
ところがどっこい。ワイン醸造職人のおかげで、同時に味わうことができるようになったそうだ。
ベルギーのイーペル出身の熟練ワイン醸造家であるフィリップ・ディクロー(49)が、昨年一年間かけて、シャルドネとベルギーホップを混ぜ合わせた、ビールのような苦みのある白のスパークリングワインを作り出した。
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ビール好きなベルギー人に大好評
白ワインとホップを絶妙な配合で混ぜ合わせたそのビール味のワインは”Steenstraetse Hoppewijn”という。ビール好きで知られるベルギー人たちにも好評で、テイスティングしたプロのソムリエにも大ヒット間違いなしというお墨付きをもらったほどうまいらしい。
ちょうどいい塩梅で白ワインとホップを混ぜ合わせるのは、複雑かつ費用のかかる作業で、ディクローは大量のシャルドネを使って数えきれないくらいの実験を重ねたという。
ホップの量をさまざまに変えてみて、味に大きな影響を与えるホップの最適温度と熟成期間を見い出した。4月、ついに最終レシピが完成し、専門家に味見してもらって、アドバイスを取り入れた。

image credit:Filip Dcroix/Fb
適切な種類のホップを選ぶことが重要だと、ディクローは言う。「結局、13種類のホップを試して、2種類の組み合わせに落ち着いた。ひとつは嗅覚に訴えるアロマ、ひとつは味覚を決めるものだ」「いつもワイン界のドン・キホーテのような気分になることが多いが、今回はついに勝ち組になった。4月以降、専門家にこの白ワインを試してもらっているが、彼らの反応はとても好意的だ。いけると思う」

image credit:Filip Dcroix/Fb
すでに3000本を出荷しているが、第二弾として8000本を用意している。現在、イーペル地区のレストランやリカーショップに置いてもらう予定で、さらに、客にユニークな飲みものを提供したがっているビアカフェとの提携も考えているという。おもしろいことに、ディクローがこのクレイジーなホップワインのアイデアを思いついたのは初めてのことではなかった。
数年前、イギリスで人気が出そうだとして、ポピーシードのエッセンスを白ワインに染み込ませるアイデアを思いついた。始めはたくさんの注文があったが、その成功は長くは続かなかった。ブリュッセルでのテロや、イギリスのEU離脱などのせいで、注文がストップしたため、新たなアイデアを創出しなくてはならなくなった。
そこで、ワインとビールという一見ミスマッチな組み合わせを考えついたというわけだ。

image credit:Filip Dcroix/Fb
via:Belgian Winemaker Creates White Wine That Tastes Like Beer – Video Shockあまりお酒には詳しくないので良くわからないのだが、ビール味のワインとかって日本にもあるのかな?調べたところ世界的にはいくつかワインとビールのハイブリッド飲料はあるようだ。いずれにせよお酒好きな人なら試したい一品なのかも。
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コメント
1. 匿名処理班
飲む側としては味にも拘りがあるんですよ
発想は面白いけど
2. 匿名処理班
ワインもビールも好きで、でもチャンポンすると必ず二日酔いする俺にとっては朗報
どんな味がするんだろう・・・
ドキドキする・・・
3. 匿名処理班
ビール味ならワインじゃなくて
ビールになるのではないんだろうか・・・?
どっち?
4. 匿名処理班
※1
味に拘りがあるのなら発想が面白いだけと決め付ける前にまず飲んでみたらいいと思うよ
5. 匿名処理班
ビア・スプリッツァーなんて白ワインをビールで割ったカクテル(レシピによって比率は異なるけど、だいたい1:1くらい)はありますね。美味しいという人もいますが、個人的には、それぞれ分けて飲んだほうがほうがいいなぁw
6. 匿名処理班
ベルギービールってドイツビールとは違い香料を
入れるのでワインのビール味でも不思議じゃない
そのうちのノンアルコールでも輸入しそうな予感
7. 匿名処理班
楽しく酔えるなら何でもOK
8. 匿名処理班
すごく苦酸っぱそうです。
9. 匿名処理班
自分は酒飲まないから酒飲みの感覚は判らんけど、ビール味なんじゃ白ワインとしての価値はなくなって、要するにただの半端なビールとしての価値しかないんじゃねえの?
まあ、タイトルが間違ってるだけで、要するに白ワインでもビールでもない、新しいテイストの酒ができたって話なんだろうと思うけども。
10. 匿名処理班
とりあえず飲んでみたい。
そういや日本酒とワインのハイブリッドもあったよ。
フルーティな日本酒って感じだった。
11. 匿名処理班
近いカクテルだとビアスプリッツァーか、
フレーバー入りのワイン扱いだと酒税とか保存期間か何かが有力になるのかな?
12. 匿名処理班
美味しそうだなー。ベルギービールも大好きだし、スパークリングワインも大好きだし。
で、日本でも発売するのか、発売額はおいくらになるのか、気になるー。
13. くまっぷ
ビールもワインも好きな僕としてはぜひ試してみたい一品♪
14.
15. 匿名処理班
ワインが飲みたかったらワインを飲むし、ビールが飲みたかったらビールを飲む。これっている?
16. 全温度チアー
発泡酒味のビールが発売されることはあるだろうか?
17. 匿名処理班
まあ、結局は美味しいならなんでもいいです
18. 匿名処理班
日本では 関西の地ビールで 清酒の酵母を使ったものがある 独特の旨みがあって大変日本人の口に合った味だった おためしあれ
19. 匿名処理班
飲みたい!
20. 匿名処理班
○○味の○○って、結局珍しいだけで種類として固定されるほど美味しい訳じゃない。
一回だけ飲んだら、まあこんなもんか・・・というレベルでリピートはしない。
「○○味の○○」じゃなくて、新しい種類のお酒として世に出す方が固定客が付くかもね。
21. 匿名処理班
試みは面白いけれどカクテルの方が手軽に感じてしまうなあ
22. 匿名処理班
ビール酵母じゃなく、シャンパン酵母で醸したシャンビアってビールがあるけど、
これはその逆って感じだな
23. 匿名処理班
デウスビール美味しかった
24. 匿名処理班
ベルギーにはデウスというシャンパーニュと同じ製法で作ったビールがある。
麦で作ってあるのにも関わらず味も見た目もシャンパンに似ててとても複雑な味わいなのだそう。
高級ではあるが飛び上がるほど高いわけではないのでいつか飲んでみたい。
25. 匿名処理班
ワーッハッハッハッハ!!
ワインだこれ
26. 匿名処理班
ほう、炭酸抜きビールですか…
たいしたものですね
27. 匿名処理班
糖質がどれくらいなのか気になりますね
28. 匿名処理班
※3
物凄く大雑把な定義をすると、
ビール:酵母を意図的に添加
ワイン:酵母は材料(通常はブドウ)にくっついてるのをそのまま利用
なので、コレはワインの両分ですね。
29. 匿名処理班
※22
ケラーヴァイツェンですね。
ブーン・グースも白ワイン風味のビールで、品名を伏せて飲ませるとスパークリングワインと勘違いする人もいるとか言う……。
飲んでみたいなぁ。
30. 匿名処理班
※28
そういう分類で言うと日本酒もビールになっちまわねえか?
31. 匿名処理班
ビールはのどごしと言われるようにゴクゴクいくものだけどワインは一口ずつ飲むもの
コレはワインのように飲むのかな
32. 匿名処理班
ソムリエもお墨付き出したって事は無理無く成功したんだろうな
シャルドネとホップのアロマがからんで芳醇さをほろ苦味が引き締めてると想像した
決してビール味でなくて繊細で爽やかな風味のワインなのではと思う
ぜひ試してみたい
33. 匿名処理班
ホップの苦みは発泡していてこそ楽しめると思うんだけど(炭酸の抜けたビールはね…)、
これは発泡ワインじゃないようだね。
どんなもんだか一度試したいな。
34. 匿名処理班
イデマゼール氏「呼んだ?え? お呼びでない」
35. 匿名処理班
ワインは少量で売ってないからみんな飲まないだけで、
これも缶があれば普通に売れると思う
36. 匿名処理班
ビールには様々な種類のものがあって、日本でメジャーな炭酸強くてのどごし重視なやつはビールのごく一部でしかない
炭酸が弱く香りが強く酸味もあるようなビールだってあるんだよ
そういうのを知っているビール好きならこのワインも変な先入観なしで飲めそう