
これまでも、人類が食人を行っていたとされる調査結果が報告されているが、中石器時代、スペインでは、人間が洞窟内で人肉を調理して食べていたという。
考古学者らがヴァレンシア南部カステル・デ・カステルズのサンタ・マリア洞窟内で発見された人骨の山を調査したことから、この事実が判明した。
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中石器時代、人間は洞窟で人間を調理して食べていた
ヴァレンシア大学の考古学者、ファン・V・モラレス・ペレス率いる研究チームが30の人骨を分析したところ、3つの頭蓋骨が、紀元前1万200年から9000年の間のものであることがわかった。その骨に食人習慣の証拠があったと断定されたのだ。
骨は、石器で切断されたり、叩いて砕かれたりしてから、火で調理されていた形跡があるという。骨には人間の臼歯による噛み跡も残されていた。

その3体の遺体は、たくましい人、細身の人、幼児のものだとわかった。骨はアイベックスやアカシカなど、動物の骨の間に散らばって発見されたという。
この発見は、石器時代の中頃にあたる中石器時代のスペインで共食いがあった証拠を初めて示したことになる。
研究結果は、『Journal of Anthropological Archaeology』の2017年3月号で発表された。
via:arstechnica・historythings・thelocalなど/ translated konohazuku / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
その時代寒くて欧州方面に人は住んでいない、つまりアングロサクソン居ないだろうwwww
2. 匿名処理班
一万年前ならどこでも普通にやってたんちゃうか
カニバリズムって言うか共食いやろ
3. 匿名処理班
こういった記事を読むたびに眠れない一族を思い出す
4.
5. 匿名処理班
ほっとけば腐るし埋めるのも手間だし、死体は食っちゃうのが一番手っ取り早い片付け方だったりしたのかも?
6.
7.
8. 匿名処理班
※3
俺も。
クールー病とか、クロイツフェルト・ヤコブ病とか。
狂牛病の原因がまた、コワイよな。
9. 匿名処理班
幼児までってことなら、
亡くなった人を食べて供養するみたいな風習だったのかな?
10.
11. 匿名処理班
カーニバルだカーニバルだハンニバルだ(違)
12. 匿名処理班
共食いする生物は珍しくないから生物学的には普通のことなんだろうね
13. 匿名処理班
貴重なタンパク質だからねぇ。でもそれが食糧難によるものか、何らかの儀式なのかを調査してみないと。怖いけれど興味がわいてくる…。
14. 匿名処理班
食べられている人物の年齢とかがバラバラなあたり、儀式的なものやおいしいから食べていたとかではなく事故とかで死んでしまった仲間を食料として食べたのかもね
今よりも食糧事情は悪いだろうし
15. 匿名処理班
※2
そうそう
食人風習ってワリと普通にある
日本だって貝塚から出た人骨に「どうも食った後っぽい」ものがあるらしいしな
16. 匿名処理班
こう言ったら怒られるだろうけど、群れの仲間は見方次第では最も手近な肉だからねぇ・・・
狩りや採集に出られない時に、繁殖や戦力でアテにならないのから食べても不思議じゃない
17. 匿名処理班
倫理や常識を持ってこそカニバリズムの意義が存在できる。
この時代だとザリガニの共食い程度の感覚。
18.
19. 匿名処理班
現代ではソニービーンは創作だと結論出てるしな
20. 匿名処理班
ゴミ捨て場に捨ててあったということは、そこに尊厳は感じられないね。
純粋に食材として扱ったか、あるいは敵対部族への憎悪からか。
ニューギニアあたりじゃ、割と最近まで戦争捕虜を食うことでその勇気とパワーを得る、みたいな宗教観から食人が行われていたようだし。
まあ、単純に食材としては完全食材なわけだな。
21. 匿名処理班
※9
獲物の骨と一緒に出てることを考えると、儀礼的なものではないと思われます。
ほかの部族を襲ったときのものかも?
22.
23. 匿名処理班
チンパンジーも別の群れ襲って、喰っちゃったりするから、人間も石器時代とかなら普通にあったんだろうな
24. 匿名処理班
普通に部族間で戦ったらお肉にありつけるよね
25. 匿名処理班
ヨーロッパの奴らはいつでも人を食ったような態度だからな
26. 匿名処理班
※21
血肉を食べること自体が儀礼なら残りの骨は捨てても別によいのでは
キリストも「これ俺の血と肉」とか言いながらワインとパンを喰わせましたが、グラスや皿は普通に片付けたでしょう(書いてはみたが深くツッコまれても困る)
27.
28. 匿名処理班
当時としてはそれなりに合理性のある死者の活用方法
だったのかもしれないわけで、現代人が忌避感を
持つから野蛮だっていうのはちとアレな考え方よね。
29. 匿名処理班
※2
猿だって当然のようにやるし、人間だってやる
他者を食らうってのは地球生命の宿命だし
倫理的禁忌なんてずっとあとになってからだろうしなあ
30. 匿名処理班
呪術的な意味合いなら割と近代まで残ってた風習だよね。
部族同士の争いがあった場合は敵の戦士の肉を食べる事によって自分にその強さを取り込んだり。
日本でも燃やした後の遺灰を食べる風習あるし。
31. 匿名処理班
釣 り 神 様
32. 匿名処理班
カニバリズムは、社会的制度的に認められた慣習や風習を指し、非常時における食人や精神異常による食人は含まれない。
で、1万年前のスペインでカニバリズム(食人)の証拠はどこだ?
文章に整合性が無さすぎる
33. 匿名処理班
不猟期間が長引くと子供や病弱者など弱い者から食べていったんだろう
たくましい骨の主は部族一の戦士か狩人でその力を受け継ぐ為に食べたか
狩られた動物たちに恨まれている人物を供犠にしてその精霊を宥めようとしたのか
それとも彼は族長で獲物が捕れないのは族長の呪力がなくなったからと見做されて
フレイザーの言うように部族に新しい力を吹き込む為に犠牲にされたのか
34. 匿名処理班
※5
飢餓じゃない時代って近代に入ってから最近のことだから、遺体の処置が面倒云々よりも
食べる物が無い時は、普通にあったんじゃないかなと思った。
35.
36.
37.
38. 匿名処理班
初期人類が寒暖植生の別無く世界各地に進出できた理由に
緊急時に活用できる食料があったという事なのでしょう。
39. 匿名処理班
一万年前程度だと、もう死んだ仲間を弔う習慣は存在しただろうし
同族の死肉への忌避がないはずはないと思うんだけど
調理して食ってたってことは、宗教の儀式的に口にした訳じゃなく
普通に腹を満たすために食べてたのかなあ?
40. 匿名処理班
人類と言っても猿と変わらない頃でしょ
猿は共食いしないと言われてるか実際はするんだよね
41. 匿名処理班
一番愚鈍で捕まえやすい獲物だもの
42.
43. 匿名処理班
当時の人が食人していても驚きはしないが、死んだ人を食べたのか、食べるために殺したのか興味が沸く。
44. 匿名処理班
だからブラジルのリオではカーニバリズム...
45. 匿名処理班
ニンゲン?っていうたべものらしいよ!
おーいしー!
46. 匿名処理班
同族を喰うってのも、複数の理由が有りそう
食料事情が悪くて、やむにやまれず…とか、宗教的な理由…とか、
相手に対する恨みから…とか、親愛の情から相手と同化したくて…とか
そう言えば外国の風習で、死体を焼いた後で、泣きながら焼いた後の
灰を全て食べる…というのが有った。個人的にこういうのは理解できる
そう言えばドルメンって、人間を閉じ込めておく檻だったんだってね
美味いから殺して食った…が理由だと、ちょっと暗い気持ちになる
47. 匿名処理班
食葬と言うより、完全に食料とみなしていたんだろうね。今と違って美味しさよりも、上を満たすための存在でしかなかったと思う。後から宗教観とか文化的なものが植えつけられて、忌むべき行為とされただけで本来知能などが無ければ、動くものはすべて食料だったんだろう。相当に冷えていただろうから、天然の冷凍庫で保存状態も良くて長く楽しめたと思う。
48.
49. 匿名処理班
11
あってるんじゃなかったっけ
50. 匿名処理班
ただただ寒冷・氷河期は無残だね
それでも生き延びなければならない
気の毒と思っても、バカにすることはできないね
あたたたかくて良かった・・・
幸運だなー