この画像を大きなサイズで見る世界の河口には、巻き貝の体を乗っ取ってしまう小さな吸虫(寄生虫)が潜んでいる。この吸虫は巻き貝に侵入すると、その体を自分のために利用する。それはときに10年以上にも及ぶ場合もあるそうだ。
これらの吸虫コロニーには社会階層(カースト)が存在するそうだ。兵隊カーストや繁殖カーストがあり、脅威が存在する場所では兵隊カーストの数が増えるという。
社会カーストを持つ組織化された吸虫の世界
ミツバチやアリのような高度に組織化された動物のように、吸虫のコロニーには社会階層(カースト)があり、それぞれの役割を分担している。
「繁殖」カーストに属する吸虫は、体が大きく、コロニーのために仲間を繁殖する。もう1つの「兵隊」カーストの吸虫は、体は小さいが口が大きく、外部から侵入しようとする余所者を排除するのが任務だ。
『Biology Letters』(2月26日付)に掲載された研究によると、吸虫コロニーの兵隊カーストの数は、その地域において侵入される脅威に左右されるのだという。
外敵の脅威が大きくなれば、それだけたくさん兵隊を生み出して、宿主を守ろうとするのだ。
この画像を大きなサイズで見る競争相手の侵入リスクが高い環境では兵隊カーストが多い
スクリップス海洋研究所の研究グループは、北アメリカの太平洋沿岸にある12の河口計38ヶ所(それぞれ寄生虫に侵入されるリスクが異なる)から巻き貝を集め、そこに寄生する吸虫のカーストの構成を調べてみた。
その結果、他の吸虫に侵入されるリスクが高い場所ほど、それだけ多くの兵隊カーストがいることが判明した。
「それぞれの吸虫コロニーは、吸虫単体のクローンでできています。彼らは寄生している巻き貝を他の吸虫と共有したいとは考えていません。そのために、宿主を乗っ取ったら兵隊を生産し、侵入者と戦う準備をします。」スクリップス海洋研究所のライアン・ヘッチンガー氏は語る。
動物社会のリソース配分の仕組みに関するヒント
このとき観察された吸虫は6種で、1種を除きどの種にも、同じようなパターンが認められたという。
研究グループによれば、侵入リスクが高い状況で兵隊カーストが多く生まれるというルールは、吸虫では一般的なものと考えられるそうだ。
それだけでなく、おそらくは他の動物社会においても同様であろうという。吸虫の観察結果は、動物社会がリソース配分を決定する仕組みを示唆しているそうだ。
References:Parasitic worms have armies, produce more soldiers when needed | NSF – National Science Foundation/ written by hiroching / edited by parumo
















これがッ! これがッ! これが「バオー」だッ!!
カーストの原型っていつごろできたんだろうか
ここで重要なのが
アリのような卵の段階で機能を限定して産み分けられている高位の生物と違い
細胞分裂によって増えるコピーでも役割分担を定められるということ
こんな小さなスケールの世界にも社会あるんやなって
土地を囲って奪い合ってる人間と一緒やね
いやいや、君たちも侵入者じゃありませんかw
※7
宿主守るっていうか寄生場所守ってるだけよね
どんな生物にも必ずピラミッドが適用されるんやなぁ。
※9
生物として繁栄するためにはピラミッド構造(身分の上下というか、役割分担)があったほうが有利ってことなのかもしれないな。
ウィルスの干渉現象といい
微生物の世界も面白いな
いずこも格差社会か……
降格機動隊カースト・イン・ザ・シェル
「彼らは寄生している巻き貝を他の吸虫と共有したいとは考えていません。」
考えるんだ(ちょっと驚き)
バイオのプラーガを連想した。あれも支配種と通常種で分かれてたな
しかし宿主にしてみたらどちらも消えてほしいし自分の体内を戦場にされるしでたまったもんじゃないな
これを人間社会・組織に適用すると…?↓↓
寄生蜂キンウワバトビコバチで検索するとさらに面白い話に出会えるよ