
この火災でパラダイスの町はほとんどが焼失。帰るべき場所を失った住民たちは避難先での新たな暮らしを余儀なくされている。だが被害にあったのは人間だけではない。数千匹以上のペットが行方不明となったのだ。
リッチー夫妻は4匹の猫と暮らしていたが、そのうちの1匹が行方不明となってしまった。だがその4か月後、奇跡的に愛猫と再会を果たすことができたという。
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Cat lost in California wildfires is reunited with it's family
避難の途中で見失ったデクスター
かつてリッチー夫妻は4匹の猫とパラダイスに住んでいた。しかし恐ろしい「キャンプファイヤー」から逃れる際にそのうちの1匹、デクスターを見失ってしまった。火災の跡、家と町を失った2人と3匹は遠く離れたミズーリ州に移住したが、その後もデクスターを探し続けていた。
彼らが見失った猫のデクスター

image credit:youtube
それを知ったカリフォルニア州リンカーンにある非営利の動物保護団体「FieldHaven Feline Center」はデクスターの捜索に乗り出した。デクスターのマイクロチップを手がかりに夫妻の家があった場所を探し始めたのだ。すると、スタッフの一人が焼け跡にいたデクスターを発見!そこは家からおよそ1.6kmほど離れた場所だった。
ついにデクスターと再会!思わず涙の2人
この報告に大歓喜した夫妻は、スタッフが運んできたデクスターと念願の再会を果たすことに。行方不明だったデクスターを抱きしめ、思わず涙するサンドラさん。あきらめかけていた夫婦にとっては夢にまで見た瞬間だ。

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久々に夫妻に会ったデクスターも懐かしい腕に抱かれながら、長い放浪の終わりを感じ取ったことだろう。
100日以上を生き延びたデクスター
なお、夫婦が見失った直後のデクスターは実際は家の中にいたが、どこかの時点で逃げ出したとみられている。家族とはぐれて広大な焼け跡をさまよったであろうデクスターは、100日以上のサバイバル生活をどうにか生き延びた。
その間の暮らしはデクスターのみぞ知るだが、9つの命があるともいわれる猫ならではの身体能力や生命力で希望を捨てずに頑張っていたに違いない。

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夫妻に連れられミズーリの家に
かくしてはぐれ猫になっていたデクスターは、スタッフに感謝を述べた夫妻と一緒にミズーリの家に帰って行った。そこは彼にとっては初めての場所になるが、仲間の3匹と合流すればすぐに慣れるだろう。

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夫妻と同様にデクスターの行方を心配していた家族も「また会えるなんてすごい!」と大喜びしている。
山火事後にさまようはぐれ猫たち
団体によると、今回の山火事の後、200匹の迷い猫が救出されたという。猫たちは飼い主との再会を心待ちにしている。さらに焼け跡をさまよいながら救出を待っている猫の数は1000匹以上とみられており、この火事をきっかけにたくさんの飼い猫が行き場を失っている。
予期せぬ災害で家を追われ離ればなれになってしまった猫と飼い主が一日でも早く再会できることを願わずにはいられない。
References:youtubeなど /written by D/ edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
飼い主号泣
見てる自分も号泣
ヌコキョトン
2. 匿名処理班
あー、アメリカって災害多いからねー
でも愛する猫が見つかってホントに良かった
3. 匿名処理班
ペットたちは被災後も家にいるパターンが多い気がする
焼けた家に行けよと思うが立ち入り制限とかでなかなか無理なんだろうな
4. 匿名処理班
ネコがすごく混乱して見える…
「おうちはあったかないなあ。
あ、巣立たなきゃいけないんですね…。
え…戻るってパターンあるんですか?」
5.
6. 匿名処理班
ハリケーンみたいに山火事にも名前つけるんだね、アメリカって
7. 匿名処理班
被災した全ての動物たちが幸せになって欲しい。
8. 匿名処理班
んにゃにゃにゃー!!!
寂しかったにゃー!!会えて嬉しいにゃー!1
みたいな感情表現する猫ってなかなかいないよね
思ってても表に出さないんだか、そもそも思っていないのか
9. 匿名処理班
こういうのほんと泣ける…
10. 匿名処理班
猫を脱走させてしまったことがあるから再会できた時の号泣の気持ちはよくわかるんだけど、山火事が「キャンプファイアー」っていうのとても気になって…
こんな名前付けてどこからも不謹慎て声が出ないのかしら