この画像を大きなサイズで見るネコ科と一口に言っても36以上の種がおり、みんな違ったみんな生粋のハンターである。嗅覚や視覚が鋭く、強靭な後ろ足と鎖骨を備えるために非常に俊敏。身を隠すことも得意で、接近を悟られぬまま獲物に近づくことができる。
通常群れは作らないものの、時に仲間と助け合うこともある。
イエネコはもちろん、トラやライオンやチーターなどはよく知られているが、あまり知られていない仲間もいる。カラパイアには登場しているものも含まれるが、一般的には知名度は低いものの、魅力に溢れた10種のネコ科動物をまとめてみていくことにしよう。
10. マーゲイ
この画像を大きなサイズで見る長く、環状模様のある尻尾を特徴とする。南アメリカに生息し、木登りが大の得意だ。常に身を隠すことを好み、樹上から降りてくることは滅多にない。出産すら木の上だ。主に熱帯雨林で暮らすが、コーヒーやカカオの農場で姿を見かけることもある。
ネコ科でも特に俊敏。足先が幅広で器用なために、片足だけで枝からぶら下がることができる。また足が180度くるりと回ることもでき、跳躍力も優れている。
主に鳥、爬虫類、猿などを食べる。またパイドタマリンの子供の真似をして大人を引き寄せる姿も目撃された。単独で行動し、人間のように通常は子供を1匹しか生まない。
森林の伐採によって生息域は減少傾向にある。また違法な飼育や毛皮目的の狩猟によっても個体数を減少させている。このまま何もしなければ、いつの日か絶滅してしまう恐れがあるという。
関連記事:クリクリお目目で木登り達人。南アメリカの固有種、マーゲイにズームイン!
9. サビイロネコ
この画像を大きなサイズで見る世界最小クラスのネコで、大抵のイエネコよりも軽い。その名の通り、灰色の被毛にはサビイロの斑点があしらわれている。お腹は白く、尻尾には斑点がない。大きな丸い目の色はさまざまだ。
インドやスリランカの固有種で、森林、石の多い山麓、藪、草原などで暮らし、廃屋に潜んでいることもある。
主な餌はネズミやニワトリなどの小動物だが、シロアリを食べたり、チャンスがあればガゼルなどのもっと大きな獲物を襲うこともある。
繁殖サイクルはイエネコに似ており、1回の出産で1~3匹産むが、その子育てについてはほとんど分かっていない。珍しい動物であるが、イヌや人間に襲われたりする他、生息地も減少しつつある。
8. マレーヤマネコ
この画像を大きなサイズで見るその生態については謎に包まれている。英名は「フラットヘッドキャット」といい、その名の通り平たい額を特徴とする。大きさはイエネコとほぼ同じで、頭部はダークジンジャー、被毛は茶色で、腹部は白である。
他のネコに比べると植物やフルーツを好むが、基本的には肉食性で水中の動物を食べる。そのため手には水かきが発達しており、爪が完全には引っ込まない。泳ぎが得意で、飼育下では生後間もない子猫が水中に飛び込む様子が観察されている。
出産は1度に1~4匹程度。生息地の減少、違法取引、河川の汚染という脅威にさらされている。スマトラ島やボルネオ島、マレーシアに生息。マレーシアでは絶滅しかけたが、ヤシのプランテーションに適応した個体が発見されている。
7. アンデスネコ
この画像を大きなサイズで見る灰色と黄茶色に彩られた豊かな被毛に覆われたネコ。最大4000メートルまでの石が多く乾燥した高地に生息する。
中型で夜行性。生態はよく分かっていない。繁殖行動についてもほとんど情報がなく、子猫を数匹産み、時折つがいで行動することくらいしか分からない。主に山間部に生息するビスカッチャというウサギにそっくりなネズミを食べる。
アンデスネコはいくつもの脅威にさらされている。家畜を襲うとして殺される他、その畜産農家によって生息地が破壊されている。鉱業や狩猟の影響もある。また医療・宗教・食料の目的で地元民によって殺されることもある。対策を講じなければ、絶滅の恐れがある。
6. クロアシネコ
この画像を大きなサイズで見るカラパイアではおなじみのクロアシネコはアフリカ最小のネコで、微かな音を聞き分ける大きな耳と、熱から手を守るため黒くなった手足を特徴とする。
関連記事:ニヤニヤが止まらない。世界最小の猫、クロアシネコの赤ちゃんが一般公開に(米フィラデルフィア動物園)
南アフリカ、ナミビア、ボツワナの砂漠や草原に生息し、時折群れを形成することもある。動物学者による目撃事例はないが、地元の人によれば、体重1~2.5キロのクロアシネコはキリンすら狩ることがあるという。ジャッカルと互角に渡り合うことも知られている。
餌は卵、両生類、イナゴ、げっ歯類、若いスプリングボック、爬虫類、野ウサギ、鳥など。待ち伏せや追跡といった狩りの他、2メートルもジャンプして鳥を捕まえることもある。
1度に1~4匹を出産するが、こうした時期以外は単独で行動する。食中毒、生息地の細分化、イヌによって個体数が減少している。しかし大胆な生態が幸いし、多少の保護があれば状況が好転する余地はある。
5. イリオモテヤマネコ
この画像を大きなサイズで見る現在ではベンガルヤマネコの亜種だと考えられている。1965年、沖縄県の西表島で発見され、生息域は日本の西表島に限られており、同島の海岸、湖沼、低丘陵、川などで暮らす。
大きさはイエネコに近く、白いマークのある黒っぽい被毛と黄金色の目が特徴。オスの方がメスよりやや大きく尻尾は先端まで太い。
多才であり、泳ぎと木登りが得意。木や岩場の洞穴などで1~4匹を出産する。開発による生息地の破壊、イヌによる捕食、交通事故、イノシシ用の罠やカニ罠による混獲などにより生息数は減少しており、国の特別天然記念物に指定されている。
野良猫と交配し、雑種を産むことがある。野生化したイエネコと餌・なわばり・交配相手を競合することもある。しかし最大の脅威は、西表島の固有種で生息域が限られている上に、遺伝的多様性に乏しいことだろう。
4. ジャガランディ
この画像を大きなサイズで見るその名にもかかわらず、ジャガーには似ておらず、実はピューマ属に分類される。小型のネコで、細い指と長い尻尾、ずんぐりとした手足に小さい耳、黒・灰茶・赤茶の被毛が特徴。
生息地はメキシコ南部から南アメリカの大部分にかけての森林、草原、湖沼、低木地である。餌はげっ歯類、果実、鳥、爬虫類と多岐に渡る。昼間の間に活動することが多く、またつがいで狩りをしたり移動したりすることもある。鳴き声が豊富で13種の鳴き方がある。
人里離れた場所で1~4匹の子猫を産む。ここで紹介した他のネコとは違い、現在絶滅の危機にはない。毛皮に人気がないためだが、家禽を襲うとして殺されることもある。
3. マーブルキャット
この画像を大きなサイズで見る体は小さいがウンピョウにそっくりだ。東南アジアの森林にのみ生息しており、その生態は謎に包まれている。
短いが柔軟な手足を使って樹上で暮らしていると考えられている。非常に俊敏で、マーゲイと同じく、手の部分が180度回転する。1度の出産は1~4匹とされるが、繁殖行動についてはほとんど分かっていない。
また餌についてもほとんど分かっていないが、コウモリを食べるとも言われる。生息地である森林は開発や農業などで減少しつつある。対策を講じなければ、いずれこの世から姿を消してしまうかもしれない。
2. アジアゴールデンキャット
この画像を大きなサイズで見る豊かな被毛は黒、赤茶、灰色、あずき色、金茶、茶色で彩られる。中型のネコで、東南アジアの森林や岩場で暮らす。希少な種で生態についてはほとんど分かっていない。
地上で活動することが多いが、木に登ることもある。メスは1~4匹を出産。オスはメスを殺してしまう上に子猫まで食べてしまうため、動物園での繁殖は非常に難しい。しかし人工授精の成功事例がある。(だが、日本のwikipediaによると、オスは子育てに積極的に参加し、時には遊び相手になってやることもあると記述されているので、諸説あるようだ)
アジアゴールデンキャットが直面する脅威を鑑みれば、その意味合いは大きい。彼らは毛皮目的や家畜を保護する名目で殺される他、食用にされることもある。地元ではその肉を食べると力がつくと考えられており、骨の粉末は解熱剤として利用される。
非常に魅力的なネコだが、性格が荒々しいこともあって、保全は一層困難なものとなっている。
1. ジャガーネコ
この画像を大きなサイズで見る小さい斑点が特徴で、南アメリカ北部の一部に生息する。見た目はか弱そうだが、侮ってはいけない。高度3600メートルまでの高地でも生息しているのだ。森林や低木地の他、人間の生活圏の付近で暮らし、他のネコに比べると個体数の密度も高い。
マーゲイの近縁だが、それよりも小さく、また地上で過ごすことが多い。俊敏で器用に木登りもできるが、狩りは好物のげっ歯類がいる地上で行う傾向にある。
1度の出産は1~3匹。オスは敵対的であることがある。飼育下のジャガーネコが23年生きたという記録があるため、ネコ科の仲間としては寿命が長い方だろう。
大型のネコ科動物と競合しているという危険もあるが、最大の脅威は生息地の縮小や毛皮取引・珍しいペット需要といった人間によるものだ。コーヒーのプランテーションでも生存できる適応性の高さが、保全に期待を持たせてくれる。
※追記:2017/11/22 本文を一部訂正して再送します。
via:10 Fantastic Little-Known Felines/ written by hiroching / edited by parumo
















この子たちもみんなダンボール好きなのかと想像するとたまらない
※1
レアな猫用猫転送装置に効果あるロープを発表したら
イグノーベル賞取れるしぜひ実現を
米1
樹上性のネコも段ボール好きなのかなぁ。
ウンピョウとかマーゲイとか…。
※1
イエネコは軽いからいいけど、でかい猫ならダンボールが保たないよ。
でも、外にダンボールハウス作っちゃ駄目よ?近隣住民に迷惑かけて、訴訟起こされたり生き物苦手板に食われたりしちゃうからね。
生態がよくわからない子が多いのが、いかにもねこらしい
マレーヤマネコって原猿類みたいな顔してるな
可愛いけど
マーブル氏のしっぽ太すぎワロタw
みんな違ってみんなネコ
神様ありがとう
みんな違ってみんないい。みんなお家に来てほしい笑
ほとんどが人が原因で絶滅の危機が近づいてるのが悲しい。。でもその面では人家にゴロニャンしたイエネコ達の生存戦略は大成功だったのか…
あれ、ヤママヤーは雑種…
うっ!頭が…
クロアシネコさん
小さいのにものすごく獰猛だと聞いてはいたが、
まさかキリンを狩るとは…
ちょうかっこかわいい
猫は猫だから可愛い。あれ以上だとただの猛獣じゃん!
ネコにも平たい顔族がいるだとっ!
何種類かは街ん中で見かけても
普通の猫との違いがわからんかも
サビイロネコならうちにもいるぞ
人によっては「サビ猫」とも呼ぶが
やっぱブチ柄のネコっていいなあ・・・ワイルドで。
そもそもイエネコの原種って、どんなだったんだろうかね?
ぜ、全部ネコ
イリオモテヤマネコはイエネコとの雑種を生むことがあるのか!そういえばイエネコの原種ってリビアヤマネコだよな・・・交雑が進んで純血のイリオモテヤマネコが絶滅する恐れもあるのか。厳しいな。
※19
イリオモテヤマネコと野猫、イエネコとの雑種はあり得ません。
現在でも発見もされてません!
ほぼみな、絶滅の恐れがあるのが悲しい。
人が原因だけど、生息地を奪ってきた点が大きいと思う。
自分たちで使う毛皮や、家畜を守る程度なら
納得するし、それほど影響はないのではないか。
住んでる人の生活と動物の両方を守れるといいのだが。。。
可愛すぎて平伏してしまいそう
アジアゴールデンキャット「オスはメスを殺してしまう上に子猫まで食べてしまう」ってあるけど、ウィキの「狩りはつがいで行われることもある」「子育てにはオスが積極的に参加」って記述と随分違うな。
人間の飼育下でのストレスによりそういう行動を起こしたってことかな?
ジャガーネコ・・・・
ジャガーはネコ科・・・・
それとは別・・・
>>体重1~2.5キロのクロアシネコはキリンすら狩ることがあるという。ジャッカルと互角に渡り合うことも知られている。
やっぱネコって強いんだな。本気のイエネコは日本刀持った人間じゃないと渡り合えないとかって話もあるし。
マーゲイの紹介欄のココア農場、ココアでも間違いないけど
この場合はカカオの方がいいんでね?
キリンって1対1ならライオンより強いのに体重2㎏程度のクロアシネコに狩られるとは思わないが
※26
この説は、あくまでも地元の言い伝え・伝説だよw
すっごーい!
スナネコが天使なんだよなー
どれもかわいいのでおけおけ(*´ω`*)
クロアシネコ近くでみたいなあ
ジャガーネコはジャガーとは別なの……?
すごい、全部が全部、顔が違う。個性的でそれぞれ魅力的!
全部きゃわいい!ー!ー!!
キリンを狩るクロアシネコさん…
キリンの死骸にかぶりついていた姿に尾ひれがついたとか、小さな生き物が実は賢く強いという世界中にありがちな民話として現地に伝わっているとか、そんな感じ?
ハアハアしちゃう・・・
胸毛にうずもれて寝てみたい
マーゲイ、猿を獲るのか。
夏の間だけで良いから親戚の桃畑に滞在してくれないかな。
ほんとは犬が良いんだけど、叔父が犬嫌いで子犬にもびびるんだよ。
唯一先進国に棲息するイリオモテヤマネコの保護すら雑って酷すぎるわ、国産朱鷺を絶滅させておいて一切学ばないとか阿呆過ぎないか?政府
手触りはどうなんだ?
マーブルさんのしっぽで顔をはたかれたい
アンデスネコめっちゃ好みのお顔だわ
地球にはまだこんなに知らない猫がいるんだなあ
楽しいね
野生なだけあって肉食系が多いね
知らん種ばっかだったわ
色々いるもんだなぁ
みんなかわいい
スナネコ先輩や、マヌル猫先輩みたいな味のある子も好き
ジャコウネコの写真を見て以来、どこがネコや!
と思っていたけど、今回初めてマレーヤマネコや
ジャガランディを見て納得したよー。
近縁と思うのも、不思議はなかった。
(パルモ姐さん、ありがとう!)
過去記事で登場のフォッサ(ジャコウネコ科)も
似ているなー。
キリンも狩るってホントかよ
変化に富み、野性味あふれるネコたちの中で
唯一、ふつーにキジネコの顔している
クロアシちゃんにワロタww
ジャガーさんや、ジャガーさんが来た!