この画像を大きなサイズで見るウミガメ科最大種で甲羅の大きさは最大で1メートルを超えるというアオウミガメは、オーストラリアにあるサンゴ礁、グレート・バリア・リーフが太平洋で最大の繁殖地である。
ここに生息するアオウミガメに異変が起きているという。
新しく生まれたアオウミガメの性別を調べたところ、なんと99%がメスだったのだそうだ。
それには気象変動、温暖化による海水温の上昇が影響しているという。
海水温度の上昇によりメスしか生まれてこなくなる
アオウミガメの性別は哺乳類のように性染色体では決まらない。それを左右するのは卵周囲の温度である。
『Current Biology』に掲載された報告によると、グレート・バリア・リーフのアオウミガメの赤ちゃんのほとんどがメスになってしまい、数十年もすれば、個体数を維持できるだけのオスがいなくなってしまうだろうと専門家は警鐘を鳴らしている。
専門家が”ピボット温度”と呼ぶ温度において、オスとメス両方のカメが孵化する。アオウミガメの場合、29.3℃がそれであり、これをほんの少し下回るとオスしか生まれなくなる。反対にそれより暖かければメスしか生まれてこない。
アオウミガメの性別は遺伝子ではなく温度で決まるのだ。
個体を傷つけないようホルモン検査で性別を調べる
赤道沿いのオーストラリア東海岸にあるる世界最大のサンゴ礁地帯、グレート・バリア・リーフはカメの主要な産卵地である。
特にレイン島や周辺の岩場には、20万匹ものカメが産卵のために集まり、世界最大級のアオウミガメの営巣地となっている。彼らは海藻を食べるために、海藻の健康に保つ上でも重要な役割を担っている生物だ。
7週間にわたり、調査チームはここでカメを捕獲し、血漿を採取しては放すという作業を繰り返した。
幼いカメの性別を区別することは難しい。外見では判別できず、ひっくり返して腹の下を見ればいいというわけにはいかないのだ。
かつては切開して生殖腺を確認するという手法が採られていた。しかしIUCNの絶滅危惧種リストにも掲載されている種への影響は小さい方が望ましい。だが内視鏡を使うには体のサイズが小さすぎる。
そこでアメリカ海洋大気庁(NOAA)のカムリン・アレン博士はホルモンで性別を判別する手法を用いている。回収した血漿はそのためのものだ。
この画像を大きなサイズで見るアオウミガメだけではない。他のカメもメスの多数化
2016年、カミツキガメから温度計遺伝子が発見された。すべてのカメ仲間の性別が温度によって決定しているわけではないが、カミツキガメはアオウミガメと同様、気温に依存して性別が決まる。
そのように進化した理由は定かではないが、ある仮説によれば、気温が低い方が大きく成長する傾向と、体の大きさからより大きなメリットを得られるのはオスであるという事実に関係するらしい。
これまでの研究によって、アオウミガメや温度に依存する爬虫類が温暖化の影響を受ける可能性が指摘されてきた。
「世界のカメには現時点で確実にその影響が現れています」と米チャールストン大学のデビッド・オーウェンズ名誉教授(今回の研究には不参加)は話す。
彼によると、種の多くで個体数の90パーセント以上がメスであるという報告がなされているという。だがその範囲については今のところ不明である。
1匹のオスに対してメスが116匹!
グレート・バリア・リーフが赤ちゃんガメの製造工場だとするなら、その組み立てラインがメスの生産だけに切り替わってしまったことになる。
調査からは若いアオウミガメの99パーセント以上、大人でも87パーセントまでがメスであることが分かっている。若いオス1匹に対して、116匹のメスがいるのだ。
例え少数でもオスがいればすぐさま絶滅の危機はない
かといってすぐさま破滅が訪れるわけではない。数多くのメスが精子を提供するオスを見つけられる限り、全体の個体数は一時的に増加する可能性すらある。メスとオスの比率が半々である必要はないのだ。
オスは種をまき散らすのが仕事であり、頻繁に交配するからだ。
この画像を大きなサイズで見る温暖化の影響は明確である
「その良し悪しを語るのは容易ではありませんが、いくつもの連鎖反応が生じるでしょう」と米カリフォルニア州立大学フレズノ校の生物学者ロリー・テレメコ博士(研究には不参加)は話す。彼は温度と爬虫類の発達について研究してきた人物だ。
今回の調査では、砂の温度を推定するために、1960~1990年代の繁殖地の歴史的な海水温と気温のデータが用いられた。そして1990年代になると、砂の推定温度は、ピボット温度を一貫して上回るようになった。
アレン博士はその原因が温暖化であることを確信している。
レイン島の南1600キロの場所に、また別の営巣地がある。こちらはレイン島よりも涼しく、性別の比率はオス1匹あたりメス2匹でそれほどの歪みはない。
オーストラリア北端にあるレイン島と南端のそことでは状況が対照的である。
しかしウミガメにはサケのような出身地の刷り込みがあるために、両地域で交配が行われる可能性は高くはないそうだ。
この画像を大きなサイズで見るアオウミガメは6、70年生きると推測されている。したがってオスが少数でも残っていれば、今後数十年は繁栄し続けることだろう。それでもいずれオスは死んでしまうため、そうなればすぐさま繁殖力は低下すると予測される。
だが対策はある。ビーチに覆いを被せたり、散水したりして、砂の温度を下げるのだ。
「まだ時間はあります」とアレン博士。ウミガメにはまだ適応する術がある。問題はどれくらい速く適応できるかということだそうだ。
References:cbc / inverse / usatodayなど/ written by hiroching / edited by parumo
メスが多くてハーレムじゃん。とか夢見がちに思っている場合ではない。100人のクラスがあったとして自分だけが男子とか想像してみよう。あらやだ、全然良しって思っちゃった?なら次に生まれ変わるならアオウミガメと申請しといて、そういう人は。














女性が多数派の世界……羨ましい
大奥状態やがな
温度で性別が決まる生態って何だか危うげな印象だけど
水温によるエサの量の変動に合わせた個体調整的な意味合いでもあるんだろうか
最近この手の話は疑いの目で見るようになったかな
温暖化が問題になる以前の雌雄の比率とか、ここ数十年での変化と水温の関係とかが示されていないし、そもそもそれが温暖化による変化だとする根拠が何もない
何より一時的に増える可能性すらあるんならほっといてよくない?とすら
「種」って意外と強くできていて、人間の科学では解明できない、今起きている変化ではなく「これから起きる変化」ってもんに対する、数千あるいは数万年、あるいはそれ以上の蓄積から導き出された「絶滅しないための適応」の可能性もあんだろ
だったら温暖化ガーと騒がずにそっと見守っときなよ
※5
カメの性別に温度が関係することは前からわかっていたこと
それが具体的にカメの性別にどのように影響を与えるか調べるのは中学生でも事件している
ttps://www.kobe-np.co.jp/news/akashi/201709/0010569215.shtml
そもそもさあ…
「レイン島の南1600キロの場所に、また別の営巣地がある。こちらはレイン島よりも涼しく、性別の比率はオス1匹あたりメス2匹」
これも読んでない?
※5
ですよねー。
縄文時代って今よりも 1-2 ℃高かったんでしょ?そのころを乗り切ったのなら、今はまだ絶滅の時じゃないと思われますね……
オーストラリアに行って全力でモテモテしてくるカメ!パルモさんと検証班たちバイバイカメ~!
最終的に性別がなくなったりして
現世105:100であぶれてる者としては絶対アオウミガメにならないよう祈るしかない
もともとは何%だったんだ?
そもそも元は偏ってる生態の生き物もいるよね
亀的に数十年の期間があるのなら
生息、産卵する場所が涼しい場所に移るだけなんじゃないのかね?
カメは過去2億年くらい、ほぼ今の姿で進化してきたらしい。もちろん絶滅した系統もいただろうが、数百万年で気候変動している地球でそんなに簡単に絶滅するかね。
まあ人間が生息地を狭めているなら淘汰圧が高まるだろうが、それは温暖化じゃないな。
種付け亀
いいかげんな酷い調査だなあ
調査個体数も明らかにしていない
牝の比率が90%が正常で、100頭程度の調査結果が99%なら十分にあり得る結果だよ
なんでもかんでも温暖化に結び付けたいトンデモ研究者だな
※13
元論文にリンク貼ってあるから確認してから文句言ってもいいんじゃないか?
ちなみに本文にもあるけど、正常の割合以前に年齢別に調査した結果大人から子供で急激に雌の比率が高まってるって結果は出てる
※13
真値が90%として、100回試行して99~100回Hitする確率は0.03%だそうですよ。
今ウミガメに生まれ変わると
憧れのハーレムを体験出来るぞ。急げ
ワニの雌雄も温度で決まるんだったよねー。
※15
それな
ワニでも雌雄の偏りが顕著になっとるなら温暖化大変やねでもええけどウミガメだけでなっとるなら他の要因分からんと怖いで
生まれたての赤ちゃんから血漿を採取してホルモン検査?
その検査って確実なんかな
もしかしたらその検査自体に何か問題がありそう
本文読んでない人がちらほらいるなぁ。
何世代か重ねれば気温に適当してピボット温度が変わる可能性もあるだろうね。
しかし女子高に一人放り込まれた男子状態か……。ハーレムというよりオモチャにされそうだ。
放っておいて絶滅したら取り返しがつかないし、大騒ぎしたけど大した事無かった、の方が良いよ。
温暖化は絶対無いと言うのは、自分は損したくない、他人を儲けさせたくない言い訳に聞こえる。
※21
海亀は狩りがヘタで子供の時のエサは主にクラゲを食べるのだけど温かい水温でクラゲは数年をかけて成長するのでエサが多くなるタイミングで繁殖できるように雌雄の数を調節させている
アオウミガメのオスになりたい
温度で性別比が変わる仕組みには、生存戦略上、どんなメリットがあるんだろう?
※23
オスがタネをばらまく仕組みの生物(一夫一妻、若しくは群れ社会ではない)だと、温度上昇=餌が豊富だったりして親亀や小亀の生存率がUPだから、一度に産める数の決まってる雌の方が多くてオスが少ない方が効率的に増える
さすがに1:116はウラヤマのレベルを超え過ぎとる…。
仮に人間界でこんなのが起こりますと、法律(国)なんかを作ってくパワーは圧倒的に女性陣なわけですから…
男性は強制ジム通い&整形。
公共の場での男性の服装はパンイチに限る。
女性から男性へのチカ〇行為はまるっきりかまへん。
~といった法令が次々施行されると予想(妄想)。
ハーレム状態羨ましいとか思う男がほとんどだろうけど、本当に女性の数が遥かに上回ることになったら、それこそあからさまな種馬扱いで、普段は女性同士で仲良くして男なんか除け者扱いだろうな…
現実はそんなに甘くないし、女性の数が圧倒的に増えたからって、王様扱いで上げ膳据え膳状態にはならない
むしろ、女性は今以上に更に強く冷静で理性的になり、男が少なくなると戦争も自然と少なくなると思う
正直、この程度の気候変動で絶滅するなら
種としてあまりにも脆弱すぎるし
なんとかなるんじゃね?
だからと言ってモテるとかいうと、現実は…
ウミガメにもそういう種が確認されてるかどうかわからないが、爬虫類の一部には単性生殖できるものがいるから、オスが極端に減ったらその時はその時でどうにかしそう
それかガラパゴスのリクイグアナとウミイグアナが緊急措置的に交配して子供産んでるみたいに、可能ならば別種と交配するとか
テムズ川が凍結していた小氷期にオスだけになって絶滅してないだろ
目先しか見えない人間が思ってるより巧みに子孫を繋いでるよ
なんでも温暖化に絡めりゃ良いってもじゃねーぞ
低温が続けばオスばかりになるから長い目で見ればバランスはとれているもんだよ
気温の変化で雌雄の偏りが起きる生物は意外と多い。でも、自然のことは自然に任せた方がいいんじゃないかな。下手に人間が何かしようとするよりもその方がいい気がする。何か人間が自然に対して、上から目線な感じが嫌だ。(なんて言うか…ルネサンス期の狭量なキリスト教的世界観が今もって変わってないって言うか…)自然に絶滅する動物(人間に滅ぼされる意外ということだけど)には、自然界全体からすると何か意味があるんじゃないかな。温暖化との関連性については賛否両論あるだろうけど、それよりも自然の領域を勝手に侵さない配慮が人間側にも必要なんじゃないかな。同じ地球の生き物なんだし…、生活圏が重なる部分ぐらいはせめてゴミを持ち帰るぐらいするとか…食べ物を人間だけが独り占めしないとかさ…ゴメ、あんまり大したことうかばねえ
例えるなら氷河期に向かうというのは季節が冬になること。人為的な温暖化は家が火事になっている状態。
家が燃えて焼死しかけてるのに「これから寒くなるから平気」、背中が燃えてますよと指摘されているのに「自分には火が見えないから嘘だ」って言ってるような人が未だにいる。
何度説明すれば発言の間抜けさを理解してくれるのだろうか。
じゃ寒冷化の方が深刻じゃん。
雄ばっかになったであろうプチ氷河期をどうやって乗り切ったんだよ。
そういや、同じ場所でサンゴの白化現象も起きてたな。
サンゴが白化すると他の生態系も壊れるし、結局雌雄のバランスが正常でも餌が無くなって死んでしまうんかな
だから最初からベストな温度設定になってる、と
ウミガメにオス同士メス同士の仲間意識やオスメスの社会的な対立があるように見えないので人間に置き換えるのはナンセンス
※40
普段は、単独行動だからね。
過去に何度もあったような対応の仕方だね