この画像を大きなサイズで見る地獄の蓋が開きかけている、とでも言うのだろうか? お皿の上でじりじりっと這いずり回るゾンビチキンについてはお伝えしたばかりだが、またもやゾンビ案件だ。
今回のゾンビはニュージーランドの森の中で発見された。オークランド工科大学の研究者がウェスト・オークランドをハイキングしている最中にたまたま巨木として知られるカウリの切り株を見つけた。
幹は地面からほんの少し突き出ている程度で、葉っぱもまったくないために、普通ならとっくに死んで枯れてしまっているはずだ。それなのにまだ生きている。どういうわけなのか?
木の仲間同士が根のネットワークを形成していた
よく「氷山の一角」というように、世の中では目にすべての部分が見えることのほうが珍しいのだろう。調査の結果明らかになったのは、地中に網の目のように張り巡らされた根っこに秘密があるということだった。
このゾンビツリーの秘密を解き明かすために、セバスチャン・レウジンガー准教授は切り株と付近に生えている木々の水の流れを調べてみることにした。明らかになったのは次のようなことだ。
周囲の木々が葉から水分を蒸散させる昼の間、切り株は栄養をほとんど得ていない。ところが、夜になって木々の活動が抑制されると、水が切り株に循環し始める。
どうやら、カウリの木は仲間同士の根っこを自然に融合させており、その結果として、すでに葉を失った切り株にまで水や栄養が流れ込んでいるらしいのだ。
この画像を大きなサイズで見る超個体としてのカウリの森
「私たちが考える木というものからかけ離れています。もしかしたら、ここにある木は単体ではなく、森としての超個体なのかもしれません」とレウジンガー准教授は話す。
だが、なぜ木々は互いに水を交換するようになったのだろうか?
地中に張り巡らされた広大な根っこのネットワークをシェアするメリットはあるだろう。それによって、より多くの水と栄養を手に入れられるだろうし、急峻な斜面に生えている木ならば安定性も増すはずだ。
「切り株にとってのメリットは明白です。緑色組織がないので、根が接ぎ木されていなければ死んでしまいます。でも、どうして葉っぱのある木がおじいちゃんみたいな木の面倒をみているんでしょうね? メリットはあまりないように思えますが。」
この画像を大きなサイズで見る共有ネットワークで生かされる切り株
もしかしたら切り株は幸運にもこの共有ネットワークの恩恵を授かっているのかもしれない。
なにしろニュージーランドカウリは高さ50メートル、太さ15メートルにも成長する巨木なのだ。1本くらい枯れそうになっている切り株があったところで、意にも介さないのかもしれない。
一方、根っこの共有ネットワークにはデメリットもある。疫病が広まりやすいのだ。特にカウリの場合、フィトフソラ属菌によってカウリ立枯病が流行し、最近、絶滅危惧種に指定されていることが気がかりだ。
この画像を大きなサイズで見る木々や森の捉え方が大きく変わるかも
なお、今回の調査は生きている切り株を1本のみ調べたに過ぎず、一般的な結論を出すことはできない。
しかし地元の林業関係者は、ときおり今回と似たような事例を目撃しており、カウリが根をつなぎ合わせて共有している可能性については80年も前から疑われていたそうだ。
「温暖化で、干ばつが増えることを考えれば、このあたりの調査をもっと進めるべきだというお告げでしょうね。この発見で、木々の生存方法や森の生態系についての捉え方が変わるかもしれません」とレウジンガー准教授は話している。
薄気味悪いゾンビ案件かと思いきや、倒れそうな仲間を周囲が支えているという意外にもいい話だった。壮大な生命の神秘だ。
この研究は『iScience』(7月25日付)に掲載された。
References:Tree stumps that should be dead can be kept alive by nearby trees | New Scientist/ written by hiroching / edited by parumo
追記:2019年07月30日 の記事を再送してお届けします。











水分補給
土砂崩れ防止
免疫情報の交換
その他
いくらでも理由は
あると思う
ゾン ビィーー ユゥーーーーーーー♪
傾斜のある土地に水源が乏しく、時折降る雨くらいしかなかった時代に、繁殖力の高い他の植物から同種を守るため水源近くから遠くまで同種を繁栄させるためのシステムだったとか。
森として出来上がった現在はその名残。
>倒れそうな仲間を周囲が支えているという意外にもいい話だった。
甘い
自然は過酷
淘汰は正義
倒れそうな仲間を周囲が支える代わりに何かを得ているはず
それがまだわかっていないだけ
>>4
私の感覚では「淘汰は摂理」だけどな
得ている何かがわかってないだけってのは
すごく共感する。
※10
何も得ていない可能性もある。
結構自然淘汰の原理はユルユルだから「生き残れないほどではない」欠陥はそのまま残ることが多い。
足の小指とかwあっても歩行に寄与しないし箪笥のカドにぶつけるだけでむしろ無い方が
マシなのに、カドにぶつけたくらいじゃ死なないからいまだに残り続けてるw
※16
小指はふつうに重要な役割を果たしてるぞ。
スポーツや踊りや肉体労働をしている人なら、
足の踏ん張りを効かせたり
急な方向転換をスムーズに行うのに
いかに小指がキーになるかを実感しているはず。
手の小指も、巨人の星を知っている世代なら
女番長お京が、ナイフ傷の後遺症で曲がらなくなった小指では
うまく力が入らずライターの着火にもたつくシーンを覚えているだろう。
※16
人間の足の小指は進みたい方向に足が出ているかどうかのセンサーだから、足小指を無くすとまっすぐ歩くのにリハビリが必要だぞ。
>>4
安全に生まれる確率が低くても力の差によりどんな雄でも確実に子孫をばらまける事になるから
雌の子供への性暴行性を人間含めた動物の雄ホルモンが担ってしまうように
淘汰という物に道徳や正義はないぞ
>>4
淘汰は…正義??
言葉の間違いかな
>>4
淘汰に正義もクソもねーよ
単なる現象なんだから
※4
まぁ自然環境中で生き残ってるということは何か有利なものがあるのかもしれないし
ただ単に生存に不利でも有利でもないから偶々残ってるだけかもわからん
自然淘汰は不利を排除するが、それ以外には寛容だから
なお特に有利不利でもない中立の形質が進化の中で何か有利のある形質になっていくことは多々ある、というか進化って往々にしてそういうもののようだな
なんか、「アイアムアヒーロー」のZQNをほうふつとさせる話だな。
あのマンガのZQNたちは、他の作品のゾンビと違って一定の目的に基づいて動くことが示唆されたり、結末部分では複数のZQNが融合した巨大ZQNの集合体が、出てきたうえにヒロイン各の女の子が、「女王」として取り込まれていったけど。
その後ある種のネットワークが構築されていることが、描かれていたし。
まあ、作品そのものは、いろいろと謎が解明されることもなく、主人公が一人で生きていく。ていう感じで終わったのだけど。
主人公自身は、感染者だったのかどうなのかが不明なままだったとかね。
切り株を「死んだ木」とは思わないよ。
※6
だよねー。
※9
ちょうどいいところにあれば生き続けるし、末端だったらネットワークから切り捨てられるかもね。
ナンテンも根っこで広がるので、末端を切っても切っても、切り捨てられずにさらにその先に芽が出てくるんだなw
栄養タンクじゃろなぁ
養蚕のために桑の木を育てていた地域の人ならわかることだけど、地上部分を幹ごと切り落としても、地面の下にやや太めの根が残っている場合に、数年後に近くの別の場所からまた生えてきたりするよ
※8
切り株は別に死んだ木の残骸って訳でもないしな
結構生き残るよな
この切り株の根っこは、ネットワークとしての機能が今も現役だということだろう?
AからBに、BからCにつながるネットワークで、Bは経路として存在していることが、それ自体が役割たりえる。
切り株もそういうコネクターとしての仕事をしてるんじゃないかな。
一部植物がランナーで栄養繁殖して同じ個体の集団ができるのは知ってたけど、後から別個体同士が集団になるなんて聞いた事なかった
人間もなんらかのネットワークでこんな風に繋がる日がくるのかとか考えちゃう
※11
むしろ、植物だから珍しく見えるだけで、
動物のうち群れで行動する種なら
相互扶助で繋がっているのは当たり前な気もする。
切り株が生き続ける事は、既に『樹木たちの知られざる生活──森林管理官が聴いた森の声』(早川書房)ペーター ヴォールレーベン(著)に書かれてますね。
老木でも同族だから、他の植物に覆いかぶされて勢力図更新されたり、枯れてしまうより中継地点だろうがなんだろうがマシ
って理由だったりしてね
というか、根元から切っても樹は枯れない
翌年に普通に枝が生えてくる
植物も介護するんだ。
興味深い事例ですね、
ただ伸びた根の先から芽吹いて新たな幹になる事はあるので、
後から別々の株の根が結合したのか元から巨大な1個体だったのか、
DNAの分析もしてみるべきかと思います。
そこに敵となる別種や雑草とかが生えないようにする為にスペース空けないように生かしてるんじゃないの?
萌芽更新を促して、群落としてのまとまりを維持するためには、リスクと損失を受け入れてでもメリットがある、ということかな?
竹が有名だよね
竹林全体が地下で繋がってて1本が病気にかかると全部死ぬっていう
>>25
それは元々竹林全体で1個体って話。地下茎が先に広がって、その先々で筍が伸びてってるのであって
別々の竹の地下茎が繋がって栄養のやり取りをしてるわけじゃない。
この木は、元は別々の木だったのに根っ子で接ぎ木状態になってて、どうやら森全体も根っ子同士を繋ぎあっていて、別々の種(?)から芽吹いたはずなのにあたかも1個体であるかのようになってるってこと。
かつて育ててもらった恩返しだろう
完全に白化してるなら死んでると分かるけど、実は生きてるんじゃないの?
隣の家のカエデの木が切られたけど2年経って新芽が出て来たよ。
木なのにめっちゃグロイ
>>28
ひざの傷かと思った…
真っ暗な森の中で幼木がギューンって伸びてることがあるけど、もしかしてらそういうのにも関わってたりして。
螢女というSF小説では森が一つの脳で知能があっていろんな怪現象が起きる
切り株になる前から繋がってるんだし、地中じゃ根っこを通して色んな植物が縄張り争いしてる
まるでこの種の木だけが、切り株でも生きてる見たいな言い方だな
ネット社会の時代に無知にも程がある
むしろ、切り株だけになって直ぐに死んで腐り始める木の方が少ないと言うかないやろ
接ぎ木、挿し木を知ってれば、木の生命力がどれだけ強いか知ってると思うんだがな
萌芽がないまま何年も切株だけの姿で生きてるってこと?
株だけでも地上の一部を占有し続けてれば群落全体でも有利だろうけど、レアなケースみたいだし、なんなんだろうな。
古い枝をどんどん落としながらゆっく成長するタイプの樹だそうで、幹だけで生きて行けるのはその辺と関係あるのかも。
栄養をあげてる木は切り株だなんて認識をしておらず、もともと根が融合する木だったんじゃまいか。木が切られたのは根が融合した後だったんじゃないか。もしくは、実は複数本の木が一本を育てて大木にするタイプの木だったのではないか。
根元から切っても、また枝が伸びてくる木が多いけどさ、
この記事の樹木は、それとは別の現象ってこと?
>>36
多分同じこと
この学者が一般人より無知ってだけ
本体は森で、木はあくまで部分かもしれない。
森になることで完成する生命体かもしれない。
木を見て森を見ず。
根で接木できるってことか
地上部が無くても根が健在なら他の木に栄養もらう代わりに根が水分や土の栄養吸い上げる仕事が出来るから、ただ他の木に助けてもらうだけでもないのでは?
ノルウェーノ森
何がゾンビツリーか
根っこが生きていればまた生えてくるのが木だろうに
蟲師に出てきそうな件
見たことあると思ったらw忘れた頃にこうやってまた読めるのは良いね。
従来の維管束とは違う概念の話をしているのか?
腰の位置で切り倒されたビワの木があってそれが邪魔だから根元近くから切ってもらったら切り倒されて15年以上は経ってるのに切り口はまだ生きてる感じだったわ
ここ数10年の研究で解ってきたことだけど、木々は地下の菌糸ネットワークを介して栄養分をやりとりしている。放射性物質のマーカーを追跡したちゃんとした研究があるよ。日光や養分をめぐるライバルを助ける性質がなぜ自然選択されたのかは諸説あるけど、「菌類の視点から見るとひとつの木とのみ関係を持つより複数の木とつながり生かしていた方が有利である」という菌類学者の説が面白いと思った。
切り株になったからといって、木が死んだとは考えないよ
そんなに不思議と思わないよ
根っこまで腐ったりしたら、この木は死んだと思うけどね
ご近所で10年以上経った切り株が復活。
丈2メートル 枝ぶり1メートルほどとなる
しかしあっという間に毛虫に集られ丸裸
ド根性を見せ再度葉を茂らせ今度は毛虫も寄せ付けず
植物に復活のイメージを被らせるってこういうことなのか
そこが空いちゃうと違う種類の木が侵略してくる
生存戦略なのですよ
植物には意識があるのかな?
脳は無いけど
だとしたら心は脳じゃないのかも
臓器移植で人格が影響する事もあるらしい
なんかコメント欄に萌芽がバンバン生えてくる広葉樹のイメージで切り株でも生きてるのが普通って思ってる人が多いけど、
針葉樹は切り倒したらそのまま枯れるのが多いよ
そしてカウリは針葉樹だ
林業やってる人の間では常識的な話のようで
日本の樹木たちも当たり前のように根っこで繋がってるみたいだね
目的はもちろん切株になった木の周辺の養分や水分まで吸い取る為でしかなく
切株の方は植物切株状態で生かさず殺さず利用されている
切株側が成長してしまえば栄養や水分を逆に奪われてしまう可能性があるので
大人しくゾンビでいてくれる切株しか寄生されないのかもね
「でも、どうして葉っぱのある木がおじいちゃんみたいな木の面倒をみているんでしょうね? メリットはあまりないように思えますが。」
俺も世の年寄り連中から年金という搾取にあってるよ
年寄りに渡す年金にメリットなんてないのにね、不思議だなぁ
>>62
自分が年金もらう歳になったら辞退するんだよな?
下の世代から「搾取」したりしないよな?
>>66
今の若い世代が60、70になって年金という制度が残ってればいいんだけどね
『樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声』という本で、木々は直接根を通じたり菌糸を通して切り株に栄養を与えると知ったよ。
沢山の木が手を組んで生態系を作り出せば過ごしやすい環境になり長年成長を続けられるので、時にはライバルにも栄養を与え合うという件を読んで、木ってスゴイと思った。
勝手にゾンビ扱いしているだけで、そもそも死んでないんじゃないかと思った。
根だけで生きているのが、植物において特殊なことなのかな?よく分からない記事だな。
根っこだけになった株も保持しとく理由は、地表と地中の支配権を他の生物に渡さないためだろ。
根っこでつながってる=全体で一つの生物ってこと。カツオノエボシみたいな群体生物。
そこに別種の生物が紛れ込むってのは、人間で言えば怪我の傷口が腐り始めるようなもん。
それを避けるために、根っこだけでも残して、傷が広がらないようにしてるんだろうな。
メリットないとは思わないな
植物の植生って陣地取りの側面もあるから
下生が元気に育ち過ぎても困るとなれば仲間は多い方が良い
上部の無い切り株がくっついていても、他の木にとっては水分を吸収する根が増えるだけの事だからそんなに損は無いのでは?
木がお互いに根でつながっていれば、森の中で水分や日照の足りない所が出た場合も水分や栄養を融通する事でピンチを耐える事が出来るし、保険のような役割を果たしてるのかもしれないね
素晴らしい勉強になる
『樹冠惑星 ダイビングオパリア』だね。
(字が違ってたらすまない)