メインコンテンツにスキップ

初期人類の大部分は日常的に人肉を食べていた!?(スペイン研究)

記事の本文にスキップ

76件のコメントを見る

(著)

公開:

この画像を大きなサイズで見る

 それは儀式的なものではなく、飢餓状態だったわけでもなく、洞穴で暮らすヨーロッパの初期人類は、人肉を日常的に食べていた可能性が高いことが、スペインで発掘された骨の化石から明らかになったそうだ。これは、食人風習の最も古い例だという。

初期人類は日常的に人肉を食べていた?

 1994年に、スペイン北部、アタプエルカのグラン・ドリーナ洞穴で、約80万年前のものと見られる、西ヨーロッパ最古の人類とされるホモ・アンテセッサー種(Homo antecessor)の人骨が発見された。

 この骨を長年研究した結果、発見されたホモ・アンテセッサー種は、人間の遺体の調理が一般的で慣習化していたらしい。必要な栄養を摂取し、しかも敵を根絶やしにできる一石二鳥を狙ったようだ。

発掘された人骨。たたいたり、切ったりした跡がはっきり見える。

これは、“調理”用の石器によるものと思われる。

この画像を大きなサイズで見る

 この時の発掘で、バイソンやシカ、野生のヒツジなどと一緒に少なくとも11人の骨が見つかり、すべて食用に解体された痕跡があったという。肉を切り取ったり、骨を砕いて髄を取り出したり、脳を食べた痕跡もある。

 スペイン、ブルゴスの国立人類進化研究センター所属するベルムデス・デ・カストロ氏は、頭蓋の側下部にある側頭骨に切断や打撃の跡があり、首が切り落とされたことがわかると説明する。「おそらく頭部を切り落として、脳を取り出したのだろう。脳組織は食用に適している」とのこと。

この画像を大きなサイズで見る

 人骨が動物の骨と一緒に捨てられていたことから、食人には信仰と関わる儀式的な役割はなかったとベルムデス・デ・カストロ氏らは推測。また、この周辺が食料に恵まれた土地であることから、食糧が手に入らない非常時だけ人肉を食べていたけでもないという。

この画像を大きなサイズで見る

 この豊かな土地をめぐって争っていた初期人類は、「敵を食べてしまえば、手っ取り早く争いが決着する」と考え、しかも、最小限の量力ですむよう、身を守る能力が不十分な若者を中心に襲い、そして食べていたということも、肉を食べられた11人がすべて子どもだったことから判断できるという。

この画像を大きなサイズで見る

 ロンドン自然史博物館で人類の起源を研究した経歴を持つ人類学者ピーター・アンドリュース氏は、「人類の大部分の進化過程で、食人は一般的だったようだ。人類の祖先の発掘研究が始まったばかりの頃は、食人の証拠を見落としていた可能性もある。現時点で見つかっている証拠が示唆する以上に食人は広まっていたのかもしれない」と、今回の研究結果を支持する表明を出したそうだ。

 ただし、「食人が習慣化していたのか、または食糧不足の非常時に限られていたかはまだ明らかになっていない。断定できるほど厳密な時期がわかる発掘現場は少ないためだ」。どちらか判明するには、「月単位の厳密さが必要だ」とアンドリュース氏は指摘したという。

この記事へのコメント 76件

コメントを書く

  1. 日本だって
    ttp://bigkorea.up.seesaa.net/image/shokujin.jpg

    • -54
    1. 日常的に食べてたかどうかはともかくとして、非日常の飢饉とかの時には食べてた事もあるんじゃないかな。
      戦時中もそう言うことあったみたいだし・・・
      でも※1は釣り。

      • 評価
    2. ※1
      絵のテイストが漫画チックだから
      当時も気づいてる奴は多かったんだよなソレ

      • -14
  2. そういえば、古代アステカの民も、食人の習慣があったようだな。こっちは宗教関連と「動物タンパク質を補うため」のようだが、人口の1%程度が「食べられた」らしい。身分の高い人は普通の畜肉を食べるが、民衆は食べられないから「神への生贄」となった人たちの肉を分け与えられたのだとか。

    • +5
  3. >1
    こーゆー輩がいるから…。。。
    この絵は、自宅で見つかった古ーい紙にうp主が驚かせてやろうとイタズラ描きしたもんだよ。
    本人が散々みんなを驚かした後に白状してるじゃないか。

    • +26
  4. 死体放置して腐乱しすることで、不快な匂いや他の肉食獣呼んだり、衛生(伝染病)的なことを考慮するなら
    食っちゃえってのはある意味ただしい
    排便は遠くでするか埋めるか流すかすれば、清潔に保てるし

    • +13
  5. そういえば、花粉症の治療でレーザーで鼻粘膜焼いたとき、まさに焼肉と同じ匂いがしちゃったのよね。鼻だからそりゃもうダイレクトに。
    その時、食人文化のある人達って、「焼けば他の肉と結構同じじゃね?」とか言いながら食ってたんかも?って瞬時に浮かんじゃいました。

    • +8
  6. 人食い習慣がなかった種族を探し出すのは極めて困難だという事は文化人類学者にはよく知られている事実だがな。日本にもあったとするのが妥当だろう

    • +8
  7. 台湾とか最近まで食人族がいたんじゃなかったっけ
    儀式的なのかも知れんけど

    • +2
  8. この時はクールー病とか無かったんだろうか。
    発症する前に死んでるとか?

    • +2
  9. ラスコーの壁画に狩の対象となった動物が描かれているが、その中にネアンデルタルも有るらしい。
    写真で見たら熊みたいな絵だったのでデタラメだろうと思ってたが・・・

    • +3
  10. >9
    首狩族なら居たが食人種はずっと前に滅ぼされたと思う。
    ニューギニアの間違いじゃないか?

    • +1
  11. 同族を食べると、異常なプリオンが出来て生殖能力は失われるって聞いたことがあるけど、
    どうなんだろうか。

    • +2
  12. 今でもアフリカの内紛地域では
    食べる部位が強化される(腕を食えば腕が強くなるとか)って
    迷信が普通にまかり通ってて
    倒した敵を食ってたりするらしいね

    • +7
  13. 講釈師 見てきたような 嘘をつき  タイムマシンで見てきたのかよ!!

    • -19
  14. まだ可能性があるだけなのに
    いかにも確定しているかの様に言うのはやめてほしいな

    • +5
  15. チンパンジーも別の群れの子供を食ったりする。

    • +3
  16. 自分の家族以外は牛も猿も人も等しく食用の対象だったのかな
    むしろ同じ人間を食べることに嫌悪を感じるようになるまでの過程の方が興味あるな

    • +9
  17. まったく原始人には常識もモラルもないのか

    • 評価
  18. 食人を示唆する痕跡は世界中の神話とかでも分布してるよね。
    それがいつの時代かはわからないけど、
    一種の元型なんじゃないかと思うぐらい、民族の記憶の古層に常に見え隠れしてる。
    その辺見てると、現代人の感覚より
    食人あるいはその風習のある民族の存在は身近にあったんじゃないか、
    という気がしてくるから、それが実際にこういう形で
    確認されるかもしれないというのは、何というか興味深い。

    • -38
  19. 確か1>はネタだったはずだよ、釣り神様w

    • 評価
    1. >>26
      あぁ既に言われてるのね、つまりは同種食いをしなかった人類の末裔が俺たちって訳だ。
      他は滅んだと思う。

      • +1
  20. そうか。敵がいたら四の五の考えずに食やいいんだ。

    • +12
  21. 敵だったってわかるわけもなく。今も一部地域にある、食葬だろう。全部子供だってのもそれっぽい。

    • 評価
  22. 腕組みドヤ顔に笑った。
    まぁ人喰いもありえるよね。むしろ「絶対に食べてませんでしたよ!」って言われるよりは信じられる。

    • +9
  23. いあいあ、同種食いは殆ど無い派の俺が通りますよ。
    飢饉や戦争時といった年1程度はあるとしても、常食はありえない。
    同種食いは病気の蔓延としては最も効率よく全滅を導くから、
    同種食いの文化を持った民族は数百年程度で必ず滅びるのよ。

    • -8
  24. え、そんなに不自然なことなの???
    野生なら自然に同種は食わなくなりそうだけど、
    変に知恵がある原人なら同種でも
    「人肉=食肉」って考えられそうな気がする。

    • +3
  25. 待った。
    食った側と食われた側は、そもそも同種の原人なのか?

    • +4
  26. >aaa
    そうであって欲しい。
    想像するとどうしても、吐き気を催すのよ。
    『ひかりごけ』っていう、日本(北海道)の遭難事件のノンフィクション小説読んだとき、
    好奇心で読んでしまったことを、後悔した。
    1週間くらい、陰鬱な気分だった。

    • +6
  27. 土地を巡って争うほど、人口密度が高かったのか?
    そうとはおもえない。
    どのぐらいの期間で11人分の解体された人骨が残されたんだ?
    全く不明。何百、何千年の堆積の結果かも知れない。
    動物の骨と一緒だから、儀礼ではない?
    根拠が意味不明。動物骨だって儀礼に用いられるのは一般的。
    現状では解釈の飛躍があると言わざるを得ない。
    まぁ、原論文を読む必要があるが。

    • +1
    1. ※37
      >>同種食いは病気の蔓延としては最も効率よく全滅を導くから、
      >>同種食いの文化を持った民族は数百年程度で必ず滅びる
      という事は、現生人類は「同種食いを“させて”滅ぼした」側の可能性もある訳か。
      それとも、たまたま他の部族・民族の全員が“積極的に”同種食いを行った時期があったのか?
      祖先は“(同種食いを)消極的にしか出来なかった”ので運良く自滅しなかったという。

      • -1
  28. 人類の脳が大きくなるには食人が必要だったって何かでみたよ
    人食べてたからここまで来たのかと思うと感慨深・・・くわないかw

    • +5
  29. なにはともあれ 今ここにいる人は 食べられなかった(食べた側)子孫という事で いいんじゃない?

    • -2
  30. 文明人であればあるほど非常事態であればあるほど、食人は起こるものです。いつも飢えた人の場合は、不思議ですが食人は起こりません。何故でしょうか??。

    • +9
  31. ブッシュ大統領、ひかりごけ、他にもあったような・・

    • +1
  32. 最小限の労力で狩れるのは群れからはぐれた個体で集団で襲うなら獲物は子供である必要はない。逆に敵の集団を襲っての子供だけを狩るとなると大人も倒さなければならないので(クールー病対策で子供だけ食べたとかじゃない限り)大人の遺骨がないのがおかしい。
    だからこれは類人猿に共通する子殺しじゃないかな。同じ群れの子供を殺して食べたんだよ。チンパンジーとかが個体数を調整する仕組みを初期人類が持ってなかった方がおかしい。違いは調理したかどうかだけだよ。

    • +12
  33. 人類初期の話だからな、罪悪感というものはないんだろうて。

    • +7
    1. >>44
      まぁ、確かに。
      儀礼として人肉を常食してた可能性もあるし、
      簡単には否定はできないよね。
      当時の常識・習慣なんて想像のしようもないのだから。

      • 評価
    2. ※44
      同意です。
      解釈の飛躍が半端じゃない。

      • -9
  34. 動物の心臓を食べながら見るネタではなかったです。あぁ、しまった。|||orz
    なんで子供の肉だけだったんだろ。モレク?

    • +1
  35. 食われたのが子供だけってのは
    子牛や子羊の方が臭みが無くて美味しいのと同じ事なのかも

    • +2
  36. 体ができてなく捕まえやすいからじゃなかろうか
    野生動物もよく子供狙うから
    てか、人類が地球の支配者になる前の大昔の事だよね、これ
    生き延びるのに必死で、同族って感覚が無かったんじゃないかな

    • +2
  37. 動物を食っても復讐されることはない。
    ヒトの場合だと、復讐のリスクがあるので、食人は危険な賭けだ。
    仮に復讐する性質のない種族がいたとしたら(例えば非武装中立の理想を信じる民族)、その種族が安全な蛋白源として、集中的に狙われ、すぐに絶滅してしまうだろう。
    したがって、復讐する性質を持つ種族しか生き残れない。それは非常に執念深くて、何かと言えばすぐに反省と謝罪を求めるようなタイプの種族である。
    逆に言えば、こういう執念深い民族は、非常に血なまぐさい歴史の中から、その性質を獲得した可能性が高い。

    • +2
  38. 日本でも飢饉状態よりは長いある意味での食人文化はあったよ
    輸入されたミイラや即身仏を煎じて薬として飲んでた
    ミイラは万病薬として高かったから上流階級が主に購入してた
    即身仏は徳をあやかりたいという感じに
    肉を食らうというよりは魔法の薬として賞味してたみたい

    • +6
  39. 食人がタブーになったのはここ最近で地球上で食人がなかった時期はない
    食人習慣があったグループの方が文明レベルが高い傾向にある
    って食人大全にかいてあった
    「あそこの民族だけ異常」とかはないんじゃないかな??
    多分人類みんなが行ってきたことなんだろう

    • +2
  40. 子供だけ食ってるのは狩りが楽なのと、うまいからなんじゃない??
    くうなら年寄りより若い方がうまそうだ

    • +2
  41. 子供の方がまだ柔らかそうだもんな。
    ところでリンってどういう影響?

    • +5
  42. だ~から中国人は頭がオカシイんだ…、気持ち悪。遺伝的に脳に疾患があるのかもしれない。オエッ!

    • +3
  43. >68
    中国人の遺伝の話をするなら、それは日本人にも伝わっているぞ。
    ああ、そういうことが言いたかったのか。

    • -11
  44. この類の話は眠れない一族という本を読んでみるといいかも

    • +6
  45. 自然淘汰の一環で食人種は滅亡しつつある。
    そりゃそうだよな、人間を食う、明らかに誇大妄想か脊髄反射で生きている
    知性のかけらもない原始人が絶えるのは、想像に難くない。

    • +2
  46. 誤>しかも、最小限の量力ですむよう、
    正>しかも、最小限の労力ですむよう、

    • -11
  47. なぜ人類は一種族しか生き残らなかったのか、と。
     もしかしてクロマニオン人は他の人類を食料として狩り尽くした?
     

    • +7
  48. ドヤ顔止めて下さいwww
    現代のチンパンジーと同じ事してるねぇ。不思議なんだけど同種を摂取して狂ったりしないんだろうか。牛や人間は前例が有るよね?まさかメンタルでカバーできるんだろうか?

    • +2
  49. 日本にも食人文化があったかどうかは微妙な所なんだよね
    人身御供とか神に人間の生贄を捧げていた地域は会ったんだけどその生贄を食べていたのは神を謳っていた人間だったって言う説がある
    ても流石に日常的には食べてなかったんじゃ無いかなぁ

    • 評価
    1. やっぱ生贄って食べられるって事になりますよね
      って言うか何とか神宮の建て替えを定期的に行ってきたのは
      人を解体したりして血まみれになって汚れるから建て替えが必要なんじゃないか?と思ってます
      日常的には分かりませんよね
      白羽の矢が立つって物凄い怖い表現です

      • 評価
  50. チンパンジーも見せしめに的種族の子供を食べるし
    初期人類にそのような習慣があってもなんの不思議もないな

    • +7
  51. 日本兵だって太平洋戦争で食ってたじゃん
    日教組の自虐史観教育の反動だからと言って、歴史の黒い部分を顧みないのはよくない
    731も南京事件も全くなかったことにしようとしてるのはダメだろ
    どこの国だって、残虐な歴史はあるもんだ

    • +4
  52. 以前うちで飼ってた犬が死産したんだけど、全部生まれてから死んでしまった子犬を埋めようと思ってたらいつの間にか食べてしまっていた。
    犬って絶対共食いしないらしいんだけど、死んだ嬰児はその限りじゃないみたい。
    これも似たようなパターンなんじゃないか? 子どもしかいないみたいだし。

    • +1
  53. 宗教とか、文明がしっかりしてる時代ならある程度の道徳なりの教育がされてあるから、人を食う!ってことは、生理的に違和感があるだろうけど、そういうのが全く無い時代なら、そら食うだろうね。
    人を食うのに、拒否反応があるのは、ここ2000年くらいの歴史やろうね。

    • +1
  54. どうでもいいけど東京喰種って中国とかポリネシアなら喰種でも堂々と生活できそうだよな。
    つってもCCGは海外展開してんのか

    • +1
  55. 日本でもカニバリズムはあったけどね。一番うまいのは亡くなりかけの赤ちゃんの肉らしうが

    • -5
  56. てか、これ、国とか民族の話じゃないだろ。何人でも何民族でもホモ・サピエンス。要するにホモ・アンテッサーもホモ・サピエンスも食人してたっていう

    • 評価
  57. 確か中国って宋ぐらいまで旅の時は食べる用の奴隷連れて行ってたとかそういう話なかったっけ?

    • +4

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

知る

知るについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

歴史・文化

歴史・文化についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。