この画像を大きなサイズで見る愛おしいものを見るとつい触れてしまいたくなる。人間の本能なのかもしれない。かわいらしい子供や、モフモフした動物を見ると思わず手がでてしまう。それは植物に対しても同様で、手に取ってその美しさや可憐さを実感せずにはいられない。
だが言葉で意思の疎通ができない動物や植物にとって、人間に触られることをどう感じているのだろう?
少なくとも植物にとっては触られるのが嫌だということが分かった。どんなに人間が愛情を込めた行為であっても、迷惑以外の何物でもないようだ。
どのくらい嫌なのかというと、迷惑なあまりミトコンドリアが変化するほどだそうだ。触られることで遺伝子が反応し、植物の成長が阻害されるという。
触れられ続けた植物は最大30パーセント成長が鈍る
オーストラリア、ラ・トローブ大学の遺伝学者ジム・ウィーラン(Jim Whelan)氏によると、植物は、人間や動物、昆虫に触れられることはもちろん、風に揺らいで植物同士が触れただけでも、大きな遺伝子反応を示すのだという。
たったそれだけのことで、30分以内に10パーセントものゲノムが変化してしまうのだそうだ。
しかもこの変化には大きなエネルギーが費やされており、何度も触れられると成長が最大30パーセントも鈍ってしまう。
植物がこのような変化を起こす理由の1つは、虫食い、気候の変化、密集といった状況に対応するためだと考えられている。
接触がミトコンドリアに与える影響
しかし、ただ触れられただけで、植物がこのようにエネルギーを大量に使うメカニズムを発動させる理由はよく分かっていない。
だがどうやら、その変化にはミトコンドリアが関連しているようだ。
ミトコンドリアは細胞の発電所のようなもので、動物と植物の双方において細胞のエネルギーを作る部分である。
接触がミトコンドリアに与える影響を確かめるために、ウィーラン氏らは、植物のモデルとしてよく使われるシロイヌナズナを育て、4週間が経過した時点で、12~36時間間隔で柔らかい筆で触れるという実験を行なった。
すると触れられたシロイヌナズナはRNA転写を行い、「OM66」というタンパク質を作り出し始めることが分かった。
しかし植物に対して、ミトコンドリアに作用する突然変異原(生物に突然変異や異常をおこさせるもの)を用いると、OM66は作られなくなった。
このことは、ミトコンドリアとこの反応とが密接に関連していることを示している。
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研究論文によると、ミトコンドリア機能や調節遺伝子を標的とする25個の突然変異体のすべてが、接触トランスクリプトーム(細胞中にあるゲノムから転写されるmRNAの総称)に影響していることが判明したという。
またミトコンドリアのタンパク質情報を持つ遺伝子が突然変異することで、ホルモンの濃度が変化することも分かった。
したがって、触れられた植物のミトコンドリア機能は、直接的には調節ネットワークの変化を介し、また間接的にはホルモンレベルの変化を介して、遺伝子発現を調整しているらしいと言える。
この画像を大きなサイズで見る触られ続けた植物にはどのような影響があるのか?
結局のところ、触られた植物にはどのような影響が現れるのか?
いろいろ説明したが、それほど酷いことにはならないようだ。たしかに触れられ続けた植物には大きな変化が起きているが、それで枯れてしまうようなことはない。
ただし、これまでの研究からは、頻繁に触れたり場所を変えたりすると、背があまり高くならず、短く太い株に成長することが明らかになっている。
そして、こうした植物の防衛メカニズム反応によって、ある状況では害虫への抵抗力が増すことも分かっている。
優しくなでているつもりが、植物にとってはかなり手荒い扱いで、そのために強くなるということだろうか?
いずれにせよどんなに愛おしいと思っても、植物にお触りするのは控えめにしておいたほうがよいだろう。
この研究は『The Plant Journal』に掲載された。
References:sciencedaily/ written by hiroching / edited by parumo
















人間だけってわけじゃないのね
うちのベンジャミンは触ってやらないと機嫌悪いけどね。
>>2
奇遇。うちのもそう。
葉っぱを拭いてあげたりしたら花がたくさんつくけど、忙しくて水だけだと明らかに花がつかんくなる。
記事は、例えば風の強い所に生える植物は折れない様に太く短くなる、みたいなことを大袈裟に拡大解釈してる感じ。
刺激が多いところでは身を守るために太く短くなる。人間どうこう関係ないっしょ。
※20
もしかすると、花をつけるってのは、ストレスの結果かは置いといて世代交代の時期であることを認識した状態といえないだろうか。
つまり、キノコもいい季節には生えてこないで、もうすぐ冬になるってんで胞子をばらまけるように晩夏から秋にかけてにょきにょきでてくる感じににてないかなと。
※20
それ、次の世代を残そうと成長のサイクルを速めているだけで人間の言う愛情に応えているわけじゃあないと思うの。
※20です。
いろんな方にご指摘いただいて勉強になったっす。
でもやっぱり拭いてあげたくなるw
仕組みが分かっても自分は好きとか大事とかいう気持ちを行動や形にしたくなる。
人間って気持ちを向ける対象を人間に模して考えてしまうから、好きだの嫌がってるだのって表現になるんだなーっておもった。
ついでに、上記に則ると記事の科学者は植物が好きって事になるね。うーん、センシティブ!
※40
私もどこかの記事で「人が頻繁に触ってあげると丈夫になる」というのを読んで、
植物にとってプラスの行為だと思った。
この論文をきちんと読まないと判断は出来ないけど、この研究者さんが植物の心を
読めるわけではないので、「ストレスを受けてるから」と判断するか
「人と接触があると元気になる」のかはわからないんじゃないかな。
※40
まぁ、何でも多少はストレスを与えたほうがいいから、その辺は枯れない程度にやっちゃえばいいんじゃない?
人間だって、ストレスないと、身体は弱るし、ダメになっちゃうよん。
ストレスって悪みたいに思われるけど、たとえば外への散歩に際して、寒いとか暑いとか体の調節機能が必要だし、そもそも歩くと脚には体の重みというストレスがかかるけど、これがないと骨粗しょう症になるしということで、多少はあったほうがいいのよ。
ストレスも多すぎなければってことね。
>>2
なわけ
※2
記事でも書いてあるけど
触られた事で対抗力身に着けてんだよ
悪い事じゃなく適度に触った方が寧ろ成長良くなる事もある
でもそれなら農業用作物なんかはトゲだらけや毒有りに進化してる筈じゃ?!
※3
そういう変化をした個体を取り除いてるわけで。
>>3
そういうものは人の手により引っこ抜かれます
胸は愛情込めて触ると大きくなるのになぁ
害虫に強くなるなら、さわったほうが無農薬で育てられるって事かな?
〇
盆栽は手をかけられるだけかけたほうがいいってことだな
菜食主義者、無事死亡
※8
無知だねぇ
「害虫への抵抗力が増す」という事は、「強くなるためにはある程度のストレスは必要」という事かな・・。
その辺は人間も同じかな・・。
「麦は踏まれて育つ」とゲンの父ちゃんが言ってた
※10
靴で踏むのはただの圧だけど手で触るのは体温でダメージがあるんだと思う
葉っぱは蒸散して温度下げてる部位だから恒温動物が触れるのは拷問に等しいと聞いた事がある
盆栽さんストレス半端なさそう
太く短く抵抗力があるって、いい苗では?
デメリットをもうちょっと詳しく知りたい。
>>14
稲ならいい苗だが檜や柏なら悪い苗
木材としてはながーくないと困る
豆のツルは柱に絡まる方向とは逆に巻いてやると、実が多めになるそう。
なんらかのストレスがそうさせるのかもね。
※15 ※20
花や実が沢山なるっていうのは、植物にとっては
「自分が死んだ後にも種を繋げるように」
という方向へエネルギーを使っているということで、
接触刺激の少ない環境だと、外敵や密集リスクが低いと判断して
自分自身の枝葉を成長し繁らす方にもっと栄養を使い
種は少なめ(少産少死型)、って感じじゃないだろうか。
野菜を育てるときも、天気の変化などで
まだ苗が育つ途中の小さいうちにひょっこり花が付いたりすると、
ちぎっておかないと成長が止まってそれ以上伸びなかったりする。
そもそも遺伝子反応ってなんよ?
ゲノムは変化せんと思うぞ?
発現Expression patternの変化は起こると思うが
「すると触れられたシロイヌナズナは」以降の下りは
元論文読まんと分からんがちょっと理解できてないと思う
ミュータジェンを使って突然変異を誘起して
OM66の欠けているシロナズナを作出したのちこれを使用して実験した、ってことだけど
「OM66は作られなくなったこと」と「ミトコンドリアとこの反応とが密接に関連していること」に直接の因果関係はない
触ることで障害物と認識して成長する方向修正をかけているから、成長が遅いような結果になったわけじゃないのかな
自分は花を触りたいと思ったことがない。
俺のショクダイオオコンニャクは触ると凄い成長するけどなぁ…
※21
くさいから程々に
>>21
そのモヤシしまえや
幹に抱きつくアレは
相当なストレスになるのかね?
百合なんかは背を低く育てたい場合は撫でろと言う方法が昔からあります
やるな日本
風が強いと背が低く幹が太り短い枝を持つ姿になる。
この作用を証明する手がかりを見つけたということだね。
根に振動や負担を与えると実付きがよくなるのも解析してほしい。
(秋頃、鉈の背で木の根元を叩く呪いや、瓦を重ねて重さをかけるとか色々伝承がある)
※25
ごめん20さんが先に書いてた。
意味ないコメントになってしまった。
寄るな~触るな~はじけて飛ぶさ~♪🌽
🍿
🌷「触レンドリーな態度でお願いします」
特定の外的ストレスに拠って発達傾向が変わるのは、植物も同じということか。
昔からなんとなく知られていたことだけど、科学的な側面から検証した事例ということになるのか。
なんだか意味がわからない文章が多いな
「ミトコンドリアのタンパク質情報を持つ遺伝子」とか、ミトコンドリアがどちらにかかるのかわからないしタンパク質情報を持たない遺伝子って何だって感じ
元の文章を想像すると、ミトコンドリアの遺伝子に変異を起こしたらその中のいくつかにOM66を作らなくなるものがあって、その変異の全ては接触反応に関するmRNAに関係しており、その変異した個体ではホルモンの量も変化した、という感じかな?
ひょっとしてミトコンドリアと細胞核のそれぞれに遺伝子があるのを理解してないのかな
盆栽とか撫でてやるといいとか聞いたことあったけどこれか
ありゃあんまり高い丈になるようには育てないからな
成長が早くてドンドン伸びる個体は台風が来た時に簡単に折れてしまうのでは、成長を遅くして低くずんぐりと育った個体は折れにくいのでは、
ストレスに敏感に反応して変化する、つまり生き残るための植物の知恵なのでは。
これは植物の甘え。
温室育ちか?
雑草の強さを身に付けろ!
※41
むしろ雑草こそ、踏まれたり隣のと当たったりして
太く短く、
そもそも最初から地に張り付くような形態に進化したり、
この対ストレス効果をモロに発揮してると思うんだが。
麦を踏むのは麦じゃなくて下の土を踏んで地中の空間を潰すんだと思うけど
効果は知らない
※42
霜柱での根浮きを防ぐのも一つの理由だけど、
やっぱり麦本体も、上からの衝撃を与えた方が
それに対抗して横へ茎の枝分かれを増やしたり
茎が太くなったりして、強く茂りが増すように
生理活性するらしい。あと、多少
葉をぐしゃぐしゃにして水分を抜いておいた方が
霜当たりでの冬枯れ防止効果もあるとか何とか。
他の生き物が通るようなところに生い茂らないように植物なりに気を使ってんだろ
いうても人間と一緒で程度のストレスは必要だよ、そうすることで多少の危機感から葉を多く茂らせたり実を多く付けたりするからね。そういう意味では触るのはかなり強引だけど愛の鞭と言い切ることもできなくはない
結局人間のさじ加減
紫陽花園とか花だらけの所へ行くと、めっちや触って癒されてたんだけどごめんなさい。
切り花の水を交換する時、ササッと交換したほうが、長持ちするのかな?
>>46
刺激を受けると上に伸びるリソースを太くする方に回すってだけだよ気にしなくていい
切り花に関しては、その点を気にする必要自体が無いと思う
伸び率に30%の違いが出たって書いてるから、太くするための細胞の変化ににその30%が費やされたと考えると消費してるエネルギー自体にはさほど違いがあるとは思えないし(推測だけど)
触ると葉っぱ閉じるオジギソウなんかは嫌がってるのが分かりやすいかもね。葉までトゲで武装してる植物もいるしね。
でも殆どの植物は折れたり食われるの前提で進化してるから切るほど茎や枝葉が増えたりひこばえが出たりするし
風か虫か、鳥とか動物の糞か、くっついて種を運んでもらうとか植物側もどれ利用しようか選んでる
ある意味そういう機械的な仕組みってだけだから嫌がるとか動物的な見方は良くないと思う
こんなのより、今や一般的になった植物の夜間ライトアップの方がずっと大規模で害があるよ!はやく知れ渡ってくれ!
分子生物学は理解するのが難しいかなあ。
遺伝子反応は、刺激を感じたらすぐさま、OM66タンパクをコードする部分をDNAからコピー(RNA合成)してOM66を作る、といった遺伝子レベルの反応という意味でしょう。
論文はあらすじしか見れなかったけど、OM66はミトコンドリアの外側にあるタンパク質。ミトコンドリアのDNAを壊す(突然変異)とOM66が検出できないことから、ミトコンドリアが作っていることが分かった。
おそらく、ミトコンドリアが自分の表面にくっつけて、植物の細胞にお知らせして、植物の細胞がホルモン出したり、強くなろうとしたりするんでしょう、
植物「触るなっつってんのに💢💢」
人間「触物人間なんでどうも🙇🌷」
このコメ欄にも複数あるが、植物に対して 触って「あげる」って表現する人なんか嫌だと思ってきたけどこの記事読んでますますおかしいと確信した
擬人化にしても何恩着せてるんだって感じで
植物や動物や果ては料理や工作(「しっかり混ぜてあげる」とか)でも、自分が対象に対して何かアクション起こす際にいちいち「あげる」と言うのがデフォの人一定数いるけど、あれ何なんだろうな
>>54
あげる≒献上的な意味で使われた言葉だったけど、時代の流れや音の近さからか、いつのまにやら「上げる≒より良い状態にする」とか、「遣る(やる)≒目下の者などに与える」という言葉の意味とごっちゃになって使われるようになってしまった説が思い浮かんだ。
徒長させたくない園芸植物は頻繁に触ればいいのか?
>>55
そういう事になるのかも。米50に書いてる感じなのかな。
毎日左右にユサユサしてたら、
植物「わわわ、倒れんようにドッシリガッシリ踏ん張ろ」
でガチムチ系になる?
植物が密集した場所でお互いに重ならないように効率よく成長し日の光を浴びるようにできてる感じですね~。ただし、この形質がどのようにして獲得されたのか、たまたま突然変異でこの遺伝子ができて、これがあると生存に有利で生き残ったと考えるのは無理があるんじゃないかな。
バラの棘とか食べてくる動物がいるかいないかで数や鋭さが変化するから、やっぱり触られたくない奴は触られたくないんでしょうね
触られるどころか自分の中にアリを住まわせた挙句、露出前の蜜やタンパク質まで与えているアリアカシアはドMって事でおk?
※60
あいつはむしろ、本体に影響のない範囲で
身銭を切って甘い蜜でアリを傭兵に雇って、
本格的に枝葉を食い荒らしに来るキリンやゾウ等の草食動物を
撃退させている親玉だから。
しかも、ひとたびアリアカシアの樹液を口にしたアリは
他の餌の消化酵素を失い、
アリアカシアの木でしか生きられない体にされて
囲い込まれるそうじゃないか。
>>61
ごめん冗談っぽく書きたかったんだ。アリアカシアを軽んじてるわけじゃないよ
でもアリアカシアで検索すると似たような記事ばかりヒットするよね
奴隷とか支配と書いた方が面白いからなんだろうけど、実際は共栄関係だよ
糖の消化酵素が不活性化したといってもアリは糖だけで生きてるわけじゃない
米でも書いたけどタンパク質も必要になる
アリアカシアも植物としては莫大なコストをかけてアリと共存する道を選んでるんだ
アカシアアリは自ら(と住処)を守るために刺針を装備し、化学物質を敵に注入する
アミンやペプチドから成る装備を提供し続けるのもアカシアの仕事
これは興味深い研究だな
以前どこかで「植物は光が嫌い?」みたいな見出しの記事を見かけた事がある。
植物に一方向から光を当てる実験で、日向側より日陰側の茎がぐんぐん成長した→光が嫌い、という論旨だった。
しかしこれは「光屈性」といって、日陰側を伸ばす事で植物全体をより太陽の方へ傾ける為の反応であり、光が嫌いな訳ではない。むしろ逆の性質だ。
この実験も、成長が鈍ったのではなく、接触刺激によってオーキシン(植物成長ホルモン)が茎を太くしたり、根を張る方に回されたという事だろう。
刺激的な見出しで好奇心を煽るような行為には賛同しかねる。
この記事に興味を持った読者がここのコメント欄にもしっかり目を通し、「触るな」というような安易な擬人化、およびミスリードに騙されなかったことを望む。
幼児は特に何も考えずに毒草にも触れるが痛みを覚えてようやく植物の防御反応に思い至る
大人でもそれは変わらん
頻繁に触れていると、長くならず、太くて短くなるんだってさ