
アメリカの消防士で元軍人のロブ・タケットは、昨年、2017年カレンダー制作の時に犬のキンバーと初めて顔を合わせた。
キンバーは元保護犬で虐待された経験があり、用心深く飼い主以外になつかなかった。ところがどういうわけかロブにだけは心を許し、出会ってすぐに意気投合したのだ。
人見知りの元保護犬と仲良くなったロブ
2016年5月、ロブはチャリティ用のカレンダー撮影で、友人のスティーブ・ホールが飼っていた犬のキンバーとペアを組むことになった。消防士のロブとキンバー

image credit:facebook
とはいえキンバーは、かつて虐待を受けて保護されていた犬だった。そこでスティーブはロブに、キンバーは自分と妻以外誰にもなつかないことを事前に伝えていた。

image credit:facebook
だがそんな心配もどこ吹く風。撮影が始まると彼女はロブにあっという間になついてくれた。もともと動物が大好きだったロブは、キンバーと仲良くできたのがうれしかったという。

image credit:facebook
撮影から数か月後、キンバーの飼い主の体が不自由に
繊細なキンバーの心を初対面でつかんだロブの一件は、スティーブにとっても意外なことだったことだったにちがいない。当時、キンバーの飼い主であったスティーブは、イラクやアフガニスタンに3度も派遣されて生還した優秀な海兵隊員だったが、その後、PTSDに悩まされながらも、キンバーに心を癒されながら暮らしていた。
しかし撮影から数か月後、スティーブは首と背中に手術を受けたところ、不運にも回復が見込めない体になってしまった。不自由な体ではキンバーを世話することはできない。スティーブの妻も、スティーブの世話だけでいっぱいいっぱいの状態となる。彼は病床でキンバーの先行きをいつも心配していた。
体が不自由となった友人に代わってキンバーを家族にしたロブ
見舞いに来たロブは、友人が愛犬のことを思いとても心を痛めているのを知った。彼は寝たきりの状態ながらも、キンバーが自分の目の届かないところで再び保護犬になるのことは耐えられないと、不安と悲しみに押しつぶされそうになっていた。そこでロブはスティーブにキンバーの引き取りを名乗り出た。
もとより彼女はロブに好意を示しており、スティーブに代わって散歩をすることもあった。ロブはキンバーとならきっと仲良くやっていけるだろうと思ったのだ。
そして今、ロブはキンバーとペアを組んだ。あのカレンダーの撮影の時と同様に。キンバーはロブによって救われたが、ロブもキンバーが心の支えとなっている。

image credit:facebook

image credit:facebook

image credit:facebook
私は犬が好きです。彼女がいるだけで心が安らぎます、と語るロブ。カレンダーの撮影時に生まれたささやかな友情は、現在の彼らを結びつける縁となり、新たなペアを生み出すことになったのだ。via:facebook・peopleなどtranslated D/ edited by parumo
▼あわせて読みたい





コメント
1. 匿名処理班
マッチョイケメンと犬とかいう至福の組み合わせで感動ストーリーに持ってくとかいう涙腺顔面破壊のリーサルウェポン
2.
3. 匿名処理班
人間と犬、人間同士の友情に温かい涙が(´;ω;`)
それにしてもアメリカ国旗の枕と、さりげなく映っているショットガンがさすがとしか。
4. 匿名処理班
犬に見初められるとは羨ましい。
俺は、どんな犬でも吠えられない
ことはない
5. 匿名処理班
元飼い主さんも兵士か。
キンバーはマッチョ好きな女性なのだろう。
6. 匿名処理班
パルモ半裸のマッチョカレンダー大好きすぎだろ
7. 匿名処理班
筋肉は心の傷をも癒やす
8. 匿名処理班
なんで上半身裸になる必要があるんですかねぇ・・・
9. 匿名処理班
キンバーの目が最初から「この人好き♡」ってなってる。
一目ぼれだったんだね^^
10. 匿名処理班
ロブいい筋肉だな。
個人的にはもう少し皮下脂肪で覆ってもいいと思うが、ここまで筋肉が多いとカロリー消費がすごすぎて脂肪の蓄積もたいへんな気がする。職業も消防士でハードワークだろうし。
11. 匿名処理班
元の飼い主夫婦と新しくペアになった1人と一匹の幸せをお祈りします。
12. 匿名処理班
※6
賑わせているのは世間ではなく、カラパイアサイト上の疑いがある。
13. 匿名処理班
ロブさんも優しくていい人だが、自分が寝たきりになってもなお、キンバーの身の上を案じるスティーブさんに涙。
全員に幸多かれ。
14. 匿名処理班
すんげー温かい良い話に野暮だけど涙腺は緩むもんでウルウルするのは目のほうじゃねえの?
15. 匿名処理班
※8
そりゃ世界が筋肉を求めてるからさ、HAHAHAHAHA
16. 匿名処理班
スティーブさんがちょっとでも快復してみんなで一緒に散歩できるようになったらいいね。
17. 匿名処理班
これはいい写真
18. 匿名処理班
※14
鋭いツッコミはネットだと兎角乱暴になりがちだけど
野暮と一言前置きするあたり、なかなかの紳士ね貴方…
19. 匿名処理班
スティーブさんが気の毒すぎて、どうもやり切れない。
医療がもっともっと進んで、いつか不幸になる人がいなくなりますように。
20. 匿名処理班
スティーブもロブもいい人や。
みんな幸せになって。
21. 匿名処理班
犬は飼い主の人間関係をよく観察してるよね
飼い主の友人だと認識してたから懐いたんだと思う
22. 匿名処理班
みんな幸せになってほしい
スティーブさんがお医者さんびっくりの奇跡の回復をしますように
23. 匿名処理班
強い男ってのはまず心が優しいんだな
24. 匿名処理班
飼い主が変わるって、相手がどんなに仲良くて素晴らしい人でも、生活環境が変わるからストレスもあるだろうし可哀相だなと思ったけど、元飼い主=両親の元から、新郎・ロブさんに嫁いだと思えばいいのかなと思った(キンバーさんが友情というよりイケメンに恋する乙女に見える)。たまには実家に帰っているといいな。
25. 匿名処理班
消防士さんに抱かれてる写真のキンバーちゃんさ、恋する女の子の顔だよねw
26.
27. 匿名処理班
PTSDは辛いのが容易に想像できる
戦争ってのは、それに特化した生来の人間じゃないと訓練だけでは対応できないんだろうよ
事前に選別出来たらよいのに
28. 匿名処理班
マッチョってあらためてよいなー
なんか頼りがいがあるって思っちゃうもんね
ワンちゃん良かったね!
29. 匿名処理班
米5これ書いたのはパルモじゃないっぽいけどな
30. 匿名処理班
男達の友情の深さとロブさんの心の広さと枕元に普通に置かれている銃のデカさにビックリだよ
America Fuck Yeah!!
31. 匿名処理班
日本のイケメン消防士も
こーゆーカレンダー出せばいいのに
32.