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2015年ワイルドライフ・フォトグラファーの優秀作品

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(著)

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 ロンドン自然史博物館とBBCワールドワイドが主催する野生生物写真コンテストの応募が今年も出そろった。96か国から42,000枚の写真がエントリーされ、厳しい審査の中、最終選考に残った作品はどれもこれも息をのむような素晴らしいものである。

 10月13日に優勝者が決定し、トップ100の優秀作品は10月16日からロンドンの自然史博物館に展示される。最終選考に残ったいくつかの写真を見ていくことにしよう。

コモド柔道:両生類・爬虫類部門

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 撮影者アンドレー・ガドゥコフはコモドドラゴンの戦いを写真に収める為、インドネシアのコモド国立公園へ何度も足を運んだと言う。そしてついにこの2匹のコモドドラゴンをリンカ島で写真に収める事に成功した。

 写真に写っているコモドドラゴンは両方の後ろ足を使いタンゴを踊る様に起立している。アンドレーはこのチャンスを逃さなかったが、コモドドラゴンに噛まれればひとたまりもない。撮影には細心の注意を払っていた。この後コモドドラゴンは数秒間戦いを繰り広げ、片方が後ろに倒れ込むと勝敗が決したそうだ。そしてすぐに別々の方向へと旅立っていったそうだ。

のむべきか、のまざるべきか:10歳以下部門

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 キャロル君はカリフォルニア州のモロー・ベイのビーチへと家族で足を運んだ。そこで彼は全く種族の違う二匹の生物の奇跡を目撃した。彼の目の先にはリスとカモメがおり、リスが水辺に近づきすぎるとカモメはリスを追い払っていたという。キャロル君はリスがこそこそとカモメが支配している水を盗もうとする様に興味を抱いた。この写真はその時撮影された奇跡的な一枚である。この写真の直後、カモメがリスの頭部を小突き、リスは逃げて行ったという。

ナチュラル・フレーム:モノクロ部門

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 この写真はナミビアのエトシャ国立公園でモーケル・エラスムスによって撮影された。キリン・シマウマ・クーズーが映り込んでいるが、中央で一番力強さを見せつけているのが象である。モーケルは写真を白黒で撮影する事でより力強いコントラストを表現し、キリンがちょうど象の足の間に来た瞬間にフレームを切った。

大いなるシラサギの目覚め:鳥部門

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 ドナウ川が氾濫し、ハンガリーのジェメンクへと水が流れた時、数千羽にも及ぶシラサギが魚や両生類等のエサを求めてやってきた。人の手の及んでいないダナウ川の自然地帯と、氾濫の傷跡を記録するプロジェクトに参加していたズソルトはこの珍しい光景を目の当たりにしシャッターを切らずにはいられなかったという。

切り取られた平和:大地部門

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 アルゼンチン、サンタクルス州で山フィッツ・ロイを撮影した写真。中央の小鳥が写される大地の広大さを一層と引き立てている。1200メートルの高さにも及ぶ花崗岩で出来た山々は冬の訪れを告げる雪で白く染まる。

ゴリラの治療:写真ジャーナリズム賞・単一部門

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 獣医が12歳になるメスのゴリラ、マーシャの治療に当たる中、窓の外には伴侶である9歳のンデゼが彼女の安否を気遣っている。この写真はコンゴのヴィルンガ国立公園にあるセンクウェケウェ・センターで撮影された。ゴリラの専門医師エディー・カムバレは毎年4匹のゴリラの定期健診を行っている。ここにいるゴリラは皆、密猟者から受けた攻撃により心と体に傷を負っている。

雪のうさぎ:哺乳類部門

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 投稿者ロサマンド・マックファーレンの大きな夢はスコットランドにいるノウサギが雪の中でカモフラージュしている所を写真に収める事だった。ノウサギは薄茶色の身体をしているが、気温が低下すると体毛が白くなる。ロサマンドはスコットランドの山に籠り、辛抱強く待ち、この写真をフレームに収めた。

サメとサーファー:写真ジャーナリズム賞・単一部門

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 南アフリカ共和国ダーバン近くのアリワル・ショールはダイビングで有名なスポットだが、その地域に生息するサメの多さから「電磁波でサメを寄せ付けない」新しいサーフボードのテストにも最適なロケーションだ。

 サーファーはサメに襲われることもあるがそういった事件は稀である。2014年に起きたサメによる事故は72件で、その内致命傷となったのが3件のみである。撮影者のペスチャックはサメはそこまで攻撃的ではないことを写真に収めたかった。

 電磁波のスイッチを切ると、サメは穏やかにサーファーの横を泳ぎ始めたがそれは好奇心による物だったようで、攻撃する事は無かった。その後、電磁波のスイッチを入れると、サメはゆっくりとサーファーから離れていき、彼方へと旅立っていった。

深海からの使者:深海部門

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 撮影者ファビエン・ミシェネットは、タヒチ付近の深海で数時間にも及ぶダイビングを行う。タヒチで暮らすファビエンは深海に住む多種多様な生物に心を打たれていると言う。

 ある晩、彼は水深20メートルで小さなタコを発見した。タコはたった2センチ程の大きさで、身体は半透明で、内臓等がまだ見える状態だ。ファビエンはタコと速度を合わせ、ゆっくりと泳ぎつつも、自然界の生物に害にならないように、出来る限りライトを絞り、このタコを写真に収めた。

コウノトリがつくった芸術作品:都市・ワイルドライフ部門

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via:dailymail written riki7119

 南アフリカからスペインにはるばるやってきたコウノトリ。都会の真ん中に巣をつくった。撮影者であるフランシスコはある日、スペインのヴォステル・マルパーティダミュージアムの外に展示されている展示物の上に群れで巣を作る3匹のコウノトリを目撃した。どうやらこの作品が気に入ったらしく巣にしてしまったらしい。

 ドイツのアーティスト「ウルフ・ヴォステル」によって作られたこの作品にはロシアのミグ21戦闘機と2台の車、ピアノ、コンピューターモニターが用いられていたが、今では三組のコウノトリもこの作品に欠かせないアイテムとなった。

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この記事へのコメント 16件

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  1. シラサギすごいな。
    あとサーファーがカレーメシに見えた

    • +3
  2. 『ロシアのミグ21機と2台の車』一瞬、ミグを21機も使ったのかと思って原文みたら、やはり「Mig-21 aircraft」とあった。訳をもう少し変えた方がいいんじゃないかな。ミグ21戦闘機とかね。

    • +1
  3. >  サーファーはサメに襲われることもあるがそういった事件は稀である。2014年に起きたサメによる事故は72件で、その内致命傷となったのが3件のみである。
    これが「稀」なのか。
    72件もあって3人も死んでる、って感覚なんだが…。

    • 評価
  4. 水中から見たサーファーの着ぐるみ感
    そらサメも怪訝に思うわ

    • +3
    1. ※4
      全世界で1年のうち致命傷が3人は少ないでしょ。
      しかも襲われた人数が73人なだけで、実際にはもっと多くの人がサメと遭遇してる。
      比率で考えたらサメより危険な物や動物は数えきれないほどいるよ。

      • +8
  5. 10歳以下の子供がこんな息をのむような写真を撮れるのか

    • 評価
  6. サーファーは下からみたら確かにアザラシとかに見えるな。
    獲物じゃないと思っても、つい本能でカジってみたくなるわな…。

    • 評価
  7. ウサギの左下隅のコピーライト表記を橋だと思って(低いトーンの写真だから)、超巨大ウサギが橋を破壊してるのかと思った。

    • +9
  8. なにがすごいって、こういう絵を撮ろうって、予め思い浮かべてるのがすごいわ
    どうやったら、考えながら撮れるんだろ、、ピントと構図揃えるので精一杯過ぎて、とても無理。

    • +5
  9. なぜだろう、ウサギが高倉健さんに見える・・・。

    • +3
  10. どれも壮大な写真!パルモさんありがとう!
    うさぎの写真は実家にいるグレーうさぎを思い出す!威厳はないけど眠いときあんな顔になる!

    • 評価
  11. タコ凄い
    フレーム内に全体がキレイに収まってる!

    • 評価
  12. ゾウの足のフレームはすごいな
    リアルAfricaだ

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