この画像を大きなサイズで見る犬は人類最良の友人と言われるが、それを証明するかのように、私たちの祖先は犬を連れながら世界各地を旅していたようだ。
最新の研究によって、人間の移住の歴史と犬のDNAの変化の歴史が一致していることが明らかになった。
犬の遺伝子が多様化した経緯の謎
人間が最初に共生関係を結んだ動物はオオカミ(狼)の先祖である。そして、こうした交流から犬が誕生することになった。
オオカミが家畜化されて犬が誕生したプロセスについては諸説あるが、犬が人間と長きにわたって生活を共にしてきたことは間違いなく、そのゲノムは複雑な個体群構造を持つにいたっている。
だが、これまで現在入手できた古代犬と古代オオカミのゲノムが6つしかなかったために、どのような経緯をたどってそのような構造になったのか詳しいことは分からなかった。
『Science』(10月30日付)に掲載された研究では、ヨーロッパとアジア各地で入手されたさらに27匹の古代犬(4000~1万1000年前のもの)のゲノムを解析し、犬のDNAの変化と人間のDNAの変化がつながり合っていることを明らかにしている。
この画像を大きなサイズで見る犬の祖先はすでに絶滅したオオカミ
オオカミがいつ、どこで家畜化されたのかははっきりとは分かっていないが、今回の研究からは、どうも家畜化されたのはたった1度のことだったらしいことが示されている。犬ゲノムの解析から、単一の共通祖先の存在が明らかになっているからだ。
だが、その共通祖先であるオオカミは、現代のオオカミとはどうやら違う種なのだという。このことは、犬の直接の祖先であるオオカミは、おそらくすでに絶滅しているだろうことを意味している。
そして、現代まで生き残ってきたオオカミたちは、犬と枝分かれしてからは、彼らの血統にほとんど影響を与えなかったということになる。
この画像を大きなサイズで見る1万1000年以前にすでに多様な犬種がいた
研究グループは、この共通祖先から「中石器時代カレリア犬」(現代のロシア・フィンランド)、「中石器時代バイカル犬」(現代のシベリア)、「新石器時代レバント犬」(地中海東部地域)、「古代アメリカ犬」、「ニューギニアン・シンギング・ドッグ」の5種の古代犬を特定した。
その中でももっとも古いのは、1万900年前の中石器時代に、現代のロシアとフィンランドにまたがる地域で狩猟採集民と暮らしていたカレリア犬だ。
そのDNAからは意外な事実が明らかになっている。それはこの犬にはバイカル犬・北アメリカ犬・ニューギニア犬といった東部の犬の祖先のほか、現代のイスラエルやヨルダンにあたる地域に存在したレバント犬の祖先の血統までも混ざっているということだ。
つまりカレリア犬は、それ以前にすでに存在していた複数の犬種が交わって生まれた、いわば雑種であるということになる。
このことが意味するのは、1万1000年前までに、犬は種として誕生し、それぞれの地域に移動するうちに独自の犬種となり、また再会してDNAを交換するだけの時間が経過していたということだ。
現在の犬には非常に豊富な犬種がそろっているが、じつはその当時からすでに複数の犬種が存在していたのである。
この画像を大きなサイズで見る人間と一緒に世界旅行
研究グループは、特定した古代の5犬種の血統を人間の歴史と比較して、その進化をたどっている。その結果明らかになったのは、犬と人間の歴史は完全ではないにしても、重なる部分が非常に多いということだ。
たとえば東アジアと中近東の犬と人間では、地理的には遠いはずの前者の方がヨーロッパのものに近いことが判明している。
このことからは、東アジアとヨーロッパの犬たちは、アジア人と白人の混血であるユーラシア人の歴史をなぞっているだろうことがうかがえるという。つまり犬と人間は一緒に世界を旅して、各地へ移住したということだ。
そうした人間との共生の痕跡は、犬の胃袋の中にも見ることができる。農耕民族に飼われていた犬の体では、デンプンを分解するために必要な遺伝子が活性化していたのだ。
人間がこの遺伝子を発達させたのは犬よりも数千年は早かった可能性が高いが、同じ能力を犬もまた発達させたという事実は、彼らが農耕民から与えられるエサにいかにして適応したのかを示している。
こうしたことから、黎明期の人類たちが世界各地へ移住し、田畑を耕していたそのとき、そのかたわらに犬が付き従っていたのだという事実をうかがい知ることができる。人類最良の友という肩書は伊達ではないのである。
References:arstechnica / inverse/ written by hiroching / edited by parumo













もしかすると猿の時代から共存してたのかもね
※1
ありそう。
共存だったのか、共生だったのか……
人類が生まれてなかったらゴリラやチンパンジーなどのような地上性のサルと暮らしたかな。
イヌの社会性はオオカミと共通の祖先からもらったものでしょうね。
犬は大別してオオカミタイプとジャッカルタイプがいるとは聞くけど、そんな昔からもう多様化していたのか
農耕民族の犬は雑穀を食べて消化するとは聞くね、日本の芝犬などもお米食べれるし
※2
一部の犬の進化にはジャッカルの影響があるとする説はコンラート・ローレンツなんかも触れているけど、遺伝子解析技術が進んだ現在では、犬の進化にジャッカルは殆ど関与していないと言われている
トラとかも犬と一緒に育てたら社交性身につけて人間と友好的になるんだよな
トラオンリーで育てたらかなり難しいらしいが
幾多の苦労と困難があった思うがロマンがあるな
自分も犬と一緒に世界を旅したいが
そんな勇気も財力もないw
※4 著作「ゆらゆらとユーコン」(だったかな?)の作者
カヌー冒険家の野田さんという人だったと思うんだけど
毎年日本から愛犬を連れて旅に出ていたそうだ。
旅の間はとってもイキイキしてるらしく、「いいな」と
感じたんだけど、その後。
検疫で空港に数ヶ月留め置かれると、ゲッソリやせてしまう
という。それを聞いて、止めてほしい・・・と思ったのです。
もしするなら、検疫を必要としない旅をお願いしたいです。
他の生き物も相棒なるかもしれないけど
犬は特に共同生活向いてて協調性高いもんね
太古の昔から
犬は人と共に
猫は人の上に
人類の祖先も、我々同じようにいぬをモッフモフして癒されたりしてたんですかねえ…。
(∪^ω^) わんわんお!
そのカレリア犬って今でいうマスティフ系かシベリアンハスキー系の見た目だったりして
遺伝子レベルで人類との主従関係を刷り込まれ、多種多様に増えたイヌ
一番へんないきものではある
そう、犬さんは人類最良の友
ネコは…
人類最良の、ひざまずくお相手♪
犬も人間も、何かしらの秩序だったものに服従するのを望んでるんだよね。
だから違う種ながらも同じ社会にいられるんだろうか。
柴系と縄文人
霊長類とは全然違う種だったから上手くいったのかも。
これが猿だったらきっと上手くいかない。
他の猿人みたいに滅ぼしちゃう
狼=トラやライオン等の大型ネコ科
犬のルーツ種(複数?)=各地でヤマネコと呼ばれる小型ネコ科
犬=ネコ
と考えると、
・人間にも扱いやすい小型かつ性格が穏やかな種類が人間と仲良くなる(各地で)
・人間と一緒に移動し混血する
という似たような経緯で人間の相棒になったような気がする
デンプンの消化なんだけど、風評なのかなあ・・・
イヌが小麦を多めに食べ続けると、アレルギーになってしまう説。
穀物不使用フードも多い。(新商品を売るためのメーカー戦略?)
ただ人間にもグルテンの話なんかで、最近の改良が進んだ
小麦だと悪影響あるっていうし・・・
我が家のシェパのデンプンは生のカボチャやサツマイモ少々だけど
好調です。(生肉と混ぜないと残すけど)
※20
この時代にも小麦はあるにはあるけど、栽培も調理もめんどくさくて人間ですら滅多に食べない代物で、犬が食べる機会はそれよりも少なくてほぼ食べてなかった可能性が高い
対してこの時代にメジャーだった麦はグルテンの含まれてない麦が主流だから、そういうの食べてたんでないかなと
だからグルテンの含まれてない穀物にはある程度耐性があるけど、小麦はまだちょっと微妙、な感じだと思う
虫歯になったイヌの歯が多く出土していることから、イヌの食生活もヒトとの共存によって変わったことが分かる、という話は知ってたけど、消化系もそれに合わせて変化していたんだね。
今ではご主人を喜ばせようと笑う表情を作ったりとか、本当に遺伝子レベルで人間に寄り添おうとしてくれる。
あわせて読みたい、に33000年前から仲良しだった、って記事があるけど、どっちなんだ!?
※25
11000年前にはすでに多様化してともに旅をしていたというのが今回の記事だから
別に両方正解だとしても矛盾はないぞ
ちゃんと躾を行った犬は、そりゃもう目に入れてもいいくらい可愛いからね
犬と仲良くしようとしたご先祖様ありがとうございました。
直接の祖先が絶滅と言うのが何とも言えないね
選択の余地がないという意味だからね
ヒトが救ったのか、オオカミが求めヒトが応えたのか
いずれにせよ、涙なしでは済まされないドラマがその時にあったことだけは判るね
個体の戦闘力はイヌもヒトも弱い方だね
生きる為に共闘→共存共栄していったのかもなぁ…
これが出来たのも生活を共にしても、互いの領域を侵食する事が無かったからかも。
ぜったい誰か「1万と1000年前から、愛してる~♪」と書きこむと思ってたのに…