
ジャングルの美しさが炸裂する写真 image credit:instagram
ブラジルのリオデジャネイロは海と山に挟まれた美しい景観を持つ観光都市で、多様な生態系を支える熱帯雨林でも知られる。この都市で生まれ育ったアントニオ・シューベルトは、少年時代の原風景を追い求める写真家だ。
大人になるにつれ、なぜか再び足を踏み入れたくなる野生の森。彼はノスタルジックな思いに駆られて、昔見た神秘的な緑の世界をカメラに収めている。
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リオデジャネイロの思い出の風景
リオデジャネイロ出身の写真家、アントニオ・シューベルトは巨大なキリスト像があるコルコバードの丘のふもとに住んでいる。海といくつかの山に挟まれているその場所は、歴史と安らぎがあり、子ども時代の思い出がたくさんつまった素晴らしい風景が残っている。
かつて両親と一緒に祖父母の家までドライブした時に、後部座席から眺めた景色もそこにある。
学校に行くときに通ったとても険しく危険な崖も覚えている。そこは確かリオデジャネイロの山道で、都市からかなり離れていた。
遠隔地の風景をとらえる写真家
いつも山や森を夢に見ていたアントニオの作品は、たどり着くのが難しい人里離れた景色をとらえたものばかりで、別世界のような魅力にあふれている。これらの風景からうかがえるのは大人になった彼が抱く野生への渇望だ。
ずっと行きたかった山小屋を目指して
「1981年にイタチアイア国立公園に初めて行ったとき、緑の山の中腹にある1軒の小屋が目に入りました。その小屋は標高1300メートルの所に建っていて、たどり着くことはほぼ不可能でした」「私はそこで暮らす人々や日々の暮らしを思い描き、いつかそこに行く方法を見つけようと心に誓ったんです。それが叶ったのは34年後のことでした」
アントニオの目に映るブラジルの森は、まるで不思議な発見や神秘的な秘宝が隠れているようだ。それは彼自身の抗いがたい郷愁と現実の境界にある懐かしい野生の森なのだ。
References:fubiz / instagramなど /written by D/ edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
小屋まで34年、悪く考えるとそこまで開発が進み、容易に近づけるようになったのでは?
前は密林、今ではそこまで車でいけるとか…
いや、いやみじゃなくてホントに心配なんだよ。
アマゾンのジャングルがここ12年で最悪のペースで破壊されている。
これは今までの1.5倍のペースで 1日に東京ドーム650個分の面積とか ...森林消失が増加してるんだ、
地球上で一年間に4万種もの生物種が絶滅しているというが、これはアマゾンなどが主な地域だ。
政府は違法伐採を取り締まるというが、その反面、保護区の開発を進めるとして反対運動が起きてる
森は亡くなり海も死ぬ、どうしようか。
2. 匿名処理班
原始の森…細胞の奥深くに眠っている、太古の記憶が揺さぶられる感覚を覚えるのは、私だけではないだろう。
それにしても、辿り着くのも困難な場所に、誰がどうやって山小屋を建てたんだろう?
3. 匿名処理班
「子供の頃に遊んだ」ってキャプションがつくとこんな熱帯のジャングルがすごくリアルに感じるなあ
こちらはむしろ異世界として一度訪れてみたいんだけれど
4. 匿名処理班
よく目を凝らしてご覧なさい......
5. 匿名処理班
アイヴァンド・アールの画に似たものを感じる
6. 匿名処理班
※1
森林は環境活動家共に人気ないからね…
あいつら所詮は人気商売だから注目浴びたり成果を強調できないと見向きもしない
毎年夏に崩れる氷河よりこっちのがずっと深刻なのに
温暖化温暖化騒ぐくせに森林に見向きもしないとかなんなんだろうね
7. 匿名処理班
最近は彩度をあげた加工写真ばかり見ていたから、こういう迫力のある暗い写真は湿度を感じられていいね
太陽光と低感度のフィルムで撮った写真が恋しい
8. 匿名処理班
日本の整備されていない森は枯れたツタばかりで醜いよね。竹林は綺麗なんだが。
9. 匿名処理班
アイベンロール、好きだったので、
買わないけど版画展よく見に行った。
いつのまにかラッセンばかりになって残念だった。
10. 匿名処理班
昔の現像前のRAW画像っぽいな
アンダー気味でちょっと見づらいかも
11. 匿名処理班
元気があれば何でもできる!
12. 匿名処理班
美しいが恐ろしくもある。入り込んだら虜になって朽ち果てる様な…。
13. 匿名処理班
※6
あなたが知らないだけだよ
森林伐採も環境問題で普通に頻出のトピック
14. 匿名処理班
見てて不安になってくるんだが、俺だけか?
森とか山って年取るにつれて苦手になってくる