この画像を大きなサイズで見るかつて地球上には「干し首」を作る部族や集落が数多く存在していたとされている。干し首は装飾用に加工された人間の頭部である。
だが、記録に残っているのは極めて限られたごく僅かな部族のみで、エクアドルやペルーなど、南アメリカのヒバロー族やシュアール族の干し首「ツァンツァ」が知られている。
当時干し首は、敵を打ち取った強さの象徴や部族内でのランクを示すだけではなく、敵を恐怖させる意味でも非常に有効な手段だったのだ。
19世紀にヨーロッパの探検家が記録した干し首に関する記録によれば、干し首には作る上で3つの重要な段階が存在するという。
ステップ1:頭の皮を剥ぎ取る
敵を倒した後、まず行うのは頭皮や顔全体を剥ぎ取る作業だ。
戦場の近くにキャンプを設営し、そこで戦士たちは打ち首にした敵の首の後ろから耳に沿って皮に切り込みを入れる。
次に切り込みを入れた場所から頭のてっぺん、そして顔に至るまでの頭皮部分を剥いでいく。そこから木材かナイフを使い顔面の皮膚を丁寧にそぎ落とし、耳や鼻の余分な軟骨なども剥ぎ取っていくという。
最後に瞼(まぶた)に糸を通して目を閉じさせ、唇を木製の棒で固定する。この棒は後に糸を通すための穴になるそうだ。
ステップ2:茹でる
頭から皮膚が完全に剥ぎ取られたら、今度はツァンツァ(干し首)を茹でる。
およそ1時間から2時間ほど茹でるという。この段階は時間との勝負であり、2時間をこえると頭皮から髪の毛が抜け始めるため、注意が必要だそうだ。
鍋からあげるとツァンツァは熱湯に茹でられたことで元の3分の1ほどの大きさになっているという。その後、ツァンツァは裏返しにされ余分な筋肉・脂肪・軟骨などをそぎ落とされる。
最後に最初に入れた切り込みを糸で縫い直して2段階目の作業は終了する。
ステップ3:石や砂を流し込む
最後のステップはツァンツァを更に小型化する方法だ。
この段階ではまず熱々の石が大量に使われ、限界ギリギリまでツァンツァの中に石が流し込まれる。石が一つも入らない状態になったら、今度は熱々の砂を流し込まれる。
この工程は常に熱い焚火の上で行われ、皮膚の変色を防ぐことが肝心だそうだ。
その後、余分な髪の毛をむしり取り、唇を熱したマチェットで焼く。更に硬く、黒くするために火にかけ、唇を3本の糸でふさぐ。
頭部にビーズ、鳥の羽毛、甲虫類の鞘翅などで装飾する場合もある。
この画像を大きなサイズで見る干し首一つを作るのにおよそ一週間はかかるそうだ。
お披露目の時は頭のてっぺんから糸を通して数珠繋ぎにする事で戦士としての強さを表すのだという。敵の顔の造形をいかにリアルに残すかがヒバロ族の芸術的センスだったようだ。
この画像を大きなサイズで見る干し首の宗教的意味合い
干し首の製作には宗教的な意義もあったという。干し首は敵の霊魂を束縛することで、制作者への奉仕を強制するものであると信じられていたという。
ヒバロー族は以下の三つの根本的な霊魂の存在を信じていた。
ワカニ – 死後も蒸気となって存続する、人間固有の霊
アルタム – 「幻影」あるいは「力」の意味。非業の死から人間を保護し、その生存を保障する霊
ムシアク – アルタムによって守られていた人間が殺害された時に現れる、復讐の霊
ヨーロッパ人との交易用に非宗教的な干し首も作られたが、宗教的な干し首と非宗教的な干し首とは明確に区別されていたそうだ。
References:Shrunken head / 干し首 / knowledgenuts/ written by riki7119 / edited by parumo
















小さいときに科博で見たことがある
今は倉庫に保管されてるから見られないんだよな
もう一度見てみたい
※2
東大の医学部標本室にあったで
医療関係者なら見れる
武士だって生首集めはするけど飾りはしないぞ
これは興味深い。そういえばハリポタのナイトバスで喋ってたやつだ。
熊姉さんにリンゴくりぬいて首っぽいもの作ってもらったらええよ
打倒した相手の霊魂を使役するためか
日本では「祟られる」ことを恐れて祀ったりしていたことを考えると根本的に価値観が違うんだな
※6
復讐の霊の存在を信じてるんだから、むしろ使役することで祟られるのを阻止するって発想なんだとおもう。「俺は主人なんだから逆らうなよ!」みたいな。
それにしても、ヨーロッパ人との交易用って、ヨーロッパ人は何のためにこれを買ってたんだろう?装飾品?だとしたら、これを作ってた人々よりもさらに価値観が違う気がする。作ってた人たちは、方法はどうであれ、それなりに故人へのリスペクトがある気がするけれども。
※15
おそらく、博物館とか蒐集家に売るために、買い付ける人が居たのだと思います。
エジプトのミイラも、ニセモノ含めて取引されてましたよ。
※27
ミイラは少なくとも「考古学的な価値がある」って言い訳が成り立ちやすそうではあるけれども、干し首はちょっと方向性が違うような気もする
※56
いやいや、怪しげなものも結構買われて、展示やコレクションに加えられていたんですよ。
人魚のミイラとか、毛皮の生えた魚(剥製)とか、イエティの何とかとか、ねつ造品もありましたし。
>>6
自然災害の影響もあるんじゃないのかな~と思った
自然災害の多発で飢え、病、戦の連鎖だと静まり給え…どうか静まり給え…ってするしかないもん
子供の頃(昭和50年頃)上野の国立科学博物館で展示されているのを見た記憶があります。
一番最後の画像の前列のような本当に小さな物だったので(女性の握り拳より小さい)、当時は作り物だろうと思う気持ち半分、本物かも知れない気持ち半分で、怖くてあんまり良く見てなかったのが悔やまれます。
頭蓋骨どうすんの??
アニメ化けてい
工芸品だと思ってたけどガチモンやで。
国立民族学博物館に展示してあった
干し首は、臭いの問題が発生して
レプリカに置き換わったそうだから
どっかの工程で手を抜いてたのかな
昔、国立科学博物館で見たことあるw
今は展示してないの?
アウターゾーンで知った
※14
同じくアウターゾーンで知ったけど、
実物の画像は初めて見た
僕も上野でみた ミイラの腰のあたりにちょこんと二つくらい展示されていてとても人間の首には見えないくらいちっちゃかったのを覚えてる
テレビでやってたね!
島田荘司のなんかで読んだ記憶が
興味深い
見たことがある人が何人もいて羨ましい
工程のところの写真載せないでくれてありがとう…
出来上がりが小さいことには触れてないか…
あれが不思議なんよ
※22
>鍋からあげるとツァンツァは熱湯に茹でられたことで元の3分の1ほどの大きさになっているという。
>最後のステップはツァンツァを更に小型化する方法だ。
縮むのはまあ分かるとして、軟骨なんかも全部取り除いてるようなのに鼻の形が割と綺麗に残ってるのが不思議だ
その辺りが匠の技の見せ所だったんかなー
煮ると縮むというのがいまいちピンと来なかったんだけど、頭蓋骨を外してたのか
目や口を縫い合わせるのは穴から魂が抜けだすのを防ぐ為だとか聞いた事がある
映画プレデターの設定はこれを参考なんだろうな
この干し首とかミイラとかエンバーミングとかその他色々とか、理由は様々だけど人間は死体を加工したりそれに意味づけすることにものすごい執念を燃やすよね
文化人類学系の本やナショジオやらでそういう話見るたび、よくもまあこれだけ手間暇かけるなあとか、よくこんな方法考えたなあとか、ここに至るまでにどれだけ試行錯誤したのかなとか感心するわ~
干し首っていうか頭から顔と髪の毛部分だけ剥ぎ取った干し皮みたいなもんなんだな
だからめちゃくちゃ小さくなるのか
昔は攻撃的な部族を絵に描く時
首からドクロのネックレスを身に付けた
キャラが多かったけどコレが
モチーフだったのか。今は色々うるさく
言われるから上半身裸に槍だけだけど
差別でも何でもなくイメージ通りだったのか。
翻訳の問題なのかな?皮膚を削ぎとった後なのに、皮膚の変色を防ぐため、ってのは変だよなあ。
>>29
皮膚が本体やで
ダルシムの首から下がってるアレかな
※30
(多分後付設定だろうけど)ダルシムの首に掛かっている骨は飢饉で亡くなった地元の赤ん坊たちの頭蓋骨なので、縮めた訳ではなく元々小さい。ダルシムは見た目は怖いけど、飢えに苦しむ人々の想いを背負って戦うめっちゃ良い人という設定
※49
実際は深沙大将のような土着の神々をモチーフにしたんだと思う。
昔のジャングルクルーズではサムが売っていたんじゃ…
作り方知らなかったのでサイズの謎が解けました!ありがとう!
エコエコアザラクでなかったっけ?おっさん?
干し首って、アマゾンみたいな高温多湿の場所でも保存できるように、作り方がかなり凝ってるんだよね
ここに書いてある方法以外にも、各地にいろいろな製造法があったりして(洗濯物干すみたいに、顔の皮を焚き火にかけて乾かしてる写真を見たことがあったな…)
それにしてもこの干し首って、元々本来の持ち主がいたんだよな…(顔の皮的な意味で…)
ホントに良くできてるんだよね~。
私が見たときは「頭蓋骨を抜く」って書いてあってどうやって?と思ったけど、皮を剥ぐって聞けば、小学生の私にも分かりやすかったなぁ。
まぶたが難しそう。
子供のころ科博で見たなぁ。
所詮は人間だって動物だからその剥製に過ぎないわけだけど、随分と縮むもんだと思った。
寧ろ、そういうアクセサリーにしてしまうという発想が衝撃だった。
出汁とか出るんすかね
昔ディズニーのジャングルをクルーズするやつで干首もってるのが
最後のほうでいたんだけど、あれ変ったってホントなのかしら
※38
干首屋→フルーツ屋→お守り屋に転職しました
ゆでると小顔になるのか…
興味深い……
※39
料理してても肉は火入れたら縮むから当たり前っちゃ当たり前なんだよね。
でもそれが人間の体で考えるとなんでか当たり前のように想像できない。
この干し首さんにも産んだお母さんがいて
それまでの人生があって
干し固めて変形しているのに生前の面影がのこってるのがすごい。
作る人達人だな。
子供の頃に何かで見て、
人間の頭なのになんで小さいんだろうと不思議に思ってたけど、
骨を外してたのね
そんなに複雑で手間のかかることをしてまで作ってたってことは
この人たちにとっては重要で大切なことだったんだね
アメリカのあるミュージシャンがコレクションで所有してるって言ってたんだけど
どこかに売ってるんだろうか?死体の一部を?
買えても税関で引っかかりそうだが。。
パプアニューギニアで干し首見たけど、あそこでは強さの象徴ではなく、身内が亡くなったら干し首に加工して、側に置いて見守ってもらうお守り的な役割だった気がする。食人の文化も同様で、日本の骨噛みみたいに亡くなった身内の魂を取り込む的な意味合いだったよ。ところ変われば品変わるだね。
彡 ⌒ ミ
( ´・ω・`)
縮むと、フサになるようだよ。
※48
彡 ⌒ ミ
( ´・ω・`)
↓
彡 ミ
( ´・`)
番組で見たことあります。
確か顔を茹でる時か、どんな時だったか忘れましたが、顔から出る油か、脳みそを食事に混ぜて食べて力を取り込んでいたとかなんとか……
ニンゲンクウ、ニンゲンノチカラモラウ、ですね。
ジャックスパローの父親が持ってたやつ
鞣してんのね
1930年~40年代のアメリカの路上レース文化でこの干し首を所有することが流行した。
当時若者が来ていたボーリングシャツにも干し首がプリントされたものがあったりする。
そのカルチャーが他の国に伝わるとともに干し首も名を知られていった。
これ、豚とかの頭の皮で再現できるかもな…
(沖縄の「チラガー」は旨かった)
※57.
ミミガーも美味いよね
遥か遠い昔、科博だったか○○展みたいなヤツだったかで見たな。
何か当時はミイラよりも生々しく感じて、凝視出来なかった思ひ出…
いや骨抜いて加工されてるから『小さっ!』とは思ったが…
なんか…改めて加工法?レシピ?みたいなかんじで紹介されるとすごいインパクトだ
…なんていうか…ん~む
すごすぎる風習だわ…
サラっと書いているけど、
剥いだり茹でたりしている光景は見たら間違いなくトラウマになりそう。
今から40年くらい前に上野の博物館で見た記憶があるな
怪物くんに出てきた干し首男が、ちっとも話題にならない…
なぜか作り方を知っていた…
あれだ、きっと昔なんかの本で読んだんだ
それが何だったか全く思い出せないが
珍しくもない、米兵がお土産に頭蓋骨やら持って帰っていたのは有名です、
再成型する時には、中心部に芯を入れてるんじゃないかなぁ。
ココナッツとかマンゴスチンみたいな硬い木の実の種(皮)で…。
瓢箪みたいに中身を抜いて、使ってたんじゃないだろうか。
ワイもアウターゾーンで習った
「ドリフターズ」のお豊がコレを見たら、何てコメントするのやら…
創作の世界の話だと、TRPG「ルーンクエスト」に出てくる、混沌の知識の神サナターのカルティストが、死者の魂を呪封してその知識や呪文を利用するために干し首を作る。
作り方の意味がよくわからない
皮膚を削いでそれを煮込んで石を詰めてるってことなのか
骸骨や中身の組織は抜いてるのか
ん…宗教的とは区別されて作られていた?
それって戦いとは関係ない奴らを殺して作ってたのでは…??
これ実際エクアドルに行って見たことある。
この写真よりもっと綺麗だった。
黒くてギュッと縮んで硬そうな皮膚だった。
まつ毛もあるし、瞼と皮膚の感じとか、すごく「人」って感じが残ってて、
本当にそのまま人が縮んで黒くなった感じですごくびっくりした。
倒した敵でも作るけど、家族が死んだときも思い出として作るんだって言ってた。
髪の毛今でも伸びるのもあるから時々切るんだって。
作り方教えてもらったとき、頭がい骨は抜き取るってどうやって??と不思議だったけど、ここ見て納得。
皮を剥いだあとの死体はどうしてたんや…
茹でるのか。
自分が聞いたのは、頭蓋骨を抜いて形を整えて干すだった。
子供の頃深夜に見た映画で部族が首からミニ生首下げてて、あれは一体なんなんだ?とずっと気になっていたのでこの記事とても参考になりました。
干し生首とだけ聞いて、へー人の身体って干すと縮むんだーとアホなことを思っていたのですか、皮はいで茹でて熱砂入れて焼いて…と結構手間がかかってるんですね。
のちに件の映画を調べた所どうやらハリボテではなく本物の部族&干し首飾りだった事がわかってそれにも驚きました。
最初にコレ考えた奴、サイコパスだよね。