この画像を大きなサイズで見るアメリカでは、毎年5月の最終月曜日は「戦没者追悼記念日(メモリアルデー)」となっている。兵役中に死去したアメリカ軍を兵士を追悼する日だ。
「自由のため、尊い命を犠牲にした人たちのことを国家は決して忘れない」その思いを表わすため、また、アメリカのこれまでの戦いの歴史の中で、自由を守るために戦うことの永遠に変わらぬ価値を、国民が忘れないよう呼びかけるためのものだという。
バージニア州にあるカルペパー国立墓地では、米空軍音楽隊の兵士により、タップス(Taps:戦死者の葬儀に際して演奏される弔意を表すラッパ)のソロ演奏が行われた。無人の墓地に響き渡るラッパの澄んだ音色を聞いてみよう。
戦死者を追悼するタップスの音色
南北戦争のときから奏でられているどこか哀愁を帯びたこの曲は、北軍の将軍だったダニエル・バターフィールドによって作曲されたと言われている。
カルペパー国立墓地でジェイソン・コービー2等軍曹がトランペットでこの曲を厳かに演奏している動画が、米空軍音楽隊のFacebookページに投稿された。
カルペパー国立墓地は、1867年に建てられ、メイン州、マサチューセッツ州、ニューヨーク州、オハイオ州、ペンシルヴァニア各州の犠牲者の慰霊塔も含まれている。1988年には、南北戦争の無縁仏の慰霊碑も建てられ、2001年には、軍総合記念碑も建てられた。
公開されたのはメモリアル・デー(戦没将兵追悼記念日)である5月の最終月曜日。この動画は、7万近くシェアされ、4万6000以上のいいねがついている。
音声をオンにして聞いてみよう。
音楽隊は、演奏するコービー軍曹を上空から俯瞰的に撮影した。
1862年のシーダー山の戦いや、1863年のチャンセラーズヴィルの戦いなど、バージニア北部の戦闘で命を落とした兵士たちのために建てられた記念碑も映し出される。最後にコービー軍曹が厳かに敬礼して終わっている。動画には短いメッセージがつけられている。
メモリアル・デーに向かう週末、この国のために命を捧げた勇敢な若者たちの計り知れない犠牲を、あらためて噛みしめようと思う。
タップスを奏でることで、米空軍音楽隊のメンバーとして、国のために命を散らした人たちに厳粛な思いで敬意を捧げたい
昔から戦死者の葬儀にでは弔意を表すタップス(ラッパ)が奏でられているが、もともとは南北戦争のとき、消灯時間に”明かりを消せ”という合図として奏でられた消灯ラッパが始まりだ。
それが、兵士が死にその軍務が終わったことを表わすようになり、国から最後に称えられる悲しい役目を担うことになった。
死力を尽くして身を捧げ、散っていった人たちの軍務や命に敬意を表し、無私の犠牲に対して感謝する
コロナの影響で生演奏を聴くことがかなわず
毎年メモリアル・デーは多くの人でにぎわう。だが、2020年のメモリアル・デーは、新型コロナウイルスのせいで、いつもとまるで違う状況になってしまったため、国民はタップスを生で聴くことはほとんどできない。
カリフォルニア州共和党下院議員のポール・クックは、自身のサイトに次のような文章を載せた。
元戦闘経験者として、今日のような追悼の日は特別な意味がある。一緒に戦ったが、家に帰って来られなかった戦友たちのことがよみがえってくるからだ。
わたしが公務に専念する者として、男女問わず、この国の安全を守ってくれる人たちのために立ち上がるのは、彼らの名誉のためなのだ。
戦闘で命を失ったわたしたちの息子や娘たちを称えるために、我々は皆、自分の役割を果たさなくてはならない。彼らが自分のことは二の次にして払った立派な犠牲を決して忘れてはならない
1863年、エイブラハム・リンカーンは、ゲティスバーグの戦場に立ち、この戦闘で倒れた者たちの死を無駄にしない完全な解決を国に懇願した。
今年は、あなた方すべてに、リンカーン大統領の言葉に耳を傾け、自由の代償がこの国の勇敢な男女の命だったことを少しでも思い出して欲しい。今日、彼らのことを思い、私たちの自由が決して当たり前のものではなかったことを思い出して欲しい
この動画を見た多くの人が、この感動的な追想の瞬間に感謝した。
涙があふれ、喉が苦しくなり、感謝の念で胸がいっぱいになった。私、そしてアメリカ国民ひとりひとりに、当たり前だと思っていた自由を与えてくれたすべての人たちにお礼を言いたい
あるユーザーはこうコメントを残している。
タップスを聴きながら、涙がこみあげてきた。胸をえぐられるような息子の葬儀がよみがえってきた。この国に奉仕した息子をとても誇りに思う
わたしたちの自由のために、究極の犠牲を払った軍人たちへの恩を決して忘れないように
なお、演奏者コービー軍曹の公的な経歴は、空軍音楽隊のセレモニーブラスユニットのトランペッターだ。ミュージシャンとしての幅広いキャリアを積んでから、2017年から空軍に所属しているそうだ。
References:US Air Force Band’s Stunning Memorial Day Tribute Goes Viral/ written by konohazuku / edited by parumo
















胸を打たれるね。
ラッパの音色は確かに感動的だけど立派な犠牲とか国に奉仕なんて言葉には危うさを感じてしまうのはこんなご時世だからかな
アメリカ全土で騒乱のなか、合衆国の兵士たち何を思うのか
wwⅡの経たのちは黒人兵士や日系人兵士にも戦友愛をよせた
白人兵士も少なからず居たと聞く
トランペット🎺って普段は主張する系の音だけど
この映像だとこんなに穏やかな聞こえるのが驚き
アメリカの戦争って、第一次大戦からこっち、ずーっと、「アメリカが参戦する必要がなかった戦争」だよな・・・
※5
同じ事を我々の国にも言えるんだよ
日本が攻撃された事を理由にしたように、アメリカの参戦も同じ理由
※12
WTO、GATT、プロック経済
この三つについて勉強してから書き込んでくれるか ?
※5
そうさなあ。
リットン調査団の時点で俺らが少し折れておけば、アメリカと殴り合いせずに済んだかもしれんわけだしなあ。
まあ、あと知恵の岡目八目ならなんとでも言えるし?
ここに眠る兵隊たちに敬意を払わない理由にはならんよな。
>>5
アメリカはすぐに自由の為云々言うけど所詮は国益と権益を守る為なんだよね
この曲の曲調は、あたかもゆっくりと穏やかな呼吸で息を引き取ったかのような死に際を連想させる。(実際の戦場での死に様とは違っていることだろう。)
遺族を慰め、悲しみを鎮めるのには効果的な感じがする。
これだけの石碑があるのに芝が綺麗だ。
きちんと手入れしてるんだろう。
だけど、何も生み出さないそれ(石碑)を綺麗にする事は
AIには『無駄』と判断されかねない。
だが、その無駄こそが我々『人』の心の拠り所なんだと思う。
それが誰で在るかは問わず、死者に敬意を。
消灯ラッパかぁ…。まぁ「眠る」のは共通だしな。
米軍のは、↓の覚え歌詞が付いていて、抒情的なんだな。
Day is done(一日が終わった)
Gone the sun(陽も沈んだ)
From the lakes, from the hills, from the sky
(湖から、丘から、空から)
All is well(すべて良し)
Safely rest(安らかに憩え)
God is nigh(神は御許に)
日本のは、戦前の
「新兵さんは辛いんだね~ また寝て泣くのかよ~」
のイメージが強すぎてギャグっぽいw
今の自衛隊のも、「オラ帰りてぇだ…」みたいな
やっぱり泣き寝入り系の覚え歌が付いているようだし。
※10
戦死した兵隊を「休暇中」って表現するのは米軍だっけか?
彼らはもう、何に煩わされることもないからな・・・
言われて見ると、日本の消灯ラッパじゃ少し印象変わるかも。なるほどと思ったわ。
日米の死生観や軍役への考え方の違いは、このあたりにも出てるのかもね。
背景事情や意味を知らなくとも
良い曲そして上手い演奏なのが分かります。
そして映像の最後が格好良すぎ。
ぜんぜん本題とは関係ないのだけれど、
等間隔でどこまでも続いている墓石の間の除草をするのはとても大変そうに見える。
おそらく乗用芝刈機で縦方向に一回通過して横方向は往復でちょうどいい間隔になっているのだろうとは思うのだけど。
人が慰霊に来る期間だけ除草するんだろうか?
それとも、冬以外は常時ゴルフ場のようにキープされるのか?
日本だったらこれ大変だよ・・・
天使のラッパ…澄み渡るし、染み渡るです!
「Taps」心が震えるほどの良い映画だったね。
私からは安易に言葉はかけられない。何かの考えで結論らしきものを出していいのか、それすらもわからない。だけど考え続けてしまうし、声が少ないと何かを考えて言わなければいけない気持ちになる。ラッパの音が静かなのは、聞いたひとに何かを考えさせるからなのかもしれない。ここに眠る人たちがいることを忘れずにいようと思う
安らかな眠りがありますように。勝った者にも。敗けた者にも。
結局人間は死んでも秩序に縛られるっていうセリフ思い出す
いろいろ意見はあるでしょう。だけど国のために
命をささげた者には最大限の尊敬を払う。