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最後の浮世絵師、 小林清親の表情画(木版画)

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 小林清親(こばやし きよちか / 1847年-1915年)は、明治時代に活躍した浮世絵師である。その名は海外の日本美術研究家にも知られており、なかでも高名な専門家リチャード・レインは浮世絵に関する著書において、清親は近代日本にとって重要な最後の浮世絵師であった、と綴っている。

 清親の作品は幅広かったが、最も知られている作品の一つに1883年(明治15年)に刊行したといわれる「三十二相追加百面相」という木版画がある。これは清親が前年に発表して大好評を博した「新版三十二相」の追加版として、彼が腕によりをかけて制作したものだ。その一部が海外サイトにて紹介されていた。

小林清親の写真

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「三十二相追加百面相」 キャプション各列左から右(一部現代語)

 4つに区切られた枠の中には、少々デフォルメされた人の表情にキャプションが添えられており、市井の人々の日常がうかがえるユーモアと風刺が入り混じった興味深い作品となっている。

1.

奥方内心の悋気 孝女の神信心

芸妓の内幕 権妻のうわべののんき

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2.

つまみ喰い 浄瑠璃

途中の出合 酒を飲む

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3.

空涙 うかれる

福者 ねたみ

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4.

ウントコおもたい たちぎき

おおかいい(かゆい) くらやみ

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5.

作者の一人言 凧とばし

蚤取まなこ 釣人

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6.

歯みがき 歯いたみ

むねつかえ 霧ふき

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7.

怒る いやな後家

はね炭 浄瑠璃

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8.

髭ねじり 容躰ぶる(気取る)

見てみぬふり 相撲見物

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9.

髭剃り 合わせ鏡

泣いている子 笑っている子

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10.

ちかめ 痴話喧嘩のあと

いねむりをおこされ 高きがくをみる

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11.

くしゃみのでかかり おしろい

手がかじかみ こよりさし

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12.

尻もち 遠めがね(望遠鏡)

灸てん(お灸) 耳そうじ

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via:dangerousminds・written D/ edited by parumo

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この記事へのコメント 42件

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  1. 現代だったらぜったい漫画家になってただろうな

    • +33
  2. チョンマゲ文化が無くなった時代の浮世絵は斬新だな

    • +1
  3. どれもおもしろいなぁ
    「いねむりをおこされ」がまるで自分のようで笑ったw

    • +11
  4. これは、凄いな
    面白いし、夢中で観てしまった。

    • +2
  5. 歯磨きが新鮮に見える
    どういう道具なのか調べてみようと思えた

    • +10
  6. すいません 彼の事 知りませんでした。
    海外で評価されたら、モテハヤス日本人に冷笑してたんですが、私も日本人でした、
    日本人の事なのに海外経由で知るのはチョト恥ずかしいですね。

    • +5
  7. 今の「似顔絵」に似てる。誇張の仕方とかバストショットばかりのところとか。写真の影響なのかな。

    • 評価
  8. ところどころ水木センセっぽさを感じる

    • +10
  9. 我々が知る浮世絵とは違って随分写実的ですね。写真の影響なんでしょうか?

    • +1
  10. 小林清親は夜景画の方が有名でしょ
    こんな俗っぽいのも描いてたんだな

    • +2
  11. わかってねーな!小林清親は風景画がマジで神なんだよ!
    版画っていうか浮世絵とは思えないほどに光と影の使い方が上手いのに!
    暗闇にボヤッと灯る明かりとか、溶鉱炉の炎に照らされる人足の顔とかそういう明かりの表現がマジで神だからそっちを紹介してほしい
    っていうか幕末・明治の浮世絵は小林清親もそうだけど河鍋暁斎とか月岡芳年とか吉田博とかめちゃすごい人が多くて最高

    • +6
  12. ・10痴話げんかのあと、女性のほつれ髪と煙管、左下にみえる膝と手からみるに痴話喧嘩の後の仲直りの”睦み合い”の後、っぽいきがする

    • +18
  13. 大政奉還で20歳か・・・
    でもそこそこ短命だったんだね。ご子孫はいないのかな?

    • 評価
  14. 100年後には画太郎先生の表情画がこんな風に紹介されたりして

    • 評価
  15. こんな顔の芸人いたなって思えるくらいインパクトあるな

    • 評価
  16. ここの記事では紹介されていないけど
    この人の描いた作品の中に「目を廻す器械」という
    絵があってこれがすごいシュールな絵で面白い

    • +2
  17. 髪型、着ているものの重ね方、柄と色、を見ていると飽きない。おしろいの置き方なども

    • 評価
  18. ウントコおもたい、霧吹き、いねむりをおこされ、痴話喧嘩のあと、しりもちが好き

    • 評価
  19. 後の世に紹介されそうな、近代の風俗を伝えるもの・・・
    ふと、やる夫やらない夫のAAがw
    笑ってくれる未来人が居る世界だったらいいなぁ

    • 評価
  20. まだ瞬間を撮影するような写真技術は無かった頃なんでしょ?
    (だから、なにげない瞬間を描いた画が人々に面白がられた?)
    サヴァン症候群の映像記憶のような能力があった人なのかも知れないと思った。
    まあ、程度の差はあれ美術系のアーティストなら誰でも持ってる能力なのかもしれないけど。

    • 評価
  21. 稲中卓球部みたい、もう今の漫画の原型みたい

    • 評価
  22. 鬼平のエンディングや庶民風景の映像に似た
    ごく普通の風景再現がすごすぎる
    当たり前な風景だからこそ輝いて見れる世界って
    外から見てた外国人だからこそ貴重性分かったのだろう

    • +1
  23. 麒麟川島に似てる
    風景画もそうだけど、浮世絵から絵画や近代イラストレーションへ向かう転換点みたいな印象を受けた

    • +3
  24. 人がみせる一瞬の表情を上手く切り取ってて凄いと思う…

    • 評価
  25. 既に今の漫画絵に近いデフォルメになってきてるんだな
    日本人が馴染みやすい表情の描きかたってやっぱり一朝一夕に
    できたもんじゃないんだね

    • +1
  26. 笑天の音楽が聞こえてきそう。
    「こよりさし」が気になる…

    • 評価
  27. 8の相撲見物、この頃から漫画のような汗(タラーっと流れるような)の表現があったのかー

    • +2
  28. 1の奥方内心の悋気はリアルに斜視なんだろうか?
    デフォルメなんかほんとなんかちょっと悩むなぁ。

    • +2
  29. 「おしろい」で化粧の順番が分かったり、
    歯磨きの様子が分かったり、こういう生活習慣や
    文化がうかがえるのが面白いね

    • 評価
  30. ウントコおもたいがアンガ田中っぽい

    • 評価

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