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本当に怖い、もしもの世界。もしも世界に抗生物質が存在しなかったら・・・起こりうるであろう10のこと

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(著) (編集)

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 抗生物質とは、微生物が産生し、ほかの微生物など生体細胞の増殖や機能を阻害する物質の総称である。

 1928年、偶然にも発見された「ペニシリン」が世界で初の抗生物質となった。ところが現在、抗生物質の多用により問題が生じている。過剰な投与によりバクテリアは抗生物質に対して耐性を持ち始めているのだ。

 抗生物質の効かない悪夢の耐性菌は人類の脅威となりつつある。

 ではもし抗生物質がなかったら、どんな世界が待ち受けているのだろう?

10.感染病を治せない

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 真っ先に問題となるのは感染症である。というかこのリスクのほとんどがこれに起因している。ペニシリンの発見の前、肺炎という病は30%の患者を死に至らしめる感染症だったが、抗生物質のおかげで近年は5%前後となっている。

 他にも骨髄炎、結核、ライム病、レンサ球菌扁桃炎、皮膚感染症など、抗生物質が無い事で長い目で見ると不治の病となりえるものもある。

9.おちおちTATOOを入れられない

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 今の世の中、タトゥーは珍しいものではない。しかし抗生物質の有効性が無くなればその人気は地に落ちるだろう。タトゥーを入れると言う行為には感染症にかかる危険性が潜んでいるからである。

 タトゥーを入れることで感染症にかかってしまえば、腕を切断しなければならない可能性もでてくる。腕の場合は何とか切断する事で助かるかも知れないが、背中や胸元なら致命傷となるだろう。

8.美容整形もままならない

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 抗生物質が無ければ、豊胸手術や美容整形なども危険を伴う。一般的に豊胸手術後、2~4%の女性は感染症を発病し、抗生物質が必要となる場合がある。

 こういった問題があるので多くの美容整形手術では基本的に患者は抗生物質を投与され一定期間飲み続けるのだ。

7.多くの人がヴィーガニズム(動物製品を使用しない)になる

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 抗生物質は人間だけが使用するものではない。毎年アメリカだけでも680万~770万キログラム近い抗生物質が家畜に使用されているのだ。家畜の多くは同じ小屋で飼われる場合が多い。その結果、一度感染症を発病してしまえば瞬く間に全ての家畜に感染が拡大してしまうのである。そういった問題を未然に防ぐために抗生物質が家畜に使われている場合も多い。

 抗生物質は家畜の体重を3%前後増やし、安定した供給が図れていたのだが、これがないとなると、動物由来の食品・食料・衣類などの価値は跳ね上がってしまう。更にサルモネラ菌などの殺菌が出来なくなり食の安全が保たれなくなる。

 こういった理由から多くの人は動物由来のものを食べることをあきらめ、野菜などを中心とした食生活となるだろう。

6.がん治療が困難になる

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 がんに対する治療法は現在「手術・抗がん剤治療・放射線治療」の3つが主流だ。問題はこれらが感染症を引き起こすリスクを持っているという点である。

 手術は物理的にバクテリアを体内に招き入れる危険性を潜んでおり、抗がん剤と放射線は身体の白血球などを減らしてしまう可能性がある。これらによる感染症を防ぐため、医者は抗生物質を術前と術後に投与するのだ。

5.大きな手術や臓器移植はできなくなる

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 大きな手術も感染症のリスクが高いため困難になってくるだろう。臓器移植で入れられた臓器を身体は敵と判断し攻撃してしまう。臓器移植患者はそれが理由で長きにわたって抗生物質を取り続けないといけないのだ。

4.ちょっとした事故も命取りに

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 人間の身体は結構丈夫だと言われているが、細菌などの感染症には非常にもろいのだ。抗生物質がなければ、飼い犬や猫に噛まれただけで感染症により死に至るケースも出てくるだろう。

 他にも車での事故だったり、転んでけがをするなどの軽い事故でも命取りとなりうるケースが出てくる。これにより道路法が厳しくなり、労働安全衛生法なども大きく変更される事になるだろう。

3.避妊具の売り上げは爆発的に上がる

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 抗生物質の無い世の中では性病でさえ命取りになる可能性がある。淋病、梅毒、クラミジアなどの性病はHIVなどと同様に大きな問題と成り得るのだ。

 現在淋病の一種にHO41型と呼ばれるスーパー変異株が、これは抗生物質耐性を持っている。2009年に京都の風俗店で働く女性から発見され、2011年に新型の淋病だと判明したのである。

 HO41型の淋病はセファロスポリン系抗生物質に耐性を持っていて、感染が拡大しても適切な治療法はないという。女性感染者の半数、男性感染者の数%は何の症状も出ないが、放置していれば感染が他の臓器や皮膚などに広がり、ひどくなると全身麻痺、記憶障害を引き起こし場合によっては敗血症ショックでに死に至る恐ろしい病だ。

2.出生率が下がる

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 ペニシリンが発見される前、10万人のうち500人の女性は出産の際の感染症で亡くなっていた。2015年にアメリカ合衆国で行われた調査によると、現在その数はたったの12件になっている。

 出産時に起こる感染症でまた多くの女性が亡くなるような世界になれば、世界的にも出産率は下がる事だろう。

1.企業的危機

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 抗生物質の無い世の中が引き起す経済的ダメージは計り知れない。多くの人々が病に伏せる事により生産率は落ち、多くの人が貧困に陥るだろう。

 抗生物質が効かない「スーパーバクテリア」の登場により世界的にもGDPは3.4%下落すると言われており、これは2008年の経済危機と似たような状況になると言われている。

 しかしこれはスーパーバクテリアのみの予想値であり、仮に全ての抗生物質が使えない状況になった場合、GDPの落下は更に凄まじいものになるだろう。

 すでにスーパーバクテリアの恐怖はそこまで来ている。アメリカ合衆国では200万人がスーパーバクテリアに感染したと言わており、その内の2万3000人は命を落としている。

 医療関係者はこれがただ序章でしかすぎず、2050年にはガン以上に人の命を奪う事になるだろうと警告を鳴らしている

via:10 Ways the World Would Change Without Antibiotics/ written riki7119 / edited by parumo

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この記事へのコメント 38件

コメントを書く

  1. hahaha
    俺なんか抗生物質にアレルギーあるから毎日が死と隣り合わせさ!
    早くナントカしろオイ

    • +19
  2. 一部後進国で野放図に抗生剤が売られて、お気軽に使われてるから、多剤耐性菌が発生しているとも聞く。
    もう遅いのかもしれない…
    えー、わたくしとある感染症に感染し、一定期間きっつい抗生剤飲まされましたが、完全に鎮圧できませんでした。
    医者は薬を出せない出せない言うばかりで頭にきた私は、タイにある薬品個人輸入会社から、手に入る限り一番強い抗生剤輸入して服用しました。
    あっという間に改善したので、医者にいろいろ疑われましたが、とぼけるだけw
    なにかあっても責任持てない!!そうですが、だったら、薬を追加して出せよwww

    • -9
  3. そんなときは・・・ゲノム編集キット~!(ドラえもん風)

    • -3
  4. 抗生物質が発見される前は、刺青で死んだり腕を切ったりしてたってこと?
    そういう事例もあるんだろうけどさ、
    ちょっと恐怖を煽りすぎじゃないかな。

    • -2
  5. 2の出世率は別の要因で先進国で下がってるけどね

    • +5
  6. なかったらなかったで、中世ヨーロッパのペストの大流行みたいなのがいつ起きてもおかしくないところよね

    • 評価
  7. そうなったら、抗生物質を超える何かを開発した誰かは人類の救世主になるな。

    • +7
  8. 出生率に関しては、違うんじゃないかな
    抗生物質の行き届かない国や地域人口爆発を見てみるとね

    • 評価
  9. 7の
    >アメリカだけでも680万~770万キログラム近い抗生物質が家畜に使用されている
    これが耐性菌の発生の「大きな原因」のひとつだっていうのを知ってほしい。
    ttp://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/yakuzi/koukinzai.html
    農水省すら対策を始めている。

    • +9
  10. 抗菌物質は細菌が自衛のため作るものだから抗菌剤が無いというより「取り出せない」だろう
    昔、インディアンは感染症に対して、焼けた木に生える青かびを飲んでいたという
    (ペニシリンの利用ね、頭痛のときは柳の皮、これはアスピリン)
    これらが出来ない場合を仮定して
    まず幼児の死亡率の上昇が問題に
    おそらく三人に一人しか成人に達しない
    世界人口は格段に減る
    畜産は生産量が半分以下になる、ブタや鶏は多量に抗生剤をつかっえ飼育されてるから
    消毒は熱、お湯や熱蒸気、アルコール、塩素系か
    抗菌剤入りの容器がないためコンビニは薬味としての植物の利用
    山葵や生姜、笹の葉、南天の枝など、なんか素敵だな
    あとは冷凍で運んで会計時に解凍(どこぞのコンビニはやぅてるね)、缶詰は増産、ドライフーズも
    不敗防止のため味付けは塩辛くなるだろう
    あとはうーん

    • +1
  11. ガン治療の説明の「放射能治療」は「放射線治療」の方が適切ではないでしょうか。
    治療を受けた者として、気になります。

    • +12
  12. 取り敢えず、刺青と整形は放置でいいよね

    • +8
    1. ※13
      ゴメン
      最初が間違ってる
      『抗生物質は細菌が自衛のため作るものだから抗生物質が無いというより抗生剤が「取り出せない」だろう』と直して読んでくれ
      あと「抗・生物質」が正しいはず、聞いてるとみんな「抗生物質」(こーせーぶっしつ)あるいは「構成・物質」(ここは構成でいい)みたいに発音してる
      まあ大岡越前守(おーかえちぜんのかみ)となるのが日本語の癖だし、仕方ない部分もあるが(正しくはおおおかえちぜんのかみ)

      • +5
      1. ※14
        末期患者に放射能を注射する治療もあるから、
        あながち間違いでもないかも?
        だから放射能は安全だとか言う人がいてクソ笑ったけど

        • +5
  13. 多剤耐性菌の問題は本当に厄介
    抗生物質は最後まで飲みきってくださいと医師がその理由をしっかり説明しても、話を聞かない奴は聞かないから

    • +6
  14. そのころにはナノマシンがどうにかしてくれるでしょ

    • +6
    1. ※17
      ゆっくりと広がるなら確かに深刻な問題にはならないだろうけど、
      耐性菌によるパンデミックが起きた場合はその限りではないな

      • +1
  15. まるで化学合成されたサルファ剤が存在しないような記事だ
    抗生物質より先に実用化されてるんですけどね…

    • +4
  16. 心配いらない。人類は抗生物質の無い頃からずっと生きて来たんじゃ

    • +1
    1. ※20
      サルファ剤というと第二次世界大戦が舞台の戦争映画で、よく衛生兵が負傷兵の銃創に粉(サルファ剤)ぶっかけているのを思い出すわ~。

      • -1
  17. 耐性菌が問題になってるけど、抗生物質が救った人命は遙かに多い

    • 評価
    1. ※22
      過去に抗生物質が存在しない状態で普通に生活していた事を根拠に、現在存在する抗生物質がなくなっても問題ないと言うのはおかしい。少なくとも短期的には。
      抗生物質がなくなったら、今では簡単と言っていられる手術も難しくなってしまう。
      長期的には慣れるから大丈夫かなとは思うけど。

      • +4
  18. 人口が抑制されて地球の環境が守られ、他の生物には朗報だろうね

    • +5
  19. 日本で抗生物質の有り難味を一番啓蒙したのはJIN-仁-だろうなぁ

    • +3
  20. 安易に抗生物質に頼り過ぎているから自業自得だよ。

    • +3
  21. 出生率が下るというのは、先進国に限った例だろ
    アフリカ・アジアの人口爆発は抗生物質が原因なのか?

    • 評価
  22. 本当に怖い のは抗生物質が効かなくなることだよ

    • +2
  23. なんだなんだ、六番の画像が少々えっちだ・・

    • 評価
  24. なんだ、アジアやアフリカの人口爆発は抗生物質の影響か

    • -2
  25. 何がまずいって発症しないで保菌し続ける人が一定数居るってことだと思う
    これじゃ絶滅させるの難しいわ

    • +2
  26. そうなったらそうなったであらゆる疾病を克服したスーパーヒューマンなる者が現れるのではないかと思っている

    • -1
  27. 寧ろ、安易な抗生物質の投与の方が問題だと思う。
    自己免疫低下やスーパーバクテリアの原因の一要因だと思うんだが。

    • +1
  28. 安易な投与、と言うか、半端なところで投与をやめることの方が問題じゃないの?
    症状が治まった後もしばらく投与を続けないと生き延びた細菌が耐性を得てしまうから、自己判断で勝手に投薬をやめるな、ってところを徹底しなかったが故の多剤耐性菌の横行でしょ

    • +3

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