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経済成長と環境保護を両立させる「グリーン成長」を成し遂げるのが困難な5つの理由

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(著) (編集)

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iamnoonmai/iStock
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 「グリーン成長」という言葉を知っているだろうか?

 経済用語に疎い私は、植物の成長のこと?ぐらいの認識だったのだが、持続可能な環境・経済・社会の実現に向けた取り組みのことを言うそうだ。

 要するに、自然の資源や環境を維持しながら、経済成長・開発の促進を両立させるという世界的な動きで、詳しくは環境省の環境白書を参考にしてほしい。

 国連や経済協力開発機構をはじめとして、各政府や企業・団体は、このまま効率良く技術的に環境対応をすれば、この先も人類が地球上で変わらず生活していけるサステナビリティ(持続可能性)への達成が叶うだろうと述べている。

 しかし現状は、「グリーン成長」の試みは非常に困難を伴っている。その5つの理由について見ていこう。

地球を守りながら経済を発展させるグリーン成長

 グリーン成長は自然資源と生態系を適正に保全・活用し、環境分野への投資やイノベーションを通じて新たな市場と雇用を生み出すことも目的としている。

 つまりグリーン成長は、地球を守ることだけでなく経済を成長させる大切なカギとなり、私たち人間社会にも大きく影響を及ぼすものなのだ。

 しかし現状として、「世界各国は自然資源・環境サービスの利用効率化で環境生産性を上昇させてはいるが、その進捗ペースはあまりに遅い」と経済協力開発機構は報告している。

 更には、気候の崩壊、種の絶滅、資源の枯渇といった最も差し迫った環境問題に取り組むことは、グリーン成長の進捗を速めるどころか遅らせることになりかねないと、研修者は警笛を鳴らしている。

 グリーン成長の取り組みが困難な5つの理由は以下の通りだ。

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Tinnakorn Jorruang/iStock

1.グリーン成長は効率性と比例していない

 理論的に言うならば、環境の効率性を向上させるには経済成長と資源の浪費や環境汚染は切り離されるべきである。

 しかし、建設、農業、運輸などの様々な分野で汚染や資源の使用量の削減が改善されたとしても、環境破壊やエネルギーの過剰消費、CO2大量排出などを伴った経済成長は、自然資産の維持や生態系への圧力緩和には不十分で、その規模とスピードを完全に相殺することは容易ではない。

 生産の改善が勝ることにより、経済成長は資源の使用、汚染、そして廃棄物において規制されることのない上昇をもたらしているのだ。事実、効率性は更なる消費と汚染を助長しているといってもいいかもしれない。

 経済学者ウィリアム・スタンレー・ジェヴォンズ博士が1865年に初めて観察された逆説がここにある。

 彼は、より効率的な蒸気エンジンの導入には、実際より多くの石炭消費を要するという偶然に気付いた。少なからず、新たな利益が追加生産に再投資され、価格の下落や需要の増加などを引き起こしたのだ。

 このような「リバウンド効果」は、経済全体に存在する。唯一の現実的な解決策は、消費量を減らすことだ。効率性を求めるのは中途半端な解決策でしかなく、最悪の場合、問題に対する取り組み自体が問題になることもある。

2. 技術に対する誇大評価

 グリーン成長の支持者たちは、これまで以上に優れた技術が解決策になると主張するが、それはどうだろうか。

 国際的な環境協定とその対策では、大規模な技術がCO2排出を閉じ込め貯蔵することができるものを近々生み出すと自信をもって仮定している。しかし、小規模でもそのような技術を私たちは未だ目にしていないのが現状だ。

 機械化農業は効率性と収穫高を上げると推進される一方で、ローテク農業は世界の食料需要を満たすための生産的手段として、より低い環境コストで行われているという事実が見落とされる傾向にある。

 明らかに、技術は生産と消費の環境負荷を減らすのに重要だが、グリーン成長はその役割を誇張しているといえよう。

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Thithawat_s/iStock

3. 利益を生み出さなければ行動しない人間社会

 おそらく、グリーン成長のための提案として最も説得力のある議論といえば、環境保護が利益をあげることに繋がるということだろう。しかし実際には、グリーン成長と環境保護の間は緊張関係が存在する。

 人間は、持続可能な介入が民間にとって魅力的な投資にはならない事実を知っている。例えば、ビニール袋代金の請求やプラスチックカップの禁止、またカーボン排出ラベルの導入など多くの企業はリスクを回避する傾向にあるため、率先してこれらの先導者にはなりたがらない。

 生態系の保全や電気自動車の普及は、民間企業にとって利益にはならないが、天然資源の枯渇や極端な天候などは一部の民間企業にとっては利益となる魅力的なものと捉えられることもある。人間社会は、利益を生み出す経済社会と密接に繋がっているのだ。

 もし、私たちが限られた環境内での生活に真剣に取り組むのなら、化石燃料や家畜、および化学肥料に別れを告げるべきだ。この解決を市場だけに任せていると、改善には恐ろしく長い時間がかかることになる。

4. グリーン消費は、文字通り消費に他ならない

 グリーン消費とは、買い物をする時に、できるだけ環境に配慮した製品を選ぶことによって、社会を変えていこうとする行為だ。

 グリーン消費を推奨することは、過剰消費という環境の病に対する一般常識的な解決策のように謳われているが、果たしてそうだろうか。グリーン消費の推進は、政府や企業の責任を一般の人々に委ねているに他ならないのではないだろうか。

 あるコメンテーターが、「我々は、個人として環境問題に取り組むことにうまく騙されているが、本当の犯人は無罪で逃れている」とコメントしている。

 物を生産するには、より多くの物を必要とする。グリーン消費という行為そのものが、依然として天然資源の抽出と利用、汚染、そして環境の悪化を助長しているに他ならないと言えるのは、再利用可能なカップやエコ機器、“持続可能な”衣類などを購入する時に、そうした意識がしばしば見落とされがちだからだ。

5. 当て推量の危険性

 グリーン成長の中心的な原則は、市場が「問題」と「解決策」双方の一部であるということだ。

 グリーン成長の支持者は、CO2への課税やクリーンエネルギーへの補助金、自然につける価値などの数字が正しければ、サステナビリティ(持続可能性)を促進することができると主張する。しかし、市場を通した環境問題への取り組みは、結果が保証されることなく多くの当て推量を伴う。

 炭素はもちろんのこと生態系や生物多様性は、経済的評価や市場内で代替できるものではない。市場における環境被害に値段をつけることは、自然界を汚染し、ゴミを捨てるための許可証を販売するようなものだ。

 市場のメカニズムはビジネスを持続可能な行動に導き、経済成長に繋げることができるが、厳格な法律と規制、また効率性や技術だけでは、人権や経済、雇用などの観点からみても環境問題を遂行することは困難だ。

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Andrii Yalanskyi/iStock

グリーン成長は、エネルギー消費と経済成長に関わる最重要課題

 環境社会を守るために消費量削減を考えた時、様々な側面を持つサステナビリティ(持続可能性)は個人だけでなく、政府やコミュニティーが責任を負うことが必要といえる。

 その有望な兆候として、次回のIntergovernmental Panel on Climate Change(気候変動に関する政府間パネル)の評価報告書には、消費への取り組みに関する章が含まれるとのことだ。

 また、英国では気候変動委員会が2050年までに二酸化炭素ネット排出量ゼロを提言。これが実現されれば、社会的に重大な変化になるであろうことを強調している。

 グリーン成長の需要を疑問視することは、より包括的で効果的なサステナビリティ(持続可能性)への第一歩となるだろう。

References:Five reasons ‘green growth’ won’t save the planet/ written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 38件

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  1. >グリーン成長の需要を疑問視することは、より包括的で効果的なサステナビリティ(持続可能性)への第一歩となるだろう。

    IMIGAWAKARIMASENN

    • -4
    1. >>1
      ニーズがない、というところから対策を考えた方が現実的じゃない?

      って意味かと。

      • +2
  2. 利益とか人権とか、そういう人間の都合はどっかで諦めて自制しなきゃ、生態系も多様性も維持なんてできっこないんじゃなかろうか。全部を丸く収めるなんて可能なのかな、と。

    人類が皆修行僧みたいになればそれも可能かもしれないけど・・・・・・
    まあ、無理だろうし。
    実現したらしたで、何か胡散臭いし。

    個人的には最近、俺らはもう、行くとこまで行くしかないんじゃないか、って思いに囚われつつあって、悩ましい。ほんと悩ましい。

    • +5
    1. ※2
      ※7
      人口増加は先進国の例を見てわかるように後進国の経済が成長すれば止まります
      穀物飼料さえ廃止すれば食糧問題は即座に解決しますし地球はまだまだ人類を養えます
      人類は種ととして利己主義で良いと思いますし
      人類が権利を主張し幸福を追求して何が悪いのでしょうか?
      もし人口削減をするなら誰がどんな基準で誰を減らすか?と言う問題があります
      それは選民思想にもつながりディストピアを生むと思います

      • -6
      1. >>11
        アフリカ大陸の国は異常に成長が遅いような気がするのだが
        やる気が無い疑いのある国がちゃんと成長する保証は無いのだよ

        • +2
        1. ※19
          まず、アフリカ大陸で現在急成長してる国はあります
          それにアフリカ大陸という括りが大きすぎます
          日本とバングラデシュをまとめて語るようなものです
          アフリカの人がやる気がないと判断して切り捨てるなら、それは差別に繋がります
          差別を認めると言う事は差別される立場になっても文句を言えないと言う事
          日本経済が凋落した時に日本人は無能だからと烙印を押されて国際的な支援を受けられなくても良いのですか?

          • -8
          1. >>23
            アフリカで成長速度に問題のある国は1つや2つではなく
            むしろ大半では無いのか?と思ったので一まとめで通したいのですがダメですか?

            • -2
          2. ※23
            横からで申し訳ないが、
            まず都合の良い一点を取り出して全体像であるかの様に語ったり、アフリカという単語を使い辛くする為に定義をボカし、差別という言葉を持ち出して良識に訴え消極的な人格攻撃を匂わせる。
            さらには、本来関係の無い日本経済の根拠の薄い不安な将来を仮定して口封じをはかる。

            そんな論法では一時的に人を黙らせる事は出来ても説得は出来ないゾ?
            恐らくあなたは説得の必要性など感じていないのだろうが、せめて今回ここで議論するなら、先進国に犠牲を強いる事無くアフリカの経済水準を上げる事が可能かどうかであり、あるとすればその方法とはどんなものであるかだろう。

            まあ、それがグリーン成長とやらと関係があるのかと言われれば、さっぱり自信は無いが。

            • +4
  3. それの実現を目指そうとしたら人類の宇宙進出に加え、人間すべてがスペースコロニーでの生活に切り替えていかないと無理だろうな

    • +3
  4. 珍しく難しい文章に見える

    環境にかける負荷が増える事で利益を生み出すチャンスを持つ企業の事を1つ書いときます
    ウェザーニューズ
    この会社は天気予報を専門に行っている
    衛星からの視界で極北の海路が開通した時に海上輸送の距離は短くなるのでその情報を販売
    結果消費されるエネルギーは削減される為クリーンな会社ではある

    環境に与えるダメージはCO2だけの問題では無いのだから水力発電の為にダムを作ればそれは生態系に致命的なダメージを与えたとも考えられる

    この辺の線引きはとても難しい

    • -6
  5. 熱力学第一法則、第二法則を勉強してるはずなのに永久機関はあると豪語するような金儲けの為に今でも環境破壊を「エコ」だの言ってる日本は一番ヤバイっすよ

    • -7
    1. >>5
      聞いたことないんだが何の話してるんだ?

      • +8
  6. そもそも問題の根底にある、増えすぎた人類とこれ以上の人口増加を何とかしなければ、どうにもならないだろう。そこを何とかしない限り、「今」の問題に対応できる技術ができるようと、状況の悪化によって「その時」には足りない技術にしかならない。

    • +10
  7. ゴミの分別を頑張っても最終的にきちんとリサイクルされていないものも多そうだし、エコ商品は割高でなかなか手が出しにくい、賃貸暮らしには太陽光発電は無理
    しがない一消費者は、グリーン成長も単なる利権争いの場でしかないように感じてしまう

    • +5
  8. どこの国も問題起こしてるから余裕ないんだろうな

    • +3
  9. 実際これ以上の成長って必要あるのかと思うよ
    世界でも有数の恵まれた国で暮らす人間の驕った意見かもしれないけど
    先進国はもう少し不便でもいい

    • +1
  10. U40やデンジ星の様なユートピアは
    地球人には無理か

    • 評価
  11. 上澄み一握りの資産家が皆して本気に成らなきゃ一市民は元より国家レベルで取り組んでも難しいよ
    基本的に資源を金に換えてるんだから

    • +12
  12. だめだ、すごく難しい…
    物凄く興味のある分野だけど、たぶん書いてあることの4分の1も理解できていない気がする。

    • +3
    1. >>16
      引用載ってるので原文読んだ方が分かりやすかもです、

      • 評価
  13. 環境保護と経済発展は両立できる、先進的な国や企業には投資マネーがバンバン流れてくる
    取り組みが進まない日本は遅れてる!って
    2年くらい前かな、EUあたりの経済フォーラムで散々言われてたと思うんだが

    まあ「ねずみ講」って単語が頭をよぎったもんです……

    • +6
    1. >>17
      引き時を考えて行動する事で投資として悪くは無いかもしれない

      投資で利益を上げる事を目的とする人には実体が不要
      人が自分より後に金をかけた後で資金回収すれば利益になる
      環境問題の扱いは長期的な視野が必要で設備と人員にいつまで金を出し続けられるのか判断しにくい方法はマッチングがよろしくない

      • 評価
  14. とりあえず猫なでてればOKてことか?

    • 評価
  15. うちの会社でもSDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)に取り組んでるとか言ってるけど、その内容は今までずっとやってきた環境保護のため~という名目のロス削減。新しく何か取り組むんじゃないそうだ。お金かかるから。
    例えば震災以降の節電とか、ごく当たり前のゴミ分別とリサイクル。外部にSDGsやってますドヤァとアピールするとき「環境保護のため」という枕詞つけるだけ。
    会社は経費削減のため仕事内容もどんどんロス削減!と締め上げていった結果、質が低下。拘束時間は延びたし生産性は上がってない。
    グリーンも経済も成長する気配ないっていう。

    • +7
  16. この記事は難文だと思う。用語が沢山に加え、段落ごとの文章の関係性がよく分からなくなっている。グリーン成長の「困難」を噛み砕けば以下のようだと思われる。
    1.効率性の徹底は、省エネによる環境保護の結果にならず、現実的に生産の改善に利用されてしまうこと。
    2. 優れた技術が環境コストを軽減するという論調は、それを誇大評価している。農業には既に軽減している事実がある。(→これは弱い論拠でしょう。)
    3.

    • -1
  17. やらないよりマシならやるしかないだろう

    • 評価
  18. 持続可能な、よい環境の地球で生きてゆきたいのなら、人口抑制と人間の欲望の量を減らすことが必須だと思う。特に資本家の欲望を半減させない事にはどうしようもない。
    未来社会を豊かな物質文明とイメージしていてはダメだと思う。別の、もっと欲望のコントロールされた穏やかな自然と近しい文明をイメージして、そこを目指すように社会を持って行かなければ、上手くゆかないと思う。そしてそれは貧しい社会ではない。

    • +3
  19. 都市部とか見てりゃここ開発するか?みたいなところ開発してビルや住宅にするよな
    妙に緑化してあっても管理してなくて道路にはみ出てたり落ち葉や木の実や花弁とか落ちまくってても知らぬ顔だし

    • 評価
  20. >もし、私たちが限られた環境内での生活に真剣に取り組むのなら、化石燃料や家畜、および化学肥料に別れを告げるべきだ。

    1000歩譲って化成肥料はいいとしても、家畜(=堆肥)まで取り上げられたら農業死んじゃう・・・
    牛のンコ無くなったら日本の農家半分以上死んじゃう・・・
    ン十トン単位で入れて数千円で収まる夢のまた夢な土壌改良剤でも出ないと農業続けられる土なんざできやしないよ・・・。
    農家が野菜作ってる土ってね、そうやって何十年とンコ入れて作ってきた土なんだよ・・・。

    • +4
    1. ※31
      記事で別れを告げよと指摘されている家畜はたぶん、
      食肉用あるいはミルク生産の目的で大量に飼われている家畜のことだと思う。
      こちらのほうにはより化石燃料や化学肥料、そして貴重な水が投資されている。

      江戸時代やひと昔のように、現代のトラクターが出現する前までの「役牛」といった
      運搬や農耕用の家畜なら大量生産するわけでもないし穀物を食べさせるわけでもないし
      あまり大きな問題にはならないのではないかと思う。
      今はトラクターにとって代われほとんど消滅したが見直すのもありかもしれない。

      • 評価
  21. 様々な物事の価値を金銭で計るこの社会でグリーン成長なんて妄想にすぎないな

    • +5
  22. この記事は難文だと思う。段落ごとの文のつながりが分かりにくいと思うので、噛み砕いて以下に示したい。

    1、効率性とは、省エネルギー化と生産の改善の2つが存在する。グリーン成長は2つを両立する理論であるが、現実的には省エネを逆利用した生産の改善が進む。よって、環境汚染の解決にはならない。

    2、これまで以上に優れた技術が環境問題の解決になる、という論は技術の誇大評価に過ぎない。技術は生産と消費の環境負荷を減らすのに重要であるが、今のところ観察しようがない。

    3、環境保護が利益をあげると考えられがちだが、利益が前提として、後付け的に環境保護が成立しているだけだ。(経済社会の論理)

    4、環境に配慮した買い物で社会を変えていこうとするグリーン消費は、個人に対する政府や企業の責任転嫁である。つまり、商品を生産する側が環境に配慮しない限り、グリーン消費もただの消費に変わらない。

    5、数字や経済評価で測る自然の価値は当て推量に過ぎない。人権や経済、雇用の観点から見て、法律や規制、効率性や技術だけで環境問題を遂行するには困難である。

    以上がグリーン成長が困難だという論。言い換えなどで趣旨とは異なる要約になったかもしれないが、だいたい言いたいことはこういうことだと思う。論者は反対論に立ちつつ、生産する側が環境保護に立つべきという視点ではある。
    わたし的には、論者の言う「政府」の立ち位置がバラバラなのが気になった。

    • +5
  23. 端的に言うと
    今の「資本主義経済」は英米仏が先に世界に流布し、世界はその価値観に慣らされているだけ。だから「グリーン成長経済」がそれよりも先に普及活動開始されていたらそれが根付いていただろう。

    実質デファクトスタンダードの世界なので、USAの意志次第で世界の潮流はガラッと変わる。経済合理性、道理性の問題じゃない。
    実際は超大国の思惑(地球緑化を絡めた世界覇権戦略=リーダーシップ戦略)次第。地球環境がどうみても危機的状況になった時、USAが世界覇権のツールとして緑化システムを提唱すると思う(USA民主党が乗り出しそう)

    • 評価
  24. 生産する側が環境に配慮しても
    結局それを利用してもっと生産しようとして汚染する者があらわれるんだよね
    汚染を無視して生産しまくるのが結局勝ちになる構造がマズイ。
    中国が汚染を反省するフリして絶対汚染を止めないのもそのせい

    汚染に対して国際社会が強烈な制裁が出来ないのは
    欧米も汚染してでもエネルギーを使って生産消費しなければならないっていう現実を抱えてるから。
    経済力と汚染は切り離すのはそれだけ難しい

    • +2
  25. 不労所得を期待する人々がいなければ、そもそも経済成長は不要。

    • -2
  26. クリーンなんたらは使用可能なリソースの最大値を伸ばそうって施策だから、自分が死ぬまで持てばいい、自分一人くらい大丈夫って思考の人間が多ければそりゃ機能しないよ
    どちらにせよその施策を行った世代ではなく子の代、孫の代、玄孫の代に影響が出てくるものだから、直近で成果を上げようとすればそりゃ既存リソース食いつぶすのが手っ取り早い。そうして人間は破綻するんだろうなと思う

    • +2
  27. この記事を読んで、ムヒカ大統領のリオ会議での演説を思い出したよ

    • 評価
  28. こういったことは、これまでの人類史でも起きてたことだね。イースター島とかいい例じゃないだろうか?
    社会の発展(効率化)に伴って島が受け入れ可能な人口上限も増えたが、発展と共に増えた人口が上限を超えてしまい滅亡する。緑豊かで栄えた島の文明も、ヨーロッパ人が到来した頃には、はげ山と細々と暮らす人だけになっていた。
    かといって人口抑制政策は、子を残したいという単純ながら強い欲求によって阻まれるし。強行して争いになれば、争いが消費を加速させてしまう。
    文明の衰退が防ぎ様がないことなのだとすれば、できるのは次ぎ興る芽を絶やさないよう、完全な破滅を避けることだけなのかも。

    • 評価

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