この画像を大きなサイズで見る猫界きってのハンタースキルで知られるヒョウであっても、狙った獲物の実力を知らねば捕食にも苦労する。ましてや子供となれば、経験値も浅く、自分の狩りスキルも未知数だ。
さて今回、アフリカで子どものヒョウががぜん興味をもってしまった相手は、針毛(しんもう)といわれる鋭いトゲで身を守るヤマアラシの子どもだった。
「何これこんなの見たことない!」とばかりに謎のチクチク生物が気になるヒョウと「こっちに来たら刺しちゃうからね!」とでも言いたげな攻撃的防御モードのヤマアラシとの鉢合わせ。
見かたによっては猫系VSネズミ系の絵面なわけだが、先が読めない異種との遭遇の行く末はいかに?
両方子どもで膠着?ヒョウとヤマアラシの遭遇
今月11日、南アフリカのクルーガー国立公園の路上で幼いヒョウがヤマアラシと鉢合わせ。そのヤマアラシもまた幼い個体で、道路を横切ってるところを邪魔された格好だ。
野生下ではアグレッシブな気性とされるヤマアラシはすぐさま鋭いトゲを展開。とりあえずやられる前にやったる的な姿勢をヒョウに見せつけた。
この画像を大きなサイズで見る一方ヒョウは見慣れぬヤマアラシをしげしげ観察。相手を知りたい欲求とやっかいで痛そうなトゲを切り抜ける方法への興味が尽きないようす。
だがしかし、口や足でヤマアラシ本体に触ろうとしても手が出せない。
この画像を大きなサイズで見る刺さったままのトゲも痛そうなのに好奇心には勝てないらしく、近寄ってはトゲの猛攻に退散するのくりかえしだ。
この画像を大きなサイズで見るとはいえ最後はどちらも致命傷を負わずに別れたもよう。
積極的だったヒョウは徐々にヤマアラシと距離を置き、受けて立ってたヤマアラシもそれ以上深追いせず、事態は収束したようだ。
若いのに慎重な個体同士の興味深い映像
互いに幼く経験も少ない同士のエンカウント。
それはかつてないほどの膠着状態を生み出したが、この公園のロッジのマネージャーで現場をカメラでとらえたゲリット・マイヤーさんは以下のようにコメントしている。
若い彼らは、戦うか逃げるかの本能的な反応以前の問題に直面していたようです。ヒョウは相手が生きていること、食べられるようなにおいがするのに狩ることができないため、新しい戦術を試すことになりました。
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image credit:youtube 相手のトゲが触れただけで痛みが伴う危険なものだということをとすぐに察したヒョウは、そのとげの下にあるはずの本体を見つけるために前足や口を使ってヤマアラシをひっくり返そうとしたり、トゲのなさそうな場所に噛みつこうとしました。
一方、ヤマアラシは一番長い針をヒョウに向けるために向きを変え、できる限り距離をとりました。この個体は逃走が命取りになることを本能的に知っているようです。
この状況で特に興味深かったのは、両者とも幼いわりに非常に慎重なため、結果的にお互いに深刻な害がおよばなかったことです。
大型ネコ科にも負けないヤマアラシ
実はこの地域ではこうした大型ネコ科とヤマアラシの遭遇がよくあるそうだ。
その結果、体の大きなネコ科が勝利を収める時もあるが、たいていは見事なトゲの防御術をマスターしているヤマアラシの粘り勝ちになるという。
以下は参考までにヒョウやライオンと遭遇したヤマアラシの動画だ。
ヤマアラシとヒョウの長期にわたる持久戦。このヤマアラシはかなり攻撃的にヒョウを威嚇し、相手が戦意を失うまで背中の針を向け続けて乗り切った。
次のヤマアラシは珍しいホワイトライオンを含む十頭近くの群れに追われるも、長く鋭い針毛を一斉に逆立てて威嚇。相手がひるんでいる隙に停車中の下に潜り込んでやり過ごした。
俊敏な狩りのエキスパートもヤマアラシの徹底防御には歯が立たない様子。
なお経験を積んだ肉食の大型動物も、体どころか内蔵にも達しかねない針をもつヤマアラシを襲うのはリスクばかりでわりに合わないと避けているようだ。
というか人になついたヤマアラシはトゲもめったに出さないし実はかわいいんだけども、野生じゃそうもいってられないしな。
今回の子どものヒョウもあちこち刺されたみたいだけど、相手が大人のヤマアラシなら死に至る傷を負っていたかもしれない。そう意味では良い勉強になったんじゃないかな?
References:laughingsquidなど /written by D/ edited by parumo

















夜遅くまでお疲れ様です
食べようとしているというよりも、なんだか遊んでいる(ヒョウがヤマアラシに興味津々の)ように見えるなぁ
ところどころでヒョウが口もごもごしてるのは何か食べてる?
まさか刺さったトゲを抜いたとしてももごもごはしないだろうし、ヤマアラシのどこか食いちぎったりしたんだろうかとちょっとヒヤヒヤ…
※2
口もごもごしてるのは、刺さったトゲの根っこの部分が残ってるから
気持ち悪いやらチクチクするやらになってるから
身をかじることができてたら、ヤマアラシはあんな平然としてないよ
むしろあのトゲの根っこは、返しが付いていてすぐには抜けずしつこく残り続けるため
あのヒョウの子はさぞかし難儀したはず
>>2
尻尾食べてるのかと思っちゃった
そこまで防御力があったのね
何やこれ、何やこれ…あ、イテっ
親父さんがヤマアラシ?
※5
笹の葉背負って鮭持ってスキーに乗った?
ヤマアラシVS犬のようにはならなくてなによりでありますねっ!
確実に急所を狙ってる豹。子どもとはいえ流石ハンターだわ。
ウニとかサボテンはトゲだけど、ヤマアラシのは槍みたいなもんだよね。こわい。
とりあえずトゲだけでも噛んで見ようの精神すき
動物の行動は本能的って言われ方よくされるけど、実際のところ彼らの生存術には本能だけでなくて、若い頃からの経験に与る部分も大きい気がするよ。こんなふうな。
※9
蜘蛛の巣が幾何学模様なのはなぜか
>>9
猫科って特に好奇心が強い気がする。特に子供だと動く物に興味を持つだろうね。以前トゲだらけになった蛇の記事もあったのでヒヤヒヤした。
ヤマアラシは後ろ足狙うのがセオリーらしいし一応狩ろうとはしてるよね
背中のトゲって、盾のように操るんだね。
一瞬の動きに生死がかかってるかと思うと、ついヤマアラシ目線で応援したくなる。
最後刺さったとげが折れて顔に残ってるように見える
しっかり確認出来ないが刺さってる場所によっては今後の生活で致命的な傷になるんじゃないか?
>>13
中が空洞で折れやすいから、ちよっとの傷でも化膿しやすい
ヤマアラシを倒すには、怪我覚悟で後ろ足狙うよりもダッシュで頭に回り込んだ方が良いのかもね。
とは言っても、猫の習性で動いたものを追ってしまうからどうしてもお尻に気を取られてしまうんだろうなぁ
ほんとうまいことできてる。
【ヤマアラシ】
HP ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
攻撃力 ■■
スピード ■
若くても突撃しないで戦略駆使してる所は流石猫科だね
ヤマアラシの威嚇ってこんないかにも「刺すぞ」って鳴き声してるんだな
姿三四郎「ドヤッ!」(エッヘン
ポキュパインって声に出してみたくなる名前
絶対に正面取られないようにしてるの凄い
ヤマアラシは攻撃型ウニ、ハリネズミは防御型クリと知ったのは確かここの記事でだったっけ
やまあらしのよるに
確かあのトゲに細菌か何か凄く付いててヤマアラシを襲った後が実はヤバいって話だったような・・
「ねぇねぇ」
「やーん」
ヤマアラシの歩き方がトコトコトコって感じでかわいい
猪木VSアリ戦を想起させる構図。