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母性が動く時。母ヒヒを捕食したメスライオン、残された赤ちゃんヒヒを保護しオスライオンから守る(ボツワナ)

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(著) (編集)

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 アフリカ南部のボツワナで、メスライオンの、気まぐれかもしれないが、母性あふれる行動が激写されて驚きと感動を呼んでいる。

 自然界は弱肉強食の掟がある。野生動物の写真家、エバン・シラーさんとリサ・ホルツヴァルトさんはある日、メスライオンがヒヒを捕食しているのを目撃した。

 捕食されたのは母ヒヒだったようで赤ちゃんヒヒを抱いていた。赤ちゃんヒヒは逃れようと木に登ったが、すぐに見つかってしまう。

 このまま赤ちゃんヒヒも捕食されるのか?と思いきや・・・

母ヒヒを捕食したメスライオン、赤ちゃんヒヒを発見

 母ヒヒを捕食したメスライオン。ライオンに仕留められた後でも、小さな赤ちゃんヒヒをぎゅっと抱きしめていた。

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 赤ちゃんヒヒはライオンから逃げようと木に登ったがそのスピードは遅く、すぐにメスライオンに発見されてしまった。

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メスライオンの母性が芽生え、赤ちゃんヒヒを保護する動き

 ところが奇跡的な展開が待ち受けていた。

 ライオンは怖がらせないようにゆっくりと赤ちゃんヒヒに近づき、口にくわえて安全な場所へと運んだ。

 母性がよみがえったのか?まるで我が子を守るかのように、赤ちゃんヒヒに寄り添ったのだ。

 赤ちゃんヒヒもすぐにライオンに心を許しその身をゆだねた。

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オスライオンから赤ちゃんヒヒを守ろうとするメスライオン

 この意外なライオンの行動に、エバンさんとリサさんはびっくり。しかしここでさらなる展開を迎えることとなる。

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 赤ちゃんヒヒを狙ってオスのライオンが近づいてきたのだ。メスのライオンはそれを必死に追い払おうとする。

父ヒヒが現れ赤ちゃんヒヒは親元へ

 するとそこにヒヒの父親と思われるヒヒが登場。

 ライオン同士が牽制し合っている隙に、赤ちゃんヒヒを奪取することに成功。父ヒヒは赤ちゃんヒヒが心配で、どうも近くの木の上に隠れて様子を見ていたらしい。

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 例え一時のきまぐれかもしれないが、メスライオンの母性と勇気のある父ヒヒのおかげで、赤ちゃんヒヒは再びお父さんの腕に抱かれることとなった。

 実際にライオンのメスが捕食対象である動物の子どもを守ろうとする姿はこれまでに何度か確認されている。

・愛しい我が子を同族に殺されスプリングボックの赤ちゃんを慈しむメスのライオン : カラパイア

 捕食も本能なら母性も本能だ。どちらが優位に働くのかはわからないが、メスライオンってそういうところがある生き物なのだ。

References: imgur / written by usagi / edited by parumo

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この記事へのコメント 66件

コメントを書く

  1. 父ヒヒ、育児できるんだろうか。それとも他のメスが育ててくれるんだろうか。
    授乳がもう必要無かったらいいんだけど。

    • +73
  2. まだ母乳が必要そうだから、せっかく助けられてもお父さんの元じゃ育たないのでは…
    (´;ω;`)

    • +27
    1. ※4
      群れの別のメスが面倒を見てくれることもあるよ。
      その可能性に期待しよう。

      • +1
  3. 食べ尽くしてしまわないように子供は残す、という本能だろうか。
    犬が子猫を可愛がるとか猫が子犬を可愛がるとか、ペットでも教えてなくてもそういう行動はあるし、異種間でも子供を大切にするっていうのは、とても強い本能なのだろうね。

    • +15
    1. ※6
      食べつくしてしまわないように、ということまでは考えていない。そういう本能ではない。
      「あどけない赤ちゃん」を見た時に、いいようのない庇護的な感情が湧いてくる。ものすごく強い。
      このライオンのメスの気持ちがわかる。

      子ども=未熟で狩りやすい対象でもあるので、ライオンの場合捕食トリガーのほうが強いんだろうけど、すでに獲物を確保した後だったので庇護トリガー側に入りやすかったんじゃないかな。
      その獲物が守りたい対象の母というのが悲劇だけど。

      • +4
      1. ※62
        獲物を確保した後だったので「あどけない赤ちゃん」に庇護的な感情が湧いてきた。結果、食べつくしてしまわないことになる、という仕組みってことかと。

        • +1
        1. ※70
          「あどけない赤ちゃん」から「若いから経験不足の若者」は捕まえやすい獲物でもあるから、よく狙いもするよ。
          つまり本来なら真っ先に獲物になるということ。
          被捕食動物の子が大人になれる率はかなり低いんだけど、それは捕食されているから。
          草食動物が群れで一斉に出産したりするのも、バラけさせないことで生き延びさせる率を高めるための仕組み。

          • +2
  4. 以前、鷹がツバメのヒナをさらって、自分の雛の餌として持ってきた映像があったけど、
    あのツバメのヒナも一緒になってエサチョーダイやってたな。
    あれもスイッチが入ると一緒に育て始めちゃったりするのかな。

    • +8
    1. ※11
      えっ、ほんと? 社会性の発達した種なんだね
      ちょっと安心した

      • +1
  5. せっかくオスライオンから赤ちゃんヒヒを守ったわ!と戻ったら「あら、いない」なメスライオンが可哀想なような、最初から子連れヒヒを襲うなよと言いたいような、複雑な感じ。

    • +16
  6. 調べたところヒヒは群れで生活していて、オスも育児にいくらか参加するしメスはよその子の面倒も見るそうだから、この子も大丈夫かもしれん。

    このメスライオンに子供はいたのかな?子供を育てるためなんとしてでも獲物を狩らなければならないって常に命がけだから、いつも頭には母性と狩りの2つしかないと思う。
    獲物を捕らえた!ってとき目の前に子供がいたら、守るべき存在じゃないか!ってとっさに思っちゃうのかな。興奮してるから余計にそういう気持ちが高まっちゃう気がする。

    • +45
  7. 「チリンのすず」を思い出した。
    やなせたかし先生の絵本で、子羊が親の仇である狼に育てられる話。

    • +6
  8. これって狩直前の状態のメスライオンに子ヒヒだけ遭遇させたらどうなったんだろう?母ヒヒを捕食したことにより母性が勝ったのなら、捕食前に子ヒヒだけ内容ら食べちゃったんだろうか?

    • +12
  9. 父ヒヒと思いきや、別の群れの共食いとかね・・・

    • +2
  10. メスの母性って時に凄まじい。
    これはあらゆる生物に当てはまるんじゃないかと思う、もちろん人間でも。

    • +11
  11. 我々が魚の稚魚を見逃すように大きくしてから食うのではなかろうか(サイコパス)

    • +3
  12. 一時的な感情だろうしね、まぁ何が起こるか分からないのが大自然だ。

    • +13
  13. 昔何かで読んだ。
    動物の赤ちゃんは共通して「守ってくれないと死んじゃうの」という匂いを発しているらしい。
    なので種を越えてこういうことが起こるらしい。

    • +46
  14. 魚釣りで小さいの逃がすのと同じあれだったりして…

    • +2
  15. ・・・・・・・・この記事の写真は、この一連の出来事のものですか???
    野生動物を撮ったにしては、あまりにも出来過ぎの写真ばかりで、リアルさがない。
    うーん。

    • -20
  16. 本能なんだろうけど、私達人間の感情もそこから来てるから、同じように矛盾だらけなんだね。
    豚肉は好きだけど仔豚の映像を可愛く思ったり。
    自然界でも、心が痛んだり心が救われたり、何十万年も生き物はそうして生きてきたんだね。

    • +23
  17. それほど食料に困ってなかったから、こういう事ができたんだろうな。
    さすがに「子ヒヒが大きくなってから捕食する」みたいな計画的な行動ではないと思うけど。

    • +15
  18. オスライオン「お、うまそうなヒヒじゃーん」
    メスライオン「待ちなよ、赤ん坊は食べないってルールだろっ」

    • +15
  19. ライオンに咥えられても、子どもを抱きしめている母ヒヒの姿に泣ける

    • +24
  20. 母ヒヒを食っておなかいっぱい。
    後で新鮮なのを食べたいから子供は生かしておこう。

    • -5
  21. 飢餓状態なら捕食本能が優先され
    満腹なら母性本能が打ち勝つ。
    狩猟(肉食)する動物の殆どに見られると思う。
    人間もそんな行動をする。

    • +37
    1. ※31
      火垂るの墓の叔母さんとかもそうだよね。
      生活に余裕があるうちは親戚の子も可愛がれるけど
      余裕がなくなれば我が子で手一杯になる。
      生きるために優先順位があるのは人間も動物も同じ。

      • +11
      1. ※49
        火垂るの墓の本当のテーマはそこだって聞いた事あるな
        主人公もそうなんだよ、
        妹のために用意した食事を平らげたと思われる不自然なカット‥
        後に野坂さんが言っている「わずかな米をお粥にして妹にやる。スプーンでお粥をすくう時、どうしても角度が浅くなる。自分が食べる分は底からすくう。実のあるところを食べ、妹には重湯の部分を与える」

        • +3
  22. 殺伐とゆるふわが共存するのが自然界なんやね

    • +7
  23. ごめんね。先に謝っておく。
    身もふたもない表現だけど、これさ…

    お 弁 当 と か お や つ の 類

    なんじゃないかな…。

    • -19
  24. これ系の話よくあるけど、しばらくしたら結局食べちゃいました…っていうのは殆どらしいね

    • +8
  25. 人間の倫理なんかまったく通じない野生の世界を垣間見たわ
    瀕死になっても我が子を離さない母ヒヒ、
    その母ヒヒを食う雌ライオン、
    母ヒヒを殺した雌ライオンが仔ヒヒを可愛がる

    • +4
  26. メスライオン「食べがいのある大きさになるまで育ててから食おう」
    こうじゃないの?

    • -5
  27. 育ってから食うためやろと思いながらページを開き己が心の汚さを恥じた

    • +2
  28. このヒヒが後にライオンの王子を導くんやろなって

    • +8
  29. 「あたしの保存食だ!」を想像した私は穢れている

    • +1
  30. メスライオンってオスライオンに我が子殺しを許すこともあるらしいけど
    一方でこんなこともするのか。

    • 評価
    1. ※42
      オスがいなくなった群れではメス会議を開いて、オスを迎え入れるべきかどうか話し合う。
      子持ちのメスは大抵反対派に回って、群れを出てゆくことがある。
      そこで育児に成功して新し群れを作ることもそうじゃないこともある。

      今いるオスでも「あ、こいつ甲斐性なしになってきたな」って思うと、よそからイケイケのオスを招き入れてけしかけることもある。
      群れを乗っ取ろうとやってくるオスでも若すぎたら「おとといおいでクソガキ」と追っ払うし、強そうでも顔や性格が悪いと、今いるオスとメスが一丸となって追い払う。

      そういう感じで、ライオンの群れは絶えず流動している。

      • +1
  31. 普通に羊水のにおいがして食べにくかっただけだと思うが。哺乳類の新生児のにおいなんてどの生き物でもそんなに変わらない。
    メスだったら本能がにおいを感知して自動的に女性ホルモン優位になり攻撃性が下がる。圧倒的に男性ホルモン優位で時に男性器に似たものができるようなライオンの雌であっても雌である以上その本能はある。
    いろんな動物で観察されることだが、共通項は臭覚器官に異常のない妊娠可能な年齢の雌ばかりだということ。エストロゲンの暴走現象。

    • -2
    1. ※43
      この赤ちゃん大きくはないけど、そこまで新生児でもないよ。
      羊水の臭いがすると心情的に食べにくいってこともないよ。
      羊水って胎盤とセットだよね。胎盤はよく食べられるよ。栄養豊富だもん。

      • +7
  32. 人間みたく根刮ぎ捕らえたりしない、これこそが野性の狩猟の本能なのかもね。

    • -3
  33. 母ヒヒが仕留められても赤ちゃんをぎゅっと抱いていた、というところで泣いた。

    • +11
  34. 前のガゼルかなんかの赤ちゃん育ててた奴は新ボスに赤ちゃんを殺されたメスだったよね。

    • +3
  35. 保存食とかそんなんじゃないと思うよ
    むしろ捕食動物は獲物として捕らえやすい幼い子供を優先的に狙うのが普通だし
    満腹になって落ち着いた瞬間に子供が目に入って母性本能が勝っちゃったんだろう

    • +10
  36. 野生の動物に、弁当って概念があるとお思いか?
    食べれる時に食べる、食べれない時は耐えて待つ、そんな生活してるんだぜ
    食べ物を保存する、安定して食べれる様に蓄えるってのは、現代人が簡単に行っているからそう見えるだけで、文明を創るレベルでの偉業なんだぜ

    これは単に、腹いっぱいだから母性本能が勝っただけだろう。

    • +14
  37. 人間でも、例えば「子鹿物語」とか
    必要があって母鹿は撃ち殺しても、用が足りた後は
    孤児になった子鹿を可哀想に思って連れ帰るし、
    かと思えば、大きく育って手に負えなくなると
    結局はその(元)子鹿も撃ち殺すハメになったり、
    行き当たりばったりの感情的な行動だと思う。

    養殖して食うような長期計画だったり
    将来にわたって種が絶えないよう稚魚は獲らない
    といった理論的な判断ではなく。

    • +13
  38. おはようからおやすみまで暮らしをみつめてるからな

    • +5
  39. 本能には脈絡なんて関係ないでしょう。
    その場その時の状況に反応して合理的に動くのみ。
    腹減った、ヒヒがいた、食べた。
    子ヒヒがいた、子供は守る。
    問題は腹減った時に子ヒヒがいたらどうなるか?
    生存本能と母性本能がせめぎあう?
    普通は生存本能が勝つかと思います。
    まず自分が生きないと子供育てるどころじゃないので。
    つまりこの子ヒヒもこのまま母ライオンの元にいた場合、よっぽど狩りが不調だと食料になっていたでしょう。
    父ヒヒはよく取り返しました。千載一遇の好機をつかみましたね。

    • +7
  40. ネコ科野獣のメスが”保護”した捕食対象動物の子、ってその場だけの事で調べりゃ後になって殆ど食われてるから美談でもなんでも無いんだけどな。

    • +3
  41. 子供失った母ライオンがやったりするらしいな

    • +2
  42. 調べたけど保護した後に食われている記事が見つからない。
    結局保護した動物に逃げられたって記事は見つかる。空腹でも保護した動物を食わなかった雌ライオンの記事も見つかる。
    調べ方がわからない。

    • 評価
  43. 野生動物は今を生きているので
    未来を予測し計画的に行動することは凡そ無いよ
    だから未来を悲観し自殺する事もいない
    保存食を行なう生物も
    遺伝子レベル経験による本能に従っているだけ

    羊水臭い説も、
    うちらも匂い嗅いで萌えるって訳じゃないからなぁw

    • +1
  44. 哺乳類は哺乳類を贔屓するべ
    虫がトカゲに食われててもなんとも思わんが、カラスに猫が襲われてたら止めるだろ?

    • 評価
  45. 人間で言うと、母グマを撃った猟師が残された子グマを一時的に保護して、いずれ山に返すのと同じ感じかな

    • 評価

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