評価
          9. ※51
            まぁ「読んで無い」んでしょうね~
            最近チラホラ見かけますw

            • 評価
          10. ※41 これは人間に擬態してるな
            この程度でもネット上で人間と思わせるには十分

            • 評価
          11. ※41
            最初から論点(何について話し合っているか)がズレてる
            ↓からの~
            「そっち側の論点に合わせるつもりもない」は強烈すぎるwww

            33さんは「虫が自分の姿を」わからなくても良いと言っていて
            「擬態の仕組みや研究を」わからなくて良いと言ってる訳じゃ無いと思います

            擬態と言ってもこれは虫の話で
            タコとかの瞬時に周りの環境に合わせる擬態は
            タコ自身の意志が関わっていると言うのが濃厚ですね
            皆そっちと混同しているのかな‥?

            虫の話に戻しますが
            要は人間のやっている農作物の品種改良と同じですよ
            人間は大きい品種を「選んで育てる」選ばれたのは子孫を残せる
            鳥は虫を「選んで(探して)食べる」食べられたら子孫を残せない

            • +1
          12. ※41
            ごめんなさい、噛み付いたつもりはないです
            流れを読み返して改めてコメントしますね
            >なんで自分の擬態が上手くいってるかどうか分かるんだろう?
            への答えはそれぞれの個体は自分の擬態が上手くいってるかなんて分かりません
            それがわかるのは※34さんが言ってますが捕食された時です
            とは言え擬態が上手くいってる遺伝子を持っていても捕食される個体はいますし、擬態が下手な遺伝子でも生き残る個体はいます
            種全体で擬態が上手い個体が生き残る確率が高く、結果として擬態が高度になっただけです

            • 評価
    1. ※28
      あるかも、撮影者が触ってないでしょ

      • +1
  21. マンゴー農家の人にとっては普通に害虫なんだろうな

    • +1
  22. 素人が必要かどうか判断する必要もない

    • 評価
  23. アホみたいな喧嘩すんなよ
    ここはカラパイアだぞ? 地球生命みな兄弟よ

    • -1
  24. 地球人に擬態したエイリアンがきっと、アナタの近くにもいる。

    • +1
  25. 限りない偶然を潜り抜けてここまで来る前に絶滅すると思うんですよね

    • +1
    1. ※48
      だから節足動物は多数の卵を産みます
      チョウやガは一度に数百個から数千個の卵を産みます
      それも一回だけでなく数回産卵します

      • +1
    2. >>48
      絶滅した種も多いでしょうね
      でも現存してる種はその中から生き残っているだけ

      • +2
  26. 何万年もtry&errorを繰り返して、この姿に辿り着いたと思うと、キモいどころか感動してしまう。
    もしくは本当に神みたいなデザイナーでもいるのか?
    それに比べて、日本人研究者のネーミングセンスよ…「マンゴーイナズマ」てあーた_| ̄|○

    • +1
  27. 擬態する進化はほんと理屈がわからんなぁ
    俯瞰で見て調整するとかしないと擬態が成功してるかわからんし、かといって、虫にそんな知能があるわけでもなし
    生き残るための進化なんだろうけど、生き残らなきゃ成功しないわけだし、ほんと不思議

    • -1
    1. >>54
      鳥類(捕食者)の淘汰圧と虫のバリエーションの豊富さが為せた結果ですね
      自然は素晴らしい

      • +1
  28. 何ですぐID論に結びつけるんだろう?進化論をよく理解出来ずに否定したりとかするのもそうだけど。
    「人間は猿から進化した」→「猿から人間が進化する訳ない!」→「進化論は嘘だった!?」

    こういう二重にも三重にも間違えて解釈して、否定し出すんだよな
    猿から人間に直線的に進化したとは誰も言ってないんだよ、それを勝手に誤解して「動物園の猿は進化してないから進化論は嘘だ!」ってなっちゃうんだよな
    “共通祖先から枝分かれした”を知るだけでもだいぶ違うのにそこにすら至らない。

    • 評価
  29. マンゴー食ってる蝶々なら幼虫も美味しいとおもう
    (イラガだったら別だけど)
    蝶々は基本美味しいし、食べてるものがマンゴーならガチ!

    • +1

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