メインコンテンツにスキップ

恐竜を絶滅させたと言われている宇宙から飛来した金属で究極のがん治療が可能に?(英研究)

記事の本文にスキップ

44件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
pixabay
Advertisement

 恐竜が絶滅した理由は諸説あるが、最も有力なものは、6500万年前、地球への大規模な小惑星衝突説だ。

 その根拠はは、世界各地で発見されているリング上に形成された土壌や岩石に、小惑星や彗星にしか含まれていない元素が見つかっていることだ。

 今回発表された新たなる研究によると、こうした大昔に恐竜を殺した小惑星に含まれていた元素にがガン細胞を殺す力があり、これをうまく応用すれば究極のガン治療法になるかもしれないという。

隕石に含まれていたイリジウムがガン細胞を破壊

 問題の元素は、恐竜を絶滅させた小惑星に由来するイリジウムという金属だ。

 このイリジウムをアルブミンという血液に含まれるタンパク質と組み合わせ、ガン細胞の核に付着させる。それからおもむろに光を照射すると、ガン細胞が破壊されるという。

この画像を大きなサイズで見る
image credit:イリジウム

 光を光ファイバーで照射すれば、必要な場所に正確に狙うことができ、ガンの周囲にある健康な細胞を傷つけずにすむ。つまり、副作用がないというのも優れた点の1つだという。

酸化でガン細胞を殺す光線力学療法

 英ウォーリック大学の研究チームが発見したような治療法は、「光線力学療法」と呼ばれている。

 その仕組みは、特定の分子に光を浴びせるときに酸化剤が作り出されることを利用したものだ。この酸化によってガン細胞を殺すのである。

 ピーター・サドラー教授によれば、イリジウムはこの光を浴びたときの酸化がとても上手なのだという。その可能性について、サドラー教授は次のように述べている。

 「素晴らしいのは、この大きなタンパク質がガン細胞を貫通し、イリジウムをそこに届けることができるということです。あとは可視光で活性化させて、ガンを選択的に殺せます。この技術が病院で実用化されれば、抗ガン剤が効かないガンを、副作用は抑えつつ、効果的に治療できるかもしれません。」

この画像を大きなサイズで見る
image credit:Science Daily/Public Domain

イリジウムとアルブミンの化合物

 イリジウムはそれ自体ではアルブミンに付着しない。そこで研究チームは、両者をくっつけるため化学コーティングを施し、これによって明るく輝くようにもした。

 そのおかげでイリジウムとアルブミンがガン細胞に侵入する経路をたどることもできる。

 この化合物はガン細胞に入っても、そのままでは何も起きない。光ファイバーで光を照射することで初めて酸化が始まり、ガン細胞に対して致命傷を与えるのである。先述したとおり、細胞を殺すのはあくまで酸素である。

 この手法は、限られた範囲に、しかも低用量で用いることも可能だという。そのため、治験へ向けての準備が進んでいくとみられている。

References:Simply shining light on dinosaur metal compound kills cancer cells/ written by hiroching / edited by parumo

追記:(2019/2/10)本文を一部訂正して再送します。

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 44件

コメントを書く

  1. それが侵略の始まりであることに気づくものはまだいない…

    • -3
  2. うーん、未発見の転移したがん細胞は無理っぽいねコレ

    • +1
  3. 酸化チタンでいいんじゃね?
    とか最初に思ったんだけど、どうなの?(銅じゃないが)

    • 評価
      1. ※17
        酸化させて細胞を殺すならこれも発癌性ありそうだけどね

        • 評価
  4. 時々、いじりウムが頭をよぎるのは俺だけか?

    • 評価
  5. ちな恐竜絶滅は6千5百万年前。
    桁がずれてる。

    • 評価
  6. 現状だと物理的に取り払う方法とそう変わらないね

    • 評価
  7. マット・デイモン「イリジウムに行けば俺は助かるんだ・・・!!」

    • +5
  8. どうやってガン細胞の核だけ狙い撃ちで付着させるの?

    • 評価
    1. >>11
      ガン細胞に付着させるのではなく
      光ファイバーをガン細胞まで突き刺してガン細胞を破壊する光を照射する
      割と小さな穴で済む事と毒素を体に残さないで済む事には利点がありそう

      • +4
      1. >>19
        いやちがうよ。
        アルブミンとイリジウムをくっつけて癌細胞に送り込んでから、可視光線当てるって書いてある。

        • +1
  9. イリジウムってけっこうお高い元素だった気がするが治療費や如何に

    • +3
    1. >>14
      光を出しただけで元素が壊れる物かどうか書いてないけど

      光が放射線なのか書いてないけど
      元素崩壊で出る放射線浴びせてそうだからイリジウムじゃなくなりそう

      加速器でイリジウムを作るしかないな

      • -4
      1. ※20
        可視光とか酸化とか書いてあるのになぜ放射線だと思うのか

        ところで本文の「低容量」は「低用量」の間違いだと思う

        • +3
  10. 最近結構低迷している各種鉱物関連の株価高騰を狙っての話だったりして

    • +4
  11. そもそもイリジウムって人体にとって猛毒なのでは?

    • +3
  12. タイトルと本文前半に疑問
    恐竜が絶滅したのはイリジウムが原因って説はないし
    イリジウムは隕石由来意外にも年間トン単位で採掘されてる
    この書き方では地球にない物質のような印象を受けてしまう

    • +7
    1. >>21
      それは思った。
      隕石の話はまっっったくガンと関係ない。
      言っちゃ悪いが、アオリのために無理にくっつけたような印象を受ける。

      • +10
    2. ※21
      同じく。希少物質ではあるけれども、記事の書き方だとイリジウムスパークプラグが量産できるのがおかしい事態であるような印象だ。

      • +1
    3. ※21
      イリジウムが恐竜絶滅の原因て説は確かに聞いた事はないが、ヘビ・トカゲ・ワニ、カエルですら生き残っているのに、恐竜だけは只の一種も残さず綺麗サッパリ絶滅してのには何か特別な原因があったんだろうなとは思う。

      • +1
      1. ※35
        恐竜は鳥類が生き残って繁栄してますよ
        恐竜以外の生物でも太古からあまり形態が変わらない種もいるし
        進化して生き残った種もいる、絶滅した種も多い

        • +3
        1. ※37
          「恐竜以外の生物でも太古からあまり形態が変わらない種」って、 G のことですね!

          • +1
        2. ※37
          自分は恐竜が鳥類として生き残っているとする説など気休めにもならないと考えている。
          発生学の観点からは問題があるとは聞いたが、なるほど、鳥類は恐竜から進化したもかも知れない。
          だが、それはすでに鳥類であって恐竜ではない。

          自分が知りたいのは、なぜ恐竜が只の一種も残さず滅んだのかなのだ。

          • -2
          1. ※42
            >恐竜が只の一種も残さず滅んだのか
            滅んでません
            ゲノム解析の結果では現生鳥類は間違いなく恐竜の一種ですよ
            最新の進化樹でもそうなってます
            独自の定義で鳥類が恐竜ではないと言われても困ります

            • +2
          2. ※44
            分かった、竜盤類や獣脚類の完全な絶滅の理由が知りたい。

            • -1
          3. ※46
            獣脚類には現在の鳥類も含まれるので完全な絶滅はしていません
            現在の研究では鳥類は恐竜の一種です
            爬虫類でも絶滅している種は化石で見つかっています
            哺乳類で、魚類、節足動物でも絶滅した生物の化石は数多く発見されてます
            そして絶滅の理由は判明してない種がほとんどです

            • +2
          4. ※47
            鳥類は獣脚類から進化したものであったとしても獣脚類ではないだろう?
            その理屈が通るなら、現生人類が生きているのだから過去に類人猿と呼ばれていた祖先となる種も絶滅はしていないと言うのか?

            貴方は色々と丁寧に説明して下さったのでこれ以上の押し問答はしたくはない。
            だが、自分が関心をもっているのはいわゆる恐竜と呼ばれている種が選択的とも言える絶滅を遂げた理由としてあり得る可能性とは何かであって、貴方の種と進化や絶滅に対しての捉え方ではないんだ。

            これは貴方が間違っていると言っているのではない事を重ねて申し上げて置く。

            ここ数日、お付き合いありがとうございました。

            • -2
  13. なんかこれと似た治療法日本人が研究してた気がする

    • +3
    1. ※25
      光免疫療法だね。こっちの方が現実的かもしれない。
      安価で安全で効果が高いから今大急ぎで臨床試験が進められてるよ。
      これが実用化されたら薬液注射後に近赤外線照射カプセルを飲んだり
      体全体に近赤外線を照射するだけでがんの治療と予防が出来るかもしれない。

      • +4
  14. こういう発見、研究があっても短期間で一般化しないのが残念だ
    特許とか利権などが絡むと高額治療になりそうなのが目に見えているが
    癌の死亡率は圧倒的に多いのでこういった治療法を早急に浸透させてほしい
    例えパーフェクトじゃなくても一部の患者に効果があるなら十分だと思う

    • +3
  15. 最近知人がガンになった
    こんな記事が気になるが
    どうせまだ先の話でしょうね

    • 評価
  16. 今治験中だったと思うけど、イリジウムじゃなくて抗がん剤を近赤外線で発動させる療法の方がいいように思える。

    • +4
  17. 理屈読んでなるほどなーとおもったけど、タイトルの似非医療感が半端ない

    • +1
  18. 恒星ってこういう元素を作る為の工場みたいなもんだからなー。
    ところで、この宇宙の物理法則だと半減期が短い不安定な物質含めて最大でどれくらい複雑な原子が存在できるんだろう?

    • 評価
  19. イブリツモマブチウキセタンがあるじゃん

    • 評価
  20. マーベルコミックみたいだなw
    ガンはテロメアの更新がなくなることで起こるのが多数なんだけど
    それでテロメアも再生されるの??????

    • 評価
  21. 倫理も解るが、とにかく、どんどん臨床して一刻も早く苦しんでる人を助けてあげてくれ!
    救える命がそこにあるんだよ!
    日本は世界の医療からかなり遅れてる。

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

知る

知るについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

自然・廃墟・宇宙

自然・廃墟・宇宙についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。